最終更新日:2025/4/28

(株)エス・ピーパック

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 紙・パルプ
  • 印刷・印刷関連
  • 商社(アパレル・ファッション関連)
  • 広告
  • 商社(文具・事務用品・日用品)

基本情報

本社
東京都

取材情報

事業について伝えたい

小売業界を「共創の力」で支え、グローバルにも広がるパッケージビジネスの未来

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CEOが語る、エス・ピーパックの現在と未来

店頭・EC等で購入する商品の包装や流通に欠かせないショッピングバッグの企画制作や販売を手掛けるエス・ピーパック。昨年就任したCEOから、同社の強みや社風、今後の展望について詳しく語っていただきました。

■ 代表取締役CEO 福田 隆憲

エス・ピーパックはこんな会社です!

独自に開発した素材「RETEXPET(登録商標)」、脱炭素の動きに対応した「実質CO2排出ゼロ」のポリ袋など、サスティナブルな商品の提供にも力を入れています。
最適な商品提案を実現する生産ネットワークを国内外に築いています。中国、ベトナム他東南アジアの企業との取り引きなど、海外とのビジネス機会にも触れることができます。
コミュニケーション好きな社員が集まっています。全社での食事会では着席パーティなのに自然と皆が立って話に興じるなど和気あいあいとした社風が自慢です。

パートナー企業との共創をテーマに、「人のビジネス」をおこなっています

当社エス・ピーパックは、小売りビジネスを営んでいるお客様に欠かせないショッパーやパッケージ等の企画・制作・販売を手がける会社です。アパレルやスポーツメーカー、食品・日用品、ゲームやエンターテインメント、不動産などの業界に至るまで、1,000社を超える幅広いお客様と取り引きをしており、長年の支持をいただいて今年創業30周年を迎えます。

特にアパレルブランドのショッパーに強い当社ですが、ショッピングバッグは購入いただいた方が保管して別用途に活用くださることも多く、広告とは少々違った形でブランドの価値向上や認知度アップに貢献できる商品です。付加価値を高めるものとしてこだわりを持っているお客様も多く、当社へのご依頼も素材・色・形・デザインを柔軟に組み合わせてアレンジしていくセミオーダーや、自社デザイナーが一から製作するフルオーダーが中心です。

また当社の最大の特徴として、品質・納期・価格に柔軟性を持たせた「ファブレス」な商品づくりを実現していることが挙げられます。国内外400以上の工場とのパートナーシップを築いており、国内各地の工場はもちろん、中国や東南アジアの工場ともネットワークがあります。これにより小回りが利いて、かつ機動力の高い生産体制を実現しています。

こうした共創のスタイルが成立しているのは、社員たち一人ひとりの力によるものとも言えます。担当するお客様のニーズを的確に捉えて企画力を発揮し、生産拠点とも丁寧なコミュニケーションを図りながらモノづくりをしているからこそ、自社工場という資産を持たないビジネスが可能になっているのです。この点で、当社がおこなっているのは「人のビジネス」と言えるかと思います。

近年「多様な人々や組織がオープンに関わり合い、新しい価値を生み出していこう」という文脈において「共創」という言葉が盛んに聞かれるようになりましたが、当社は言ってみれば、創業時から共創のビジネスに取り組んできた企業です。これからも多くのパートナーと共創をしながら、人の力によるビジネスを続けていく考えです。

億単位を動かすビジネスの醍醐味も。グローバルな活躍も可能です

当社が扱っている商材に、やわらかなイメージを持っている方は少なくないかと思います。しかしそのイメージとは異なり、ダイナミックでスケール感あるビジネスができることも、学生の皆さんに知っていただきたい当社の特徴です。

総勢80名余りの会社ですが、年間で60億円を超える売り上げを計上、営業部隊は1人あたり年間1~2億円の売り上げを出している換算になります。数円~数十円といった単価の商材から億を生み出す、その醍醐味を若いうちから味わえます。

身近な商材のため、自分が手がけた商品を日常的に街中で目にすることもできる、ということもやりがいの1つ。自分の興味やこれまでの経験を活かすチャンスもあり、一例ですが「ラグビー部出身の社員が、ラグビー国際大会の関連商品を手がけた」といった事例もあります。

さらに当社のビジネスは国内だけではありません。海外からの調達比率は50%を超えており、中国・広州には現地法人も設立しているため、中国語や英語などの語学力を活用できる可能性もあります。担当するお客様によって頻度は異なりますが、社員の多くが海外出張を経験していますし、入社後に一から中国語を学び、日常会話に困らないくらいまで習得している社員もいます。

私が2年前にトップに就任して以来、特に「人のビジネスをいかに伸ばしていくか」というテーマに注力してきました。社員一人ひとりが最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、評価制度や組織のあり方をアップデートしたほか、営業面ではマーケティングの充実に向けたアプローチにも力を入れています。今日まで培ってきた営業スタイルの良さは活かしつつ、データ活用が進む時代の流れも積極的にキャッチアップすることで、これまで以上に、多様な業界のお客様とコミュニケーションを図っていきたいと考えています。

昨年4月に、育児休暇制度や介護支援制度についても、対象を広げるなどのバージョンアップをしました。対象者には「セルフ時短勤務制度」なども用意し、勤務時間帯を選択できるようにすることで、個別の事情やライフスタイルに合った働き方をより実現しやすい体制となりました。

サスティナブルな商品提案で顧客企業に貢献。新事業にもチャレンジしていきます

また当社では、サスティナブルな素材の活用にもいち早く取り組んできました。今では環境に配慮した素材やインクを使用した商品の売り上げが、全体の3割以上を占めるように100%リサイクル原料を使用した自社オリジナル素材も開発しています。また、昨年秋から、実質CO2排出ゼロを実現するポリ袋の販売代理店となり取扱いを本格化していきます。

持続可能な社会に向けた取り組みは、今や多くの企業にとって喫緊の経営課題です。その実現をサポートするべく、2023年3月にはCEO直下の「サステナビリティ推進室」を新設しました。この新組織に営業部門と調達部門のメンバーを加え、部署横断的に取り組みを進めています。サスティナブルな価値観を持っている既存のお客様のニーズに積極的に応えながら、新規のパートナー企業との出会いも増やし、新しい可能性を探っていきたいと考えています。

パッケージを中心とする当社のビジネスには、まだまだ大きな発展可能性があると考えています。レジ袋の有料化やコロナなど業界全体が大きな影響を受けた時期はありましたが、売り方や売る物が代わっても、小売のビジネスにおいてパッケージの存在は欠かせないことから当社の強みである紙袋への回帰の流れをとらえているほか、創業来、当社が常にお客様のご要望に応えて様々な商品を調達・販売した経験を活かし、最近では販促資材をはじめ、取扱商材もさらに拡大し、機動的な対応がお客様に評価されています。

事業承継による株主変更によって2023年1月に新しいスタートを切って以降、現在の当社は「次のフェーズに向かって進んでいこう」という気運に満ちています。新しい商材や新しい事業領域について、積極的に意見交換をしている最中です。アイデアを活性化するためには、”外の風”に触れることも有効と考え、他社との若手交流会や新しい研修制度のスタート、オフサイトミーティング実施、国内仕入調達先での工場視察勉強会など、社員のキャリアに応じた自己研鑽の機会を増やしています。

私がこれから実現したいのは、企業の成長と人の成長をできるだけ合致させていくこと。社員一人ひとりが、どんなフィールドでもビジネスができる人材に成長してほしいです。他の誰でもなく本人が一番、自分の成長を実感できるよう、若いうちからビジネスの刺激を感じられる環境を作り、できるだけ幅広い経験を積ませてあげたいと考えています。

学生の方へのメッセージ

私たちが一緒に働きたい人物を一言で表すならば、プロアクティブでクリエイティブな人。クリエイティブマインドを大切にしながらアイデアを生み出し、自発的に行動しながらお客様との信頼関係を築いていく。そんな「Pro a Creativeな人」を目指そう、といった独自の言葉で発信をしています。

一人前に動けるようになるまでには入社後2~3年はかかると思いますが、手厚いサポート体制の下で、1年目から担当のお客様をお任せします。一担当者となれば、実践的にビジネスのスキルを高めていけると思います。当社では若手社員でも調達や管理部門の部長と隔てなく仕事の相談をしています。ワンフロアのオフィスに全社員が集まっているので、先輩たちにはいくらでも相談して、力を借りてください。良い社員が揃っている会社なので、その点はぜひ期待していただけたらと思います。

また入社にあたって、出身学部や経歴は一切問いません。信頼を大切にしている会社なので、学生の皆さんともフェアにお話をしていきたいです。「どんな気持ちを持っている人なのか」「興味関心はどこにあるのか」「当社の価値観に対してどう思うか」といったことを、コミュニケーションを図りながら理解しあっていければと思っています。

さまざまな企業やお店のバリューアップに貢献できる当社のビジネスに興味を持ってくださる方との出会いを、心より楽しみにしています。

(代表取締役CEO 福田 隆憲)

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「最近の学生さんは、早くからスキルを磨いている人が多い印象があります。そのスキルをもって挑戦する場として、当社に注目をいただけたら嬉しいです」(福田CEO)

マイナビ編集部から

紙袋やポリエチレン袋のショッピングバッグを中心に、ラッピング用品や印刷物、ノベルティグッズ、縫製品や梱包資材に至るまで、多彩な包装資材を制作・販売しているエス・ピーパック。同社の主要な取引先には、20~30代中心に支持されるブランドを多数展開する有名アパレル企業なども名を連ねているため、同社が手がけたショッパーを知らずに手にしたことがある方も少なくないことだろう。

仕事内容との相性を考えるならば、デザインが好きでクリエイティブな仕事がしたいという人には、間違いなく楽しい仕事だろう。また、国内外の調達先と交渉する商社の仕事がしたいという人にも、刺激的なフィールドがある会社だ。さまざまな業界の企業と関われるため、「いろいろな業界に関わってみたい」という好奇心が強い人にとって、飽きのこない仕事ができる会社という印象を受けた。

一人ひとりに任される裁量が大きく、若いうちから一人前のチャレンジができる環境もあるため、「同世代よりも早く成長したい」「自分の考えや判断で仕事をしてみたい」という自立心旺盛な人にも注目してみてほしい。

「人も仕事も好き」というタイプの社員が多い話も聞いたが、実際に接してみても、明朗で人情味のある雰囲気の会社という印象を受けた。2年前に着任したトップ自らも、「社員たちには非常に温かく迎え入れていただいた」と語っていたことを書き添えておきたい。

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同社の包装資材はファッションや日用品・化粧品・スイーツ店など、身近な店舗で提供されている。仕事の成果を目にする機会が多いことも、やりがいにつながることだろう。

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