最終更新日:2025/5/8

日新設備(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 設備工事・設備設計
  • 建設
  • 建築設計

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

官公庁から民間まで、幅広い経験を通じて設備施工のプロへ!

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若手社員たちの仕事とキャリアへの思い

幅広い種類の建築物に対して、空調・給排水を中心とした設備工事を手掛ける日新設備。現場で活躍中の若手社員たちが、普段の仕事内容から目指すキャリアまでを等身大の言葉で語りました。

関根 祥五さん
工事部/2019年入社

中島 真悟さん
工事部/2018年入社

仕事の魅力はここ!

「新築のホテル、都立高校の改修、国立大学の施設など、さまざまなプロジェクトに関わってきました。多くの人が利用する大規模施設が多いこともやりがいです」(関根さん)
「関係各者と打ち合わせを行い、一つずつ疑問を解消しながら図面を書いたり準備を行ったりしています。現場がうまく運ぶと、達成感を感じられてうれしいです」(中島さん)
学んだことを生かして現場に貢献し、自分たちの仕事によって建物が完成した姿を見られることが何よりの喜び。成果を形として残せることがこの仕事の大きな魅力だ。

【関根さん】現場で学び、資格を生かして活躍の幅を拡大中

天井裏や壁の中など、普段は目に触れない部分から建物全体に大きな影響を与えるのが「設備」です。私はその奥深さに惹かれ、学生の時は設備関係の研究室に所属していました。そうして、設備施工に関われる企業を求めて就職活動をするうちに出会ったのが、当社です。社員の雰囲気が穏やかで魅力的だと感じたことも入社の決め手となりました。

現在は上司と一緒に現場で施工管理業務を行っています。具体的には、現場担当として職人さんがスムーズに作業を行えるよう様々なサポートをすることが仕事の中心です。例えば、職人さんが作業する上で判りやすいよう、配管や機器の取り付け位置を図面を基に現場に印をつけていく「墨出し」などを行っています。当初の計画どおりに現場が運ぶことはほぼないと言っても過言ではないので、職人さんと意思疎通を図りながら、臨機応変に対応していく必要があります。

こうした現場作業と並行して事務作業も行います。現場で撮影した多くの確認用写真の整理や、数百種類に及ぶ膨大な数の書類の作成などをしています。忙しいときはその両立に苦労することもありますが、手が回らないときには上司や先輩にサポートしてもらい何とか乗り越えてきました。

上司からは、常々「現場をよく見ろ」と言われています。職人さんが今何をしているか、工事内容がどうなっているか、工程の進捗具合はどうなのか。それらは全て、自分の目で現場を見て把握しなければ始まりません。また、現場はコミュニケーションで成り立っているということも学びました。自分より長いキャリアの職人さんたちに作業をお願いするため、伝え方に注意を払うことはもちろん、休憩時間などにも積極的にコミュニケーションをとり、良い関係をつくることが大切です。

現場以外での学びも重要で、この仕事は資格取得で活躍の幅が広がる側面もあります。私の場合は入社後すぐに2級建築士試験に、2年目には2級管工事施工管理技士、4年目には1級管工事施工管理技士の試験に合格しました。管工事の試験準備では、テキストに記載されていることを実際に現場で見て確認しながら理解を深めていけたことがよかったように思います。資格を持っていれば官公庁の案件など大きなプロジェクトに関わることができますし、勉強したことでより深く現場を理解できるようにもなり、自分の自信にもつながりました。今後も精進していきたいと思います。

【中島さん】予測不可能な現場から多くを吸収して成長を実感

大学で建築について学んでいくなかで設備系の仕事に興味を持ち、なかでも空調設備と給排水設備の両方を手掛けている会社で働きたいと考え、当社を選びました。

私は入社から約6年間で、7つの現場を経験しました。はじめは屋上公園を備えた区立の保育施設の新築工事、次は大手通信会社の機械施設の改修工事という具合に、建物も工事の種類もさまざまで、長期プロジェクトになると1年ほどかかる場合もありました。
仕事の大まかな流れとしては、まず施主と打ち合わせを行い、それをもとに施工図面を作成します。工事の計画に基づいて協力会社や職人さんに依頼を出して人員を確保し、実際に現場で工事が始まればその工程や予算の管理を行うという流れです。
現場によって、空調や給排水など設備工事の目的も違い、それに伴って私の役割も変わってくるので、入社の動機でもあった幅広い経験を積むことができていると感じます。また、当社にはコンパクトな規模の工事も多く、工程の全体に関わり、工事の進捗状況を俯瞰しながら仕事を進めていくことができるため、技術者としての成長が早く、仕事の面白さも実感しやすいところも魅力に感じています。
もうすぐ新しいプロジェクトが始まるので、現地調査や図面の確認、職人さんへの声かけ、取り付ける機器の情報収集といった業務に取り組んでいるところです。

現場では予定どおりに施工が進まないことは日常茶飯事です。以前経験したプロジェクトでは、設計事務所が作った図面が現場の実状とかなり違っており、設備工事のプランを大きく変更する必要がありました。実際の現場に合わせて配管のルートを変えれば管のサイズも変わるので、資材の発注もやり直しになるなどその対応に追われました。また全体のスケジュールにも変更が生じるなど、各方面での調整に苦労しました。現場では日々さまざまなイレギュラーがあり、いくつもの課題に同時進行で対応していかなければなりません。
しかし、先輩たちはそうしたケースも経験してきているので、一緒に働いていると本当に勉強になることが多いです。「図面には描かれていないけれど、こういう場合も多い」というように、経験に基づくアドバイスをもらえます。初めは文字どおり暗中模索していたのですが、先輩たちの力を借りながら経験を積むうちに、図面を上手く描けたり、自分の働きを褒めてもらえたりと自身の成長を感じ取ることができています。

フラットで面倒見のいい先輩がいるなか、キャリアを積んでいける

先輩たちは親しみやすく、社内の風通しもいいので、質問もしやすいと感じています。私は学生時代に当社の説明会にも参加しましたが、そこで会社の雰囲気をしっかり感じられたおかげで入社につながりました。
これまで何人かの上司や先輩のもとで現場を経験しましたが、それぞれに少しずつやり方が異なっているので、良い面を自分なりに取捨選択しながら仕事に活かすようにしています。活躍の幅を広げていくためにも、より難易度の高い1級管工事施工管理技士にチャレンジしたいと思っています。この資格を持っていれば大規模プロジェクトで責任のある立場を務めることもできるので、がんばりたいです。
そして、もう一つの目標としては現場を一人で担当できるようになりたいです。一人で現場を任せてもらうことで、新たな発見や学びもあるかと思います。そのためにも日々の業務に真摯に取り組んでいます。
また、今後は私が上司や先輩からしてもらっているように、後輩を育成する立場を務められるよう、自分自身を一歩一歩着実に成長させていきたいと思っています。
(関根さん)

日新設備には、いい意味で個性豊かなメンバーが集まっていると思います。最近は20代の若手が増えてきましたが、ベテランの社員は皆さん親切で、私もいろいろなことを教わりました。「1を尋ねると10が返ってくる」ので、初めは教わったことを覚えていくだけで精一杯でした。
また学生時代は自分から積極的に人と話すタイプではありませんでしたが、業務を円滑に進めるためにもコミュニケーションの大切さを実感しました。そのために社内はもちろんのこと、職人さんとも積極的にコミュニケーションをとることを心掛けています。
建築設備は、大学で学んだ以上に奥深い世界です。電気のことや建築のことなど、幅広い知識が必要になります。そのため、現場の仕事を通じて学びながら、資格取得も目指しているところです。最近、1級管工事施工管理技士の受験資格が得られたので、そのための勉強に励んでいます。過去問題を解いたり、実際に試験に合格した先輩にアドバイスをもらうなどして準備を進めています。
当社は官公庁から民間まで幅広い分野の案件を手掛けているので、さまざまな仕事を通じて技術を磨いていきつつ、自分も成長していきたいです。
(中島さん)

学生の方へメッセージ

当社は創業以来、空気調和設備・給排水衛生設備を中心に、人が快適に過ごすための環境づくりに取り組んできました。官公庁や大手企業からの依頼を受け、公共施設から工場、さらにはマンションに至るまで、実に幅広い種類の建物の設備工事を手掛けています。

現場調査から設計および提案、最終的には設備工事の施工・保守点検といった、設備工事に関する全工程を管理できる体制・技術を持っていることが当社の特徴です。また、穏やかでフラットな社風で、若手もベテランも関係なく相談・協力し合えるカルチャーがあります。

そんな私たちが求めるのは、失敗を恐れずに挑戦できる人材。この仕事は経験することでしか身に付かないことがたくさんあります。チャレンジが多ければ、当然、失敗することだってあるでしょう。そこから気付き、学ぶことができれば大成功。時にはあえて失敗することも必要だと考えているほどです。

ぜひ、若手のうちにたくさんの挑戦と失敗を経験して、技術力を高めてほしいと思います。社員が思いきり挑戦でき、自分を成長させられる環境を用意して、会社を一緒に盛り上げていける未来の仲間をお待ちしています。

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「人物重視の採用で、入社後に学ぶ姿勢を重視しています。学部・学科を問わず、建築や機械設備に興味のある方の応募をお待ちしています。」(採用担当・水野さん)

マイナビ編集部から

1924年(大正13年)に創業し、2023年に99周年を迎えた日新設備。官公庁から民間まで幅広い建築物の「空気」「水」に関する環境施設の構築に尽力してきた。およそ1世紀に及ぶ長い歴史は、顧客からの厚い信頼を物語っており、なかには60年以上も取引を続けている顧客もある。案件の半数以上は官公庁からの依頼とあって、景気の波に左右されにくい。また、公共施設の工事を手掛けるので、世の中の多くの人々に貢献できることが仕事のやりがいにつながっているという声も。

同社では、資格取得の支援をはじめとする人材育成にも注力している。まずは「1・2級管工事施工管理技士」の取得を推奨しており、受験費用の補助や先輩社員による記述問題の添削指導など、手厚いサポート体制がある。新人は上司や先輩社員のもとで現場のいろはを学び、入社から4~5年目で現場を一人で担当できるようになることを目指すのが同社の一般的なキャリアステップ。早ければ4~6年目で大規模プロジェクトの責任者を任されることもあるそうだ。

今後も東日本エリアを中心に、より多くの案件を手掛けていくことが目標だという。建築設備のプロとして、社会インフラを支える魅力的な仕事に挑戦できるチャンスを見逃さないでほしい。

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同社施工の研究施設の一例。豊富な経験と技術力を有し、取引先とも強い信頼関係を築いている。清潔で快適な空間を提供すべく、誠実さと総合力で顧客の要望に応えている。

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