最終更新日:2024/9/9

(株)はあとふるあたご

業種

  • 福祉サービス
  • 住宅(リフォーム)

基本情報

本社
新潟県

取材情報

先輩達の”キャリアアップ”

その人らしく生きるための暮らしを多角的にサポート

  • 薬学・医療系 専攻の先輩

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新潟エリアのお客さまのために貢献しつづける

新潟エリアで介護福祉サービスを営む「はあとふるあたご」。上昇志向を持つ人材に多くのチャンスを提供している同社にあって、マネジメント面を担ってきた3人の先輩のキャリアに迫ってみた。

■栗山 裕太郎さん
デイサービス事業部 マネジャー
健康科学部健康スポーツ学科卒/2015年キャリア入社

■長谷川 万理さん
小規模多機能・看護小規模多機能事業部 マネジャー
介護福祉学科卒 /2008年入社

■田子 篤史さん
福祉用具事業部 福祉用具新潟東 所長
医療技術学部義肢装具自立支援学科卒/2012年入社

はあとふるあたごの魅力は?

「人を大切にする文化が根付いており、キャリア形成も徹底支援してくれます。資格を取得したいのであれば、講習会などにも快く送り出してもらえます」(栗山さん)
「入社以来、資格取得に励み、10個くらいの資格を取得しました。学びたいという意欲を発信すれば、勉強する機会を提供してくれるのがありがたいです」(長谷川さん)
「取得が難しい資格に挑戦している人も多く、県内で3人しか取得していない資格を持っている人もいます。当社は専門性を磨きやすい環境だと感じています」(田子さん)

【栗山さん】多くの人の力を束ねて、安心の暮らしづくりを支援する

以前は別業界で働いていたのですが、大学時代に高齢者の健康維持に関する運動に関して学んだ経験を生かすべく、当社への道を選びました。配属となったデイサービスセンター柳都大橋では、理学療法士と連携しながら身体機能訓練を担当。同時に一人の介護スタッフとして、お客さまの支援にも取り組んでいました。次第に総合的にお客さまを支えることで、住み慣れた地域で安心できる暮らしの実現を支えたいと思うようになり、専門の枠を超えて施設をマネジメントするキャリアを選択しました。

4年目には現場のリーダー職に昇格。その後、5年目からセンター長として柳都大橋の施設を任されることになりました。センター長は、売り上げや利益といった数字の管理、お客さまに提供すべきサービスの選択などを手掛けつつ、働きやすい環境をつくるために職員の管理にも携わります。介護技術に関しては業務のなかで経験を重ねてきたものの、数字を見てきた経験はほぼゼロ。介護保険の計算方法なども本格的に学ぶ必要があり、センター長となってからは新しく勉強する要素が山積みでした。幸いにも当社の場合、マネジメントや介護保険の仕組み、部下との接し方などを社内研修で学んでいけるので心強かったです。

一人のお客さまを支えるには、身体機能や口腔機能、栄養面のケアなどを総合的に考えていく必要があります。介護保険の範囲内でどこに重点を置いてケアすべきか、適切な答えにたどり着くには、専門的な知識を持つ多職種の密な連携が欠かせません。みんなで試行錯誤した結果、お客さまが暮らしやすくなっている姿を見るのが何よりのやりがいです。また、管理者としては、職員たちの個性を見極めた上で、その人に合った育成方法を考えていくのですが、面談を重ねながら職員の成長を発見した瞬間も、仕事をする楽しさにつながっています。

現在は全12拠点あるデイサービス全体のマネジャーに昇進。全体の数字を管理していくとともに、200名ほどいる職員をバックアップしています。現状を的確に把握しながら職員にとって一層働きやすい環境をつくり、満足度を上げていくことが、お客さまとご家族にとって気に入っていただけるセンターづくりにつながるのだと思っています。

【長谷川さん】出産育児休暇を経て、施設のマネジメントを担う

介護系学科出身の私が当社を選んだのは、ユニット型ケアを導入していたことが決め手です。利用者さま一人ひとりに向き合うために、新分野に果敢に挑む当社の姿勢には共感できるものがあります。以来、十数年にわたって勤務していたのがショートステイ水原。1日だけ利用される方もいれば、1週間、1カ月単位のケースもあるなど、ショートステイはお客さまによって活用方法が異なります。そのなかでもご本人が機能を落とすことなく暮らせるようなケアを提供するために、職員たちが連携して創意工夫を繰り返していました。

最初は介護職員だった私ですが、その人に合った形のケアを考えていくには、初期段階でご家族を含めた皆さんに話を伺って、そこで得た情報を誤差なく現場に伝えていくことが重要だと考えるようになり、生活相談員を兼任していこうと決心しました。資格が必須の職種ですが、当時持っていたのは介護福祉士のみ。それでもチャレンジしたいと声を上げると、会社側も資格取得に向けた勉強をサポートしてくれました。実際に生活相談員になってみると、家族の思い、ショートステイを利用する理由などがよく見えるようになり、適切なケアを形にするための大きな力となりました。

11年目には管理者として施設を運営するセンター長に昇格。プレッシャーはありましたが、同時期に管理職となった同期たちに相談しながら、何とか一つひとつを乗り越えていきました。その後、1年3カ月の出産育児休暇を取得しています。制度が整っている会社ですから周囲の理解も進んでおり、違和感なく休暇に入ることができました。復帰後はサービス形態の異なる小規模多機能ホームに異動。ブランクがあったものの、周囲の手厚いフォローが非常にありがたいと感じる日々でした。

異動直後、家に引きこもっていた一人のお客さまがいらっしゃいました。継続して訪問したことで次第に雑談などができる関係となり、少しずつ施設に顔を出してくださる機会も増えていきました。滞在時間も延び、時には宿泊をすることで気分転換するなど、お客さまが明るく元気に話をしてくれるようになりました。私たちがサービスを提供することで、その人の心の安定や喜びを生み出すサポートができる。その実感が得られるのがこの仕事のやりがいにつながっています。

【田子さん】福祉用具を専門的な視点から提案していく

大学時代、私は国家資格である義肢装具士の取得を目指していました。義足・義手の製作や身体への適合などにかかわる資格であり、卒業生の多くはメーカーに就職してモノづくりに携わっています。私も最初はそのつもりでしたが、大学の授業の一環で、当社の福祉用具の販売拠点で実習したのが転機となりました。福祉用具を提案するとき、学校や資格取得で学んだことを生かせば、よりお客さまの暮らしに役立てるのではないか。そう考えたことから、思い切って当社の扉を叩いたのです。

以来、福祉用具専門相談員として、地域のケアマネジャー と連携し、要介護認定を受けた人に福祉用具の提案を行っています。歩行器や車いすなどはもとより、手すりなどの住環境整備も提案内容には含まれますし、介護保険を離れて食品や衣類を販売することもあります。また、介護施設に対して、消耗品やベッドなどを提案するのも大切な仕事となっています。

同業他社との差別化をしていくには高度な提案力が必要不可欠。お客さまの疾患や身体の状態を把握した上で、適切な福祉用具を選択していくためには、大学で取得した義肢装具士や福祉住環境コーディネーターの資格が生きていると感じています。次第にケアマネジャーからも難易度の高い案件を振ってもらえるようになり、自分への信頼が高まっているのもわかりました。

所長となったのは6年目のこと。前々から挑戦してみたいと上司に話していたので、その思いをかなえてもらえる形となりました。私自身、お客さまに向き合って提案するということを第一にしていますが、所長としてはその姿勢を浸透させていくことを意識しました。同時に、部下たちが満足して働けるような職場環境をつくることが最終的にはお客さまの満足につながると、働きやすい環境づくりにも努めたつもりです。

売り上げや予算を達成することはうれしいですが、それ以上に喜びが大きいのは、お客さまのためになる仕事を実践できたとき。私が提案したつえや手すりを利用していただいたことで楽に歩行ができるようになり、生活が変わってQOLが向上する。そんな瞬間との出会いがモチベーションにつながっています。また、この数年間、非常勤講師として母校の教壇に立ち、福祉用具の基礎を教えています。専門家として着実にレベルアップできるチャンスが当社には広がっています。

企業研究のポイント

福祉の最前線では多くの専門家が力を合わせて、チームでお客さまを支えていこうとしています。人とのコミュニケーションが好きだというタイプであれば、たとえ無資格・未経験者であっても働きながらスキルアップできるはず。実際、役職者にも全く介護福祉系の勉強をしてこなかった者もいます。だからこそ、企業研究では未経験だからといって諦めるのではなく、幅広く企業を調べるようにしましょう。(栗山さん)

興味のある企業や業界に関しては、実際に訪れて生の声を聞いてみてください。当社もインターンシップを開催していますが、明るさに満ちた当社の雰囲気や先輩の声に触れるなかで多くの情報が得られることでしょう。当社の場合、ゼロからのスタートでも資格取得にチャレンジできますし、一人ひとりに合った形で指導していきますので、不安なく成長できる環境があります。(長谷川さん)

コロナ禍で制限はありますが、実際に企業を見た方が早く理解できるもの。企業研究をするならばインターンシップなどを通して企業を直接、見ていくようにしましょう。また、学生時代はアルバイトをすることをおすすめします。少しでも社会を知っておけば、社会人の姿がイメージしやすくなり、新生活のスタートも切りやすくなるはずです。(田子さん)

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若くしてマネジメントする立場となった3名の先輩たち。毎年、少しずつ拠点が増えており、意志があれば先輩のように早くからチャンスをつかむことができるだろう。

マイナビ編集部から

新潟県に特化してデイサービスや在宅介護の支援を展開する「はあとふるあたご」では、県内45の事業所で10種類のサービスを提供している。多様な事業を営んでいるからこそ、社員たちの選択肢も多く、部署を横断して異動しながら介護や福祉について多角的な視点を身に付けることができるという。

キャリアプランとしても、現場を極めるスタッフコース、専門性を磨き上げるスペシャリストコース、マネジメントする立場を目指すゼネラリストコースなどを用意する。ライフスタイルなどの変化に合わせてコース変更ができるのはうれしいところだ。また、今回の取材では管理職の3人に話を聞いたが、実力があれば早い段階で登用されるのが、その言葉の端々から感じられた。

社員教育にも力を入れており、介護やビジネスの基礎などが学べる独自の社内研修を開催するほか、社会福祉士、介護福祉士といった資格取得もバックアップ。この2年ほどは30名前後の新卒が入社しているが、福祉系学科以外の人材の姿も多い。ゼロから学びたい人間にとっては優しい環境なのがよくわかる。

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新潟県下で活躍するはあとふるあたごは、デイサービスなどの在宅系の介護を得意分野とする。いつまでも自宅で健康に過ごせる暮らしを支える。それが同社の身上である。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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