最終更新日:2025/4/20

富士食品工業(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 食品
  • 農林・水産

基本情報

本社
群馬県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

天然水や土からこだわった自慢の野菜を通して、食の安心・安全に貢献する!

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若手社員が語る、野菜づくりに携わる魅力とこだわりとは?

スーパーやコンビニに並ぶ富士食品工業のもやしやカット野菜は、どれもヘルシーでおいしいと評判。製造、営業、仕入れを担う先輩社員たちの仕事ぶりを通して、そのおいしさの秘訣や野菜に携わる魅力に迫ります。

■菅谷 友希さん(写真左)
2016年入社
野菜加工部 係長

■小椚 眞琴さん(写真中央)
2023年入社
農産部 営業課

■成田 海都さん(写真右)
2021年入社
農産部 農地開発課

富士食品工業のココが好き!

「何でも相談しあえる、なごやかな雰囲気の会社です。既存に固執せず、『こうしたほうがいい』という意見を柔軟に受け入れてくれる社風も気に入っています」(菅谷さん)
「カット野菜だけでも約100種類ありますが、そのすべての品質に妥協せず、『おいしく安全』を追求しているところです。営業として自信をもって提案できます」(小椚さん)
「全国の農家さんを訪れ、地域性を活かした農法を学べるところです。農家や団体、市場の方々など、さまざまな人と関われることも自身の成長につながります」(成田さん)

【野菜加工】消費者の存在をいつも意識し、全工程で衛生管理を徹底しています

自宅の近くに工場があり、カット野菜やもやしを普段から食べていたこともあって、私にとって富士食品工業はなじみのある会社でした。やがて慣れ親しんだ食品をつくる側に興味を抱き、前職の自動車整備士から当社への転職に踏み切りました。それから8年、カット野菜の製造業務に携わり、仲間とともに充実感を味わう日々。転職してよかったとつくづく思います。

カット野菜の製造工程はおもに4つに分かれます。原料となる野菜の検品・仕分けを行う「前処理工程」、規格サイズに合わせてカットする「カット工程」、各野菜の規格量を計って包装する「計量・パッケージ工程」、そして段ボール等に梱包する「箱詰め工程」です。私は入社後、これらの工程をローテーションしながら機械操作や生産管理、衛生管理などを経験し、3年目にリーダー、6年目に主任、そして8年目に係長へステップアップしています。

すべての工程で意識してきたのは、消費者の存在です。私たちは消費者の方々と直にお会いするわけではありません。しかし、皆さんに安全でおいしい野菜をお届けすることがミッションだということを決して忘れず、品質・衛生管理の徹底を図っています。1日に製造するカット野菜は5万パックにおよび、それだけ多くの人に商品が行き届くことを考えるだけでも、気が引き締まりますし、やりがいを強く感じます。さらに、スーパーやコンビニに当社の商品が並び、お客様が買い物カゴに入れる姿を目にすると、よりリアルにうれしさと誇りを実感できます。

主任に昇格してからは、工程管理や人材育成、業務改善などにも徐々に役割を広げてきました。私は何事も自分で決めて引っ張っていくというよりも、メンバーと意見・アイデアを出しあい、メンバーの「こうしてみたい」を後押しするタイプ。もちろん安全を守る立場として指摘するべきことはしっかりと伝えますが、相手の立場に立って向きあい、話に耳を傾けるようにしています。そうやってチームで協力して改善を考え、実行し、よりよい商品づくりをめざすことに魅力と充実感を覚えています。

今は係長に昇格してまだ1年目。カット野菜製造のすべての工程に視野を広げ、メンバーの育成や業務改善にいっそう力を注ぎ、これからも安全でおいしい商品を多くの人にお届けしていきたいと思っています。
(野菜加工部・菅谷さん)

【営業】お客様からの声を参考に、いずれは商品開発にも自分主導でチャレンジしたい

学生時代には食環境科学部で食品の成分や添加物、衛生管理などについて幅広く学び、食品業界への就職をめざしました。といっても研究職ではなく、人と話すことが好きなので営業職を志望。当社の営業職はスーパーマーケットや商社、市場など、さまざまな分野の方々とかかわり、商品開発にも携われることを知って興味を抱き、入社を決めました。

入社後の工場研修ではカット野菜ともやしの製造工程を広く経験し、製造の流れや難しさ、品質へのこだわりを興味深く学ぶことができました。営業課に配属後、先輩たちの営業活動への同行を重ね、現在は担当としてお客様を引き継いでいます。

当社のカット野菜やもやしを扱ってくださる店舗を訪れ、売場担当の方々のニーズに迅速にお応えするのが、私のおもな役割です。商品の数量や価格、納期などの納入計画について調整・提案することはもちろん、当社商品を使ったレシピの紹介や、野菜売場の飾りつけ、相性のいいドレッシングなど、提案の切り口は本当にさまざまです。キャベツの代わりにもやしをたっぷり使ったお好み焼き、カット野菜を和えたシャキシャキの野菜チャーハンなど、野菜料理を提案し、売場のPOPで紹介していただくこともあります。私は当社の野菜が大好きで、「たくさんのお客様に食べてほしい」という気持ちが毎日の原動力になっています。

当社のカット野菜は約100種類におよび、スーパーマーケットやコンビニ、食品メーカーと協力してプライベートブランドの商品を企画・開発する機会も豊富です。入社1年目の今はまだ担当していませんが、上司・先輩から意見・アイデアを聞かれることも多く、パッケージや箱詰めの仕方に私の意見が反映されたこともあります。これからも売場の最前線でお客様のニーズに耳を傾けながら、どんな商品があればお客様に喜ばれ、売上アップにつながるのかを考え、新商品のアイデアをカタチにしたいと思っています。

先輩たちはいい人ばかりで、私から何でも相談しやすい雰囲気ですし、先輩たちから「あの件、大丈夫?」と声をかけてくれるので心強いです。研修でお世話になった製造の先輩たちも、お客様のご要望について気さくに相談に乗ってくれます。まだまだ慣れないことが多く、失敗することもありますが、一つずつ経験を重ねながら成長していきたいです。
(農産部営業課・小椚さん)

【仕入れ】レアな知識・経験を積み上げ、農業のプロフェッショナルに頼られる存在へ

農業を営む親戚の姿に憧れを抱き、将来は農業に携わりたいという思いを持ち続けていました。なかでも当社を選んだのは、仕入れ先である全国の農家を訪れては直に対話を重ね、おいしい野菜づくりに一緒に取り組んでいると聞き、その姿勢に共感したからです。私も農家の方々に寄り添いながら多くを学びたいと思い、入社を決めました。

農地開発課の私が担当するのは、カット野菜に使用する野菜の仕入れです。農家の皆さんや団体の方々とやりとりしながら、製造予定に合わせて野菜の入荷先や発注量、価格などの調整・交渉を行い、野菜が入荷され次第、味や色などの品質を毎日チェックしています。農地開発課では野菜の品目によって担当を分け、私はおもにキャベツやニンジン、キュウリなどを担当しています。北海道から九州まで、取引のある農家さんは全国に広がり、全国各地へ出張して野菜の作り方や畑の状況、病気の有無などの確認を行うことも、仕入れ担当の重要な役割です。

農家の方々とお会いした際、「遠いところ、よく来てくれたね」「いつも仕入れてくれてありがとう」と言っていただけると、温かい気持ちになります。時には品質に関して厳しい指摘を行うこともありますが、それも「おいしくて健康的な野菜を提供したい」という気持ちがあるからです。農家の皆さんと対面で率直に話し合うことで、その気持ちを共有し、信頼関係を厚く育んでいます。

地域や品目・品種によって野菜の育て方は異なり、奥深さを感じる毎日です。また、取引状況に応じて値が動き、値動きにも目を配りながら発注量を調整する必要があるため、一筋縄ではいきません。だからこそ、予測がパズルのようにハマったときには気持ちいい達成感に包まれます。そうしたノウハウは一朝一夕では身につかず、経験豊富な上司・先輩のアドバイスを受けながらスキルアップを重ねているところです。当社には資格取得支援制度があり、私は入社1年目に会社の費用負担で野菜ソムリエの資格を取得できました。いい人に恵まれ、成長意欲に応えてくれることも、当社の魅力だと思います。

これからも丹精込めて野菜づくりに励んでくださる農家の方々への感謝を忘れず、知識・経験を磨き続け、野菜づくりのプロである農家の皆さんに頼りにされる存在をめざします。
(農産部農地開発課・成田さん)

学生の方へメッセージ

安心しておいしく食べられ、体にも環境にもやさしい野菜をお届けしたい――これが私たちの思いです。当社のもやしは天然水のみで育てられ、完全無農薬。野菜は中嶋農法と呼ばれる土づくりからこだわった農法で栽培され、ミネラルが豊富です。少しでも興味をお持ちいただけたなら、ぜひ会社説明会や工場見学に参加し、当社の魅力をさらに深く知ってほしいと思います。

当社では本社と日光工場のそれぞれで採用を行っていますので、転勤の心配がありません。産休・育休から復帰して活躍する社員も多く、ライフイベントを経ながら長くキャリアを伸ばしていきたい方にも最適な環境だと自負しています。

さまざまなタイプの社員が集まり、希望・適性に応じた配置を検討していることも当社の特徴です。今回紹介したカット野菜の製造、営業、仕入れのほか、もやしの製造、受注担当、総務部門など、当社の活躍フィールドは幅広く、先輩社員たちはそれぞれの持ち味を活かして活躍しています。

入社後にじっくりと学べますので、野菜や農業に関する知識は問いません。お待ちしているのは、周りと協力して仕事に取り組める方。そして、自ら考えて行動できる方。皆さんには当社の次世代を担ってほしいと期待し、会社として成長の後押しを惜しみません。20代・30代の先輩たちが順調にキャリアアップを重ねていますので、皆さんもぜひ続いてください。
(採用担当・碓氷/松本)

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「健康食品として知られるもやしは、漢字で書くと『萌やし』。若い芽が力強く伸びるという意味があります。皆さんの伸びやかな“萌え力”に期待しています!」(採用担当)

マイナビ編集部から

富士食品工業のもやしとカット野菜は、みずみずしくて味が濃いと評判で、おなじみのスーパーマーケットやコンビニエンスストアにも並んでいる。その歴史を紐解くと、半世紀以上前につくり始めたもやしは、ミネラル豊富な天然水と厳選された種子のみを使って育てられ、完全無農薬栽培を徹底。その後製造を手がけ始めたカット野菜にも、食の安全・安心を追求する姿勢が受け継がれ、土づくりから行う中嶋農法によって安全で栄養豊富な野菜がふんだんに使われている。

今回取材した製造、営業、仕入れを担う先輩社員3名からも、「安全・安心な野菜」という言葉が端々で聞かれ、自社の商品に自信と誇りを持っていることがうかがえた。安全・安心への思いは会社全体に浸透し、職場ではよりよい品質をめざして活発に意見が交わされているという。若手メンバーも遠慮なく「こうしましょう」という意見を発信でき、改善につながる可能性があれば柔軟に取り入れられる。そうしたオープンな社風や雰囲気が根づいていることも、同社の商品が日々進化を続けている理由に挙げられるだろう。

同社には年齢に関係なく評価する仕組みがあり、若手のうちから改善業務やリーダーの役割を担えるチャンスがある。なかには30代で工場長に抜擢された社員もいるという。食の安全を支えるやりがいを抱きながら、充実したキャリアを描ける環境といえそうだ。

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本社は「分福茶釜」ゆかりの群馬県館林市に近く、シンボルの狸が迎える。主力商品の「分福もやし」やカット野菜など、同社の商品は地域の枠を越え、全国に浸透している。

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