最終更新日:2025/5/26

GMO ENGINE(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 広告
  • 放送
  • 芸能・映画・音楽

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

誰もが知っているCM作品。私たちは現場監督として制作の現場を支えています。

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プロダクションマネージャーとして活躍する先輩社員たち

数多くのテレビCMを手掛けてきた映像制作会社として、業界での高い知名度を誇るGMO ENGINE。そんな同社のプロダクションマネージャーとして、撮影現場を支える3名の先輩からお話をうかがいました。

◆駒井 瑠公さん(写真左)
プロデュース本部 リーダーチーフプロダクションマネージャー
2018年入社/経営学科卒

◆長澤 和音さん(写真中央)
プロデュース本部 リーダープロダクションマネージャー
2020年入社/史学科卒

◆岩倉 美月さん(写真右)
プロデュース本部 プロダクションマネージャー
2020 年入社/現代ビジネス学科卒

先輩社員の横顔

休日には会社の仲間とキャンプやサウナに出かけています。この仕事の大変さも楽しさも理解し合える会社の仲間と一緒に過ごすことはとても楽しいです。(駒井さん)
SNSで動画を見たことがきっかけで、1年ほど前から編み物をはじめました。ラジオを聴きながらする編み物は心の癒しになっています。(長澤さん)
休日は外へおでかけしたいタイプ。買い物やネイルに行ったり、友人と食事をしたりなど、体力とフットワークの軽さを活かしています。(岩倉さん)

活発的で責任感がある仕事。しかし、苦労した分だけの満足感が、必ず得られる仕事です/駒井さん

私たちプロダクションマネージャーにとって、一番、大切なのは、プロジェクトの全体の動きを把握しつつ、先回りして「次に何が起こるか」を考えておくことだと思っています。撮影現場でミスが起こらないよう、多くのスタッフへ確認や連絡を行い、頭の中で作業工程をシミュレーションした上で現場に臨んでいます。スケジュール調整で優先するのは監督やフォトグラファーの日程を最初に押さえること。その後に他のスタッフや代理店などとの調整を行います。

プロダクションマネージャーというのは、最初のうちは目の前の仕事だけに集中しがちになりますが、経験を積むうちに少しずつ視野が広がり、作品が完成するまでのプロセスを見通せるようになってくる仕事です。そのために必要なのは、とにかく場数を踏むこと。同じ作品は2つとないものの、経験の中で培った引き出しが多ければ多いほど、不測の事態にも余裕を持って対応できるようになります。先日の海外ロケでは、現地のスタッフにスマホの翻訳アプリを使って監督の意向を伝えるという経験をしたのですが、これも私の引き出しの1つとして、今後大いに役立ってくれると思っています。

私は現在入社7年目ですが、そろそろプロデューサーへのキャリアアップを目指すべき時期だと考えています。しかしプロデューサーの業務は、上司が「明日からプロデューサーやってね」と任せてくれるわけではありません。お客様から「駒井さんにプロデュースをお願いしたい」というご依頼を受けて、初めて担当できるものなのです。これからのキャリアアップとして、少しずつプロデューサーの業務を経験させてもらいながら、ステップを踏んで成長していこうと決意しています。

入社4年目にプロデューサーを経験。仕事に対する視野が広がり、大きく成長できました/長澤さん

私は学生時代に映像研究部に所属し、テレビ番組や映画の制作に興味を持っていました。しかし、文学部の自分に合うかどうか自信がなかったため、就職活動では映像制作会社と一般企業の両方を見ていました。そんな中、当社への入社を決めたのは、最終面接でお会いした社長の正直なお言葉や、自分たちで会社を変えていけるという可能性に大きな魅力を感じたからです。

私が現場デビューしたのは入社1年目の夏。いきなり有名タレントがメインキャストである大手菓子メーカーのプロジェクトを経験して、この業界の華やかさとともに、撮影現場の緊迫感も身に沁みました。その後、物流会社や家電メーカー、飲料会社などの大規模案件で経験を積み、プロダクションマネージャーとしてのスキルを身に付けました。その一方でプロデューサーとして化粧品のCMを手掛けることもありました。この業界では、「経験や年次に関係なく、お客様から指名を受けたらプロデューサー」というのが慣例です。CMのプランナーが知人だったことから、「長澤さんにプロデュースしてほしい」という依頼を受けたのです。

プロダクションマネージャーが監督やカメラマン・撮影部・美術など撮影現場を担当する方々に連絡をとっているのに対して、プロデューサーが対応しているのは、クライアントや広告代理店といった全体の方向性を決めるチーム。初めてのことだけに、大変な苦労はあったものの、仕事に対する視野が広がり、プロダクションマネージャーとしての仕事にも大いに役立つ経験となりました。将来はプロデューサーとして、多くの映像作品に企画段階から携われるようになることを目指していきます。

お祭りのように楽しくダイナミックな仕事。毎日新鮮な気持ちで楽しみ続けたい/岩倉さん

私は高校時代に経験した文化祭の実行委員にとても大きなやりがいを感じたことから、就職活動では広告業界を志望。イベント会社や広告代理店を中心にアプローチしていました。当初は映像制作会社に入るつもりはなかったものの、たまたま当社の説明会に参加したところ、社風の明るさや社員の人柄の良さに大きな魅力を感じるように。こんな人たちと一緒に働きたいと想い入社を決めました。

当社では入社後2か月間の新人研修でプロダクションマネージャーの仕事内容や、撮影現場での働き方を学び、その後配属されてからは先輩の下につき現場デビューするというのが基本のパターン。しかし、私が入社したのはコロナ禍の影響が最も大きかった時期のため、新人研修はほとんどがリモート。また研修終了後もすぐに現場に入ることができず、3か月ほどは社内で事務処理や撮影の準備などを行っていました。しかし、そのお陰で、撮影現場にはどんな職種の人たちが来て、どんな役割を果たすのかといった話を先輩からしっかりと聞くことができ、入社1年目の夏に初めて現場に入った時にも、比較的スムーズに状況を理解することができたように思います。

入社2年目ともなると、主担当として、1つのプロジェクトを任されるケースが増えてきます。撮影現場での私たちは、数多くのスタッフへ作業の指示を出し、質問に答える現場監督のような存在。また何かトラブルが起こった時には対応策や代替案を考え、何が何でも予定通りに撮影を完了させるという大きな責任を担っています。プレッシャーを感じる反面、毎日がお祭りのような楽しさ、ダイナミックさがあるのも事実。文化祭の実行委員にも似た、大きなやりがいを感じています。今後も撮影の現場でタレントさんとお会いしたり、ロケで海外に行ったり、良い意味でミーハーに楽しみながら、数多くの作品を作り続けていきたいですね。

学生の方へメッセージ

駒井さん/何年経験を積んでも、同じ仕事は2つとないのがプロダクションマネージャーという仕事の楽しさ。この仕事だからこそ飽きるということがありません。プロジェクトの全責任を負うという重要な立場ですが、頑張れば必ず人間的にも大きく成長できる環境です。

長澤さん/誰もが知る大手クライアントのプロジェクトから、地方の小さな会社まで、様々な案件を経験できます。私自身、スタッフ5人ぐらいで手作りのように制作した作品があるのですが、愛情を込めて良いものに仕上がり、完成した時の達成感は格別でした。

岩倉さん/プロダクションマネージャーで活躍している人は、体力とフットワークの軽さに自信のある人。ロケで海外や地方へ行ったり、タレントさんにお会いしたりする機会も多いので、人とは違った経験がしたい方には、とても面白い仕事だと思います。当社にはワン・オン・ワン・ミーティングで社長と直接お話しし、自分の悩みや要望を伝える機会があります。そこから会社の制度が変わることも多く、風通しの良い風土を感じています。

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新卒採用に当たっては、映像制作など、学生時代の経験や知識は一切、問わない。「CM制作をやってみたい」という熱意さえあれば、誰にでも採用の門戸は開かれている。

マイナビ編集部から

広告コンテンツ制作会社のPMの仕事について、詳しく話を聞いた今回の取材。3名のインタビューからは、著名な監督やタレントと一緒に行う華やかな撮影の裏で、彼らが綿密に準備を行い、各所と連携しながら「現場の司令塔」として奔走している様子がよく理解できたのではないだろうか。

時間に追われながらロケ地の下見や小道具の確保をしたり、関係各所とギャラやスケジュール交渉・調整をしたりする過程では、時にハードな局面もあるようだ。刺激や楽しみにも事欠かないルーティンとは無縁の仕事だが、踏ん張るべき時には踏ん張ることができる、人としての胆力を持った人が活躍できる仕事という印象を受けた。

将来はプロデューサーにステップアップしていく社員も多いが、7年目の駒井さんが語っていた「PMとしてまだ燃え尽きていないので、もうしばらく頑張りたい」という言葉からは、現職への誇りや充実感も伝わってきた。自分次第でどのようなキャリアでも描ける業界なので、まずは「PMとしてやりがいを持って働けそうかどうか」を検討してみるとよさそうだ。

同社の優れたチームワークは、日々行動を共にし、食事を大事にする企業文化から生まれている。また今後はGMOインターネットグループのシナジーを活かし、Web動画や配信などの領域でも強化を図っていく方針だという。仲間と支え合いながら多様な活躍のチャンスを手にできる、そんな企業といえるだろう。

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大手クライアントや有名クリエイターとの信頼関係をもとに、数々の広告賞を受賞する映像作品を生み出してきた。近年ではデジタルコンテンツの制作にも力を注いでいる。
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