最終更新日:2025/4/13

(株)やまねメディカル

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 福祉サービス
  • 食品
  • 給食・デリカ・フードビジネス
  • 医療機関
  • 財団・社団・その他団体

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

経験ゼロからでも介護のプロへ。飛躍しようとする人材をしっかりサポート

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ご利用者さまとご家族の喜びが、何よりの励みになる

総合ケアセンター磯子で働く介護職と施設長の2人の先輩から、介護という仕事を通して地域に貢献するこの仕事のやりがい、将来的な目標、施設内の雰囲気などについて語っていただきました。

菅井 大地(写真右)
総合ケアセンター磯子 サービスマネージャー
人間科学部人間科学学科卒
2013年入社

山口 清人(写真左)
総合ケアセンター磯子 センター長
建築科卒
2022年入社

当社の魅力

菅井さんのように介護未経験で入社した人材も数多く活躍している。「人とかかわるのが好きで、相手の喜びを糧に頑張れる人はチャンスが広がる会社です」と菅井さん。
ここでは誰かに対してやさしくしたいと考える人たちが活躍している。人生経験豊富なご利用者さまに接するなかで、自分の人間性が自然と磨かれる仕事だ。
いつでも先輩職員が介護の技術や知識を伝授してくれる。実践を通して確実に成長できる環境だ。

【菅井さん】未経験から介護福祉士資格も取得。現場でリーダーシップを発揮し続ける

大学時代は社交ダンスに熱中していたのですが、競技の特性上、年配のプレイヤーが多く、70~80代の方たちと日常的にかかわっていました。その中で高齢者とコミュニケーションが取れる仕事が自分に合っていると思うようになり、企業研究では介護サービス業界を重点的に探していきました。当社の雰囲気が明るくて、介護業界に対する先入観が払しょくされたのが入社を決めた理由の一つです。

入社当初の6~7年間は総合ケアセンター磯子に所属し、デイサービスのご利用者さまの入浴介助、レクリエーションの開催、送迎などの業務に携わりました。まったく未経験だった私ですが、業務を通して知識や経験を深めることができて、最終的には介護福祉士資格にも合格することができました。

介護は法的に決められた部分があるとはいえ、決して正解がある世界ではありません。試行錯誤の連続でしたが、特に自分の中で転機となったのは2年間ほど総合ケアセンター日吉で勤務した時期でした。介護の計画策定や介護職員のマネジメントを担うサービスマネージャーとして赴任したのですが、職員間のコミュニケーションを向上させるべく、お互いの情報共有を密にする取り組みを進めていきました。試行錯誤しながらも職員間のチームワークも次第に良くなり、いつしかご利用者さまに笑っていただける時間を増やすことができました。

現在は磯子に戻って同じようにサービスマネージャーを務めています。介護の現場にいると、ご利用者さまの変化が見られることがよくあります。例えば、周囲と密に話をしたがらない方が、次第に私との距離が縮まり、積極的に会話を交わすようになるといった経験は何度かしています。高齢者のみなさんは私よりも目上の人たちばかりですので失礼のない行動をするのが大前提ですが、その中でもあまりかしこまらず、気軽に話せる空気を作るのが信頼関係づくりにつながっていくのだと思います。

サービスマネージャーは介護職を引っ張り上げる立場でもあります。私は言葉で説明をするのは得意な方ではないので、前に出て背中で見せ、行動を通してスタッフたちの理解を進めてきました。より良い介護サービスを実現するためにも、これからも率先してご利用者さまとかかわり、周囲を引っ張っていくつもりです。

【山口さん】高齢者との触れ合いを通して、人としても成長することができる

前職ではマンションや商業施設の建設を手掛けるゼネコンで、42年にわたって働いていました。建設という“モノ”に長く携わっていたことから、今度は“人”にかかわってみたいと考え、選択肢の一つとして浮かんだのが介護職でした。いくつかの候補がありましたが、当社は自宅に近い場所にもセンターを構えていて親近感があったことに加え、研修制度が整っているだけに無資格者も積極的に受け入れているのが決め手となりました。

私の場合、前職でマネジメントをしていた経験から、施設長候補として入社しました。最初は総合ケアセンター横浜長沼に所属。前任から研修を受けながら、施設の管理に必要な業務を学んでいきました。約20名の職員をまとめ上げ、施設内の不具合対応、修繕等の依頼などを行うほか、中でもご利用者さまの確保活動には重点的に取り組んでいます。

当社では、サービス付き高齢者向け住宅とデイサービスが併設されている総合ケアセンターを営んでいますが、常に満員に近い状態を目指すのが施設長の使命。地域のケアマネージャーや病院のケースワーカーらに定期的にアプローチしながら、私たちの設備をご利用者さまに推薦してもらえるようにコミュニケーションを重ねています。ご利用者さまとご家族一人ひとりの考えが異なる中でも、状況をしっかりと把握してタイムリーな提案をすることを心がけてきました。

ときにはテレビのニュースなどを通じて聞いていた老老介護の問題、家族の介護疲れの問題に直面することもあります。認知症の夫を老老介護していた女性のもとに訪問したときは、かなり疲弊しているご様子だったのでショートステイを提案したところ、後日、自分の時間が確保できたと喜びの声をいただきました。日々、知恵を絞ってあるべき介護の形を考え出しているだけに、ご利用者さまやご家族の笑顔が導き出せた瞬間が一番の喜びです。

ご利用者さまは私の親の世代ですから人生経験も豊富で、日々の対話を通して勉強させてもらってばかりです。私はトラブルがあると前のめりになってしまうこともあるのですが、ご利用者さまに「どっしり構えていなさい」とたしなめられることもしばしば。人間形成という意味でも素晴らしい環境が広がっていると感じます。

菅井さん、山口さんが語る今後の目標

■実はこの取材の2日前に子どもが生まれたばかりで、妻の退院後は育休の取得も視野に入れています。まずは子どもがある程度、大きくなるまでは今のサービスマネージャーという立ち位置を通して、仕事と家庭の両立を最優先していく予定です。その先はケアマネージャーなどの職種、あるいはセンター長(施設長)も視野に入れながらキャリアアップをしていきたいです。

長く所属している総合ケアセンター磯子は、明るい職員がそろっており、ご利用者さまとも積極的にかかわってくれる人材がそろっています。介護はサービス業である以上、人としての関係性作りを大切にする人材が多いのでしょう。

また、当社では、ITなどのテクノロジーの導入に前向きで、ご利用者さま向けのタブレットPCを置いて“脳トレ”を楽しんでもらう時間なども設けています。柔軟な考えの組織ですから、他にはない技術を使った介護も今後、果敢に導入してくれるかもしれません。
<菅井さん>

■私は社員の中で年長者ではありますが、体が続く限りこの仕事を続けていきたいと考えています。その中では次世代の施設長候補の育成を視野に入れながら、若い世代にこの仕事の魅力を発信する活動にも取り組んでいく考えです。はじめは介護職からスタートになりますが、何年か後には施設長として現場トップを預かることも可能なので、ご利用者さま、ご家族、職員と多くの人とコミュニケーションを重ね、チームを引っ張っていけるような後輩たちを育て上げていきたいです。

社員たちは実に幅広い世代が活躍しており、20代から私のようなベテランまでがフラットな環境で働いています。資格などが必要な職種ではあるものの、目の前の仕事を一つひとつ地道に努力すれば誰もが一人前になれるはず。私のように福祉系学科出身ではない人間も多いので、ぜひ関心を持って介護業界の研究を進めてほしいですね。
<山口さん>

学生の方へメッセージ

私が企業研究・業界研究をしていた頃を振り返ると、Webだけでは見えてこない情報が多いということに気づかされました。だからこそ、「インターンシップ」などの場所を活用して、人事担当者や社員の話を直接聞き、雰囲気を肌で感じるのがよりよい企業選びにつながっていくと思います。

広い範囲で企業を調べるのもいいですが、ある程度絞った分野に関して密度濃く研究するのをおすすめします。特定企業のみならず、同じ業界の関連企業を探ることで、業界そのものの理解を深めてください。業界を絞り込むには「自己分析」が重要な意味を持ってきます。自分の力だけで自己分析をしても見えてくる物事には限界がありますので、周囲の力を借りてみるようにしてください。友人や家族から言われた何気ない一言から、今まで知らなかった自分の一面に気付くことも多いはずです。
<菅井さん>

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さまざまな世代の社員が活躍中。新卒入社の菅井さん(写真中央)は、10年以上のキャリアを重ねた今、施設の中心人物として重要な役割を担うまでになった。

マイナビ編集部から

(株)やまねメディカルでは現在、首都圏を中心に、長野、岐阜、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫の約80カ所で、地域包括ケア推進拠点「総合ケアセンター」を営んでいる。デイサービスとサービス付き高齢者向け住宅を融合させ、その相乗効果で地域に深く根差した介護を提供するのが総合ケアセンターの目的だ。高齢者人口がますます増える中で、国は在宅ケアなども含めた介護の充実をめざしている。その中では通所型のデイサービスを軸とする同社にかかる期待はますます大きなものとなるのは間違いない。

取材に応じてくれた菅井さん、山口さんの話にもあったように、介護経験が全くない社員も少なくない。それだけに初任者研修・実務者研修といった介護職に欠かせない資格取得を全面的にサポートするほか、上位資格である介護福祉士に関しても取得支援制度を用意している。現場では経験豊富な先輩たちが丁寧に指導してくれるから、不安を感じることなく一歩ずつ成長できることだろう。

キャリアパスとしても介護の現場を究めるのみならず、センター長として管理者を目指すこともでき、ケアマネージャーなどの専門職、本社勤務という道も用意されている。一人ひとりの適性や希望に合わせ、柔軟に未来を選択できるのも同社の良さであると感じた取材となった。

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ご利用者さまに楽しいひとときを過ごしていただくべく、レクリエーションの開催にも注力している。普段から楽しんできた趣味などもこうした場所では生きてくる。
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