最終更新日:2025/6/26

(株)インテリジェントシステムズ

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • ゲームソフト

基本情報

本社
京都府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

本気でゲームを愛する先輩たちにインタビュー

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私たちがゲームクリエイターという仕事を選んだ理由を話します

インテリジェントシステムズ(イズ)で働く先輩たちのゲームにかける情熱は半端じゃない!3名の先輩それぞれにこの道を選んだきっかけ、こだわり、やりがいをお聞きしました。

※画像右から
■川口 眞那実さん
2019年入社/グラフィックデザイナー

■濱本 大生さん
2019年入社/グラフィックデザイナー

■安徳 琢磨さん
2020年入社/プログラマー

ゲームクリエイターを目指す人へアドバイス!

学生時代に自由に使える時間を満喫してください。私は単身海外に旅行し、文化の違う環境でしばらく過ごしたことで、自分の常識を疑う経験ができて良かったです。(川口)
将来を左右する就職活動中はたくさんの不安や迷いが生じると思います。しかし、そんな時だからこそ自分の気持ちに正直に、自分を見つめ直す機会にしてください。(濱本)
やりたいことを明確にすれば自分に合う会社がわかります。絞れば絞るほど対象は限られますが、当社はやりたいことがある人を応援しています。(安徳)

職種が違っても同じ熱量で意見を交わし、ものづくりの喜びを実感できる!

■ゲームクリエイターを志したきっかけは?
【川口】小学生の時にネットゲームで遊んでいた際、そのグラフィックがとてもきれいで「私もゲームを創りたい」と思ったのが最初です。美大に進学した頃からグラフィックデザイナーを意識するようになり、地元の企業である当社を選びました。持参したポートフォリオを見て、「なぜそれを描いたのか」と理由を聞いてくれたのはイズだけでしたね。

【濱本】私は子どもの頃から『まわる メイド イン ワリオ』などが大好きで、よく遊んでいました。当時はどこがそのゲームを創っているのかを意識することはありませんでしたが、ゲーム業界を目指すようになり、大好きだったゲームの会社を調べるとすべてイズの作品であることが判明。自分も誰かの思い出に残るゲームを創りたい、それをイズで実現したいと考えるようになりました。

【安徳】専門学校の1年生の時に参加した学内コンテストで実在するゲームを原作に忠実に再現。それが大絶賛されたのがきっかけです。完成度の高さが開発者の耳にも届き、「ゲーム業界においで!」と直接メールをいただいたことが自信となり、ゲームクリエイターを目指すようになりました。

■インテリジェントシステムズの印象は?
【川口】選考段階から根拠のあるデザイン、必要性のあるデザインが求められていると感じていましたが、実際の仕事でもそれを強く感じます。私はテクニカルアーティストという役割を担っており、レギュレーションやワークフローをつくるのが仕事。「なぜそれが必要なのか」を見極め、ルールを示す仕事は自分に合っていると感じています。

【濱本】会社説明会で先輩方とお会いし、熱心で親身な印象を受けました。もともと当社が第一志望でしたが、実際に会うことで「インテリジェントシステムズに入りたい」という気持ちがより強くなりました。仕事に熱い印象は今も変わることはありません。

【安徳】私は当社のインターンシップに参加したのですが、先輩が親身になって教えてくれる環境は入社後も変わりませんでした。1年目から求められるレベルが高く、一人前として扱ってもらえるのがうれしかったですね。入社前は与えられた役割だけを担うのが仕事だと思っていましたが、当社は異なる職種の人とも意見を交わし、ものづくりをできることが魅力です。

簡単には認められない厳しさがある。だからこそ、認められた時のやりがいはひとしお

■成長を実感できた瞬間とゲーム創りのやりがいは?
【川口】私は最初、背景などのデザインに携わっていましたが、もっと効率的に量産するには?と自ら課題を見いだし、その解決にあたるように。その行動を見てくださっていた周囲の人々が「テクニカルアーティスト」という肩書で呼んでくれるようになりました。自分の存在がものづくりに役立つとやりがいを感じます。

【濱本】入社後は主に2Dアートを担当していたのですが、4年目になった頃にはプロジェクトのアートリーダーを任せてもらえました。その時は喜びと同時に成長を実感できました。絵を描いている時は自分との孤独な闘いですが、絵が完成してからはチームで相談を重ね、ゴールを目指します。ゲーム創りを実感できるこの瞬間は何度味わってもたまりません!

【安徳】現在、メイン担当の先輩とともにゲームの基盤にあたる部分の開発を任されていますが、そこでは、言われたことをやるだけでなく、積極的に提案するようにしています。すべてが認められるわけではないですが、提案したことを「いいね」と認めてもらえると「自分も力になれている」とやりがいを感じますね。

■教育環境、そして職場の雰囲気は?
【川口】今年の夏にゲーム開発者向けの技術交流会に参加し、自分の担当分野やそれ以外のセッションを聞くことができました。視野が広がり、良い経験になったと感じています。イズは風通しが良く、先輩後輩を問わず意見交換ができる環境があると思います。

【濱本】入社してすぐの新人研修でデザイナーとしての基礎を学ぶことができます。その2~3年後に今度は自分が新人研修の講師の立場になりました。これがステップアップに大いに役立っていると感じます。教わる側と教える側、異なる目線に立って物事を考えられる人材を大切に育成する雰囲気がイズにはあります。

【安徳】新人研修の時にリーダーに教えてもらったことを今も大切にしています。プログラマーとして一生意識しなくてはいけないことを、最初に教えていただいて本当に良かったです。当社は誰もが平等に意見を発し、上司や先輩もそれに耳を傾けてくれる環境だと思います。

かつての自分が味わったゲームの楽しさを、今度は自分が多くの人に伝えたい

■仕事でのこだわりは?
【川口】物事を決定する際、それが「今」だけでなく「将来」に対しても可能性を残すかを考え、広い視野で選択することを心がけています。ワークフローを決める仕事をしていると、「こうつくったほうが良かったな」と後悔することがしばしばあり、意識するようになりました。

【濱本】アート担当の役割はゲームに登場するあらゆる要素を魅力的に描くこと。本質を理解し、他人に伝えるために具現化することです。そのために学び、愛情をもってモチーフと接することを意識しています。当社のファンはそれを見抜くでしょうし、込めたこだわりに気づいてもらえればより多くの人にファンになってもらえると思っています。

【安徳】自分以外の誰が見てもわかるプログラムを書くことを大切にしています。日頃から「1週間後の自分は他人」という意識を持ち、知識がない状態で見てもわかるシンプルなプログラミングが理想。できた!と思って上司に見せてもすぐにOKとなることは少ないですが、だからこそ、次こそは!と闘志が湧いてきます。

■これからの夢・目標は?
【川口】目標は現在抱えているタスクを無事終えることです。一つひとつ足場を固め、一歩ずつ着実に進んでいきたいと思っています。この積み重ねが将来の大きなタスクの達成につながると思うので、まずは最初の一歩が大事。あとは、デザイナーのみんなにとって最高の開発環境をつくることも目標の一つです。

【濱本】いつまでも忘れられないゲームのワンシーンってありますよね?私は小学生の頃に遊んだ当社のゲームの楽しさを、今でも鮮明に思い出すことができます。私の夢は当社に流れる「大人が子どもを笑顔にする循環」を受け継ぎ、自分の仕事で子どもたちを笑顔にすること。今を生きる子どもたちにも、かつての私と同じ楽しさを伝えられたらと思っています。

【安徳】まずは今、携わっている作品を世に出すことを目指しています。将来的にはリーダーと同等のスキルを持ち、「安徳になら任せられる」と言われる存在になりたい。まだまだわからないことも多いですが、5年以内にメインプログラマーを任せていただけることが目標です!

学生のみなさんへメッセージ

ゲーム開発と聞いて、みなさんはどんな仕事をイメージするでしょうか?当社を一言で表現するなら、「考えてゲームを創ることができる会社」です。「そんなの当たり前でしょ?」と思う人もいると思いますが、これは当たり前のことではありません。

ゲーム会社にもいろいろあり、当社のように考えて創る会社もあれば、言われたことを忠実に再現し、いかに量産するかを重視している会社もあります。どちらが良い、悪いということではなく、考えて創りたい人が、それを求めない会社を選んでしまったら、それはミスマッチとなってしまいます。

ここで伝えたいのは、みなさんがどんな仕事をしたいかです。自分の創ったゲームの真価を世に問い、全世界の老若男女すべての人が楽しめるゲームを創りたいと考えるなら、考えてゲームを創る当社のような会社を強くお勧めします。その道は決してたやすくはありませんが、少しでも興味があれば、ぜひエントリーしてください。
(廣澤 輝之さん/総務部)

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バーベキューやお花見など社員同士で親交を深める機会が多い。社員旅行は毎年恒例で、旅先では社員有志の手作りイベントが行われる。 ※2024年撮影

マイナビ編集部から

1986年設立のインテリジェントシステムズは、任天堂とともにゲームの進化の歴史をつくりあげてきた企業だ。同社は単なる「下請け」ではなく、ゲームをより面白くするための新たな提案を次々に打ち出す意欲あふれるビジネスパートナーとして成長し続けてきた。

こうした企業姿勢は、同社の人材にかける思いとも重なっている。「自ら道を切り拓ける人、切り拓きたいと考える人は当社を選んでほしい」と総務部の廣澤さんは断言する。同社は努力する人、成果をあげる社員には、海外・東京でのゲーム発表会などに参加する機会を与え、必要な教育にも投資を惜しまない。

また、「ミスマッチが起こらないようにできる限り対面する機会を設けています」と廣澤さんは胸を張る。コロナ禍以降、オンラインでの説明会や面接が格段に増えたが、「ネットでは学生の熱量を感じることはできない」というのが廣澤さんの持論だ。そんな同社は社員を大切に育てる風土が特徴となっており、執務時間中は昼と夜の食事を会社が負担してくれる。社員の家族も参加できるバーベキュー大会や社内見学会(懇親会)も催しており、毎回大盛況。社員に長く働き続けてほしいという会社の姿勢がより伝わってくる取材だった。

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説明会などで手渡しする名刺には異なるキャラクターのシールが貼られており、それをきっかけに学生とコミュニケーションをとるそう。手間暇を惜しまない姿勢に脱帽だ。

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