国民の生活に欠かせない製品や情報サービスを社会に送り出している国立印刷局は、製造業としての一面と、国家公務員としての公共的な使命を併せ持ちます。それゆえに大きなやりがいを感じられる一方で、社会的に大きな責任が伴う仕事でもあります。
私たちは、職員が生き生きと働けるように、休暇取得の推進や超過勤務時間の削減を始め、かねてより働きやすい環境整備に力を注いできました。出産・育児に関する休暇制度も充実しており、2023年度の育児休業取得率は、女性100%、男性96%です。背景には、それぞれの生活を大切にするために職員同士がサポートし合う雰囲気が根付いていることがあります。こうした環境整備の結果として、職員の勤続年数が長いことも特徴です。
職員の成長をきめ細かに支える教育・研修制度もアピールポイントです。新規採用職員研修に始まり、日本銀行券製造に関する基礎から専門的な内容まで学ぶ技術系研修、知的財産や機械設計などの業務に必要な知識を学ぶ職種別研修、国内外の大学や民間企業への長期派遣研修などを整えており、一人一人のキャリア形成を支えています。入局後に製造現場を経験した後は、研究所や本局勤務など幅広いキャリアの選択肢があります。学生時代の専攻のみをもって配置を決定しているのではなく、本人の適性、希望等を踏まえて配置転換を行っているため、柔軟にキャリアを形成して自己実現を図ることができます。
(人事担当)