企業研究を始める前に、自分を知ること=自己分析が大事だと私は考えています。
これまで過ごしてきた中で、自分は何をしているときが楽しかったかを思い返してみてください。例えばチーム競技や接客のアルバイトなど、みんなで力を合わせて頑張ることや、人と接することに楽しさを感じていたかもしれません。反対に、一人で黙々と作業して達成感を得るのが好きだという人もいるでしょう。そこから、自分に向く働き方や合う業界が見えてくると思います。
人と接することが好き、チームワークが好きという人には、福祉業界を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。誰かの支えになることができ、相手に喜んでもらえる福祉の仕事は「究極のB to C」という人もいるほどです。福祉業界には、人の人生に関わるやりがいだけではなく、安定した需要と将来性もあります。福祉は、人が生きる限り必要とされるもの。加えて高齢化が進む日本では、この先ますます、必要不可欠とされる仕事なのです。
自分に合いそうな業界が見えてきたら、続けて組織風土が自分に合っているか、キャリアアップが可能か、福利厚生が充実しているかなど、自分が重視したいものが大切にされているかを調べることが、企業研究のポイントになってくると思いますよ。
(上遠野 純:人財採用部 人財採用課 新卒採用チーム マネージャー)