最終更新日:2025/4/18

(株)はま寿司

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 外食・レストラン
  • 食品
  • 商社(食品・農林・水産)
  • 給食・デリカ・フードビジネス

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

挑戦が社会貢献につながる。自分の成長が「SUSHIで世界一」の実現につながる!

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日本一を目前に捉え、世界一へ向けた人財が育っています。

国内外食産業で高い売上を誇るゼンショーグループで成長を続けるはま寿司。そんな同社の成長の担い手は社員だ。世界一を目指して飛躍し続ける同社で働く3名の社員に、同社での活躍や成長の秘訣を伺った。

■吉村 啓佐さん(写真左)
中日本営業部 東京DS ディストリクトマネジャー
2010年入社/経済学部卒

■山中 侑加さん(写真中央)
商品部 導入課 主任
2013年入社/栄養学部卒

■小野 昂哉さん(写真右)
中日本営業部 北東京BL 杉並和田店 ストアマネジャー
2021年入社/グローバルコミュニケーション学部卒

先輩たちのオフタイム

料理が趣味の小野さん。「休日は料理を楽しんだり、同期と遊んだり。同期とは休みを合わせやすいので、会うことが多いですね。最近はカードゲームが私たちの流行りです」
旅行や食べ歩き、ヨガ、ランニングなど、多くの趣味を持つ山中さん。「食べ歩きで収集した情報はSNSで発信。どうすれば分かりやすく伝えられるか、いつも考えています」
世界を舞台に活躍するために英語を学び始めた吉村さん。「リスニング力アップのために、好きな洋楽を聴いています。何度も聴いているうちに聴き取れるようになりました」

100名のクルーをマネジメント!複数店舗のマネジメントスキルを身につけて海外へ/小野さん

学生時代に英語を学んでいたことや、飲食店でのアルバイトに楽しさを感じていたことから、海外で働くチャンスのある飲食企業を探していました。大規模マネジメントにも興味がありましたし、はま寿司はぴったりだと思いましたね。入社後はグループの合同研修で社会人としての基礎を学んだ後、グランドオープン前の店舗でオペレーション業務の基本を習得。3週間後に、まずはトレーニーとして店舗に配属となりました。ストアマネジャーやエリアマネジャーに教わりながら店舗でのオペレーション業務に慣れ、クルーへの教育ができるようになった半年後、試験を受けてセカンドアシスタントマネジャーに。そこからは時間帯責任者として店舗を運営しつつ、数字の管理やシフトの作成といった店長業務について学び始めました。2店舗を経験後、店長代行を任されるファーストアシスタントマネジャーとなり、当職位では3店舗を経験しました。

入社2年目にストアマネジャー(店長)に昇格。店長代行も務めていたため仕事内容は習得していましたが、自分が店舗を経営する責任者になったことには重みを感じました。一番不安だったのは、クルー(アルバイト・パート)の管理です。はま寿司では1店舗につき100名ほどのクルーが働いています。一人ひとり個性が違うため、接し方や指導育成の仕方に難しさを感じることが今でもあり、最初は特に苦労しました。上司や周辺店舗の先輩店長からのサポートがありがたかったです。皆さん同じような経験をしているので、悩みを相談すると的確なアドバイスをくださり、目から鱗が落ちた瞬間が何度もありました。

ようやく店長業務に慣れてきた今は、楽しい職場づくりに力を入れています。クルーの立場に立ち、「どう教えたら楽しく感じてもらえるだろう」「どうすればこの仕事が楽しくできるだろう」と常に考えています。笑顔で楽しそうに働いているクルーたちの姿を見ると私もうれしくなりますし、楽しさが働き続ける原動力になり、成長にもつながる。結果的に店舗全体の利益にもなります。だから笑顔があふれる職場にしていきたいんです。これからも人の成長を通して店舗を成長させていきたいです。そして職位を上げて複数店舗を管理する知見を積み、いつかは海外の店舗統括に挑戦してみたいです。社内公募で人員が募集されるので、名乗りを上げて海外展開の一端を担えたらと思っています。

新商品と、その開発に込めた「想い」を、店舗へ届けています/山中さん

半年間の店舗勤務を経て、店舗オープン課へ。新店のスタッフを教育するトレーナーとして1年半勤務した後、念願の商品開発課へ異動となりました。企画を考えて試作を繰り返し、商品会議での提案を経て商品化。当社で商品開発を行う際に重要となるのは、当社の強みであるMMD(マス・マーチャンダイジング・システム)を意識することです。食材の調達から提供まで一貫して担うこのシステムに乗せ、無駄な手間やコストをかけずに店舗で商品を提供することができるよう考慮していきます。

達成感があったのは、パフェの開発です。オペレーションの難しさから、なかなか販売に踏み切れなかったのですが、競合他社も販売しているため、お客様に喜んでいただくためにも商品化は必須だろうと段階を踏んで開発していきました。最初はアイスクリームを店舗で仕込むオペレーションに慣れてもらうところからスタート。次に簡単なミニパフェを新商品に加え、最終的に本格的なパフェの提供につなげました。本部には店舗の様子が見えにくいため、現場経験が役に立ちましたね。どんなオペレーションなら提供しやすいかを想像しながら開発したことで、相手のことを深く考えられることが、良いモノづくりの肝になると学びました。

商品開発に5年間携わった後、現在は導入課で店舗に向けた新商品の製造マニュアルを作成しています。マニュアルは、商品開発課が新商品に込めた熱い想いを「伝える」媒体。どうすれば分かりやすく伝えられるか、どうすれば店舗で簡単に再現できるかをいつも考えています。具体的に伝えなければ伝わらない。でも具体的にしすぎると逆に伝わりにくくなる…。分かりやすく再現するためにオペレーションにも踏み込みます。例えばソースを10g使うレシピの場合、店舗で注文を受けるたびに計るのは手間がかかりすぎるため、1杯で10gになるようなスプーンを導入。現場のオペレーションも検証し、マニュアルに落とし込んでいくんです。一番苦労するところではありますが、店舗でマニュアル通りの商品が提供されていると大きなやりがいを感じます。

近年は外国籍のクルーが増え、これまで以上に簡潔で分かりやすいマニュアルが求められています。早見表や動画も採用しながら、様々な創意工夫に挑戦していきたいです。

入社12年でディストリクトマネジャーに。次は営業部を統括するゼネラルマネジャーを目指します/吉村さん

はじめは中日本営業部に所属。関東エリアの店舗をいくつか回り、入社1年半後にストアマネジャーへ昇格して西日本営業部に異動。九州・中国エリアの店舗をマネジメントし、入社3年目には福岡で初めてグランドオープンを経験しました。ゼロから、自分が面接・採用して育てたクルーと一緒に創り上げた店舗への愛着はひとしおです。クルーたちは教えれば教えるほど成長し、間違ったことを伝えればそのまま吸収するので、全力で向き合いました。クルーたちが異動先の鹿児島まで会いに来てくれたことは今でも忘れられません。

立ち上げを軌道に乗せた後、3店舗を統括するスーパーインテンデントに昇格。九州や近畿エリアの店舗統括やグランドオープンを多数経験して、入社9年目に地区長として 8~9 店舗を管理するブロックマネジャーとなり、そこから約3年後にディストリクトマネジャーに昇格。九州沖縄エリアの管理を担当後、現在は中日本営業部で東京エリアのディストリクトマネジャーとして57店舗を統括しています。

売上戦略の構築がディストリクトマネジャーの主な仕事です。ブロックマネジャーに会社のビジョンや方針を伝え、ブロックマネジャーがそれを踏まえて年間計画を立て、動いていけるようフォローしていく。例えば、はま寿司は年末年始の商戦がビッグイベントです。そこに向けて売上予測を立て、達成するための計画や指針を前もって具体的に準備していかなければ、商戦時にストアマネジャーは目の前のことで一杯になってしまいます。来店するお客様数はテイクアウト数も非常に多いため、最悪ブロックマネジャー自身が店舗に立って対応することも。そうなるとマネジメントに成功したとは言えないため先を見据えることの大切さを、ブロックマネジャーには伝えています。計画通りに進み、結果がついてきた時は、私もうれしくなりますね。

担当店舗を訪問しながら、お客様にとって快適に過ごせる営業状態であるかどうかも確認しています。特に見ているのは働く環境です。働くスタッフの状態が良くなければ、店舗の雰囲気も悪くなってしまいますよね。ストアマネジャーともコミュニケーションを取り、部下やクルーが楽しんで働けるように見守ることも心がけています。次の目標は、ゼネラルマネジャーとして営業部を統括すること。そしてゼネラルマネジャーを経験後は海外展開の一端を担い、「SUSHIで世界一」をけん引していきたいです。

学生の方へメッセージ

小野さん/楽しく働ける職場が一番です。私の「楽しい」は目標があって達成できた時。はま寿司は「SUSHIで世界一」という大きな目標があり、それに向かって社員もクルーも動いています。チームでの一体感や目標を達成する喜びを感じられることが、私にとってはとても楽しく、楽しいからこそ働き続けています。皆さんも、楽しく働くイメージが持てる会社を選んでほしいと思います。

山中さん/勉強も遊びも全力で。私は入社直後から、商品開発への異動を目指して全力で取り組みました。1カ月で当社の全商品を食べる目標を立て、それを達成。記録のために全商品のレポートも作成しました。誰かに提出するつもりはなかったのですが、私の様子を見ていたブロックマネジャーが本部に報告。それが本部への異動につながったと後で聞きました。何事も本気でやれば結果がついてきます。

吉村さん/チャンスがあれば人をまとめることに挑戦し、そして何かをやり切る経験をしてみてください。上に立つと、多様な人の意見を聞きながら最善を決断していく場面に数多く直面するからです。私は学生時代、100人以上が所属するダンスサークルの部長をしていました。個性も感性もバラバラ。レベルも初心者から能力の高い人まで様々なメンバーをまとめるのはひと苦労でしたが、やりがいがありましたね。自分の意見を持って決断する力や勇気、統率力が養われ、今に活きています。

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社員の成長が会社の成長につながるが、さらに会社が成長すれば個人もまた成長する。社内にポストが増えるからだ。はま寿司の社員は前向きで成長意欲のある人が多いそうだ。

マイナビ編集部から

取材した3名から感じたのは向上心の高さだ。もっと良い商品やサービスを提供するにはどうすればいいか、もっと自分を成長させるにはどうすればいいか。現状維持にとどまらず、常に「もっと」とその先を見る姿勢はどこから来るのかと考えたとき、行き着くのは理念だ。

はま寿司の属するゼンショーグループは、2023年に「世界から飢餓と貧困を撲滅する」から「食を通じて、人類社会の安定と発展に責任をおい、世界から飢餓と貧困を撲滅する」へと理念をブラッシュアップした。グループは成長を続けているものの、世界の約10%の人が飢餓や貧困に苦しむ状況は改善されていないからである。自分たちだけではなく、社会全体を良くしていく。その決意を新たにしたのだという。

社員たちは志を同じくし、社会を良くするための一歩が自分たちから始まることも理解している。「現状維持は衰退だとすら伝えています。向上心と挑戦心を持ち、出勤時よりも退勤時に小さなことでも何かを得て1日を終えてほしいですね。それが自分だけではなく会社や社会、世界のより良い明日につながるのです」と人財開発室の石田室長。

改善提案を出せば、数日で本部はもちろん社長まで上がる風通しの良さもある。妥当な意見であれば検証を経て採用。社員一人ひとりの一歩から、上昇のスパイラルが始まるのだ。自分を成長させながら、世界の安定と発展にもつなげたい人は大きなやりがいと共に前進できるだろう。

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2002年の設立以来、常に今以上の姿になるために自ら変化を続けてきた。社員全員が主体となって。その姿勢はこれからも変わらない。はま寿司は「永遠の未完成企業」だ。

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