最終更新日:2025/6/13

(株)クリハラント

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • プラント・エンジニアリング
  • 設備工事・設備設計
  • 建設
  • 機械
  • 電力

基本情報

本社
東京都、大阪府
残り採用予定人数
15

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

70年以上に渡って培ってきた技術力を駆使し、日本の電力インフラを支える

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万全の育成環境のもと、電力プラントのエキスパートへ!

クリハラントでは様々な専攻分野のメンバーが技術者として活躍している。原子力発電所の電気・計装工事の施工管理としてキャリアを重ねる理系と文系出身の2人の先輩に、仕事のやりがいや社風の魅力を伺った。

(写真左から)
■小林 愛宜さん
コンストラクション本部 原子力事業部 高浜作業所/施工管理
2018年入社(金融経済学部 資産運用学科卒)

■加賀川 武希さん
コンストラクション本部 原子力事業部 美浜作業所/施工管理
2022年入社(工学部 原子力技術応用工学科卒)

クリハラントで働く魅力

先輩も作業員さんも気さくな人ばかり。不明点はすぐに質問でき、自分の意見も聞いてもらえるので文系出身でも安心して仕事を覚えていくことができますよ。(小林さん)
電気という必要不可欠なインフラを扱うだけに社会貢献度が高く、多くの人と一緒に数か月~数年単位のプロジェクトに携わるために達成感の大きさも抜群です。(加賀川さん)
朝食・夕食付きの社員寮があり、新入社員の歓迎会やBBQなどのイベントを開催。現場では会うことのない他グループの仲間と交流できるのも寮ならではの楽しいひと時だ。

【小林さん】文系出身・知識ゼロからスタートし、現場をまとめる存在に!

地元の高浜で働きたいという思いで就職活動をしていたときに、出会ったのが当社です。会社説明会で、巨大な発電機のローターの分解点検作業のパネルを見て、大勢の人が団結して取り組む姿に感動。文系出身で技術者としてやっていけるか不安でしたが、「文系学部の先輩もたくさんいるし、専門知識はイチから教えていくから全く問題ないよ」と人事担当の方に温かく励ましてもらえたことが入社の決め手になりました。

当社の原子力事業部は原子力発電所の電気・計装工事から、安定稼働を支えるための各種機器の定期点検やメンテナンスまで幅広い業務を行っています。私は入社以来高浜作業所に所属して、原子力発電所内に水を循環させるモーターの定期点検を担い、電線管やケーブルの修繕工事にも携わっています。

駆け出しの頃は、道具や資材の名前や使い方を覚えるだけでひと苦労でした。先輩や協力会社の作業員さんに恥ずかしがらずに聞くことを心がけ、ノートにメモしたり写真を撮って一つひとつ身に付けていきました。さらに明日以降の作業まで見越して、現場がスムーズに進むよう道具や資材を入念に準備したり、「こうしたらどうでしょう」と勇気を出して作業員さんに意見を発信するうちにだんだん距離が縮まり、「そこまで言うならやってみよう」と信頼してもらえるようになったんです。ゼロからのスタートでしたが、先輩や作業員さんの力添えと、誰にも負けたくないという気持ちが成長を支えてくれました。

プラント構内での作業になるため安全第一を徹底し、朝礼・昼礼・夕礼を通じて作業内容の確認や過去のトラブル事例を共有しながら慎重に工事を進めていますが、2~3か月かけて行われる定期点検が無事故・無災害で完了できたときの達成感は何ものにも変えられません。先日担当した現場では「小林さんに任せておけば安心だ」と作業員さんから声をかけられ、現場を指揮する一人前の施工管理にさらに一歩近づけたことが嬉しかったですね。直近の目標は、モーターの点検保守業務の作業責任者になるために技量認定試験に合格すること。これからも日々の仕事や資格取得を通じて知識と経験を深め、「モーターのことなら小林に」と社内外から頼ってもらえる人材に成長していきたいと思います。

【加賀川さん】先輩のマンツーマン指導を糧に、頼れる施工管理を目指して奮闘中!

医療や工業分野での放射線活用について学ぶ中で、原子力に関する仕事に興味を持つようになりました。当社を志望したのは先生からの紹介がきっかけです。福井県に拠点が幾つもあり地元出身の私にとって馴染みがあったことや、大学の先輩が活躍していることに背中を押され、社会インフラである電気の安定供給を通じて人々に貢献していきたいと決心しました。

入社後は福井の原子力発電所や大阪の火力発電所をまわり、それぞれのプラントの特徴を学ぶことからスタート。同時に先輩のマンツーマンの指導のもとで発電関連の大型モーターの整備に取り組みました。そして現在は、原子力発電所の稼働をいったん停止して2~3か月かけて行われる大型モーターの定期点検をメインに、主要機器の点検業務や、電気の通り道となるケーブルを新しい物に更新する敷設工事などに取り組んでいます。学生時代に学んだ原子力に関する専門用語やプラントの基礎知識はとても役に立っていますが、同時に体を動かしながら技術を身に付けていく大切さも痛感していて、まだまだ修行の毎日です。

今力を注いでいるのが現場の安全管理で、危険な箇所はないか、風で物が飛んでいないか、資材や道具が整理整頓されているかなど隅々までチェックして作業員さんの安全確保に努めています。工程管理に関しては苦戦中で、「今日はこのペースで大丈夫だな」と考えていたら、先輩から「明日は雨だから今日中にここまで進めておいた方がいい」とアドバイスされ、その通りになることもしばしば。天候から突発的なトラブルまで様々な事を想定し、臨機応変に対応していく力を付けることが今後の課題ですね。

そんな中でも仕事の自信につながったのが、先日先輩の手助けなしに臨んだモーターの点検でした。初めは不安でしたが機器を目の前にすると自然と体が動いて教わった通りに作業を進めることができたんです。その後の打ち上げで普段はめったに褒めない先輩から「よくやった!」と言われた時は、心の底から嬉しさが込み上げてきました。ゆくゆくは数年単位の大規模プロジェクトに挑戦し、電気というインフラ整備を通じて広く世の中に貢献していくやりがいを味わっていきたいです。

2人が語る、クリハラントの好きなところ/社風は? 先輩たちの人柄は?

(小林さん)
社員のチャレンジを会社をあげて応援する社風が当社の大きな魅力です。資格取得に関しても「このレベルの仕事が出来るようになりたいなら、この資格を取っておいた方がいい」と、どの資格をどの順番で取っていけばいいか先輩が道筋を立てて考えてくれ、過去問題を例に指導してくれるなど、キャリアプランの実現に惜しみなく協力してもらえるところが本当に心強いですね。チームワークを大切にする風土が根付き、自分が所属するグループの作業が落ち着いている時は他グループの応援に駆けつけるなど、仲間同士が助け合い、力を合わせて進めていくスタイルも当社ならではの特徴です。私自身も一緒に働く社内のメンバーや作業員さんとのつながりを大事にし、工事が無事に完了した後は打ち上げで労をねぎらったり、オフの日に先輩や作業員さんとゴルフを楽しみながら親睦を深めています。現場では緊張感を持って取り組み、オフは仲間と一緒に賑やかに過ごせる、メリハリのきいた働き方ができる職場ですね。

(加賀川さん)
私が感じる当社の良さは、色々な現場を経験しながら “人の輪” を広げていけるところです。現在担当している美浜発電所も、その他のプラントも、当社以外に様々なメーカーや協力会社が活動しているため、隣同士で工事をしていると顔見知りになる機会がたくさんあります。作業が円滑に進むようお互いに融通をきかせ合っていますが、次の現場で一緒になった際に「この間はいろいろ協力してもらったから」とこちらのお願いを聞いてもらえることもあって、人の輪を広げられる環境や、人とのつながりを大切にする社風がいい仕事を生み出しているんだと実感しています。また、ここまで頑張ってこれたのは面倒見の良い先輩たちの親身なサポートのおかげです。私のグループの最年長は70代の大ベテランですが、仕事で困っているとまだ何も言わないうちに「大丈夫か」と声をかけてくれて相談に乗ってくれるんです。いつも自分を気にかけてくれる先輩たちの存在が、私たち若手の成長の原動力になっているのは間違いありません。

学生の方へメッセージ

当社では豊富な学びの場を用意して、若手の成長をバックアップしています!

〈教育研修制度について〉
入社後は新入社員研修からスタートします。まずは大阪の研修施設で2週間かけて社会人としての基礎や電話応対、会社の規則や各部門の業務内容を習得。その後は各部署へ配属となり、教育主任者の丁寧なフォローを受けながら現場について学びます。7月上旬に福井県にある当社の教育拠点「若狭訓練センター」にて、振り返り教育として電気の基礎や道具の使い方、現場で必要となる技術などについて約2週間研修します。

入社して1年たつと「ファミリートレーニング」を実施。同期の仲間とこの1年を振り返り、どんなことを学んだか、今後の課題は何かを一緒に考えていきます。2年目以降も自分が力を注いだ仕事の発表会やキャリアデザイン研修など、階層に応じたプログラムでキャリアアップをサポートします。

〈資格取得支援制度について〉
当社では社員一人ひとりがなりたい自分に近づいていけるよう資格取得を積極的に支援しています。1年目は第二種電気工事士の資格取得を目指し、その他の資格に関してもテキスト代や外部講習の受講費用、受験費用などを会社が負担。また技術や語学など200科目以上のコースを好きな時に受講できる「e-ラーニング」を導入し、自分自身の新たな可能性を発見できる機会を提供しています。当社の良さを感じてもらえたら嬉しいです。

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年間4,000名を超える技術者が教育・訓練を受けに訪れる若狭訓練センター。「技に心を」をスローガンに、プラントエンジニアリングのエキスパートの育成に力を注いでいる。

マイナビ編集部から

昭和21年の創業以来、社会インフラである電気の安定供給を使命に人々の暮らしや産業の発展に貢献してきたクリハラント。発電所や産業プラントの企画、設計、建設、保修、メンテナンスまでトータルに手掛けることを強みとし、そこで培われた技術を活かしてオフィスビルや商業施設の電気設備工事、研究施設への技術協力、世界20か国での電力プラント整備など、あらゆるエネルギー需要に応える「総合エンジニアリング企業」を目指して前進を続けている。日本の次世代大型ロケット「H3」の移動発射台の電気設備工事にも関わっており、その技術力と信頼の高さは折り紙付きだ。

取材を通じて印象に残ったのが、充実した学びの場と先輩の手厚い指導によって若手をじっくり育てていく体制が整っていること。インタビューしたお2人も「新しいことへの挑戦を応援してくれる環境や、経験豊富な先輩の存在がスキルアップにつながっています」と口を揃えて答えてくれた。研修を通じて他拠点にいる同期と交流する機会もあって、お互いの近況や仕事の悩みをざっくばらんに話せることも励みになっているそうだ。

社会インフラを支える同社の使命に共感できる人、仲間と協力して目標達成に取り組みたい人、ルールに捉われない柔軟な発想で新しいことに挑戦していきたい人にとって、その願いを叶えるフィールドが同社に待ち受けている。

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技術研修、安全衛生研修、キャリアデザイン研修をはじめ、グローバル人材育成のための海外視察研修など多彩なプログラムを通じて知見を深めていくことができる。
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