最終更新日:2025/4/30

村本建設(株)

  • 正社員

業種

  • 建設
  • 建築設計
  • 建設コンサルタント
  • 不動産

基本情報

本社
東京都、大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

若手も活躍中!土木・建築の「ものづくり」で社会を支える会社です!

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最前線で奮闘する土木・建築の若きエースにフォーカス!

今回登場するのは、2019年に入社した安藤さんと松田さんの同期2人。土木部、建築部それぞれの現場でどんなプロジェクトに関わっているのか。仕事内容と成長の軌跡について聞いてきました。

■安藤 龍也さん■
支店 建築部
2019年入社 愛知県出身

■松田 美智さん■
支店 土木部
2019年入社 熊本県出身

明治41年(1908年)の創業以来、117年以上の長きに渡り、土木・建築という「ものづくり」に貢献してきた村本建設。現在は大阪・東京に本社を置き、活動フィールドを全国に展開。土木では道路、橋梁、トンネル、上下水道に、建築ではマンション、医療福祉施設、教育施設、ホテル、オフィスビル、工場などに強みを持ち、計画から設計、施工、アフターサービスまでをトータルに手がけています。

現場でのひとコマ

街にも地図にもずっと残る大きな建物に自分が携われるのは、とてつもなく大きなやりがい。ものづくりのロマンを感じますね。(安藤)
シールドや高速道路、橋梁など国家のインフラを支える仕事ができ、若いうちから大きな仕事にチャレンジできるのが土木の醍醐味。夢は当社土木部初の女性所長です!(松田)
切磋琢磨しながら成長できる仲間がいるのも大きな魅力。働く現場が違っても、導入研修で仲良くなった同期とはその後も良好な関係が続いていきます。(安藤・松田)

大きな建物をつくりたいと挑戦!更地から竣工まで関わり、今までにない感動を味わっています。【安藤】

 「大きなものを建てたい!」と意気込んで入った1年目。まずは約3週間かけて行われる導入研修からスタートしました。ここでは座学はもちろん現場見学もさせてもらい、現場を監督する上で何が大事かを肌感覚で学ぶことができました。現場に配属されてからもスムーズに仕事に入っていけたのは、この研修のおかげだと思います。また入社前は職方って怖い人が多いのかなと心配していたのですが、現場で実際にお話すると優しい方ばかりでホッとしましたね。
 最初に携わった現場は12階建ての分譲マンション。すでに躯体工事は終わっており、建物の内装や外装工事の最盛期で現場の活気あふれる雰囲気に圧倒されました。当時の私に任された仕事は、工事過程の写真撮影と、その写真をまとめた書類作成、職方や重機の手配など。一つひとつの仕事は難しくなくても施工計画書や工程表をしっかり確認して行わないとミスにつながるとわかり、慎重に物事を進めるように心がけていました。
 その後は給食センター、アミューズメント施設の施工管理を担当。写真撮影などの仕事をしつつ、仮設図面やインサート図面の作成にも取り組みました。いずれも更地から建物が完成するまでを見ることができ、ものづくりのロマンを感じましたね。
 特に構造体ができて足場が解体され、「こんな姿だったんだ」と全貌が見えた時はものすごく感動します。しかもその工事の監督を、先輩と一緒に自分もできたという大きな自信につながりました。一方で、学生時代にはわからなかったコストに意識が向くようになったのもこの頃。単純にいいものを造ればいいだけではなく、コストやスケジュールといった様々な制約の中でやり遂げる難しさと面白さを実感したプロジェクトでした。

トンネルから熊本地震の災害復旧まで。女性の土木監督としてものづくりの醍醐味と社会貢献を実感!【松田】

 新しい道路や橋ができるたびに「すごい!」と感じていた私。土木を学び、現場監督になる道を選びました。就職活動では「女性が活躍している会社」を軸に企業研究。当社を選んだのは、実際に働く社員の皆さんの楽しそうな雰囲気と温かみのある社風を感じたからです。何より、社員一人ひとりを大切にしてくれる会社であることが決め手となりました。また、多くの女性技術者が活躍されていることも大きな魅力でした。
 入社時の導入研修では、同期全員が大阪に集まって座学や現場実習で技術者としての基本を習得。この研修は不安の払拭に加え、同期との絆づくりでも大きな力となりました。
私が初めて配属されたのはリムトンネル工事の現場。リムトンネルとは、ダムの岩盤を強化するグラウチング作業を行うための小型トンネルです。竣工検査前の仕上げ段階での配属でした。トンネル工事というスケール感に圧倒され、何もわからないまま先輩方から学ぶばかりでしたが、先輩や上司はもちろん、職方さんからも技術者として期待してもらえることがモチベーションになりましたね。
 次に担当したのは2016年に発生した熊本地震の震源地である益城町の災害復旧工事です。益城町は昔ながらの住宅が多く、地震発生から3年が経過しても古い石垣などが崩れたままの状態でした。私は測量や工事写真管理を担当し、所長・主任のもと、発注者や住民の皆さんとの打ち合わせに携わりました。災害復旧工事では二次、三次災害などが想定されるため安全管理がとても重要です。大きな石の撤去などには計画段階からの綿密な準備が必要で、携わる人の安全を確保しながら、入念な打ち合わせを行い住民の方の不安を払拭することを心掛けました。
 集落での仕事でしたから、住民の方がいつも気にかけてくださり「きれいになって安心した」「これで孫たちも遊びに来てくれる」と直接感謝の声をいただけたことが嬉しかったですね。この現場で学んだのは「責任を持って伝える」こと。災害復旧工事は被災した住民の方々の気持ちを思いやることが大切です。私たちの言葉一つひとつが復興への期待に直結するため、正確な情報発信の大切さを実感しました。

若いうちからチャンスを与えられ、夢やビジョンを持って成長していけます!【安藤・松田】

【安藤】 現在は地下1階・地上11階建ての分譲マンションの建築現場に携わっています。1年目の時とほぼ同じ規模感のプロジェクトですが、違うのは工事当初の更地の工程から担当していることと、自分自身の経験値がアップしていること。以前は先輩の指示のもと動いていただけでしたが、今は「どうすれば安全にクオリティの高い建物を造れるか」という自分自身の考えも含めて、安全管理・品質管理を行っています。また施工図面など、今まで作成したことがない図面にもチャレンジしているところです。
 今後の目標は施工管理技士の資格を取得し、一人前の現場監督になること。そのために現在は主任や所長から、施工管理職「5大管理」のうちの2つである工程管理と原価管理についても学んでいます。この仕事は「段取りが一番」と言われる通り、将来的には先輩のように段取りをうまく組んでメリハリのある働き方をしていきたいと考えています。

【松田】 現在携わっているのは、自衛隊駐屯地の中にある隊舎及び庁舎建設に伴う土木工事です。私はその土木工事の中で、調査や計画及び雨水排水工事・舗装工事などをトータル的に担当しています。この現場では初めて発注者との打ち合わせや工程管理を任されました。発注者である防衛省と自衛隊の担当者双方の要望をお聞きし、建築部とも連携しながら調整する難しさもありますが、今までとは違うやりがいを感じています。工程管理ではまず自分がしっかりと理解し、自分の言葉で職方さんに指示することを心掛けています。当社では今「一声かけ運動」を実践しており、現場での職員・職方さんとのコミュニケーションがますますアップ。私の一生懸命な姿を見て「頑張っているね」と声をかけていただいたり、先輩方はもちろん職方さんから学ぶことも多く、現場で働くことの楽しさと面白さを日々実感しています。
 目標は工事所長になること。建築部では多くの女性施工管理者が活躍されていますが、女性の土木施工管理者はまだ多くないので、後輩のロールモデルになりたいと思っています。そして所長になったあかつきには、工事の成績表である工事評点を常に高評価で終え、「松田の現場はいつも高得点だね」と言われるような女性所長を目指したいですね。

学生の方へメッセージ

【安藤】 当社の魅力は何と言っても人間関係が良いこと。1年目は上司や先輩から「安藤の場合はこうした方がいいかもしれないよ」と、自分に合った指導をしてもらったおかげで不安を払拭できました。私は会社のフットサルチームに入っているのですが、そこでも他の現場の方たちや先輩たちとフランクに話せる雰囲気があり、のびのびと自分らしくいられる環境ですね。もちろん同期もみんな仲良く、時にグチを言ったり励まし合ったりできるいい仲間。同期の人数も多いので、きっと気の合う人と出会えますよ。

【松田】 学生さんに一番お伝えしたいことは、人を育てる環境の素晴らしさです。特に入社時の導入研修は3週間あり、先輩たちから会社のことや業務の基本などがみっちり学べるので、配属後の不安がなくなります。研修後はそれぞれの配属先に分かれますが、同期全員が共に過ごすことにより自然に強い絆が生まれるのが嬉しいですね。2年目以降も年次研修があり、フォロー体制も十分。また、男性・女性を問わず育休後に活躍されている先輩が多いのもポイントです!

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社員がみんな口を揃えて言うのが「温かな人間関係と人を育てる環境」。充実した教育制度に加え、面倒見のいい上司や先輩がやさしく新人をサポートしてくれる。

マイナビ編集部から

村本建設は創業から117年の歴史を誇る、老舗の総合建設企業。「カタい」イメージを持つ人もいるかもしれないが、取材を通じてかなり先鋭的な企業だと感じた。例えば、2021年より中期経営計画の中に「働きがいトランスフォーメーション」と題した働き方改革案を盛り込み、社員の働きやすさにクローズアップ。その一つとして、服装の自由化がある。少しずつ社員の服装がラフになるにつれ、社内に自由な空気が流れる好循環が生まれているようだ。また2022年からは働き方改革をさらに加速させ、現場の技術者の時短を推進。技術者の業務負担を軽減し、作業・時間の効率化を進めるべく「プレフロントチーム」を発足させており、これは同社の強みである一体感の更なる醸成にも繋がっている。また、新規事業としてアウトソーシングが可能な業務をサポートする「現場アシスタントサービス事業」を立ち上げて、現場からは好評を得ているようだ。

同社の企業理念は、「社員の幸せを追求する」「人々との信頼関係を築き続ける」「幸せで豊かな社会づくりに貢献する」の3つの念(おも)いから成っている。第一に社員の幸せが記されているところに、社員への愛がわかるのではないだろうか。コーポレートサイトには「愛をもっと。村本。」というテーマで、心の中でさまざまな人との愛を繋ぎながら仕事しているエピソードが掲載されているので、ぜひ皆さんにも読んでみてほしい。

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資材や設備が高騰するなか、無借金経営を続ける村本建設。財務体質が良好だからこそ、若手社員も将来を見据えて安心してチャレンジできるフィールドがある。

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