最終更新日:2025/4/28

いるま野農業協同組合【JAいるま野】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 農業協同組合(JA金融機関含む)
  • 共済
  • 農林・水産
  • 商社(食品・農林・水産)
  • 機械

基本情報

本社
埼玉県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

地域の農業者の要望や相談に親身になって寄り添えるのは、働きやすい環境があるから!

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地域を元気にするために奮闘する先輩たち

JAいるま野の営農販売センターや支店で、日々組合員の皆さんと密に接する業務を行っている3人の先輩に、仕事内容やJAいるま野での仕事の醍醐味について伺いました。

相沢 健斗さん
販売部 販売推進課 第一営農販売センター
2021年入社

三上 智優さん
狭山支店
2021年入社

加藤 俊太郎さん
名細支店
2018年入社

先輩たちの休日

「少なくとも週に1回は温泉やサウナに行きます!」という相沢さん。車で地方の温泉まで足を伸ばすこともあり、今年の目標は“毎回異なる温泉やサウナへ行くこと”。
K-POP好きの三上さん。休日は家で好きなミュージシャンの動画や韓流ドラマを見てリラックスするほか、気になる飲食店へ外出することもあるのだそう。
既婚者の加藤さんにとって休日は家族と過ごす大切な時間。「幼い息子を動物園やお気に入りのキャラクターのいる場所に連れていき、大はしゃぎする様子を見るのが楽しみ」。

農業技術や新しい品種、地域の特性など幅広い知識を深めて、農家さんの頼れる存在になりたい【相沢さん】

私の祖父母が畑で野菜を栽培していたので、農業を身近に感じていたことから興味を持っていました。高校では必修科目だけでなく農業に関することも学び、さらに大学の農学部で知識を深めました。地元の農家さんと消費者の架け橋になれるような仕事ができることに惹かれ、第一志望であったJAいるま野に入職しました。

入職後に配属となった第一営農販売センターで、現在も営農推進員の仕事に携わっています。具体的な仕事内容は、主な組合員である地元の農家さんに対して、農業資材の提案や情報提供、農作物の栽培相談や出荷場での荷受け業務などです。また、私が担当している川越は水稲栽培が盛んな地域もあるので、お米に関する栽培講習会や、子どもたちに向けた田植え体験会などを企画することもあります。

仕事をしていて喜びを感じる瞬間は、農家さんに名前を覚えていただいたときです。以前、部署異動となった先輩から引き継いだエリアの農家さんから「里芋とネギの生育が悪い」という相談を受けたので、すぐに畑を見に行き、症状を調べ、効果が期待できる対策方法や薬剤などをお伝えしたところ、症状の回復につなげることができました。それ以降、その方から真っ先に声をかけてもらえるようになるなど、信頼関係を築けたことを実感しました。

こうした行動だけでなく、普段からのコミュニケーションもこの仕事では大切だと思います。ある農家さんにイチゴの苗の金額を誤った価格でご案内していたことを納品前に発覚するということがありました。すぐに謝罪に伺ったところ「連絡してくれてありがとう」と感謝の言葉をいただいたのです。その方とも日頃から頻繁に連絡をしていたので、日々のコミュニケーションが信頼につながっているのだと感じました。

JAいるま野は職場環境にも恵まれていると感じます。人間関係がフラットなので先輩にも気軽に相談しやすいです。休暇に関しては、例えば私のように水稲を担当している場合、田植えや稲刈り時期は有給休暇の取得を控えた分、冬場にまとめて取得することもできます。

営農に関わる仕事は、多岐にわたる農作物の新しい品種、肥料や農薬、農業資材などが次々と出てくるので、農業を学んでいたとはいえ日々勉強が必要となることを実感しています。そういった知識を着実に増やし、オールマイティーに対応できる職員になることで、今後もさらに地域農業の活性化に貢献していきたいです。

これまで築いてきた信頼関係をベースに仕事ができる環境です【三上さん】

両親が野菜を扱う仕事をしている影響から、野菜を扱いながら地域に貢献できる仕事がしたいと考えていました。JAいるま野であれば、地元で野菜を生産する農家さんのために働けると思い、入職を決意しました。

入職3年目となる現在まで、狭山支店で勤務しています。1年目は、貯金の窓口業務を担当。研修で基礎的なことを学んだのちに、お客さまである組合員の方々と実際に接しながら知識を吸収していきました。2年目に担当したのは、共済の窓口業務です。JAでは「ひと・いえ・くるま」に関する多様な保障を「保険」ではなく「共済」と呼んでいるのですが、その共済について改めて研修を受け、支店にいらっしゃったお客さまへの提案業務に携わっていました。

そして3年目は、JAでは「渉外」と呼ばれる外回りの仕事を担当しています。はじめは不安もありましたが、1年目と2年目に窓口業務で得た知識や経験が生きていると感じます。
訪問先で初めてご契約をいただいたときは、とても嬉しかったです。ご高齢のお客さまから「孫に何か残してあげたい」との相談を受け、ニーズにお応えできる共済をご提案したのですが、自分なりに道筋を立てて説明することができ、実際に加入するお孫さんにも納得していただくことができました。

渉外活動では積極的に金融商品や共済を紹介しますが、ご要望にマッチするものが見つからないこともあります。そんなときは一旦お話を受け入れて、支店で先輩と一緒に解決策を考えます。なるべく組合員の皆さまのご要望にお応えできるよう、ポジティブに寄り添うことが私のモットーです。誠実な対応をして、組合員の方に名前を覚えていただいたとき、そして「ありがとう」「今後もよろしくね」などの言葉をいただけたときに、この仕事のやりがいを感じます。

狭山支店は比較的人数が多い支店なので、休暇も取りやすい職場です。日々の業務も、お互いに助け合う風土があるので、残業もほとんどありません。また、孫のように接してくれる優しい組合員の方が多いので、和やかな雰囲気でとても働きやすい環境だと感じています。

世代交代のタイミングで農地などの相続や贈与の相談を受けたときに、まだまだ知識不足であることを痛感するので、今後は税金に関する勉強も進め知識を増やしていきたいです。そして、後輩の皆さんにも良いアドバイスができる先輩になれるよう、一層努力していきたいと思います。

組合員さんに役立つ提案を行うため、全力を注ぎ「語り継がれる渉外」に!【加藤さん】

私はこれまで農家や農業とは縁がなく、従って農協を意識する機会もありませんでした。JAいるま野に興味を持ったのは、仲の良い大学の友人が応募すると聞いたことがきっかけです。調べるうちに民間企業とは特色が全く異なる点を面白く感じ、どんどん魅かれていきました。なかでも響いたのは「地域のため」「組合員さんのため」という存在意義が、利益の追求より重きを置かれている点です。私もかねてから、誰かの役に立つことがやりがいに直結する仕事をしたいと思っていたので、自分に向いていると確信しました。

入職からずっと渉外担当として、組合員さんを訪ねる外回りの日々を続けています。新人の頃はまだ知識も身に付いていないため、集金をはじめ、キャンペーンの案内などを行っていましたが、段々と打ち解けていく中で、お客さまの関心事も聞けるようになりました。例えば、相続をどうしたらいいか、貯金を孫に残したいけど良い方法が分からない、といったことです。相談を受けてアドバイスしたり、共済をはじめとする金融商品を紹介したりと、始めの頃は定期貯金の案内が中心でしたが、どんどん提案の幅が広がっていきました。悩み事が解決したお客さまに感謝されるのはもちろん、それ以上に役立つ提案ができたときには大きなやりがいを感じています。

5年目から現在の名細支店に勤務。前の支店より規模が大きい一方、現役で農家を営む組合員さんが多いなど、地域によって特色が異なるのも面白く、経験値が高まっています。前の配属先と比べると、高齢と後継者不在により農業を続けられないという相談が目立ち、一緒に知恵を絞っています。まだまだ元気な農家さんに田んぼを借りていただいては、という提案をした時は「田んぼが残って嬉しい」と、とても感謝されました。また農業をやめた土地は固定資産になるため、相続税対策としてアパートや駐車場を作るなど、資産運用についても提案しています。

目標は「語り継がれる渉外」になることです。新人の頃や異動したばかりの頃は、お客さまから前の担当者の話を聞くことが多く、なかには何代も前の担当者を懐かしみ、今も感謝されている方も珍しくありませんでした。私も異動した後、先輩たちのように「加藤さんよくやってくれたよね」と、いつまでも心に残り、話題にあがる存在になりたい。それが最大のモチベーションになっています。

学生の方へメッセージ

農業協同組合は、同じ目的をもった個人や事業者が集まりお互いに助け合う組織であり、農業を通じて地域に貢献したい方向きの職場です。そしてJAいるま野では、管内である埼玉県南西部の出身者だけでなく、さまざまな地域の方が活躍しています。

地元農家を中心とする組合員と私たち職員の間には仲間意識があり、「人の温かみが感じられる仕事」であることを、学生の皆さんにお伝えしたいです。職員はみな、農業者によろこんでいただきたい、お困りごとを解決したいという気持ちを持っています。

私たちは、より良い職場環境を目指してエンゲージメント調査を年2回ほど実施しています。また、日々の取り組みとして終業の数時間前に声を掛け合い、一人で業務を抱えすぎることのないように皆で助け合う文化が根付いているので、残業時間は月平均3.8時間と全体的に少なめです。
そして、ライフ・ワーク・バランスも重視しています。9割以上の職員が車で出社しているので通勤時間が短めです。そのほか、収穫祭など土日に開催されるイベントに出店・参加した場合には、その代休が必ず取得できます。

学生時代に農業を学んでいない方も、手厚い研修があるので心配しないでください。地域の皆さんとのコミュニケーションを大切にし、親身になって尽くせる方との出会いを、職員一同楽しみにしています。
(人事管理部/山崎さん・柿沼さん)

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人事管理部の山崎さん(写真左)と柿沼さん(写真右)。「人に優しい豊かな地域社会を目指す私たちと一緒にがんばっていきましょう!

マイナビ編集部から

本店を埼玉県川越市に置き、県南西部の10市3町を管轄する農業協同組合であるJAいるま野。東京に隣接する地域ということもあり、首都圏のイメージが強いエリアではあるが、2023年7月に世界農業遺産に認定された埼玉県武蔵野地域を有し、サツマイモや里芋、小松菜などの特産品も充実している。

今回お話を伺った若手職員3名は、地元の出身で地域農業に貢献したいとの想いで入職しているが、学生時代に農業を学んでいたのは1人だけ。農家さんに寄り添う仕事がしたいという想いの強さが、採用のポイントなのだろうと感じた。

3名全員に共通しているのは、組合員や地域の方々と密に接していること。職員がアポなしで担当地域の組合員のお宅を訪問しても「よく来たね」と歓迎してくれると、人事担当の小澤さんが話していた。それは、これまでに築かれた人間関係の良さを物語っている。

また、キャリアに関しては、3~5年の間隔で職場の異動を経験しながら、その道のスペシャリストとして活躍するか、管理職として活躍するかなど、自身の適性を見極めながら選べるという。

さらに、働きやすい環境もうかがい知ることができた。例えば、有給休暇は年7日以上取るように推奨されており、代休や時間休も取りやすいという。女性の育児休暇取得率はほぼ100%でライフステージが変わっても働き続けることができるなど、仕事もプライベートも充実させながら安心して働ける環境が整っている。

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農業や金融・共済など、仕事内容に応じてさまざまな知識や資格が必要となるため、多彩な研修やeラーニング教材が準備されており、サポートも手厚い。

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