最終更新日:2025/4/24

東京ガスiネット(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 情報処理
  • ソフトウエア
  • インターネット関連
  • 専門コンサルティング
  • ガス・エネルギー

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

社会への貢献を実感できるシステムに携わりながら、自分らしいキャリアを展望できる

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中堅社員が語る、エンジニアとしての成長とこれからの目標

東京ガスグループ唯一のSler企業として、グループ全体のシステムを支える東京ガスiネット。入社8年目を迎える社員たちに集合いただき、これまでの仕事内容や成長過程、今後のキャリア展望について伺いました。

■U.N.さん(写真左)
2017年入社
総合数理学部 先端メディアサイエンス学科卒

■O.M.さん(写真右)
2017年入社
工学部 情報科学科卒

■S.N.さん(写真中)
2017年入社
人間科学部 人間情報科学科卒

活躍する先輩たち

Uさんの強みは、変化を楽しめる性格であること。「技術も人々の暮らしもどんどん変化する中で、さらにより良くするにはどうするか?を考えられる仕事が楽しいです」
在宅勤務が中心のOさん。「集中して効率的に仕事ができています。バーチャルオフィスツールなども自主的に試しており、チームのコミュニケーションも図れています」
大学では、心理・福祉工学系を履修し、音声学を専攻していたSさん。「暮らしに不可欠なエネルギーの会社を支え、ITの専門知識も身に付けられる当社に魅力を感じました」

新しい領域の知識をいち早く習得し、社内から頼られる存在を目指して(U.N.さん)

大学では情報系の学部を専攻し、就職活動ではその知見を活かせるIT業界を中心に検討しました。「利用者を具体的にイメージできる仕事のほうが、自分はモチベーション高く取り組めるだろう」と考え、ユーザー系Slerである当社を志望した次第です。

1年目はガス導管に関するシステムを扱う部署にて、社内システムの開発を担当。Webアプリケーション開発の一通りの流れを経験しました。2年目からは、システムが動くための基盤を管理する部署の一員として、オンプレミスからクラウドへの移行プロジェクトに従事する部署に異動。運用ルールの制定やネットワークやセキュリティなどの環境整備を行い、顧客である東京ガスの方々への説明業務なども担いました。

当時、オンプレミスからクラウドへの移行作業は社内でも経験者が少なかったこともあり、自分なりに「クラウドとは何か?」といった基礎中の基礎から勉強を重ねました。ひと通り理解できるようになり、他部署からも相談される立場になれたことや、社外からでもアクセスできる環境を整えて在宅勤務の推進に貢献できたことは、自分なりにこの部署で果たせた成果だと感じています。

異動から数年が経ち「そろそろ環境を変えてみたい、またアプリケーションレイヤーの業務も担いたい」と思い始めていた頃、公募制度で現部署の募集を見つけました。「新しい技術をどんどん経験して知識・業務の幅を広げたい」という希望を伝えて異動が叶い、現在に至っています。

具体的には、AIモデルを効率的に使うためのガイドラインとクラウド環境を整備し、社内に提供していく業務を担っています。直近では、数名のユーザーに試してもらいながら追加の改修を進めていこう、という段階に入っています。他部署と連携する機会が多い仕事なので、各部署にいる同期のメンバーにも助けられていますね。「チームの皆に楽しく仕事をしてほしい」という気持ちも強いので、対面・オンラインを問わず、チーム内でのコミュニケーションも大切にしています。

この1年はひたすらAIや機械学習について勉強し、「ユーザーにどんなものを提供したら良いか」を考えてきました。まだまだ奥が深い領域なので、今後も継続的に学びを深めていき、将来はIT スペシャリストのキャリアを目指していこうと考えています。自分が学んだ知識をチームにもフィードバックし、組織全体のレベルアップにもつなげていきたいです。

社会インフラに携われているやりがいを実感。広く深く技術力を磨いていきたい(O.M.さん)

高校時代からPCを触るのが好きで、大学ではアルゴリズムを中心に勉強していました。就職に際しては、IT業種のなかでも長年の知見が蓄積している会社に注目し、「学生に誠実に接してくださる企業だな」と感じた当社への入社を決めました。

以来、東京ガスの営業部隊が使用する大規模なシステムに携わっています。1年目は主にテスト環境で、既存システムの改修の流れを習得しました。2年目からは、システムの移行・再構築プロジェクトに参画。ユーザーがスマートフォンで利用できる環境を作ることを目指し、「どの端末や言語を使うか」という検討からスタートしました。

システム環境の検討以外にもガスの開閉栓、給湯器等の修理、定期点検などのフィールドサービス業務についても理解を深めていき、中でも仕様調整や開発などを担当しリリースした「開栓報告アプリ」のことは特に印象に残っています。自宅の引越しの際、そのアプリが使われている場面を見ることができ、「多くの人に使われる重要な社会インフラに携われているのだな」という実感が湧きました。コロナ禍で世の中が止まっているときも計画通りシステムを稼働させ、電力・ガスの自由化など社会の大きな変化に対応していく責任感ややりがいも実感しています。

入社後数年で、将来的に仕様が変わらない領域には長期的な「ウォーターフォール型開発」を、今後変えていきたい領域には、機能単位で小さな開発サイクルを繰り返す「アジャイル型開発」を採用するなど、期間も手法もさまざまな開発を経験できています。大学で学んだロジカルシンキングが役立つ場面も少なくないですね。

現在は、数十億円規模の大型プロジェクトに参画し、基盤系のリーダーとして複数チームのマネジメントも担っています。他チームとの折衝やチーム内での調整を図っていく立場で、できるだけ視覚的な資料やフォーマットを提示しつつ、齟齬が起こらないような伝え方を工夫しています。黙々と作業しているほうが得意なタイプではありますが、リーダーポジションは入社2年目の後半から経験させていただいており、新しい領域を社内に取り入れる役割を担うなかで、技術面での評価をいただいてきました。

インフラやネットワーク領域も含めて全般的な技術力を上げることができている実感があるので、今後も積極的に新しい領域を経験し、高い技術力を持ったスペシャリストに成長していくことが目標です。

「支え、守る仕事」に使命感を持ちながら、インフラエンジニアとして成長中(S.N.さん)

入社以来、インフラ領域の仕事をしています。最初の4年間はサーバ構築の業務を担当。IT未経験のため、配属直後は分からない用語ばかりで会議の議事録を取るのも一苦労という状況でしたが、中小規模案件のメンバーとして実践的に学ばせてもらうなかで、2年目になる頃にはインフラ構築の主担当として自信を持って案件を実施できるように。アプリ部門やパートナーの方々と協働して多様な案件を遂行する過程では、メンバー内で意思疎通を図る姿勢も磨かれたように思います。全員でしっかりと共通認識を持って取り組めば成果が変わる、という実感がありました。ユーザーの目的があっての基盤構築なので、常に「何のためのシステムなのか」を想像しながら取り組むことも心がけていました。

5年目からは、運用高度化プロジェクトに参加。新しく導入される構成管理データベースの機能をカスタマイズするため、トライアンドエラーを繰り返しながら一つひとつの機能の作り込みに従事しました。自分で手を動かして作っていく仕事の面白さを知り、プログラムへの理解を深められた2年間でした。

そして今年からは、セキュリティの運用・保守・改善を担うチームへ。サイバー攻撃等の脅威から守るため東京ガスグループ全体のセキュリティを監視、分析、改善する「SOC」の業務全般を担っています。まずは業務を実施しながら「どういう仕組みで守っているか」について学びを深めている状況ですが、東京ガスグループ全体の信頼に直結するセキュリティ領域の仕事に、使命感を感じながら取り組んでいます。

今後もインフラ領域を極めていき、システム全体の課題やニーズに応えられるSEになることが目標です。インフラ領域はかなり幅広く、体系的な知識はまだまだ不足している自覚があるので、自分の手を積極的に動かしながらより深く学んでいきたいです。

文系出身ということで新人時代は不安もありましたが、実際に仕事をしてみると、コミュニケーション力や文章力など、学生時代から培ってきたスキルを活かせる場面も沢山ありました。新しく学ぶことが沢山ありますが、向上心を持って向き合っていれば、周囲の皆さんが快く助けてくださる会社です。新人時代は特にチームの皆さんが気にかけてくださっていたので、安心して質問や報連相ができました。同期のメンバーとは今でもよくランチをしており、なんでも話せる大切な存在です。

学生の方へメッセージ

社会には沢山の会社があり、就職活動では迷うこともあるかと思います。私は仕事内容で絞った上で、最終的には直感で社風との相性の良さを感じた当社に決めました。今でも「あの判断は間違っていなかった」と思えています。情報も大切ですが、できるだけ社員の方々と直に話す機会を増やし、直感的な判断も大切にしながら、自分に合った1社を見つけ出してほしいなと思います。
(U.N.さん)

就職活動では「どんな社会人生活をしたいか」のイメージを固めてから、そこに合致する企業を探してみると良いと思います。私は公私ともに充実させたい思いがあり、その制度や環境が揃っている会社かどうかを重視していました。当社はその希望が叶う会社で、実際に「早朝にテニスを楽しんでから、在宅で仕事を始める」といった生活ができています。大学の友人たちを見ても、希望するライフスタイルと合致する会社を選んだ人ほど満足して働いている印象です。
(O.M.さん)

自分らしく働くイメージを鮮明にするためには、「どんなことに貢献したら、自分はうれしいか」を考えてみるのがおすすめです。私自身は「当たり前にあるものの信頼性を支え、守る」という役割を担いたいと考え、当社に決めました。未経験から始める人は不安もあると思いますが、自分の強みを活かせる業務は必ずあるので、ITの知識がないことをネガティブに捉えずに検討してみてください。
(S.N.さん)

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「入社前の印象と全くギャップがなく、物腰が柔らかく穏やかな性格の人が多い」というのが3名の共通意見。同社の社員の人柄や、社内の雰囲気の良さにも注目してみよう。

マイナビ編集部から

東京ガスグループ唯一のSlerとして、大規模なシステムやアプリケーションの開発・保守・運用を手がける東京ガスiネット。仕事内容は多岐に渡るが、「東京ガスのブランド価値の向上につながる仕事をしている」という点は、どの部署の仕事にも共通する点だ。堅実に安心・安全を守るシステムもある一方で、変化の早い環境に対応し、ビッグデータ活用、MR、AI などの技術活用にも積極的に取り組んでいる。既存領域の効率化に加えて、デジタル技術で東京ガスグループをこれからも牽引していく。

設立から38年目を迎える同社だが、2016年頃からは大きな変革期に入っているという。電力・ガスの自由化が始まったことで、今まで以上に「選ばれるエネルギー会社」を目指し、既存の枠にとどまらないITサービスの創出に取り組んでいるのだ。その実現には自社でスピーディーに開発できる体制が欠かせないことから、一昨年にはアジャイル型開発を専門に手がける部署も設立された。能動的に、攻めの姿勢でグループを牽引する存在としての使命を果たしていこう、という同社の想いは、「『はじめて』をカタチにする会社」というビジョンにも込められている通りだ。

安定したエネルギーインフラを支える企業としての矜持は変わらないが、変化の機運のなかで、現在の同社がチャレンジマインドをもって果敢に新しいことに挑んでいる企業であることも、理解しておくと良いだろう。

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上流から下流まで、さまざまな工程に関わりながら専門性を磨ける環境。未経験から始める人もハイスキルエンジニアを目指す人も、自分に合ったキャリアパスを描ける企業だ。

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