最終更新日:2025/4/25

(株)コベルコ科研

  • 正社員

業種

  • 試験・分析・測定
  • 金属製品
  • 専門コンサルティング
  • 精密機器

基本情報

本社
兵庫県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

あらゆる分野のプロが揃う高度専門技術集団。だからこそ描ける“未来”とは

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総合試験研究とモノづくり。それぞれの領域で活躍する先輩たち

コベルコ科研の特徴は“総合試験研究会社”であり、半導体検査装置などの開発製造を手掛ける“メーカー”でもあること。異なるフィールドで活躍する先輩3名に、仕事への想いや面白さ、将来の目標などを伺いました。

■O.Mさん 2009年入社
技術本部 材料ソリューションセンター
生命体工学研究科 生体機能専攻修了

■O.Tさん 2022年入社
営業本部 社会インフラ営業部
工学部応用理工系学科卒

■N.Hさん 2017年入社
LEO事業本部 技術部
工学研究科 物質・化学系専攻修了

※担当業務など本文は、取材当時の情報になります。

先輩たちに聞く。「コベルコ科研の魅力は?」

「誰にでも相談できる雰囲気の職場。それぞれ得意分野が異なるので、先輩後輩関係なく相談したり、アドバイスをしたり。お互いを高め合える環境ですよ」O.Mさん
「仕事がツライと思ったことは一度もないんです。先輩たちを見ていても、凄く忙しいはずなのに本当に楽しそう。それが入社して一番良かったと思う点です」O.Tさん
「一言でいえば、学べる職場。分からない事は丁寧に教えてもらえます。高い技術をもつ先輩方が周りにたくさんいるので、いろんなことを吸収できますよ」N.Hさん

自動車の技術革新を試験技術でサポートしつつ、2児の母として働き方改革にも注力中!/O.Mさん

学生時代に金属材料の溶接に関する研究に没頭していたことから、“検査”や“試験”といった分野に少なからず興味がありました。メーカー勤務を考えていた頃にコベルコ科研を知り、「面白そう」と感じたことが入社のきっかけ。ひとつの企業のモノづくりではなく、様々なメーカーの製品開発を“試験”でサポートできることに気持ちが動いたのです。けれど、まさかここまで面白い仕事ができるとは思っていませんでした。取引先の業種は実に多彩で、しかもまだ論文でしか世に出ていないような部品の検証試験に携わることができる。実際に働き始めてから、「ここなら技術者として成長できそうだ」と感じました。

現在の私の担当は、「薄鋼板の評価試験」。お客様は、自動車やプレスなど“薄板”を使われるメーカーです。まず、お客様から「こんなデータが欲しい」という調査依頼を受け、その要望を満たせるよう試験手法を立案。実際に試験を行う作業者へ条件を伝え、採取できたデータを整理して報告書を作成。お客様へ報告するまでの一連の流れを担います。入社以来ずっとこの分野に携わっていますが、自動車業界の技術革新の速さには驚くばかり。主に金属材料の特性を調査するための基礎データを取るわけですが、その材料がどんどん進化しているのです。その度、新たな試験対応に試行錯誤を繰り返しながら挑戦し続けた結果、新しいスキルを磨き続けることができたのだと思います。
自動車の軽量化や自動運転化が加速する中で、今後も次々と新しい試験方案を求められるはず。自分が関わり考えた試験方法が一般化する日を目指して、チャレンジしていきたいと思います。

現在、私は2児の母。一人目の育児休暇から職場復帰をした頃から、“仕事の効率化”を強く意識するようになりました。自分ひとりで抱え込むのではなく、周りを巻き込みながら仕事を進めるなど、限られた時間をいかに有効に使うかを考えるようになりました。これから出産するであろう後輩社員が困ることのないよう、仕事と子育ての両立がしやすい職場環境を整えること。それが私の直近の目標。ママ技術者と一緒に、今よりさらに働きやすい職場にしていくので、どうぞ期待していてください。

理系学部を卒業し、技術営業の道へ。高い専門性が求められる仕事で成長したい/O.Tさん

大学では、工学部で有機化学の基礎研究に携わっていました。学んだことをベースに技術者への道を進むのが一般的ですが、いろんな人と関わる仕事をしたいと思い営業の道を選びました。とはいえ、せっかく身に付けた知識を活かさない手はないと思い、技術部門と深く関わりながら取り組める営業職はないかと探したところ、出会えたのがコベルコ科研でした。実際に入社してみると、営業とはいえ“技術的要素”が非常に大きくて、正直驚きました。コベルコ科研は、材料・物理工学から機械・エネルギー、情報エレクトロニクス系に化学系と、扱う技術領域が非常に広いのですが、営業はそのすべてにおいて“基本的な知識”が必要になります。自分がこれから踏み込む世界に不安を抱きつつも、新しいことを学べる期待感にワクワクしたのを覚えています。

現在は主に輸送機やエネルギー関連のお客様を担当し、様々な試験・評価のご依頼に対応しています。たとえば輸送機メーカーの場合、ガソリンから水素や電池へと切り替わる中であらゆる検査が必要になります。「電池を解体して中身の特性を調べてほしい」や「実際に電池を使用した際のデータが欲しい」などあらゆる要望が寄せられます。
業務の流れを簡単に言えば、依頼内容を精査し、数多く在籍する技術者の中から、案件分野に長けた専門家を選任。試験を依頼するわけですが、単にお客様の依頼に応えるだけが営業の仕事ではありません。ヒアリングをする中で、「他にもこんな課題があるんじゃないか」など“隠れたニーズ”を引き出すことも営業のやりがいの一つです。そこには専門知識が求められるので、日々勉強する姿勢を崩さず知識の引き出しを増やす努力をしているところです。

嬉しかったのは、受注までの一連の流れをやりきった時。試験の方案についての協議から予算調整まで、全てが初めての経験でしたので、大きな達成感を得ることができました。次なる目標は、お問合せからの受注ではなく自分から能動的に案件を獲得すること。将来的には、後輩たちに尊敬される営業社員になりたいと考えています。そのためにも、自分なりの営業スタイルを見つけてスキルをとことん磨いていこうと思います。

エキスパートが揃う職場で、高品質の半導体検査装置を開発。とことん学べる環境が魅力です/N.Hさん

コベルコ科研を知ったのは、学内企業説明会でのことです。その頃ちょうど物質化学分野の卒業研究に取り組んでいました。研究で使用していたような計測機器を使って仕事をしている企業だと知り、とても身近に感じたのです。さらに調べてみると検査装置だけでなく、FPDなどに使われる電子材料の開発も手掛けていることも知り、あらゆる業界業種のモノづくりを高度な専門技術でサポートする“総合試験研究事業”として高い評価を得ていることが入社の決め手となりました。

入社後配属されたのは、加古川事業所の技術室(現 材料ソリューションセンター)。4年間、耐熱や熱伝導、熱による膨張・状態変化など“熱”にまつわる試験全般に携わりました。その後、今のLEO事業本部へと異動。この事業部は、光学技術やメカトロニクス、情報技術を用いて、半導体検査装置などを開発する部署。それまで手掛けていた試験研究とはまた違う、モノづくりへのチャレンジが始まったわけです。
ここで私は、『エッジ検査装置』の開発を担当。これは、電子・レーザ光学技術を駆使してシリコンウェーハの面取り形状やノッチ形状などを測定するもので、お客様との打ち合わせから仕様書の作成、設計エンジニアや製造部門への指示出し、製品の検証、そして現地での立ち上げまで幅広い業務を担っています。以前の総合試験研究事業は“装置を使ってデータを出す仕事”でしたが、LEO事業本部では試験をするための装置そのものを作り上げることがミッション。自分で手を動かしながら試行錯誤を繰り返し、カタチにしていく“モノづくりの楽しさ”がありますね。

もちろん全てが新しいチャレンジで、分からないことはたくさんありますが、気軽に相談できる様々な部署のエキスパートが多く在籍しているので、とても働きやすい環境だと感じています。将来は企業の枠を超えて、世界中の研究者と議論を交わせるような技術者になることが目標です。

学生の方へメッセージ

■ここでの仕事は、いろんなことに興味を持てる人に向いていると思います。多彩なモノや技術を扱うため、それぞれに興味が湧けばワクワクしながら働けるはず。また、シミュレーションや機械試験、組織試験、化学分析などそれぞれに特化した部隊があり、お互いに連携しながら仕事を進めるので自分の専門以外の知識も学べます。いろんな人とコミュニケーションを取りながら総合的な試験・評価ができることは、大きな魅力ですよ。〈O.Mさん〉

■「理系だから技術職」「この分野を専攻したから、この業界」など、自分で選択肢を狭めるのではなく広い視野で見てみることをおすすめします。私自身、選んだのは営業職ですが、理系学部で学んだ経験が、今の仕事に活きています。まずは、自分が何に関心があるのかを知ることが大切。たとえその仕事の知識がなかったとしても、まずは会社説明会などで先輩やOB・OGの方の話を聞いてみてください。〈O.Tさん〉

■コベルコ科研の一番の魅力は、いろんな技術・いろんな考え方を持つ人たちの集合体だということ。光学技術にロボット制御、ソフトウェアなどそれぞれの分野のエキスパートから高い技術を学べますし、話す中で「こんな考え方もあったのか」など新しい発見もあります。多くのことを吸収できる環境なので、いろいろなことに興味を持って楽しめる人が活躍できる場だと思います。〈N.Hさん〉

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機械、材料、化学、電気・電子、光学など、多彩な理系出身者が集うコベルコ科研。大学で学んだことをベースに、また違う新たな専門性を身に付けられる環境です。

マイナビ編集部から

1979年に神戸製鋼の「分析・試験業務」が分離独立して発足されたコベルコ科研。様々な業界の研究開発部門と取引し、材料や機械、物理、化学などあらゆる技術的課題を解決してきた総合試験研究企業である。自動車や航空機、半導体など、飛躍的な進化を続ける“モノづくり”に貢献するコベルコ科研の高い技術。同社には各専門分野のエキスパートが揃っており、ハイレベルな技術と最新鋭の設備で多くの研究開発をしっかりと支えているのだ。
特筆すべきは、「メーカー」という顔も持っていること。高性能パネルやタブレットに使用される「薄膜ターゲット材料」の製造や、半導体の基板材料であるシリコンウェーハの検査装置の開発・製造を手掛ける同社。〈総合試験研究〉×〈モノづくり〉。この2軸で産業界に貢献していることが、コベルコ科研の一番の特徴と言えるだろう。

注目していただきたいのは、社員想いの制度の数々。たとえば「寮・社宅制度」は、社員が希望の物件に住むことができる“借り上げ制”で、しかも家賃の個人負担額は月1.2万円~2万円ほどだというから驚く。他にも財形貯蓄制度、ライフサイクル支援金など福利厚生がかなり充実。技術者としての将来をしっかりと見据えながら長く活躍できる、恵まれた環境がここにある。

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高い技術を有する高度専門技術集団。とはいえ、最初からエキスパートだった人はいない。自分に務まるだろうかという不安は、「学べる環境」が払拭してくれるはずだ。

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