最終更新日:2025/6/11

沼尻産業(株)

  • 正社員

業種

  • 物流・倉庫

基本情報

本社
茨城県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

一人ひとりのチャレンジと情熱が、会社と自分の未来を創る!

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ゼロベースで仕事をつくる・業務の全てを引き継ぐミッション

茨城県つくば市を中心に物流事業を展開する沼尻産業では、チャレンジ精神旺盛な社員が真摯に、前向きに仕事に向き合っています。倉庫部における新事業の開拓と庶務、それぞれの立場で活躍する社員に話を聞きました。

■中泉 拓さん
倉庫部 センター長
流通情報学部 流通情報学科卒/2017年入社(写真左)

■永井 沙樹さん
倉庫部 山中営業所
経済学部 経済学科卒/2023年入社(写真右)

先輩たちのオフタイム

休日は基本的に外で遊ぶアウトドア派の中泉さん。旅行も好きで、関西の人気テーマパークには夫婦で数回訪れている。ゴルフやバイクツーリングも時には同僚と楽しんでいる。
社会人になり「何か新しい趣味を持ちたい」と人気のキャンプを始めた永井さん。まだデイキャンプしか経験がないが、次は泊まりにも挑戦しようと楽しみにしている。
ポジティブで明るい性格の社員が多いため、働く場所は違っても仲間意識が芽生えやすく、お互いの仕事への理解も早い。部を越えて交流できるのも魅力。

「ゼロからつくる仕事」の尊さを実感。お客さま企業での経験が成長スピードを加速 (中泉さん)

私は入社して数か月後に、構内物流を請け負う形で2年ほどお客様倉庫の作業に従事しました。半導体などモーター関係のピッキングや検品、荷物の搬入や出荷手配といった一連の作業が身に付いたのはもちろん、日常的にお客さまと顔を合わせてコミュニケーションを取ったり、課題を共有したりするのは非常に有益な経験でした。「顧客目線」をしっかり理解したおかげで社に戻った後の営業活動も順調。社内表彰ではMVPを頂いたこともあります。

チャレンジ精神旺盛な当社は、積極的に新規事業を開拓しています。手法の1つに、まずお客さま企業の物流を請け負い、私たちの優れたオペレーションを実感してもらうことにより、当社の物流倉庫を契約していただくというフローがあります。その一環として、5年前に初めて大手飲料メーカーの配車業務を当社が任されることになり、出向という形で私に白羽の矢が立ちました。思いもよらない大役ですが、社長直々のご指名とあれば、張り切らないわけにはいきません(笑)。2年間、キャリアインターンシップという形で、一から学ばせていただきました。

お客さまの倉庫には連日、北海道から沖縄まで荷物を運ぶために1日100台ほどのトラックが出入りします。私は配車窓口として主に出荷指示を行うとともに、複数のトラックの1日の配車を管理しました。トラックは1日に何拠点も回るうえ、拠点ごとに納品時間やルールが決められていて、遅れると後の予定がすべて狂ってしまいます。配車管理は初めてのチャレンジだったこともあり、当初はかなり苦労しましたが、拠点ごとの手順書を頭に叩き込み、緻密に管理するよう努めました。立ち上げた頃に、センター内のトラック誘導が滞ってしまい通路の大渋滞を引き起こすという、肝を冷やす出来事もありましたが、こうしたトラブルを機に体制を整備していきました。

出向の2年間を通して感じたのは、ゼロから仕事をつくる大変さです。前任者がおらず、教えてくれる人が誰もいない状況の中で、決して逃げ出さず、粘り強くやり遂げた経験は、私にとって計りしれないほどの糧になっています。もともと仕事には、「絶対に断らない」「『できない』と言わない」というスタンスで臨んでいますが、その信念がさらに強固になりました。果敢にチャレンジする社風により、通常の何倍ものスピードで成長できたと実感しています。

倉庫部の庶務を一手に担い、社員を支えられるように。苦手な電話応対も克服しました! (永井さん)

就職活動は地元・茨城の企業を軸に、当初は業種を絞らずに進めていましたが、多くの企業を研究するうちに、次第に物流に興味を抱くようになりました。県内最大の物流企業であり、地域に根付いた社会貢献活動も盛んです。物流を意識した時、おのずと第一志望になりました。

印象的だったのは配属先の倉庫部で実施した1か月半の現場研修です。ペット用品からアパレル、自動車用品と、取り扱う商材が異なる4拠点を回って倉庫作業を体験しました。短い期間でしたが商品知識を吸収しただけでなく、その時にパート社員の皆さんともコミュニケーションを深められたのが良かったです。今も顔を合わせると親しく声を掛けてくださいます。

庶務に配属後は、上司から徐々に業務を引き継ぎながら一つひとつ身につけていきました。請求書の作成から始まり、備品の発注、経費の支払いと、任される仕事は増えてきましたが、庶務には1年を通してさまざまな仕事があります。例えば決算書類は年に1回、また社員の冠婚葬祭時の手続きも頻繁にあることではないので、その都度覚えるほかありません。いずれは全ての庶務業務を1人で担うことを目標にコツコツと取り組んでいます。倉庫部の社員は日々、それぞれの拠点で働いていますが、私の仕事が皆さんの働きやすい環境を支えていると感じられることがやりがいです。

職場の上司や先輩方も私のスキルアップを応援してくださり、昨年はその良い機会として、電話応対コンクールの出場を勧められました。事務員の電話応対力の向上を図り、全国規模で開催されている歴史の長いコンクールです。私も挑戦してみたいと思い、茨城県大会に出場。カタログギフトをネット注文する際の見積書について、お客さまの電話問い合わせに応えるというお題で、上司も制限時間を計ってくださるなど、練習に付き合ってくれました。当日は緊張しましたが、エントリー順が早かったので体感ではあっという間でしたね。新人賞をいただいた時も、「現実かな」という感じでした(笑)。

私は電話応対に苦手意識があったのですが、今回の経験を通して克服できました。電話の対応ひとつで企業の印象が変わると言っても過言ではありませんので、本当に参加して良かったと思っています。今後も前向きに、いろんなことにチャレンジしていきたいと張り切っています!

チャレンジの成果が「できる」という自信につながる。穏やかで温かい職場環境も魅力

◆昨年出向から戻り、現在はセンター長としてお客さま企業の2つの物流拠点を管理しています。扱う商材は建設機械の部品で、1つの拠点ではピッキング作業を行い、もう1つの拠点で組み上げ部品の投入を行っています。当社では初めて扱う商材のうえ、拠点の機能も異なり、さらにスタッフの皆さんとも初対面。これも「ゼロからつくる仕事」ですが、前の経験を活かそうと闘志をかき立てています。

マネジメントで苦戦したのはスタッフの育成で、まず一人ひとりを知るところから始めました。作業能力や個性によって教え方を変えるなど様々に努めた結果、ようやく全員がチームとしてまとまり、同じ方向を目指して頑張っていることがやりがいです。またこの案件は、在庫の数が億単位で合わないなど、物流管理に課題が多かったことから当社がオペレーションを任されました。そうした課題の解決も数字として徐々に成果が表れていて、手応えを感じているところです。ゆくゆくは当社のセンターで全て管理することを目標に、長期的に稼働できる体制づくりに取り組んでいます。私の入社動機の1つは、当社のチャレンジングな文化を魅力に感じたことですが、その言葉通りだっただけでなく、ゼロからの経験を重ね、「自分でもできる!」という確信が得られました。 (中泉さん)

◆学生から社会人になって成長した点は、どんな小さな業務も手を抜かず、しっかりとやり遂げる責任感が段違いに強まったことです。そしてその原動力は、周囲が私に期待してくれることと、温かく居心地の良い職場環境から育まれたと感じています。私の職場は同期もいますが、役職が高い人がほとんどなので、最初は「目上の人に失礼があっては」とかなり緊張しました。でも接してみると、皆さんやさしく穏やかで、気さくに話しかけてくれます。人生経験も豊富なので、勉強になることばかりです。

また、イベントの参加などにも積極的で、昨年は所属部署のメンバーでつくばマラソンに出場しました。皆さんの励ましで私も無事に完走し、翌日はマラソンの話題で楽しく盛り上がりました。入社2年目になり、仕事にも少し余裕が出てきたので、今後は上司のアドバイス通り、各拠点の現場にもっと頻繁に顔を出して、倉庫部の方々とさらに交流を深めることがもう1つの目標です。そのために1日も早く、庶務のプロを目指していきます! (永井さん)

学生の方へのメッセージ

当社は、地域貢献活動に関わる取り組みに対して「情熱で、未来をつくれ。」というキャッチコピーを掲げています。つくばや茨城の地から世界を目指す方たちの情熱と、物流を超えたチャレンジを続ける当社の社員たちの情熱は同じ、という思いがあります。このような私たちの新たな挑戦については、当社のビジョンを紹介した「N'Vision」のサイトをご覧いただければ幸いです。

「N'Vision」では、物流のみならず地域課題の解決を目指す、私たちのさまざまな取り組みを掲げています。根底にあるのは経営理念とミッションです。求める人物像は、こうした私達の理念や考え方に共感していただくことを大前提として、そのうえで「チャレンジ」「素直」「愛」「気付き」「好奇心」という5つのキーワードを挙げさせてもらいました。当社のDNAと言える「チャレンジ」は説明するまでもありませんが、「素直」に人の話に耳を傾けたり、誰かのために「愛」をもって行動することにより、「気付き」が生まれ、何事にも積極的に関心をもつ「好奇心」が育まれます。そしてこれらの要素を資質として備えている方なら、当社でいきいきと活躍することができるからです。私たちも全力で、社員一人ひとりの成長を応援しています!

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「創業63年を越え、大手企業と多数取引がある信頼のおける会社です。チャレンジする人を応援しています!」と人事の皆さん。

マイナビ編集部から

沼尻産業の経営理念は「全社員の物心両面の幸福を追求すると同時に、物流の革新を通して社会の発展に貢献する」、ミッションは「物流で人々を幸せに。」である。「社員の幸福」が事業より先に来る理念は珍しいが、それだけ社員満足を源泉として生まれるモチベーションの高さやチャレンジ精神の大切さを重視しているからだろう。今回も「ゼロからつくる仕事」に挑んできた中泉さん、「庶務の全業務の引き継ぎ」を期待される永井さんと、チャレンジする社員たちを紹介したが、2人に共通していたのは「仕事が楽しい」という感想。福利厚生など手厚い制度が整っているからワークライフバランスも良く、気力充分に仕事に集中できる。

また、つくばに根ざしてきた同社は、地域貢献にも積極的だ。ボランティア活動や寄附はもとより、近年では官民一体となって地域課題を解決する会社を立ち上げたほか、コロナ禍の時はつくば市と連携してワクチン配送システムを開発、運用した。こうした取り組みができるのも自治体の信頼が厚いからこそで、同社ならではの特色である。「チャレンジ」に加えて「地域貢献」「やりたいこと」「できること」の自由度が高いのも魅力である。

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創業60年を迎えた2022年に新たなビジョンを掲げ、現在、その具現化に向けてビジネスから地域貢献までさまざまなことにチャレンジ。多彩なやりがいが見つけられる会社だ。

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