最終更新日:2024/6/1

(株)かね貞

業種

  • 食品
  • 専門店(食品・日用品)
  • 給食・デリカ・フードビジネス

基本情報

本社
愛知県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

人々の生活に欠かせない食を支えるプロフェッショナルとして活躍!

  • 生物・農学系 専攻の先輩

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若手の成長を後押ししてくれる環境

日本の食卓を豊かに彩る、安心・安全でおいしい食品を提供するかね貞。同社の異なる部署で活躍する3名の先輩社員に、担当している仕事とそのやりがい、今後の目標、会社の魅力などについてお聞きしました。

★江嶋 祐さん/生産部 課長/2008年入社
農学部で学び、新卒で入社。有言実行の姿勢には経営陣からの評価も高く、生産面の管理全般を一任されている。
★犬飼 奈津美さん/品質管理室/2013年入社
高校からの新卒入社。3年目に商品の包装担当から品質管理室へ異動となり、当初は戸惑いがあったものの、現在は後輩を指導する立場で活躍している。
★櫻井 美緒さん/商品開発室/2018年入社
健康科学部で学び、新卒で入社。スーパーなどで販売される日配商品の開発担当として、世の中にまだない商品を生み出すことを目指している。

かね貞のココも自慢!

私が入社した頃の売上は100億円強でした。それが今期は198億円。つねに成長を続けている点は大きな誇り。また上司に対して自由に発言できる環境も魅力です(江嶋さん)。
私と年齢が近い20代~40代の社員が多く、コミュニケーションが図りやすい職場環境です。産休・育休や時短勤務などの福利厚生も充実しています(犬飼さん)。
風通しの良い会社で、こんな商品を開発したいという要望が上層部まですぐに上がり、商品化されるスピードが速いです。部署を越えた社員同士の仲の良さも魅力(櫻井さん)。

現場をまとめる行動力で、良い製品を、その日のうちにお届けしています。

現在、私は製造及び包装ラインの日々の段取り調整、人の教育・管理等を任されています。モノづくりはチームワークと言われますが、特に当社が手がけるのは、毎日店舗に配送される「日配食品」です。あらかじめ予定はいただいているものの、当日になって受注量が変わることも少なくありません。だからといって出荷を遅らすわけにはいかず、現場のメンバーをまとめて動かすスキルが必要になってきます。
私自身がラインの経験も長く、その姿勢が評価されたのでしょう。8年ほど前に包装室に移ってからは、みんなをまとめる立場になり、2年前には課長のポストに就くこともできました。

もともと私が当社を志望したのは、食品業界に興味があり、中でも現会長の情熱に惹かれたからです。その意味では、今は経営陣と接する機会も増え、新しいラインの相談を受けるなど、とても充実した毎日を過ごしています。
一方で、仕事において経営者サイドと現場の考えに、多少のズレが生じるケースも当然出てきます。その時に上の考えを押し付けたり、逆に製造の立場一辺倒になるのではなく、双方が納得できる方法を考えて、その解決策を導き出すのが私の務めです。
私も若手の頃には、仲間と言い争ったこともあります。でも結果として、仕事は1人では何もできません。多くの上司や先輩から、相手を理解することの大切さを学んだおかけで、今の私があると思っています。

さらに私の成長につながった出来事といえば、2017年の本社工場の大規模な改修工事と最新鋭設備への刷新です。それまでは、どちらかといえば本社のことしか考えていませんでした。けれど再稼働に向けて協力を惜しまない関東工場のメンバーたちの姿を見て、みんなで一体になることの大切を学びました。
生産部だけではありません。新商品を出す際には開発や営業との連携が重要になってくる上、品質管理とも、つねに密に情報を共有しています。その中から生まれた“みんなで会社を良くしよう“という社風も、当社の強みの1つだと思っているほどです。
今後の目標は、部下たちを早く役職に上げること。そして私自身は工場長のポストをめざしたいと考えています(江嶋さん)。

お客様に提出する仕様書の作成を担当。後輩を育成する立場でさらに成長していきたい!

高卒で入社した私は、最初の約2年間は製造の現場で商品の包装を担当しました。その後、現在の品質管理室へ異動になったのですが、当時はまだ経験が浅く、未知の部署で仕事をすることへの不安が大きかったです。
品質管理室では、製造した商品の出荷判定をはじめ、製造過程で商品に不具合が発生した際の対応などを行っています。私自身は、主に当社商品を取り扱っていただく大手スーパーなどのお客様に提出する、栄養成分値や細菌検査の結果などをまとめた仕様書の作成を担当しています。周りの皆さんから助言をいただきながら、一つひとつの仕事を丁寧に行うことを心がけてきました。

仕様書の検査内容などについてお客様から見解を求められることや、商品を購入していただいたエンドユーザー様から商品について電話で問い合わせを受けることがあり、納得していただけるように説明することの難しさを感じることもあります。そういった苦労はありますが、「犬飼さんの仕様書や、対応が良かった」とお客様の喜びの言葉を、社長を通じて伝えていただけることも。その時はやはりうれしく、モチベーションが高まります。

品質管理室へ異動して間もない頃はお客様へのご案内がなかなか上手くできず、対応に苦慮したことが何度もありました。それでも頑張り続けてこれたのは、部署の皆さんがフォローや応援をしてくれたおかげです。今ではお客様対応も含め一通りの作業がしっかりできるようになり、成長の手応えを感じています。今後は、後輩を育成する立場でさらに成長していきたいですね。

品質管理室では、ある程度自分の裁量で仕事のスケジュールを管理できるため、家庭を持っている私はその日にこなす仕事の量をコントロールし、家庭の時間を確保するようにしています。子供の送迎などをしなければいけない時には、勤務シフトを調整していただけるのでありがたいですね。私はこれまでに産休・育休も利用しましたが、当社は社員の意見を取り入れて、働きやすい環境づくりを整えてくれていると思います。その他に私が感じている当社の魅力は、社員一人ひとりの取り組みを上司がしっかり見てくれていることです。適切に評価してもらえるので頑張り甲斐がありますよ。(犬飼さん)

今までにないオリジナルの商品を世の中に送り出すのがやりがい

管理栄養士の資格を取得できる健康科学部で学んだ私は、食品関係の仕事を志望する中で商品開発に興味を持ちました。当社は練り物商品のメーカーですが、一見、練り物っぽくない斬新な商品も手がけていることに魅力を感じたのが入社を決めた理由です。

入社以来、商品開発室に在籍し、スーパーやコンビニなどの小売業者へ卸す日配商品の開発を担当しています。すでに世の中に出回っている商品と同じようなものではお客様は買ってくれません。他社もいろいろと工夫をしている中で、今までにないものを開発しなければいけないのが難しいところですね。
目指しているのは、分類上は同じ練り商品であっても、食べた時にそうではないように感じられるオリジナリティのある商品を開発することです。そのために私はスーパーなどで練り物以外のコーナーの商品をチェックしたり、SNSで流行っているものを調べたり、開発室のメンバーと意見を交わす中で開発のヒントを見つけ出すことを心がけています。

やりがいを感じるのは、自分が開発した商品が社内で採用され、スーパーなどに並んだ時です。思い通りにいかないことはありますが、それでも諦めずに試作を重ねたものが商品化されるとやりがいを感じますし、頑張って良かったと喜びで満たされます。特に思い出に残っているのは、「もっち餅」という商品を開発したこと。従来品とは違って冷たいままでもお餅のようなもちもちとした食感を実現することができ、達成感がありました。

商品開発を約6年経験し、入社した頃と比べて材料の配合などに関する知識の引き出しが増えたのを、最近は実感しますね。商品化するための改善策などもいろいろと出せるようになり、商品開発の仕事がどんどん面白くなっています。今後も、売れる商品を開発して会社に貢献していきたいです。会社の新しい看板になるようなヒット商品を開発できたらうれしいですね。

また、当社は基本的には土日休みで、仕事とプライベートを両立しやすいです。繁忙期もありますが、仕事の優先順位をしっかりつけて効率よく終わらせることを心がけ、できるだけ残業をしないようにしています。社員の意見を受け止めてくれる環境がありますし、私が2年目から商品開発を担当させてもらえたように若手も活躍できる会社です!(櫻井さん)。

企業研究のポイント

さまざまな業種がある中で、当社のような食品メーカーに興味を持っている学生さんもいるでしょう。食品メーカーの魅力は、安定性が高いことです。食品は人々が生きていくために必要不可欠なもので、その製造を担い、幅広い選択肢を提供しているという点で、安心して働くことができます。

ただ、ひとくちに食品メーカーと言っても、会社によって製造している商品も働き方も異なります。たとえば当社は、「ちくわ」や「おでん」といった日配商品やデイリーフーズと呼ばれるものが主力商品で、毎日お客様から注文が入るため、工場は土日も稼働しています。そう聞くと大変そうと思うかも知れませんが、基本的には土日週休二日制で、長く働き続けられるよう産休・育休制度や時短勤務制度などの福利厚生を整えています。
企業研究の段階では、製造している商品や働き方に加え、どのような支援制度や福利厚生があるのかもあわせて調べると良いでしょう。

また、社長の考え方をホームページなどでチェックすることもおすすめします。会社はトップの方針や指示に沿って活動していますから、社長がどんな考えを持ち、どんな会社を目指しているのかを把握しておくと、企業選びの判断材料の一つになると思います。
(人事担当/鬼頭)

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ちくわやおでん、かまぼこ、野菜天などに加え、直営店では、旬の素材を取り入れた惣菜も提供しています。"ひと味違う"商品開発こそ、私たちかね貞のめざすところです。

マイナビ編集部から

1925年(大正14年)に創業したかね貞は、「おいしさに、安心と驚きを。」というスローガンを掲げて事業を展開している食品メーカー。100年近くにわたり、かまぼこやちくわなどの練り商品の製造・販売にこだわりながらも、これまでの実績に固執せず、たとえば練り物と惣菜を掛け合わせた「Nelicatessen(ネリカテッセン)」を提案するなど、新しいことに果敢にチャレンジし、成長を続けている。

同社の進化・成長を支えているのは、言うまでもなく社員であり、今回の取材を通じて強く感じたのは、社員がそれぞれ担当している仕事にやりがいを見出し、生き生きと働いていることだ。その理由は、品質管理室の犬飼さんと商品開発室の櫻井さんが語っていたように、社員一人ひとりの頑張りをしっかり評価するとともに、若手にも活躍のチャンスを与えてくれるからだろう。生産部の江嶋さんの言葉を借りると、“みんなで会社を良くしよう“という雰囲気があることも、同社の大きな魅力に感じる。また、安心して長く働き続けられるよう社員の意見を積極的に取り入れて、働きやすい環境づくりを行っていることも見逃せないポイントだ。

人々の生活に欠かせない食品づくりに携わりたいという人は、さまざまな活躍のポジションがあり、福利厚生の拡充も図っている同社をぜひチェックして欲しい。

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「カネサダ」「ねり助」「ねり伝」の3つの直営店ブランドを展開。また工場では、HACCPやJFS-Bといった国際規格を取得し、食品の安全・安心面にも万全を期しています。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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