最終更新日:2025/4/7

(株)東和システム

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入社後の学びで飛躍のチャンスがある。東和システムのキャリアステップ

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文系出身の3人が語るキャリアステップ

「人財は宝である」を掲げる東和システムには、新入社員研修の充実度に魅力を感じて入社する社員も多い。今回は文系出身の3人に、研修や仕事内容、キャリアのターニングポイントについてお聞きした。

(写真左から)
■牧野 和紀さん 名古屋支店 2020年入社
■佐々木 春香さん 大阪支店 2024年入社
■新井 健一さん 東京本社 第一ソリューショングループ 2010年入社

先輩社員から学生さんへひと言

「就職活動は、まわりの人の意見や動向に左右されず、自分が納得できる会社で働けるように頑張ってください」(佐々木さん)
「東和システムは金融、自動車、自治体など幅広い業界に向けて多様な技術がある会社。技術者としていろいろなことに挑戦できるのが魅力ですね」(牧野さん)
「入社後の自分がなりたい姿を明確に持ってほしいですね。自分がどのようなキャリアプランを描くのかを考えていると、伸び率が高いように思います」(新井さん)

わからないことをすぐに質問できるから、新入社員の不安も消える(佐々木さん)

もともとITに関心がありました。大学のゼミでC言語を少し学んだ程度でしたが、自分にはできないかもしれないという不安よりも「挑戦してみたい」という気持ちが勝りました。東和システムは文系でもプログラム未経験でも受け入れてもらえるということと、充実した研修制度が魅力でした。同時に、面接してくださった社員や役員の方たちが温かくて、「人を大切にしている」という雰囲気が伝わってきたことも大きかったです。

実際の研修は対面で3ヶ月間、しかも新入社員全員を東京に集めて行われました。この3ヶ月間は初めての東京暮らしでしたが、同期とも一緒で楽しかったです。学生時代にJavaなど授業で少し聞いた程度の知識についてもじっくり学ぶことができ、とても有意義でした。

7月から配属されたのは通信キャリア系の顧客情報管理システムです。このプロジェクトは改修が多く、私は設計書に従ってプログラミングを組むことや、そのテストを担当しています。私はテストがとても好きです。自分がつくったプログラムが「ここで使われているんだ」と確認できますし、もしエラーが起きたら「ここはこうしなければいけなかったのか」と振り返ることもできます。日々、トライ&エラーのくり返しです。私はこれが楽しくて、自分がITの仕事をしているという実感がわいてきます。

仕事をしてから感じるのは、入社の決め手となった人の良さです。新入社員には先輩社員がトレーナーとしてついてくださるのですが、当社ではその期間が3年間で、じっくり見守ってもらえるのも特長です。研修中「わからなくて当然なのだから、わからなかったらすぐに質問するように。わからないことをわからないままにしないように」と言われ続けていたので、ついついトレーナーやまわりの先輩たちを質問攻めにしてしまうのですが、イヤな顔をする人は一人もいません。自分の作業の手を止めて、私が納得するまで資料をつくりながら教えてくださるなど、とにかく丁寧に教えていただいています。これは何より心強いですね。

当面の目標は情報処理技術者試験の勉強をして、合格することです。まだ1年目で知識も何もかも足りないと思いますが、いずれ後輩が来たときに、何でも答えられるようにしっかり学び、頼られる先輩になりたいと考えています。そのためにも、質問して教えていただいたことはしっかりメモして、次の段階に活かせるようにしています。

維持・保守から本格的な開発業務へ。プロジェクトも自分も新たな段階に(牧野さん)

大学の授業でプログラミングを経験して、興味を持ったのがIT業界を志望したきっかけです。その中で東和システムを選んだ理由は、研修期間が長く内容も充実していると感じたからです。大学は文系で、プログラミングの経験といっても初歩の初歩だったので、きちんと基礎から学ぶ必要があると思っていました。入社したのが2020年で、コロナの影響で研修がリモートになるなどかなりイレギュラーだったのですが、基礎的なスキルや考え方などは十分満足できる内容で、なんとかやっていける自信が持てました。

東和システムは転勤がないので、私は地元の名古屋勤務を希望し、研修が終わって7月から名古屋支店に配属になりました。最初は設計書に従ってプログラムを組んで、それが予想通りの結果になるかどうかといった作業をしていましたが、2ヶ月後に自動車販売店の基幹システムのプロジェクトに異動になりました。これもかなりイレギュラーなのですが、システムの維持・保守が主な仕事で、最初は先輩と2人で担当しました。そして、2年目からは私一人で担当することに。稼動しているシステムで、何か不具合が起こった際に原因を調査して直す。一般的なシステム開発の仕事とは少しイメージが違うかもしれませんが、正常に稼動しないことで困っている人がいるので、迅速な対応が必要になってきます。正常に動くようになったとき、自分の仕事が誰かのために役立っているという実感が持てて、嬉しかったですね。

2024年、このシステムに新たな機能を追加することになり、当社の4人で開発チームを組んでプロジェクトを進めることになりました。これまでの維持・保守はエラーが起きたら原因を調べて直すということで、システムの限定的なところを見て作業をしていたのですが、機能の追加となると、お客様の業務の流れを理解する必要が出てきます。これがプログラマーからシステムエンジニアとなる一つのステップなのかなと感じています。

同時に、チームで仕事をするのでメンバーとコミュニケーションを取る必要があり、そのための資料を作成したり、会議で報告したり。現状や伝えるべきことをいかに正確に伝えるかが日々の課題ですね。とはいえ、このシステムにいちばん長く関わっているのは私なので、作業者として頼られる存在でいたいと思っています。そして開発のリーダーを目指していきたいです。

正確な作業予測を立てて、柔軟に対応できるのがプロジェクトリーダー(新井さん)

文系出身の私は、合宿形式で集中して行われる研修(当時)に魅力を感じて入社しました。現在は通信系のグループ会社で別々になっている請求システムを統合するプロジェクトのプロジェクトリーダーを務めています。

これまでのキャリアを振り返ると、入社から5年ほどは官庁系のシステムで、プログラマーとして実際にプログラムを組んだり、テストをする業務に携わっていました。その後、業務の範囲が徐々に広がって、設計・開発などの上流工程も担当するシステムエンジニアに。10年目には自動車の輸出における出荷管理システムで初めてプロジェクトリーダーを任されました。これが私の節目になったと思います。

リーダーになるまでは自分の作業に集中していればよかったのですが、プロジェクトリーダーになると、プロジェクトメンバーのことや、プロジェクト全体の工数やスケジュールなど、考えなければならないことが一気に増え、プロジェクト全体を俯瞰する目が必要になりました。要件定義はある程度決まっていますが、なるべく詳細に工数や必要な時間を考えなければ、プロジェクトに必要な人数やスケジュールが決められません。そのため、より詳しい情報をお客様から収集し、正確な予測を立てられるように努めています。

それでも予定通りに行かないことは多々あって、予定を延ばすように交渉するのか、人員を追加投入するのか、終わらせる作業を減らすのか、あらゆる可能性を想定しながら、進めていきます。私自身は最善策を練って、システムの品質を落とすことなくプロジェクトを進めるのが自分の役割だと考えています。本来は自分も作業に加わりたい気持ちはあるのですが、管理がおろそかになるといけないのでそこはグッとこらえて、メンバーに頑張ってもらうことに注力しています。一方で、自分で立てた計画に沿って、途中、いろいろなことがありながらも予定通り終了することができたときは大きな達成感があり、これが仕事のやりがいにもつながっています。

今後の目標としてはプロジェクトマネージャーを目指しプロジェクト・マネジメント・プロフェッショナルの資格取得に挑戦しようと考えています。そしていつかプロジェクトマネージャーとして、自分も利用できるようなBtoCのシステム開発にも携わってみたいですね。

学生の方へメッセージ

当社は独立系でどこにも縛られることのない、歴史のある会社です。SIerさんやお客様から直接仕事を受けるので、開発の上流工程から下流工程まで広く携わり、開発をワンストップ…自社だけで完結することができます。そのため、技術者として様々な経験ができますし、選択肢の幅が広いのが特徴です。また、長い歴史で培った技術力と財務状況により、人をじっくり育てることができるのも魅力の一つだと思います。そして、新入社員研修も3ヶ月と長く、しっかりと基礎を学ぶことができますので未経験の方も安心してください。

ソフトウェア業界といっても企業の種類は実に様々です。たとえば、大手ベンダーやSIer、親会社のシステム部門が独立したユーザー系、小規模で特定領域に強みを持つベンチャー系、そして、特定の縛りがなく、どんな業界や業種でも対応する独立系などに分類できます。これらの特徴をよく知った上で、ご自身に合った会社を見つけて欲しいと思います。そのためには、ご自身が「将来、どんなことをやりたいか」「どんなキャリアプランを描いているか」がとても重要です。そういう意味でもIT業界志望の学生さんは、業界研究に注力していただきたいですね。
【採用担当 三樹聖士さん】

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採用担当の村上さんと三樹さん。「IT業界のことを知りたいという人、プログラムについて知識はないけれど興味はあるという方も歓迎します!」

マイナビ編集部から

IT業界において「文系」や「プログラム未経験」が必ずしもハンディにはならなくなってきた。だからこそ、入社してからの研修が入社の決め手の一つになることも少なくない。東和システムは矢部社長が「人が財産」と語るように、人財育成には時間もお金もかけている。取材した3人からは「研修があったからこそ、技術者としてやっていく自信がついた」という話があった。

特に感銘を受けたのは三樹さんが研修の目的を二つ、明確に語ってくれたことだ。一つは課題を早く終えることが目的になって、スピードを競うことへの戒め。研修では確実に理解することが目的で速さを競うものではない。仮に課題を時間内に終えられなくても、できたところまでを確実に理解しているほうがいいという。また、似たようなものをコピーしたり「なんとなくこうしてみたらできた」成果物に対しても危機感を持つという。プログラムの一つひとつの処理にはすべて意味がある。だからそこを明確に説明できないというのは、いざ、顧客の前に出たときに無責任だと断言されたのだ。

IT業界の変化は早い。まだITという言葉がない時代から生き抜いてきた同社。そこにはシステム開発への誠実な姿勢が脈々と受け継がれていることがわかる。こんな良心的な企業でこそ、自身のキャリアを極めてはどうだろう。

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本社オフィスは東京だが、大阪、名古屋にも支店があり、転勤はない。休暇の取りやすさやフレックス制度など、社員の働きやすさに注力している点も見逃せない。

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