最終更新日:2025/7/23

(株)ヒップ【東証スタンダード上場】

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仕事・キャリアパスについて伝えたい

多彩な現場で活躍する若手社員3人の挑戦と成長

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設計・開発業務に全集中。ヒップの仕事の魅力とやりがい

機械設計、電気電子設計、システム設計のエンジニアとして活躍中の若手社員3人に入社理由や仕事内容、やりがい、今後の目標等について伺った。

●福地 丈洋さん
 機械設計エンジニア(2019年入社)
●勝間田 義康さん
 電気電子設計エンジニア(2016年入社)
●北城 智志さん
 システム設計エンジニア(2020年入社)

社員は語る

「充実した研修制度はもとより、職場には頼りがいのある上司や先輩がたくさんいます。彼らにアドバイスを仰ぎながら、より良い設計を目指しています」(福地さん)
「この6年間で全長40mもあるラミネート装置の一列全ての設計を手掛けられるようになりました。成長を実感しながら仕事に取り組むことができています」(勝間田さん)
「配属から約1年。普段は在宅勤務をしていますが、机上での勉強とリアルな仕事の違いを実感しています。やはり、仕事で学んだ知識は身になりますね」(北城さん)

【機械設計】材料工学から、テレビのベゼルの設計へ

学生時代は工学部に所属し、材料工学を専攻。ドラフティングを使った製図や材料力学、流体力学等について学んでいました。卒業論文では、プラズマを使って金属に薄膜をつくり、両者の分子結合の強さによる物性の変化について研究。新たな特性を持った物質を自分でつくることができる点に魅力を感じ、日夜研究に励んでいました。当社の存在は、合同説明会で知りました。「ちょっと変わった派遣会社かな」というのが第一印象でしたが、話を聞いていくうちに「生涯技術者の実現」を標榜する面倒見の良さ、面接官の和気あいあいとした雰囲気に魅力を感じ入社を決めました。

2019年に入社後は、ビジネスマナー等の基本研修を経て、約3カ月間、機械設計分野の専門技術研修を受講。材料力学や基礎製図など、設計の基礎となる知識を学びながら、三次元CADでスマホスタンドの設計図を作成し、社内の3Dプリンタで出力するといった実習に取り組みました。三次元CADを使うのは初めてだったので、最初のうちは苦労しましたが、ベテラン社員にマンツーマンで指導してもらったことで無事乗り越えることができました。

現在は、家電メーカーで、テレビの液晶パネルや有機ELパネルを覆う枠(ベゼル)や裏側のカバー等の設計に携わっています。まずはスケッチからスタートし、三次元CADで図面を作成。その後、国内外の金型メーカーさんに試作をお願いし、試作品が上がってきたら確認・調整を重ねていきます。そして試作が完成したら、安全性を評価する。チームのメンバー約10人で役割分担しながら、これら一連の流れに携わっています。配属当初は上司と一緒に仕事をしていましたが、現在は独り立ちし、担当の部品を持たせてもらっています。やりがいを感じるのは、自分が設計した図面がモノになったときですね。金型メーカーさんから試作が上がってきたときもうれしいですが、商品が市販されたときの喜びはひとしおです。1年目に担当したテレビの販売がスタートしたときは、家電量販店に足を運び、テレビの裏側をチェックしましたよ。

入社から3年が経過しましたが、設計という仕事の奥深さを感じる毎日です。ワンランク上の設計業務、より大きな部品の設計に携われるように技術やスキルに磨きをかけていきたい。将来的には、テレビのみならず、どんな場所でも活躍できる技術者になりたいと思っています。
(福地さん)

【電気電子設計】半導体の研究から、ラミネート装置の開発へ

学生時代は電気電子工学の中でも半導体を専攻し、主にNAND型フラッシュメモリの素材の研究をしていました。シリコンにどのような物質の分子を混ぜたらデータの保持力を高められるのか。半導体に電極を取り付けるときの温度と同等の1050℃の熱処理を行い、半導体の組織が壊れていないかどうか、データが飛んでいないかどうかを確かめる評価実験を手掛けていました。

就職活動に関しては、当初は車載メモリに関わる仕事をしたいということで自動車業界を目指していたのですが、私が就職活動を行った2015年は選考解禁日の後ろ倒しなどの影響もあって大苦戦。“技術者ファースト”の会社ということで面接を受け、6月に内定をもらっていた当社に入社することになりました。16年4月に入社した後は、配属が決まるまでの約1カ月半、電気電子設計部の技術研修として同期15人と共に電気回路の製作実習に取り組みました。

16年5月末から現在に至るまで、スナック菓子の包装等をつくる産業用ラミネート装置のメーカーで仕事をしています。ラミネート装置は、複数のフィルムを樹脂によって張り合わせることで多機能化を実現するわけですが、シワをはじめとするトラブルを防ぐためには、部材を送り出すためのローラーと巻き取るためのローラーを正確に協調させるだけでなく、樹脂をタイミングよく送り込んでいく必要があります。緻密な制御を実現するための電気回路の設計を私たち5人のチームで担当。部材を巻き取る力や樹脂の温度設定など「調整力」がものをいう仕事です。ちなみに、電気回路の図面はA4で200~500ページ。配属先では図面を紙で提出するのですが、データをプリントアウトし、バンッバンッと机で端をそろえているときに、いつも達成感に浸っています。

現在はマグネットスイッチ(電磁開閉器)によってモーターの制御を行っていますが、今後は、プログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)やタッチパネルも使えるようになりたい。そのためにも、研修などを通してプログラミングのスキルに磨きをかけたいと思っています。将来的にはポリエチレン袋などを製造するためのインフレーション装置の設計も手掛けてみたいですね。当社であれば身に付けた技術を横展開しながら、自分の可能性を広げるチャンスもあります。挑戦しがいがありますね。
(勝間田さん)

【システム設計】プログラミング技術に磨きをかける

学生時代は工学部で情報システムデザインを専攻。プログラミングを中心に勉強していました。卒業論文では、車載カメラで撮影した映像をVRゴーグルに流し、クルマの運転を疑似体験する仕組みを構築。映像の再生速度を調整することでブレーキを踏んだ感覚を再現するなど、プログラミングによってユーザーができるだけリアリティを感じられるよう、かなり細かな調整を行いました。

当社の存在を知ったのは、研究室の先生に勧められたのがきっかけです。もともと一つの会社で仕事をするよりも、「さまざまな会社で仕事をしながら技術者としての経験を積みたい」「技術力に磨きをかけたい」という思いを持っていたので、紹介を受けた瞬間に「まさにこの会社だ」と。早速、選考を受けることにしたんですね。面接では「アウトソーシングの会社だけど大丈夫?」という趣旨の質問を受けましたが、「むしろ、そういう業界に身を置きたいと思って来たんです」と答えたことを覚えています。また、「エンジニアは技術力だけでなく、コミュニケーション能力が大事だよ」というアドバイスをもらったことが、今でも印象に残っています。

2020年4月に入社するとシステム開発部の研修が始まりました。ただし、当時はコロナ禍による緊急事態宣言の真っ只中。配属先がなかなか決まらなかったため、9月頃までプログラミングやコミュニケーションの研修を受けることになりました。プログラミング言語としてはCやC+、C++、C♯、JAVAを学んだほか、配属先が決まった後は、現場で使うかもしれないということでLinuxについても学びましたね。

現在、私が携わっているのは携帯電話基地局のプロジェクトです。4Gや5Gのテストをするためのプログラムの改修に関連する仕事のほか、5Gのオープンソースの解析等に取り組んでいます。プログラムの改修に関しては、コードを書くことはできるのですが、なかなか全体像がつかみづらいプロジェクトということもあり、お客さまに教えていただきながら、日々勉強を続けています。一方、オープンソースの解析に関しては、英語の資料との格闘です。このプロジェクトに参画している当社の社員は私を含めて5人。私と同世代で、寮が一緒のメンバーもいるので本当に助かっています。今後はコミュニケーション能力にも磨きをかけていき、どこにいっても活躍できる技術者になりたいです。
(北城さん)

ヒップのここが“社員ファースト”

ヒップは、人とのつながりを大事にする会社です。現場配属後も、ほかの社員とのコミュニケーションをサポートしてくれるのは、当社の強みだと思います。最近はコロナ禍ということで同好会の活動が難しくなってはいるものの、オンラインの交流会など、さまざまなイベントが開催されており、悩みや課題を相談することができます。分野は違いますが、同じ技術者ということで気の合う仲間がたくさんいます。(福地さん)

イベントなどを通して、ほかの営業所の社員とも仲良くなれることですね。私が所属する横浜営業所だけでも多彩なイベントが開催されていますが、隣の浜松営業所のイベントにも参加できます。私の経験では、富士スピードウェイで開催された自転車の耐久レースに、浜松営業所の一員として参加したこともありました。(勝間田さん)

“技術者ファースト”を感じるのは、自分のやりたいことを営業の社員に伝えると、できるだけ希望に沿った職場・仕事を見つけてくれるところです。先輩社員は組み込み系やウェブサイト制作など、多様な分野で活躍しています。さまざまな現場や仕事を通して、技術者として成長していける環境が整っている会社です。(北城さん)

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各種イベントや寮での付き合いをはじめ、別の派遣先のヒップ社員と交流する機会も少なくない。同じ技術者として悩みを相談したり、知見を広げたりするきっかけになる。

マイナビ編集部から

「どの企業に就職するか」を選択するのではなく、「どんな技術を身に付けたいか」。あるいは、「どうすればエンジニアとしての自律的なキャリアを築き上げていけるか」といった視点を軸にして、就職先を考える。こうした志向をお持ちの方にとって、アウトソーシング業界は最高の選択肢の一つといっていいだろう。早くからプロの技術者として一人前になること、複数の技術を身に付けるという明確な目的をお持ちの方にとっては、アウトソーシング業界の中でもヒップはまさに最適。しかも、少子高齢・人口減少社会が到来し、多くの産業で労働力不足が社会問題となるなか、アウトソーシング事業は今後もさらに拡大することが見込まれている。「自分の実力で勝負したい」──。そう願う若者の存在が、これからの日本のものづくりの主役として、さまざまな業界をリードしていくのは間違いないだろう。

アウトソーシング業界の存在を知らなかった人、派遣先で働くことに不安がある人はぜひ、まずはヒップについて詳しく知ってほしい。同社には、充実した教育制度やサポート体制など、安心して働くことができる環境がある。プロの技術者として活躍したい、大きく責任のある仕事をしたい、自己成長したいと考える人には絶好の環境が整った会社である。

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横浜駅近くに位置するヒップ本社。全国各地に8つの営業所を構え、派遣先企業に対するきめ細かなフォローを実施。技術者の活躍をサポートしている。

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