最終更新日:2024/10/23

(株)京阪ザ・ストア【京阪グループ】

業種

  • スーパーマーケット
  • コンビニエンスストア
  • 専門店(アパレル・ファッション関連)

基本情報

本社
大阪府

取材情報

経営者の視点

京阪ザ・ストアならではの着眼点で独自のビジネスモデルを次々と。

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今後も京阪沿線外へと事業を広げ、さらなる成長を目指したい。

京阪電鉄時代から流通業に携わり、現在は京阪ザ・ストアのトップとして会社を率いる達川社長。誰よりも流通や会社の強みを知る社長に、事業の魅力やビジョン、活躍する人材について語っていただきました。

■達川 俊夫さん
代表取締役社長
1985年に京阪電鉄(株)に入社。流通部門に配属される。スーパーマーケットのバイヤー、売場主任を経験した後、一旦流通から離れて管理部門の経理を担当。再び流通の現場に戻り、当時一世を風靡したDCブランド(ファッション)の責任者となる。その後、スーパーマーケットの仕入統括責任者や出店開発など流通部門全体の経営企画立案に携わり、2019年7月に(株)京阪ザ・ストアの社長に就任。現在に至る。

取材オフショット

「枚方市の自社ベーカリーから焼き立てパンを沿線のもより市に届けたり、京都観光に特化したもより市を立ち上げたり、個性ある店舗を次々と生み出しています」と達川社長。
達川社長を囲む人事担当の三好さんと今井さん。「3段落目のクロストークでは私たち人事が歩んできたキャリアにも触れ、当社で働く魅力を伝えています」。
長く京阪グループの流通部門を支えてきた達川社長。気さくで飾らない人柄が多くの社員から慕われ、若手と談笑することもしばしば。京阪ザ・ストアの頼れるリーダーです。

スーパーを主軸に多彩な事業を展開。沿線外へも積極的にエリアを拡大。

(株)京阪ザ・ストアは京阪電気鉄道(株)の流通事業が分離独立し、2000年に誕生した会社です。当社は食品を取扱う「フレスト」「もより市」をはじめ、ファッション・雑貨を取扱う「ユニクロ」「MUJIcom」など多彩な事業を手掛け、京阪沿線はもちろん、沿線外にも事業を展開しています。それぞれの事業に特化する企業は複数ありますが、当社のように異なる複数の業態を1社で手掛ける企業は少なく、1社にいながら多彩な経験を積めるのが京阪ザ・ストアの強みであり、おもしろさだと自負しています。

また、当社はこれまで前例のないことに挑戦してきた企業でもあり、駅構内にコンビニエンスストアを開設するという試みもそのひとつ。今では当たり前の光景ですが、当社の「アンスリー」がその先駆け的存在として営業を開始しました。加えて、多くの企業が大手コンビニへの転換をはかる中、当社はオリジナルにこだわり続け、「アンスリー」に代わる新業態として2021年11月1日に天満橋駅に「もより市」を開業。スーパーマーケット事業で培った仕入力と厨房機器を活用し、仕事帰りのお客様が帰宅後にすぐ食べられる惣菜や沿線のグルメ(レールグルメ)、野菜・果物などを取り揃えた“食の商店”を立ち上げました。今後は2023年度中にすべての「アンスリー」を「もより市」へと業態転換する計画です。さらに駅ビジネス事業にも注力し、自社で開拓・交渉したスイーツショップのケーキなどを週替わりで販売する「SWEETS BOX」を展開。既存の関西、関東の店舗に加え、2023年7月には名古屋にも新たに店舗をオープンしました。

そして、主軸となるスーパーマーケット事業では、2023年冬にフレスト香里園店のリニューアルオープンが決定しております。また、来年2024年には枚方市駅周辺地区再開発に伴い、出店を計画中と、たくさんのお客様により楽しくお買い物をいただけるよう店舗展開をしていく予定です。

これまでもこれからも京阪沿線にとどまらず、沿線外にも積極的に進出し、自社で生み出した事業で幅広いお客様に貢献するのが当社のビジョン。「すべてはお客様の満足のために」という行動規範を体現すべく、さらなる挑戦を続けます。

お客様満足を追求するため、新しいことに挑戦できる人材が活躍しています!

そんな当社で活躍しているのは、新しいことに果敢に取り組む人や色々なことに興味を持ち、得た知識や情報を携わる事業に還元できる人。また、「すべてはお客様の満足のために」という行動規範に共感し、京阪沿線のお客様をはじめとする地域住民の方々に貢献するために創意工夫できる人材です。

1社で複数の業態を手掛ける京阪ザ・ストアの仕事は幅広く、社員が担う仕事もキャリアパスも実に様々。同じ業態の中で現場とバックオフィスを異動することもあれば、業態を越えたキャリア形成もしばしばあります。これしかできない、のではなく、色々なことに挑戦できるのが当社で働く醍醐味だと言えるでしょう。実際、当社の社員はこうした環境を楽しみ、チャレンジしながらのびのび成長してくれています。

今、世の中には情報があふれており、その情報の中から自分にとって必要なものを探し出し、選び取りながら企業研究しなければならない学生の皆さんは本当に大変だと思います。しかし、だからこそ企業に足を運び、人に会い、その企業ならではの空気を感じ取ってほしい。仕事体験など企業の人や雰囲気を体感できる機会があればできるだけ参加し、将来、携わるかもしれない仕事の魅力を皆さん自身で見つけ、自分に合う企業・仕事を選んでください。たくさんの店舗を持つ京阪ザ・ストアなら実際に働く社員の仕事ぶりから、社風や仕事を知ることも可能。企業研究の1社として当社にも足を運んでいただければ、とても嬉しく思います。

|社長と人事のクロストーク| 京阪ザ・ストアならこんなキャリアが描けます。

【社長】京阪ザ・ストアでは業態を越えた様々なキャリア形成ができると先述しましたが、人事担当の三好さんと今井さんも店舗を経験していましたね。

【三好】はい。私はスーパーマーケットの売場を担当した後、店舗の庶務として請求書などの書類管理に携わりました。この時、管理部とのやり取りを初めて経験して興味を持ち、異動の希望を出したんです。2年間の売場経験を経て、3年目から経理部に異動し、7年目の夏から現在の総務人事に異動になりました。

【今井】私も3年間、MUJIcomにて店舗勤務を経験した後、総務人事に異動になりました。他の仕事もしてみたいと思い、異動希望を出したことがきっかけとなり、現在の仕事に携わっています。

【三好】すべてが認められるわけではないですが、社員一人ひとりの「やってみたい」という声にきちんと耳を傾けてくれる会社だと感じています。

【社長】ところで、お2人は現場経験が今の仕事に役立っていると思いますか?

【今井】はい。もちろんです。私は人事としてはまだ1年ほどの経験しかありませんが、年齢的には学生の皆さんと近く、同じ感覚を共有できればいいなと考えています。学生に近い目線で当社の働き方や社員の役割を伝えられる、これが私の強みだと思っています。

【三好】人事は現場で働く社員のサポートも仕事の1つ。現場勤務を経験していることで、自分は壁にぶつかった時にどう乗り越えたのか、後輩にリアルなアドバイスができるのが強みだと思います。

【社長】それは2人とも頼もしい。では、業態が多彩という点はどうですか?働く人のメリットになると思いますか?

【三好】様々な業態があるからこそ視野が広がり、色々なことに興味を持てると思います。例えば、入社時には興味がなかったことも、働くなかで興味が湧けば挑戦できます。自分の成長に応じてキャリアを選べるのは大きなメリットではないでしょうか。

【今井】私もそう思います。仕事や働く環境の選択肢が多いと可能性が広がりますから。

【社長】確かにそうですよね。企業研究ではそんな当社の特徴に注目してもらい、京阪ザ・ストアの仕事にぜひ興味を持ってもらえたら嬉しく思います。

企業研究のポイント

流通小売など店舗を有する業界・仕事に興味があるなら、ぜひ店頭に足を運び、リアルな雰囲気を自分の目で確かめることをお勧めします。一般のお客様が利用される店舗はいつでもありのままの姿を見られるので、ぜひこのメリットを活用してください。

そして店頭ではスタッフの仕事ぶりをじっくりと観察し、その企業ならではの風土をチェックしてください。その際は「もし、ここで働いたら…」と将来を想像することもお忘れなく!なぜなら、自分の働く姿が容易に思い描け、いいなと共感できることが多ければ多いほど、その企業が皆さんに合っていることになるからです。ちなみに当社の店舗は駅前立地でアクセスがよいので、ふらりと立ち寄っていただきやすいと思います。

それともう1つ、ぜひ実践してほしいのがより多くの人と会うことです。気になる企業で働く人と直接会える機会があれば、逃さず参加してください。実際に対面するからこそ感じることがあると思いますし、会ったから話せること、伝えられることが必ずあります。そこで働く人を見て、自分に合うかどうかを見極めることが何よりの企業研究になると思います。(人事担当/三好・今井)

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人事担当の三好さん(右)と今井さん(左)。2人は店舗経験を経て、管理部へ。

マイナビ編集部から

スーパーマーケットをはじめ複数の事業を展開する京阪ザ・ストア。達川社長のお話を伺いながら感じたのは、同社の先を見通す力とオリジナリティへのこだわりだ。駅売店しかない時代にコンビニを、しかも自社独自のブランドで展開し、長くそれを守り続けたのは店舗への愛と自信の表れだと実感させられた。今、その「アンスリー」は「もより市」へと進化を遂げ、より時代のニーズに合う店舗へと生まれ変わっている。

また、驚いたのは京阪沿線外にも多数の店舗を展開していることだ。週替わりでスイーツショップを誘致し、おすすめスイーツを販売する「SWEETS BOX」は、なんと関西の倍の店舗を関東に展開している。しかも今後は中京エリアにも店舗を広げ、さらなる拡大を図っていくという。鉄道グループ傘下の企業は沿線内での事業のみ、と思っていたが、京阪ザ・ストアは違う。これからも沿線外での事業拡大に力を注ぎ、さらなる成長を目指すのが同社の方針だ。

京阪沿線で培った人とのふれあい、対面での温かいコミュニケーションを強みに、沿線外という新たなフィールドでもファンを増やしていく京阪ザ・ストア。若手のうちから色々なことに挑戦できる環境は、まだ見ぬ未来へのワクワクがあふれているはず。企業研究ではそんな風土も、ぜひ掘り下げてもらいたい。

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活躍の場は店舗、本部、すべての業態へと広がっており、意欲次第でキャリアの幅が広いのが魅力。流通小売に興味があるけれど業態を絞り込めない人にこそ、注目してほしい。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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