最終更新日:2025/4/10

(株)エービーシー・マート/(株)オッシュマンズ・ジャパン【ABC-MART / OSHMAN'S】[グループ募集]

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • 専門店(アパレル・ファッション関連)
  • アパレル(メーカー)
  • 商社(アパレル・ファッション関連)
  • スポーツ・レジャー用品(メーカー)
  • 専門店(スポーツ・レジャー関連)

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

「人」が原点だから、どこまでも自分らしく伸びていける

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先輩社員2名のキャリアの築き方

靴小売の「ABC-MART」を中核に、ファッション、スポーツ用品など多彩な事業を展開するABC-MARTグループ。ABC-MART店舗と総合スポーツ用品販売のオッシュマンズ・ジャパンで活躍する2人に話を聞いた。

井上 真奈美さん(写真右)
株式会社エービーシー・マート
ABC-MART GRAND STAGE ららぽーと横浜店 店長/2010年入社

野村 優次さん(写真左)
株式会社オッシュマンズ・ジャパン
オッシュマンズSV/1993年入社

二人のキャリアパス

店長としては数々の都内店舗で活躍した井上さん。「SHIBUYA109店」在職時には全社のロールプレイング大会で優秀賞を獲得するなどの実績がある。
サーフスポットの近くに引っ越すほど「サーフィンが生活の一部」と語る野村さん。「好き」を原動力にした顧客目線で担当者、マネージャー、店長、本部スタッフと昇進。
「店長時代のやりがいはスタッフの成長を感じること」と野村さん。井上さんは「店長になって会社に貢献したいという思いがさらに強くなりました」と心境の変化を語る。

【井上さん】入社1年目から活躍し、さまざまな経験を重ねてフラッグシップショップの店長に

入社から15年目を迎え、あらためて振り返るといろいろな時代を駆け抜けてきた、という実感があります。なかでも最も濃かったのが、スタッフから副店長まで務めた「ABC―MARTららぽーと横浜店」。店舗自体も数回リニューアルを繰り返し、大規模店に成長するなかでさまざまな経験を積むことができました。

最初の印象的な出来事は、入社して数カ月後に「靴の担当ブランドを持ってみないか」と、声がかかったことです。1年目でブランド担当になるのは珍しいことだったので、ダメ元で人気ブランドの名を挙げたところゴーサインが。任された以上はとことん実績を残したいと張り切りました。私の戦略は1つの注目アイテムを徹底的にプッシュする「単品注力」です。もちろん私一人で売り上げを作ることはできないので、実際に販売するスタッフに方針を周知して力を合わせました。これが成功し、同時にお客さまのニーズをキャッチする力も磨かれたことで、スタッフからリーダーに昇進。パンプスやブーツなどレディースのカテゴリーを担当し、レディース部門の売り上げで全店1位にもなりました。

一見順調にみえますが、「売り上げを作りたい」という思いが先行し過ぎて、壁にぶつかったことも。販売スタッフには私の真剣さが「圧」に感じられるほどきつかったようで、そのスタッフに相談された上司から丁寧に諭されて目が覚めました。みんなに頭を下げて、ありのままの思いを打ち明けると、雨降って地固まるという例えどおり、関係性はむしろ以前より良好に。この時の経験が人をまとめる上で大きな糧になっています。

店長として4店舗を経験。 2024年9月より最初の配属だった神奈川県に戻り現在は新たにOPENした、GRAND STAGEららぽーと横浜店の店長となりました。ここは旗艦店で、かつGRAND STAGEは店舗の中でもワンランク上の業態。高品質なアイテムが揃いますが、いくらモノが良くても「人」に魅力がなければお客さまに支持されません。もともと当社は人の良さが強みですが、店長としてさらにスタッフが働きやすい環境づくりに注力し、「お店の人も楽しそうで居心地が良い空間だな」とお客さまに感じていただける店舗を目指しています。またショッピングモールとしても人気のある当店は、一回限りのお客さまが多いことも特色。「一期一会」の思いで、心を込めて接客しています。

【野村さん】オッシュマンズのファンから魅力を伝える側へ。「好き」ならではの視点が強み

若い頃からサーフィンに夢中。オッシュマンズのサーフボードも以前から愛用しており、当時の住まいの近くにあった店舗によく通いました。私はキャリア採用ですが、たまたまその店で当社が社員募集をしていると知り、「ぜひ!」と飛びついたのが転職の経緯です。好きなことを仕事にできる、このチャンスを逃がしてはならないと思いました。

約30年にわたる勤務のうち、最初の数年間は担当者という立場で販売に従事。サーフィン商品をはじめ、スノーボードやスケートボードなどアクティブスポーツを担当しました。オッシュマンズの店頭にはアメリカから来る商品が並びます。日本にまだない新商品をいち早く目にするたびに心が躍りました。商品の知識はもちろん、その魅力を自分なりに分析・消化して、自分の言葉でお客さまに勧めるのはとても楽しかったですね。

次はマネージャーになり、担当カテゴリーの売り上げアップに向けて、当時運営していた6店舗を年単位で順に回るカタチで支援しました。だいたい2巡ほどしたかと思います。この間、新宿店のリニューアルオープンにあたり、かなり広いスペースの売場づくりを任されたのが印象に残っています。私もかつて顧客だったため、お客さま目線で自分も欲しくなるレイアウトを考えました。オープン初日、店が開くと同時に、大勢のお客さまが私の売場に駆け付けてこられた光景は忘れられません。

マネージャーの後は3店舗の店長を任されました。スタッフ一人ひとりの良さを引き出す指導を心掛けていたのは、それぞれの「好き」がいかに大きなパワーを生むかを、これまでの仕事を通して目の当たりにしていたからです。また店長を経験してみて、一つのカテゴリーだけでなく、店舗全体を見る視野も広がりました。

現在はオッシュマンズ本部に所属し、全18店舗中9店舗の運営をサポートしています。2022年にABC-MARTのグループ企業になってからも、拡大方針のもとに今後も続々と出店する予定です。オッシュマンズの魅力は、ただモノを販売するだけでなく、お客さまのアクティブライフを豊かにできること。豊富な知識を持つスタッフとの会話を通してスポーツの楽しさが深まるのはもちろん、山登りなどお客さまと一緒に楽しむイベントも盛んです。商品の魅力と、自身の気持ちや身体のコンディションがぴったりとハマる楽しさを、たくさんのお客さまに伝えていきます。

【井上さん/野村さん】「人が財産」の会社だから、その人らしくキャリアアップできる

【井上さん】
人と触れ合うのが好きなことから就職では接客業を意識。ABC-MARTは学生時代からよくのぞきに行く店でした。なかなか手が出せない憧れのブランド品をただ見ることも多かったのですが、店員さんは常に親切で、フィッテングを勧めてくれるなど気持ちの入った接客に惹かれました。いま店長として私もそうしたお店づくりを心掛けていますが、私自身にとって一番のやりがいはやはり接客。お客さまと会話することが楽しくてたまらず、できればずっと「現場のプレイヤー」でいたいと思うほどです。

一方で、店長の次のキャリアとしてSV(スーパーバイザー)になるチャンスが巡ってきたら、挑戦してみたい気持ちも。当社では女性の店長が増えていますが、SVはまだ4人なので、私も先駆けの1人になれたらと思っています。接客については私が蓄積したノウハウをほかの人にも浸透させ、将来的には教育担当として全社のスタッフ教育に貢献することも視野に入れています。新人の頃の私は上司にもどんどん意見を言い、いま思えば生意気でしたが、それを面白がり、むしろ評価して引き上げてくれるのが当社の文化。自分らしく思いきり活躍できる会社です。

【野村さん】
オッシュマンズがABC-MARTのグループになって変わったことは、ひとえに業務の効率化です。デバイスを活用した在庫確認など、かゆいところに手が届くようなDXを推進しているので、スタッフは定型的な業務から解放され、売上・利益の追求に集中できます。実店舗で売上・利益につながるのは結局のところ人の力。私も、お客さまはもちろん社員、スタッフを含めて人との出会いを大切にしていますが、そう意識するきっかけは、ある先輩から「人は財産」と言われたことでした。人との関係性を大事にする文化が、当社には根付いています。

オッシュマンズは健康とカルチャーをコンセプトに、都市型のアクティブライフを提唱する会社。いくらネット社会が浸透しても、外に出て街の空気を感じ、身体を動かす楽しさは計りしれません。スタッフはみんなスポーツ好きで、上司と部下の立場を超えて話が弾むことも多く、職場の雰囲気は和気あいあいとしています。好きなスポーツがあり、こだわりと探究心が強い人、自ら率先して動くことができる人がいきいきと活躍できる会社です。

学生の方へメッセージ

【井上さん】
企業研究において、店舗を展開する企業の良い点は、実際の店舗に行って商品構成や接客、お客さま層などを確かめられることです。なかでもチェーン店の場合は、ぜひ複数の店舗を見て、比較することをお勧めします。見学時のポイントは客の立場ではなく、「自分が社員だったら」とイメージすること。あらかじめその企業に抱いている働くイメージと現実の印象との間にどれほど差があるか、あるいは差がないかが、会社と自分の相性を判断する有益な指標となるからです。ABC-MARTは全国に1000店舗以上もあるので、行き先には困りません。ぜひ気軽に足を運んで、そこで働く自分をイメージしてください。

【野村さん】
「サーフィンに関わる」という、好きなことを仕事にする幸せを実感している私は、やはり自分の思いと同じもの、もしくは共感できるものがその会社にあるかを重視すべきだと思います。そのためにはもちろん、「スポーツの楽しさを広める」「地域社会に貢献する」といった企業理念も大事ですが、それ以上に注目したいポイントが現場の実践です。できる限り店舗を訪れて、とりわけスタッフの表情やスタッフ同士の関係性を注視してください。スタッフがその仕事を好きで誇りを持ち、仲間と信頼しあって働いているなら、おのずと肌感覚で伝わってくるはず。福利厚生などの条件以上に、そこで長く働き活躍するために大切なポイントです。

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「ABC-MARTやオッシュマンズの魅力がつまっているのはやはり店舗。まずは店舗に遊びに来てください!」とお2人。

マイナビ編集部から

全国に1000店超、海外に300店以上を展開し、誰もがその名を知るABC-MART。靴の小売だけでなくSPA(製造小売業)の企業としても存在感を高め、Hawkins、VANS、NUOVOなどの自社ブランド商品を開発してトレンドを創出、発信している。またグループとしても直近ではオッシュマンズ・ジャパンを傘下に収めるなど発展を続けている。ネット販売も好調で、その勢いは増すばかりだ。

そんなABC-MARTグループが販売の現場で最も大切にしているのは「接客」だという。大規模リューアルや新規出店など、実店舗の運営に意欲的なことからも対面販売を重視する姿勢は十分伝わってくるが、今回最も印象的だったのは取材対象者2人の「熱量」だった。20代半ばから店長として活躍する井上さんは、熱心さのあまり先走った苦い経験も率直に語り、人と濃密に関わることの醍醐味をいきいきと語ってくれた。またオッシュマンズ・ジャパンの野村さんは「好きを仕事にする」ことの素晴らしさを全身で表現してくれた。ABC-MARTグループの躍進は、先進的な取り組みを行っていることも理由の一つだが、何より人との触れ合いを重視し、熱量の高い社員を育てる企業風土こそが原動力になっていると感じた。教育制度や福利厚生も万全。安定基盤のもと、自分の目指すキャリアが実現できるはずだ。

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「ABC-MART GRAND STAGE 原宿店」は都心の旗艦店。洗練されたストアデザインや商品イメージを伝える空間設計が評判を呼び、原宿の観光スポットとしても親しまれている。

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