最終更新日:2025/4/17

(株)アイネット

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 商社(食品・農林・水産)
  • 食品

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

商社として、メーカーとして、変化に挑戦しながら、お菓子と笑顔を届けています。

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人とおいしさを結ぶチャレンジは、自由に、楽しく!

菓子専門商社として豊富なアイテムを取り扱い、自社プライベートブランド開発やOEM製造などメーカー機能も併せ持つアイネット。自由度の高い環境の中、のびのびと挑戦を重ねる3名の社員の活躍を取材した。

◆川田 啓介さん(写真右)
営業本部 営業企画部/2022年入社

◆丸尾 清夏さん(写真中)
事務物流課/2022年入社

◆安藤 秀樹さん(写真左)
管理部 チーフ/2014年入社

アイネットに決めた理由

人と関わることが大好きな川田さん。「5,000以上の幅広い商品を扱い、OEMやPB商品の開発も行っているため、当社ならお客さまが喜ぶ提案ができそうだと思いました」
人を支える仕事がしたいと事務職を探していた丸尾さん。「当社は職種を選ぶことができました。面接で言葉に詰まっても耳を傾けてくれた人柄の良さも決め手になりましたね」
前職では洋菓子メーカーに勤務していた安藤さん。「お菓子は人を笑顔にする素晴らしいアイテム。次はBtoCではなくBtoBの仕事をしてみたいと当社への入社を決めました」

【営業/川田さん】メーカー機能を併せ持つ商社だから、営業にも商品開発にも携われます。

営業と自社プライベートブランド(PB)の商品企画を担当しています。営業では、スーパーマーケットの得意先さまを定期的に訪問。自分なりの提案で売り上げが伸び、得意先さまに喜んでいただけたときはやりがいを感じます。得意先さまからオリジナル商品が欲しいというご要望があれば、共に企画を考え、OEM商品として開発していきます。

営業活動時に得意先さまのお店の棚を見たり、メーカーさんに市場の傾向をヒアリングしたりしながら、市場の動向やニーズもリサーチ。自社PB商品の企画にもつなげています。アイデアをストックして毎月の企画会議で企画案を出し、案が通れば商品化に向けて具体的なプランに落とし込みます。クッキーとフィナンシェであれば自社工場で製造、それ以外は協力メーカーさんへの委託を検討。原料の仕入れやパッケージ・デザインも主導していきます。

先日はフルーツらくがんを商品化しました。どうすれば若い世代にも和菓子を楽しんでもらえるかを考えていて、フルーツ風味にしたら面白いんじゃないかと思ったんです。プレーンとチョコレートの2種類を楽しめるプチマドレーヌの大袋も開発。プレーンのみ、チョコレートのみの袋はあってもミックスされたものは見かけなかったため需要があると思い企画しました。2つともアイネット限定の商品のため、ご好評いただいています。

企画を完成させるまでに半年はかかります。まだ市場にはない、優位性のある企画案でなければ採用されませんし、自社工場あるいは協力メーカーさんに確認することも多いため根気強さが求められます。しかし、商品化されるまでの道のりが長く険しいからこそ、達成感も大きいんです。自分が作りたい商品が形になり、得意先さまから「こういう商品が欲しかったんだよ」と喜んでいただけるときが一番うれしいですね。

営業にも企画開発にも携わることができ、飽きることがありません。商社機能とメーカー機能を併せ持つ当社だからこその醍醐味。お客さまに頼られる営業を目指しつつ、「この商品は間違いなく売れるね」と、どこにでも置いていただけるヒット商品を開発していくことが今後の目標です。

【事務/丸尾さん】多様な業務を習得し、お菓子の物流を支えるスペシャリストに。

神奈川の拠点で、物流事務を担当しています。入社後は売上計算から仕事を覚えていきました。前日に売り上げた伝票をもとに、出荷時のデータと差異がないかを確認するところからスタート。出荷が多い午後は、出荷事務も手伝いました。倉庫担当がピッキングして出荷したデータや伝票を得意先さまに送付。この売上計算や出荷事務を通じて、当社の物流と、それに伴って発生する事務業務の全体像を肌で感じることができたと思います。基本を教わった後は、仕入れ事務担当に。発注担当が仕入れた商品の入荷時の数量チェックが、主な仕事でした。

現在は、メーカーさんから得意先さまのお店に直接商品を納品していただく直送業務を担当しています。得意先さまから直接、あるいは担当営業経由で商品を発注いただくと、その商品のメーカーさんにFAXで発注書を送信。発注から納品まで、発注書通りにスムーズに進むことがほとんどですが、納期や商品の変更が生じることも時にあります。早い段階で気づいて得意先さまにご連絡することができるように、メーカーさんから受領の回答が来たら細かく確認することを心がけています。

商品そのものと関わる接点が少ない地味な仕事かもしれませんが、私たちが正しく処理を行わなければ商品はお店に並びません。そのことをしっかりと胸に刻み、責任感を持って業務に取り組んでいます。多様な業務があり、しかも得意先さまによって入力の仕方が異なるなど細かいルールも多いので、一つひとつを地道に覚えていく忍耐力も必要です。なかなか頭に入らず大変に思うこともありますが、だからこそプライベートで得意先さまのお店に行った時、自分が発注をかけた商品が棚に並んでいるのを見ると、無事に納品できた安堵とやりがいを感じることができます。

イレギュラーな状況が発生した時にも自分で考えて対応できるように、自立して業務ができるようになることが直近の目標です。自立したら、上司が担当しているような規模の大きな直送業務に挑戦していきたいと思っています。また、得意先さまや担当営業からFAXやオンラインで受注したアイテムを、倉庫から出荷して納品する際の事務業務にも、いつか挑戦してみたいですね。この出荷の流れが割合としては最も多く、ピッキング作業や在庫管理を倉庫担当が、伝票処理を事務物流が連携をとりながら、チームプレイで進めています。

【管理/安藤さん】採用業務と総務を担当。裁量が大きいため、さまざまなチャレンジができる社風です。

新卒採用業務と総務業務に従事しています。総務業務では、社用車や固定電話、スマートフォン等の備品の管理調達や社内行事の運営を担当。総務業務はどれも頻繁に発生する業務ではありません。例えば社用車は、車検やリース満了のタイミングで動きがありますし、スマートフォンも毎年入れ替えるものではないですよね。必要な業務を必要なタイミングで遂行していくイメージです。アイネットのいいところは、一人で多様な業務に挑戦させてもらえるところ。裁量も大きいため、楽しみながら挑戦をしています。

どれも会社を支える重要な仕事。時代が変化しているので、会社にとっての最善は何か、会社に必要なモノ・コトは何かを、視野を広く持って常に考え、交渉をしていく姿勢の必要性と責任を日々感じています。先日は固定電話の入れ替え業務にあたりました。物価が値上がりしているため、同じ値段でもサービスやアフターケアが手厚い会社を選んだり、固定電話の台数を減らして代わりに最新機種のスマートフォンを多く導入したり。セキュリティ対策など、自社でできそうなことがあれば該当部署に相談して内製化を実施しました。その結果、よい条件で契約できたときは、会社に貢献できた喜びと達成感を覚えます。

採用担当としては、面接を担当した就活生が入社を決めてくれることが何よりの喜びです。異動した頃はコロナ禍の真っ只中でした。説明会や面接を急きょオンラインに切り替えるなど、苦労も多かったからこそ、今は大きなやりがいを感じています。採用業務も総務業務も、自分なりに培ったノウハウを後輩にしっかりと伝えていくことが今後の目標です。

前職では必要以上に気負って働いていた気がしますが、当社では心に余裕を感じます。自由度が高く、任せられることが多いため、大きなやりがいが得られ、楽しく仕事ができているのだろうと思います。一日一日の積み重ねが成長につながっていることを感じながら、毎日を過ごしています。

学生の方へメッセージ

転職ありきの時代と言われていますが、私は転職を経験しているため、メリットとデメリットの両方を感じています。もちろんメリットもありますが、社内で信頼され、評価され、自分の価値が上がるまでにはある程度の時間がかかるということは、今のうちから心に留めておいたほうがいいでしょう。そのため最初から転職ありきで考えるのではなく、「10年、20年と働き続けたい」と思える会社をじっくりと選んでほしいですね。自分に合った会社に出会うには、あなたらしさで勝負することが必要です。私も面接では、飾らず素直に話してほしいと学生の皆さんに伝えています。

当社も、飾らない姿で向き合います。会社説明会では、年齢の近い若手社員だけでなく、社長自らが話をします。会社の雰囲気というのはやはり、トップが話すことによってよく分かるのではないかと思うからです。職場見学も行っていますので、少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ遊びに来てほしいですね。面接にもどうか気軽に。私も、そのままの自分で学生の皆さんと向き合いますので、いろんな話をしましょう。ミスマッチは双方にとって良くないですから、質問があれば何でもお答えします。「来て良かった」と思っていただけるような時間を共有できたらと思っています。

(安藤さん)

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試食をして商品を知ることも仕事の一つ。お菓子を片手に会話する光景があちこちで見られ、社内は穏やかで明るい雰囲気だ。お菓子が好きな人は楽しめる環境だ。

マイナビ編集部から

菓子専門商社として豊富なアイテムを取り扱い、近年は自社プライベートブランド商品開発やOEM製造にも力を入れるなどメーカー機能も展開しているアイネット。「変化に挑戦しうる人たれ」が社訓だ。まもなく設立70周年を迎えるが、古き良き文化は残しつつ、時代の変化に挑戦し続ける姿勢が、同社を成長させ続けている。

社員にもその精神が根付いていることを実感した取材だった。「自由に商売しないと面白くない」との社長の言葉にならい、営業は自分の思うまま自由に積極的に商品を提案している。大枠のルールはあるが、裁量が大きく、やってみたいことがあれば挑戦できるため、得られるやりがいも大きいのだという。風通しが良く、困ったことがあれば親身になって相談に乗ってくれる上司や先輩がいるから臆せず挑戦できる。

営業以外の部署でもチャレンジ精神は健在だ。安藤さんは備品調達で交渉に挑戦。丸尾さんは、より良い職場環境にするために改善提案を行い、採用されているという。年に一度の展示会には全支店の社員が参加。全社員で展示会を作り上げることにチャレンジして、終了後には打ち上げをして交流を深めるそうだ。失敗を恐れずチャレンジし、客観的に状況を見つめ、冷静に施策を判断。そんな社員たちが自分自身の、そして会社の成長と可能性を広げている。

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1956年設立。約300社の顧客に対し、毎月5,000アイテム以上の商品を出荷している。近年は自社プライベートブランド商品開発にも注力。海外展開も視野に入れているという。

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