最終更新日:2025/5/9

京成建設(株)【京成グループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 建設
  • 設備工事・設備設計

基本情報

本社
千葉県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

京成沿線地域に密着しつつ、規模・内容ともに多彩な工事に携われる醍醐味

PHOTO

建築/土木、それぞれの分野で専門性を磨く!

千葉県船橋市に本拠地を構え、京成グループ内外の民間工事や公共工事を広く手掛けている京成建設。それぞれの部門で着実に成長を続ける2名の若手社員に、これまでの様子や今後の目標について語っていただきました。

◆Wさん(写真左)
建築本部 副主事
2020年入社/工学部卒

◆Kさん(写真右)
土木本部
2022年入社/工学部卒

先輩社員の横顔

学生時代はバックパッカーや米国留学をしていたという、アクティブなWさん。コミュニケーションが苦手でないことは、現場を円滑に進める上で大いに役立っているという。
学生時代は野球一筋で、現在も社会人クラブチームで活動しているKさん。土木工事はカレンダー通りのため、休日の練習にもコンスタントに参加できているそうだ。
若手だけの歓迎会もあれば、暑気払いや忘年会など、世代を超えて全社員で楽しむ機会もあるのだとか。現場や部門が異なる社員同士も気軽に交流できる、フランクな社風だ。

多様な現場を経験し、着実にステップアップ!/建築・Wさん

父の影響で建築関係の仕事に興味を持ったのは、中学生の頃です。大学時代には設計事務所でインターンやアルバイトも経験しましたが、3社で働いてみた結果、待遇面を含めて、よりやりがいを感じられそうなゼネコンに入ろうと決意。説明会の話を聞き「ここなら楽しく働いていけそうだ」と感じ当社への入社を決めました。

新人研修では、大規模な現場を見学させてもらえたことが印象に残っています。その後も建築部門の若手社員を対象とした専門研修があったり、CADの使い方を学べる講習があったりと、定期的に知識を吸収する機会をいただいています。

研修後、最初に入ったのは大規模な保育園の新設工事です。現場に慣れるだけで必死でしたが、上司の元でいろいろな業務にチャレンジさせてもらいました。施工現場にはパワフルなイメージがありましたが、ミリ単位の繊細な仕事なのだな、という発見もありましたね。

2年目には、初の公共工事を経験。専門学校の外壁改修工事だったのですが、初めて現場の二番手を担い、お客さま対応など多くの業務を任せていただいたことで、自分の仕事のやりがいを実感する場面は多かったです。工事後に高い評点をいただいたことでも、大きな達成感がありました。いつでもお客さまに見せられるような現場環境を整えることを心がけ、こまめに確認を取りながら工事を進めていたことが、良い評価につながったのかなと考えています。

3年目に経験した工事では、特に成長実感が大きかったです。カーディーラーの店舗と修理工場の新築建替工事に一から挑みました。タイトな納期を意識しながら、設計事務所の細かな意向を実現させるのは簡単ではありませんでしたが、所長と力を合わせて満足いくものを作り上げることができました。

そして直近まで入っていたのが、駅のランドマーク的な存在感を誇る14階建の新築マンションの現場です。本件を担当していた所長は、設計領域や施工関係の法律の知識まで広く網羅されている方で、利益面までしっかり考えながら現場をマネジメントしている姿に感銘を受けました。精度の高い施工を行うことで工期の短縮を図ったり、現場の判断でお客さまに提案・交渉したりと、臨機応変な姿勢が印象に残っています。お客様側からの信頼の厚さ、現場の雰囲気づくりなども含め、「将来こうなりたい」と思うような監督像を見せていただきました。

地元に貢献できる手応えや、鉄道土木の醍醐味を実感!/土木・Kさん

祖父や兄が土木職の公務員だった影響から、学生時代は土木系の学部に進学しました。一方で、野球を教える教師になりたい思いもあり、並行して教職課程も履修していましたが、コロナ禍の影響でイレギュラーな教育実習となり、進路を検討した結果、地元・千葉のゼネコンである当社に入ろうと決意。大学のOBが大勢いることも安心感につながりましたし、現場の雰囲気などもインターンシップで確認できたことから、入社を決めました。

入社後はまず半年間、一般土木の案件に入りました。圏央道にかかる橋梁関連の工事で、大まかな現場作業の流れや準備の大切さについて学べたように思います。1年目の後半からは鉄道土木の現場へ。一般土木と鉄道土木では必要な知識が全く異なるので、再び一から知識の習得に努めました。

以降は2年間ずっと鉄道土木の管轄工事に入っています。鉄道土木では、橋梁やトンネル、線路際の排水設備などの土木構造物から、駅舎や車両基地などの施設の新設・改良工事のほか、ホームドアの設置や沿線の基盤整備、高架橋の耐震補強工事など、区間ごとに大小さまざまな工事を行います。毎回新しい知識が出てくるので、上司や先輩、歴の長い作業員の方々などに積極的に質問をしつつ、作業の様子をつぶさに観察しながら少しずつ理解を深めています。ミリ単位で動いている現場も多く、わからないことを放置してしまえば後で大きな影響が出てしまいかねないので、コミュニケーションを密に取る姿勢を心がけています。

この1年、私が特に多く担当してきたのは、線路の保守・点検やレール交換を実施する軌道工事です。見た目にはあまり変化が生じない工事ですが、摩耗したレールは騒音の原因になりやすく、工事後に沿線住民の方々から「静かになった」と感謝の声をいただけることも。沿線住民との対話の仕方については、新人研修で教わっていたことも役立っていますね。

鉄道土木では「踏み切りをどう仕上げるか」といったテーマに向き合えることも醍醐味だと思いますが、私にとって一番のやりがいになっているのは、毎日何十万人が利用する地域の交通インフラの役に立てていることです。安全な列車の運行に寄与できている手応えが、日々のモチベーションになっています。自分がした仕事の影響が及ぶ範囲が広く、生活の礎を作る仕事を通じて地域に貢献できる手応えを得られることは、多くの人に伝えたい土木の仕事の魅力です。

これまでの成長の実感、そしてこれからの目標

まだまだ成長半ばですが、3~4年目頃から少しずつ自分の足で歩けるようになり、5年目になる今年は自力で現場を主導できるようになってきた手応えがあります。今後もいろいろな工種を経験し、予算管理など幅広い知識を養いながら、所長へのステップアップを目指していきたいです。

この1~2年間は資格取得にも注力していました。試験前には、現場の状況に関わらず上司が休みをくださるなど親身に応援いただいた甲斐もあって、1級施工管理技士や一級建築士の一次試験に合格でき、来年は二次試験にチャレンジする予定です。

個人的にスケール感の大きな工事に魅力を感じるので、将来はリゾートホテル、商業施設、倉庫や工場の建設にも携わってみたいですね。職人さんたちに「この人の現場なら引き受けよう」と思ってもらえるような存在に成長していくことも今後の目標です。

来月からは、新たに6棟ある団地の解体工事に入る予定です。大きな重機を使った工事になるので、手抜かりのないよう準備を進めています。もともと細かいことは得意で、自分の頭で納得できるまで理解しようとする性格も、この仕事に役立っているように思います。
(Wさん)

入社から2年間、先輩の側にぴったり付いて学んできましたが、最近は少しずつ単独で任せてもらえる業務も増えてきました。今年は特にレール交換工事に頻繁に付かせてもらい、この分野の知識を養えているので、まずはこの工事を安心して任せてもらえるくらいまでに成長することが目標です。

また、今年は夜間工事の明け休みや土日の時間を活用し、同期と一緒に資格試験に向けた勉強にも励みました。まずは1級土木施工管理技士の一次試験に無事に合格でき、今後も資格取得は積極的に進めていくつもりです。学べば学ぶほど奥が深い世界ですが、質問や相談がしやすい職場環境には大いに助けられていますね。

社内の先輩たちは豊富に知識を持っているにもかかわらず、工事に向かう前にはさまざまな可能性を予見しながら、入念な準備を行っています。そうした準備作業一つをとっても多方面の知識が必要になるので、これからも積極的にいろいろな現場にチャレンジして、幅広い知識を養っていきたいです。継続的に知識を身に付けていくための努力は必要ですが、その意欲がある人なら、どんな人でも活躍できる仕事だと思います!
(Kさん)

学生の方へメッセージ

建設業界を志望するにあたって、勤務環境が気になる人は多いと思います。私も同じ業界で働いていた父が転勤族だったので、関東エリアに腰を落ち着けて働ける点が、当社に入社した決め手の一つでした。現場の状況によって繁閑はありますが、定時退社できる日には家族とのゆっくりした時間も過ごせています。

また現場は入社前に想像していた以上に楽しく、居心地が良いです。年上の職人さんとも気軽に世間話を楽しんでいますし、お菓子や飲み物をくれたり、時には愚痴を聞いてくれたりすることも。社会人になること自体への不安も感じていましたが、意外とやっていけるよ、ということは先輩として伝えられる点です。
(Wさん)

私がこの業界に入るにあたって一番気になっていたのは「職人さんと関係を築けるか」ということでしたが、現場は皆さんとても優しく、良い意味でのギャップでした。 鉄道の管轄工事は京成沿線一帯で行われているので、仕事で県内のいろいろなエリアに足を運びます。土地土地のグルメや景観など、知らなかった地元の魅力を再発見できることも、入社後に見出した当職の楽しみのひとつです。

また土木工事は公共案件が多く、基本的に土日休みの働き方が可能です。鉄道土木の場合、鉄道が止まっている深夜帯にしかできない工事もありますが、明け休みなども取りながら無理のない働き方ができており、オフの活動も充実させられています。
(Kさん)

PHOTO
2人は建設系の学部出身だが、異業種から入社し、第一線で活躍している同僚も複数いるそうだ。「意欲さえあれば、知識ゼロから一人前に成長できる教育環境がある会社です」

マイナビ編集部から

運輸、流通、不動産、レジャー・サービスなど、幅広い事業を展開する京成グループ。京成建設は京成電設工業とならび、同社グループの建設部門を代表する存在だ。1951年の発足当時は駅舎などの沿線工事が中心だったが、早々にグループ外の民間工事や官公庁工事も手掛けるようになり、現在は千葉県を代表する総合建設会社へと進化している。70年以上地域に根ざし、鉄道関連工事という基幹事業を確立していることに加え、民間工事、公共工事にもポートフォリオを広げていることにより、経営基盤はきわめて良好だ。

加えて、転勤がない働き方ができることも、社員の立場から見れば大きな魅力だろう。今回の取材対象者たちも地元に貢献できる点やライフスタイルの安定性を、同社で働く魅力の一つに挙げている。入社前、社会に出ることが不安だったというWさんが「現場の仕事が楽しい」と語っていたことも、同社の環境の良さを物語っていた。

一方のKさんは鉄道土木工事で地元に貢献できる醍醐味を見出しつつ、休日は野球のクラブチームの活動に励んでおり、希望のライフスタイルを実現している様子が印象に残った。向上心や丁寧な仕事ぶりは両名共通で、スキルアップの手応えが日々のモチベーションとなっているのだろう。京成エリアで暮らしやすい街づくりの一助となれることにやりがいや醍醐味を見出せる人ならば、きっと同社で前向きに成長できるはずだ。

PHOTO
建設部門・土木部門それぞれ100名以上の社員が在籍しており、若手からベテランまで幅広い世代が活躍する。“100年企業”も視野に、次世代の技術者育成にも熱心だ。

トップへ

  1. トップ
  2. 京成建設(株)【京成グループ】の取材情報