最終更新日:2025/3/1

(株)ジャクエツ

  • 正社員

業種

  • 商社(教育関連)
  • ゲーム・玩具・アミューズメント製品
  • 教育
  • 文具・事務機器関連
  • インテリア・住宅関連

基本情報

本社
東京都、福井県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

「あそび」を通して、地域の課題解決に取り組む仕事

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3人の営業が語るジャクエツという会社

「未来は、あそびの中に。」をスローガンに、100年以上培ってきた幼児教育についての知見を活かし地域の課題解決に取り組むジャクエツ。営業職の3人の先輩に、それぞれの立場から会社の魅力を語っていただいた。

岩野 正範さん
東東京店 店長
文学部現代社会学科卒/2006年入社

小市 信介さん
横浜店 店長代理
子ども発達学部子ども発達学科卒/2016年入社

三代 詩乃さん
パブリックスペース専門営業
現代人間学部心理教育学科卒/2024年入社

先輩たちのお仕事拝見

岩野さんによれば、社長や役員の接し方が身近に感じられやすいため、相談もしやすいという。店長同士の横のつながりも強く、お互いに支え合える関係性が構築されている。
「どんなことでも目をキラキラとさせて、主体的にチャレンジできる人材に、活躍の場が広がりますと」小市さん。実際、何でも挑戦できる環境がしっかりと広がっている。
三代さんは1年目から営業の最前線で活躍中。困ったとき周囲に相談できる上に、メンターの先輩も定期的に話を聞いてくれるなど、多方面から支援を受けられているという。

【岩野さん】地道な対話の繰り返しが、お客さまの信頼につながっていく

クレヨン1本から園舎設計まで、幼稚園や保育園にかかわる“全て”を提供するのが当社のビジネスモデルです。実際、営業職として入社して以降、教材から遊具、園舎そのものの工事に至るまで、幼稚園・保育園にかかわるあらゆる物事に携わってきました。しかも、企画から設計、製造、販売、工事、アフターサービスまで一貫して提供できる総合力を有しているので、自然とお客さまも信頼を寄せてくださっています。

当社の営業の基本は、足繁く担当の園に通ってコミュニケーションを重ね、小さな提案を通して信頼を集めていくことに尽きます。今でも思い出すのは、入社して初めて販売した砂場セットです。一人立ちしてからしばらくの間、実績が作れずに悩める日々を過ごしていたのですが、地道に定期訪問を繰り返したある園に採用していただきました。後日訪問した際、砂場セットで遊んでいる子どもたちの姿を見たときは「本当にいい仕事だな」と改めて実感したものです。18年の歳月が経った今も、その砂場セットを提案するときは、若かりし頃の思い出を交えたお話をさせていただいています。

店長となった現在は、事務も含めた4人の部下の人生を預かる立場となりました。失敗しないで成功した者はいないからこそ、部下たちが恐れず挑戦できるように、何かあったらカバーするという心構えで指導をしています。ちなみに子育て中の部下もいるのですが、家庭のことで何かあれば、誰かがさっとフォローに回れるチームワークの良さも発揮することもできています。

プレイングマネージャー的な立ち位置ですので、今も営業として担当を持っています。園舎の建て替えや改修工事といった大きな話を担うケースが多くなっていますが、いきなり任せてもらえるわけではありません。定期訪問を経て信頼関係を築くという営業の基本は今も地道に繰り返しています。ある園では担当が変わってしまう前に私に工事をお願いしたいとおっしゃってくれて、工事に関する細かな判断なども全面的に任せていただいています。建て替えはお客さまにとっては一世一代の工事。期待にお応えするために全力で仕事に臨んでいます。

現在の東東京店は中規模店に位置付けられます。実は最初に所属した店の店長と「将来は大規模店の店長になる」との約束を交わしました。約束を実現するべく、営業として、管理者として、日々を一生懸命に頑張っていくつもりです。

【小市さん】地域に貢献できる点がやりがいに。後輩たちの成長もモチベーションになる

私の場合、入社してから一貫して、大規模店舗である横浜店で勤務しています。大学在学中、保育士資格を取った私にとって、幼稚園や保育園を対象にした当社の営業は入り込みやすい世界ではありました。しかし、新人時代を振り返ると、決して順風満帆ではなく、理想として思い描いた提案ができない日々が続きました。それでもお客さまと言葉を交わして人間関係を築き上げ、相手の趣味嗜好、考え方などを細かく知るのを心がけていくと、提案時のズレも少なくなっていきました。

3年ほど前に店長代理という肩書きが付いてからは、よりいっそう数字への責任が重くなりました。ちょうどその前後、入社時から担当してきた園で、園庭整備の話が持ち上がりました。大型案件をまとめる場合、それ以前は上司や前任者の力を借りていましたが、そのときは私が主体となって商談を進めました。課題を丁寧にヒアリングした上で、同じベクトルを向きながらお客さまと一緒の立場で物事を考える。そんなことを心がけていくと、土の園庭を人工芝に変えるという話が持ち上がりました。

園長先生は当初、人工芝に対して不安を感じていたのですが、疑問点を一つひとつ解消するとともに、変更したときのメリットを細かく伝えていくことで採用していただくに至りました。工事終了後に園長先生から「やってよかった」と声をかけていただけたときの達成感は格別でした。どの案件でもそうですが、提案した遊具で遊んでいる子どもたちの姿を見ていると、あそびの提案を通して社会貢献、地域貢献できていることに充実感を覚えます。

今期からは150件近くあった担当を30件に減らした上で後輩育成に力を注ぎ、店舗全体の目標達成に注力することになりました。全員と同行営業しながら商談の中で気付いたことをアドバイスしてきましたが、後輩たちが提案の引き出しを増やし、お客さまから依頼される案件の幅を広げ、自信を付けてくれているのが伝わってきています。後輩たちの成長を見るのは、役職者としての何よりのやりがいです。

3年間店長代理を務めてきましたので、そろそろその上の立場も視野に入っています。それに伴いコンサルタントのような提案をする機会が増えており、療育やアフタースクールなどの新事業を始めたい園に対してノウハウを提供する仕事も手掛けています。お客さま、引いては地域の課題を解決するために、広い視点で貢献し続けたいと思っています。

【三代さん】誠実な対応の積み重ねが、お客さまの心を開く

大学時代は子どもを対象にした心理学を専攻しており、美大進学も視野に入れていたこともあって、アートを介した療育方法なども勉強していました。就職活動でめざしたのは、子どもと間接的にかかわる商材を提供する企業。当時、ボランティアや学童保育施設でのアルバイトで子どもと直接かかわる機会を持っていたのですが、より多くの子どもに貢献するならば、広く世の中にモノやサービスを提供する企業の方がマッチすると思いました。

ジャクエツに関しては、アートな視点を取り入れた遊具の製造など、美大も視野に入っていた私にとっては魅力的な企業でした。1社をじっくりと見る方針で就職活動をしていましたので、Web開催のイベントなどにも何度か参加したところ、社員たちから「あそび」というキーワードを大切にしているのが伝わってきて、ここならば子どもに対して本気で向き合えると入社を決めました。

新人研修を経て実際に配属されてからは、公園・商業施設などに対して遊具を提案するパブリックスペース専門営業として仕事しています。3か月のOJT研修では先輩たちの商談に同行。立地や名産品などをモチーフにしたその土地に合ったオリジナル遊具の企画を進めるなど、多角的な視点が求められる仕事だというのがよくわかりました。OJT期間の最後にはプレゼンにも参加。私の入社する前から先輩たちが練り上げてきた企画は、床の色一つとっても細部までディテールを詰めており、提案段階で緻密に企画を練り上げる大切さが実感できました。

8月に一人立ちしてからは、都内や神奈川の自治体に対する提案を重ねています。1年目とはいえ自分の言葉は会社の発言となるだけに責任は重大。わからないことがあれば、その場で適当な回答をするのではなく、持ち帰って先輩に聞いて正確に対応するなどして、誠実な営業を心がけています。

先日は、アートを施した遊具の提案をする機会もいただけました。ただし、自治体の場合、提案に時間がかかるだけに、採用されるのはしばらく先の話となります。その中でも1日ずつ、地道に土台を作り上げることで、将来的な受注につなげていきたいと思っています。来年になれば後輩たちも入ってくるでしょう。この部署では前例のない新しい遊具を提案することも多いですから、好奇心を持って何事にもトライできる人には素晴らしい環境が広がっているはずです。

学生の方へのメッセージ

「あそびの環境をデザインすることで、未来価値を創造する。」これが私たちの使命です。
ジャクエツは本気で「あそび」を考える会社です。

私たちが捉えるあそびの環境は、幼稚園や保育園の教室・園庭・園舎、商業施設のキッズスペースやイベントスペース、公園など多岐に渡り、その環境に必要なモノ・コトを考え「あそび」で課題を解決する仕事をしています。

「あそび」ってなんだろう。
人は生まれてからあそびを通じてつながり、共感力を身につけ成長していくものです。

共感力というのは相手の気持ちを理解しようとすること。この時代だからこそ必要な力であり、私たちはその必要な力を育む「あそび」を通じて地域の課題解決をしたいと考えています。

あなたの考える理想のあそびの環境はどんなものですか?
その理想をともに、かたちに。
誰かの成長を促し、誰かの心を豊かにできる方をお待ちしています。

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「企業の成長は人の成長」と考える同社。定期的な社内研修の実施など業務を体系的に学べる環境づくりを整え、個々の社員が個性を生かして成長できるようサポートしている。

マイナビ編集部から

大正時代初期の1916年に創業されたジャクエツは、自社が開設した幼稚園で使用する教材・教具を自前で企画し、製造したのをきっかけに、幼児教育にかかわる多角的なモノづくりを展開するに至っている。幼稚園・保育園担当の営業職の先輩は、お客さまにジャクエツの名を知らない人はほとんどおらず、だからこそ営業もしやすいと語っていたのが印象的だった。現在は、子どもを取り巻く環境をより大きく捉え、幼児教育環境から地域全体へ向け「あそび」で課題解決に取り組む会社へと変化してきている。

企業の成長は人の成長にあると考えているだけに、社員教育にはかなりの力を注いでいる。例えば、幅広い知識と異文化を知るための海外研修の実施や1年目~7年目までの階層別研修が行われている。さらにはテキスト代や取得費用を補助する資格取得支援、ビジネススキルや商品の詳細が学べるeラーニング、直属ではない先輩が相談に乗ってくれるメンター制度など、意欲あふれる若手社員たちの成長を後押ししてくれる制度が整う。

社員を家族のように大事にしてくれる会社でもある。誕生日にはケーキを送ったり、お中元として社員にブドウを配ったこともあるそうだ。全国の営業所の近くには寮や借り上げ社宅を完備し、年2回の帰省費申請制度を設けているのは、全国に拠点を構える同社らしいところ。安心して働き続けられる環境がここには確かに広がっている。

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同社は、幼稚園や保育園、街中の遊具や、障がい者と健常者が共に遊べる遊具を手掛け、2024年度グッドデザイン大賞も受賞している。

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