最終更新日:2025/4/5

結城信用金庫

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 信用金庫・労働金庫・信用組合

基本情報

本社
茨城県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

地域とともに歩み、成長し続ける若手職員たち

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人材育成にも注力。金融のプロとして飛躍できる環境が広がる

茨城の県西地区を中心に地域を支える金融サービスを提供し続けている結城信用金庫。充実した教育体制を整えていることもあり、若手たちも着実に育っている。ここでは2人の先輩のキャリアを追いかけてみた。

野原 里華さん(中央)
石下支店 渉外係
法学部法学科卒/2018年入庫

藤原 和輝さん(左)
八千代支店 預金担当
経済学部経済学科卒/2024年入庫

先輩たちの横顔

野原さんの趣味は岩盤浴。疲れた体を癒す大切な時間となっている。旅行も好きで就職後は長期休暇を取ってトルコまで足を伸ばしたこともある。
野球の強豪校でプレーしていた藤原さん。会社の野球部でもキャッチャーとして活躍中。野球部の先輩に誘われて、最近はゴルフにハマり始めている。
マンツーマン制度やメンター制度、資格取得支援など、人材育成にはかなりの力を注いでいる。2人の先輩も周囲に育てられて今があると実感しているという。

【野原さん】渉外担当として地域のお客さまとの信頼構築に勤しむ

私は生まれ育った茨城県で働きたいと考え、信用金庫を中心とする金融機関を第一志望にしていました。外回りの集金を廃止している信用金庫が多い中で、結城信用金庫は対面でのコミュニケーションが大切だからと、今も渉外係を配置しています。入庫しようと思った大きな決め手は、そのようなところに地域の一人ひとりに寄り添っている姿勢が伝わってきたからです。

最初の6年間は岩井支店で勤務。まずは預金担当として事務処理を手がけていました。マンツーマン制度などを通して優しく教えてくれる先輩ばかりで、余計な不安を感じることなく仕事に打ち込むことができました。

窓口係を経て渉外担当となったのは3年目のこと。地域の個人・法人を問わないお客さまのもとに訪れて、定期積金の集金を行いつつ、資産運用のご提案、融資のご案内などに取り組んでいくというのがその役割です。最初は、お客さま先で質問を受けてもその場で返せず、持ち帰り上司の力を頼るケースも多かったのですが、1年くらいかけて人間関係を構築していくと次第に信頼を寄せられる場面も増えてきました。印象深いエピソードは、ある製造業のお客さまとのお取引です。今までは預金だけのお取引だったのですが、融資の相談をしてくださるようになりました。お客さまのもとへ足しげく通い、時には雑談を交え信頼関係を構築していくことを心がけた結果、大きな取引に繋がったと思っています。

2024年からは石下支店に異動し、新たなエリアでの信頼関係構築に勤しんでいます。まったく知らない地域で1から関係を作るのは大変ですが、4年間の渉外経験があるだけに以前よりはスムーズに距離を縮められるようになりました。私を頼って相談を持ちかけてもらえるのが素直に嬉しいと感じる毎日です。

後輩育成というところでは、メンター制度の先輩役を過去3回にわたって任されています。新人の不安を少しでも解消できる存在がいるべきとメンター役に立候補しました。あまり先輩ぶらずに何でも言えるような空気を作っていますが、後輩と話をしていると新人時代の頃を思い出すことも多く、私自身が初心に帰る貴重な機会だと実感しています。

【藤原さん】支えてくれる人が多く、思い切って挑戦できる

私は経済学の中でも金融について重点的に学んでいたため、就職活動では金融業を志望しました。地元である千葉県の信用金庫を考えていたのですが、出身高校が茨城にあった上に、筑西市在住の親類から結城信用金庫の評判を聞いたこともあり、知らない地域でしたが試しに応募してみました。最終的に決め手となったのは、親身になって話を聞いてくれる採用担当者の人柄です。こういう人のもとで働きたいと思いましたし、未知の地域で1から挑戦するのも面白いと、当庫で頑張っていくことを決心しました。

2週間の研修を経て八千代支店に配属となってからは、預金担当として後方事務に取り組んでいます。お客さまの預金の入出金、口座の振替などを手がけているのですが、かなりの専門性が問われるだけに最初は全くわからないことだらけでした。その中でも心強かったのは「マンツーマン制度」での支援体制です。私には10年目の係長が付きっ切りで指導してくれたのですが、質問するとなんでも答えてくれたおかげで、一つひとつ課題を乗り越えることができました。

先輩からの指導で心に残っているのは、「仕事はお客さまのためにある」という言葉です。当たり前のことではあるのですが、目の前の作業をこなすのに精一杯だった私にとって、視野を広げるきっかけとなりました。お客さまのために行動するには、まずは身の回りを整えるのが先決です。以前は焦ってしまいきちんと整理せずに書類を提出してしまうことがありましたが、見てもらう人が気持ちよく作業できると最終的にはお客さまの利益につながるため丁寧に作ることを心がけていきました。

1年目の年明けからは渉外担当の先輩に同行して、お客さま先での対応方法も並行して学ぶようになりました。基本的に渉外は1人で外訪活動をするため、臨機応変に対応しなくてはなりません。お客さまの千差万別のニーズに回答するためにもいっそうの自己研鑽が必要だと感じています。

業務外では月1回、メンターの先輩と面談の場を持っています。違う支店の先輩と一緒にご飯を食べながら近況報告をするのですが、同じ結城信用金庫でも支店ごとに状況は異なっていますので、別角度の意見をいただく貴重な時間と支えてくれる人が多いのは本当にありがたいですね。

先輩たちの目指す将来の姿、結城信用金庫の良さ

■若い世代の登用に積極的な結城信用金庫では、渉外係にも新卒の後輩が増えており、気づけば半分近くが私よりも下の世代で占められるようになっています。私自身、教える立場になっているのがよく理解できていますので、後輩に聞かれたときに何でもアドバイスできるよう、土台となる知識を磨いていきたいと思っています。その一環として現在は資格取得に励んでおり、直近ではファイナンシャル・プランニング技能検定2級資格に挑戦したいと思っています。

庫内の雰囲気の良さも自慢の一つ。2つの支店で働きましたが、どちらも優しい先輩ばかりで、困ったときにはいつも助けてくださいました。大きな問題にぶつかったときには、上司が一緒に私の担当客先へ出向いてくださり、一緒に解決策を考えてくれたことも。お客さまのためになることをしよう、一人ひとりに寄り添う仕事をしようという思いが、全員の心に根付いているからこそ、温かな企業文化が形成されているのかもしれません。これから入庫する方も、目の前のお客さまを支えていこうという強い気持ちを持って挑戦してほしいですね。
<野原さん>

■預金業務をしながら、ときおり窓口にいらっしゃったお客さまの対応をサポートすることがあります。自分が処理したサービスに関してお客さまから直接、「ありがとう」の声をいただけた瞬間、また頑張ろうと新鮮な思いが沸き上がってきます。今後、より深くお客さまに貢献するためにも、金融に関連する資格を多角的に身につけ、より自分を高めていくつもりです。

また、私は庫内の野球部にも所属しており、毎週土曜日は各支店の部員が集まって練習に励んでいます。上下の枠にとらわれることなく野球を楽しむことができ、職員全員がとてもフレンドリー。気さくで柔らかな雰囲気に包まれており働きやすい環境にあると実感しています。特に八千代支店は、職員8名の小所帯ですのでまさにアットホームそのものですよ。
<藤原さん>

学生の方へメッセージ

結城信用金庫では茨城県西地域を中心とするエリアにおいて、120年以上にわたって地域に貢献し続けています。地域社会と接点を持ち、人とのかかわりを大切にして働きたい人にとって、最適な環境が整っていると自負しています。

職員数240名前後と金融機関としてはコンパクトな組織だからこそ、「マンツーマン制度」をはじめ職員一人ひとりに向き合った支援体制も整えています。その人らしいキャリア形成も促しており、私自身も営業店を経験後、本部に来てからは8部署中4部署での業務に携わるなど、さまざまな角度から仕事に臨むチャンスに恵まれています。

上層部との距離も近く、営業店に何気なく顔を出した役員が雑談だけして帰るという姿も日常の光景として見受けられています。営業店内の風通しも良く、頑張っている職員の努力は、必ず誰かが見守っていますので、若手たちも臆することなく挑戦を重ねることができます。自ら考え行動できる人やお客さまの立場になって行動ができる人を特に歓迎いたします。

就職活動では気になる企業の声を聞き、疑問点をクリアして進みたい企業を見つけてください。当庫の説明会では、さまざまな質問を受け付けていますので、不安に感じることは遠慮なく質問してください。
<総務部主任調査役 柴 英明さん>

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地域に根差した金融機関の職員であるべく、先輩たちは日々、自己研鑽を重ね続けている。学び、成長したいという人には、組織を上げて徹底的にバックアップしてくれる。

マイナビ編集部から

1902(明治35)年創業の結城信用金庫は、120年以上の長きにわたって、茨城県西地域を中心とするエリアで信頼を積み重ねている金融機関である。現在は本店・営業店を合わせて24店舗構えているが、いずれの店舗も少数精鋭のチーム体制だ。担当の枠を超えてお互いに連携しながら、地域社会で暮らすお客さまにとって最良の金融サービスの提供に勤しんできた。

若手職員が成長できるようにキャリア形成支援策を導入しており、特に入庫後約3か月にわたる「マンツーマン制度」は、40年以上前から受け継がれてきただけに、“教える”ノウハウも豊富に蓄積されている。2021年度には新たに「メンター制度」を導入。他の支店の先輩がメンターとして話を聞いてくれる場を月1回ペースで設けており、食事を楽しみながら、公私を問わない悩み事を打ち明けることができる。

金融機関の職員は多様な資格にチャレンジする必要があるが、取得支援制度もバッチリ整っている。FPなどの重要資格に関しては勉強会を開催するなどして、職員を徹底サポートしているそうだ。現時点では金融に関する知識に自信がなくとも、前向きに自己研鑽していく気持ちがあれば、価値ある金融を提供するプロフェッショナルとして大きく羽ばたくことができる環境だと感じる取材であった。

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茨城県結城市に本店を構える“ユーシン”。明治創業だけに、何世代にもわたって取引を重ねるお客さまも多い。名実ともに地域とともに歩んできた金融機関である。

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