【井上さん】
企業研究において、店舗を展開する企業の良い点は、実際の店舗に行って商品構成や接客、お客さま層などを確かめられることです。なかでもチェーン店の場合は、ぜひ複数の店舗を見て、比較することをお勧めします。見学時のポイントは客の立場ではなく、「自分が社員だったら」とイメージすること。あらかじめその企業に抱いている働くイメージと現実の印象との間にどれほど差があるか、あるいは差がないかが、会社と自分の相性を判断する有益な指標となるからです。ABC-MARTは全国に1000店舗以上もあるので、行き先には困りません。ぜひ気軽に足を運んで、そこで働く自分をイメージしてください。
【野村さん】
「サーフィンに関わる」という、好きなことを仕事にする幸せを実感している私は、やはり自分の思いと同じもの、もしくは共感できるものがその会社にあるかを重視すべきだと思います。そのためにはもちろん、「スポーツの楽しさを広める」「地域社会に貢献する」といった企業理念も大事ですが、それ以上に注目したいポイントが現場の実践です。できる限り店舗を訪れて、とりわけスタッフの表情やスタッフ同士の関係性を注視してください。スタッフがその仕事を好きで誇りを持ち、仲間と信頼しあって働いているなら、おのずと肌感覚で伝わってくるはず。福利厚生などの条件以上に、そこで長く働き活躍するために大切なポイントです。