最終更新日:2025/4/22

学校法人東洋大学

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本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

学生の未来を支える、その先に広がる挑戦とやりがい

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~大学の価値を創り出す職員たちの情熱に迫る~

都内屈指の大規模校でありながら、「改革の東洋」と呼ばれるほど絶え間ない挑戦を続ける東洋大学。この場でどのような思いで働き、どんなやりがいを見出しているのか。若手職員が語る、日々の仕事とその魅力とは?

長屋 希さん(写真右)
教務部社会学部教務課/2017年入職

会田 周平さん(写真左)
国際部国際課/2020年入職

山田 萌々さん(写真中央)
赤羽台事務部赤羽台事務課/2020年入職

先輩たちの入職理由

「大学職員は狭き門と感じていたが、母校への思い入れが強く、一度挑戦してみようと決意しました」と振り返る長屋さん。今ではすっかり教務課に欠かせない人材に成長。
大学時代に海外留学や国際交流を経験して「人生が豊かになった感覚」が大きく、「私も提供する側になりたい」と決めた会田さん。念願の国際課でキャリアを歩む。
就職活動では業種を絞らず「自分が楽しく働けそうな職場」を重視した山田さん。その1つが東洋大学で「業務内容が幅広く、アクティブに関われることが魅力」と語る。

寄り添い、導き、未来を創る。学生を支える使命感

社会学部教務課に所属し、履修登録や成績管理、休退学手続きなど、学生の学びを支える幅広い業務に携わっています。東洋大学を選んでくれた学生たちが充実したキャンパスライフを送り、社会で活躍する力を身に付けることができるよう支援することが、私の一番の使命です。日々の業務では、学生や保護者からのさまざまな相談を受け、時には迅速な対応が求められることもあります。そのような場面では課題解決能力が試されることが多く、常にやりがいを感じています。

特に忘れられないのは、ある学生から受けた「大学を辞めたい」という相談。学生ごとに事情が異なるため、一方的に話を進めるのではなく、話しやすい雰囲気を作りながら、丁寧に耳を傾けるよう心掛けました。その結果、学生から本音を打ち明けてもらえました。残念ながらその学生は一度大学を離れましたが、数年後に「再入学したい」と連絡を受けたときは本当に嬉しく思いました。学生が再び学びたいと思えるようサポートできたことに、この仕事の意義を改めて感じました。

また、学生募集業務の一環として、毎年8月に開催されるオープンキャンパスでは社会学部ブースの運営を担当。受験生や保護者の方々に「ここで学びたい」と思っていただけるよう工夫を重ね、参加者が満足して帰れるような取り組みを行っています。今年は学生スタッフとともに参加者への声掛けの方法を見直した結果、例年以上に多くの参加者に社会学部のブースにお越しいただけました。改善を重ねることで、大学の魅力をより効果的に伝えられる手応えを感じています。

さらに、入試関連業務として社会学部の入試方式の見直しや検討にも携わってきました。受験生の動向を分析し、検討用資料を作成したうえで、教員とともに議論を重ね、翌年度の入試方式を決定しています。学科のポリシーに沿った学生募集を実現するために取り組んだ結果、4月に新入生の姿を見たときの喜びは格別です。こうした仕事を通じて、大学の未来を築く一助を担っていることを実感しています。

教務課の業務は、数字や形として目に見えにくい部分もあります。しかし、学生たちが充実した大学生活を送り、夢に向かって成長していく姿を見るたびに、大きなやりがいを感じます。今後も自身の経験や知見を後輩に引き継ぎ、次世代の学生たちが希望に満ちた未来へ進むための基盤づくりに貢献していきたいと考えています。
(長屋さん)

グローバル人材を育成し、大学の国際化を推進。学生の成長に貢献できることがやりがい

国際部国際課では、主に東洋大学生の海外留学支援や外国人留学生の受入れ、語学学習や国際交流プログラムの運営、海外大学との協定等、大学の国際化に関わる業務を行っています。

入職直後はちょうどコロナ禍の最中で留学がストップしていたので、留学を望む学生から多くの相談を受けました。留学が再開した時のために、今できることに取り組むよう学生に指導すると同時に、国際部国際課としてもそのような雰囲気がありました。大学としてさまざまな取組みを行う中で、私は短期留学プログラムのオンライン実施を担当しました。初めての試みでしたので、海外協定校や留学支援団体と条件を細かく擦り合わせること等、難しさがありましたが、少しでも学生の学習機会を補填できればという想いで業務にあたりました。

短期留学プログラムの業務では、大学の教育方針に応じて、新しくプログラムを創ることもあります。私も本学が推進するSDGsに関わるプログラムの実現のため、留学支援団体と協働で、東南アジアの貧困地域などに訪問するプログラムを企画しました。「大学が目指すグローバル人材の育成プログラムとしてふさわしいのだろうか」と悩んだこともありましたが、海外へ渡航した学生たちが、帰国後に現地での学習成果を話してくれたときや、このプログラムをきっかけに新たな挑戦をしている姿を目にしたときには、大きな喜びを感じました。

現在はTGL(東洋グローバルリーダー)プログラムと留学生の就職促進を主に担当。TGLプログラムはグローバル人材を定義し、その強化を図るための各要件をクリアすることで、東洋大学がグローバル人材として認定する制度です。SGU(スーパーグローバル大学創成支援事業)採択後、本プログラムは10年間運用していますので、現在は次なるフェーズに向けて要件等の見直しに力を入れています。一方、留学生の就職促進については、国内就職率を5割に引き上げる目標を掲げ、日本語講座や就職関連講座のさらなる充実にも取り組んでいます。

少しでも学生の人生に影響する可能性がある業務に携わるからこそ、自己研鑽は怠れません。私自身もより国際的な経験を積み、業務の量と質を最大化することを現在は目指しています。「より多くの学生が、よりよい国際的な経験を積んで世界に羽ばたいてほしい」。この想いを胸に、今後も各プログラムの改善や促進に取り組みます。
(会田さん)

最先端の研究を間近で支援!東洋大学の研究力向上を目指します

入職以来、赤羽台キャンパスの情報連携学部、通称「INIAD(Information Networking for Innovation and Design)」と呼ぶ校舎に勤務しています。INIADは建物全体がIoT化されており、職員の業務もDX化が進んでいます。例えば、会議資料をペーパーレスとしたり、コミュニケーションをオンライン化することで業務を合理的に進め、その分学生や教員に向き合ったより良い教育・研究環境の構築へ注力しています。

私は、情報連携学部の教員の研究支援に関する業務を行っています。研究面のサポートは多岐にわたりますが、研究助成費の応募・管理が主な内容となります。研究助成費としてよく知られるところでは「科研費」がありますが、これは日本学術振興会の科学研究費助成事業のことで、他にも文部科学省などの国の事業、財団や企業からの支援など、助成費の獲得先はたくさんあります。時には「こんな募集が出ていました」とお知らせすることもあり、情報収集も大切な業務の1つです。教員が助成費を得て、適切に運用するために多方面からお手伝いしています。

国などの助成費は税金から出ているため、厳格なルールが定められています。具体的には「執行要領」に則った支出でなければなりませんが、詳細を教員が管理するのは煩雑であり、また意図せずルール外の支出となる可能性もあります。そこで運用にあたり、私たちが細部にわたり執行基準を理解し、助成費の支出管理をしています。また、一定金額を超える支出の際は、契約書の作成や締結などの事務手続きも行っています。

とはいえ、単にルールに従うのではなく、教員が円滑に研究を進めるため、どのように融通を利かせるかという視点も重要です。特に情報連携学部ではAIをはじめとする最先端な情報技術を研究することもあり、執行要領だけでは判断できない、あるいは以前とは解釈が異なる事案も次々と生じます。そのため、各教員の研究内容をきちんと理解したうえで、柔軟なサポートができるよう努めています。

その結果、論文や発表が表彰され、研究成果を目にすると、自分のことのように嬉しく、研究支援業務のやりがいを感じます。学生と接する機会は少ないものの、共同研究の学生や院生と関わることもあります。「知の最先端」としての大学の研究力の向上に貢献し、そして研究によって生まれた知識や技術が学生の学びへ寄与するこの業務に誇りを感じています。
(山田さん)

学生の方へのメッセージ(職場の魅力について)

東洋大学で働く最大の魅力は「何よりも学生のために」という熱意を持ち、働き続けられる環境です。

1.学生を第一に考える環境
大学は学校法人であるため、利益を追求する企業とは異なり、教育や研究を通じて社会全体の発展や課題解決に貢献することを目的としています。教員とは異なる視点から、何よりも学生のために、学生と向き合いながら仕事のやりがいを実感できる環境です。

2.常に改革を続ける姿勢
少子化に伴う18歳人口が減少する中、本学では職員全員が危機感を共有し、「選ばれる大学」を目指して日々挑戦を続けています。改革への絶え間ない取り組みは、本学の大きな強みです。

3.人材育成への取り組み
入職前研修をはじめ、時代のニーズに応じた教育研修体系を随時刷新し、整備しています。また、約5年を目安にジョブローテーションを実施し、多角的な経験を通じて大学運営のゼネラリストを育成。成長を支える環境が常に整備されています。

4.充実した福利厚生
民間企業よりも長い長期休暇が取得可能で、2024年からはリフレッシュ休暇が新設。また、誰もが育休を取得しやすい環境が整備され、育児休暇を取得した職員のほとんどが復職するなど、家庭とキャリアを両立させています。

本学では、学生だけでなく職員自身も幸せな人生を送れるよう、現状を見直しながら柔軟に取り組みを進めています。未来の職員としてともに挑戦できる日を楽しみにしております。

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海外協定校や外部への研修参加費用の補助も行い、キャリア形成におけるフォローアップ制度が充実している。職員満足度も高く、安心して働ける環境づくりに力を入れている。

マイナビ編集部から

時代に先駆けた学部学科の新設や改組をはじめ、新たな入試方法の導入など、大学業界では何かとその動向が注目される東洋大学。積極的に新たな施策を立案し、速やかに実践できる理由を尋ねると、「走りながら考える風土が根付いているから」と人事担当者は即答する。ちなみに東洋大学が求める人材は、「誠実な人・タフな人・行動できる人」だが、走りながら考えるバイタリティが必要という意味で「タフな人」を掲げている。そして他の2要素は、「学生のために真摯に向き合い、動ける人」と言い換えることができよう。取材した3名の職員から「学生が幸せになるために」という気持ちが痛切に伝わってきたからだ。大学職員の業務は多岐にわたるが、学生との距離に関わらず、全員がその思いを共有している。

システム管理や国際プログラムの開発、研究助成費の運用支援など、専門的かつ高度な知識が求められる業務も多く、話をするほど職員たちの優秀さが感じられる一方、共通して柔らかい人柄であったことが印象的だった。人当たりがよく、どこかほんわりとした親しみやすさを感じたのは、大学の第一義が教育や学術研究を通した「社会貢献」にあるからだろう。国際課の会田さんは「東洋大学は自己の哲学を磨く大学。どんな仕事をすればいいか、どう生きていきたいか、就職活動を通して皆さんにも哲学してほしい」とメッセージを寄せてくれた。その言葉は、職員の仕事の姿勢も物語っている。

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国のデジタルを活用した大学高度化プランに採択されるなど、AIの活用をはじめとする教育DXに積極的に取り組んでいる。学部学科の新設やリニューアルも目白押しだ。

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