最終更新日:2025/4/10

SGシステム(株)【SGホールディングスグループ 】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 情報処理
  • ソフトウエア
  • 各種ビジネスサービス・BPO
  • 専門コンサルティング
  • 物流・倉庫

基本情報

本社
東京都、京都府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

グループ内外のシステム開発に貢献。お客さまのダイレクトな喜びの声が仕事の原動力に

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成長意欲が刺激される環境でリーダー格へ着実にキャリアアップ!

SGシステムで入社7年目を迎える安田さん。仕事内容ややりがいは、どんなものだろうか。年次を追って成長するエンジニアの姿を、インタビューを通して探ってみた。SEからリーダーへ、後輩の良きモデルがここに。

■安田 響さん
ソリューション開発部 ソリューション開発ユニット
2019年入社/情報通信工学部通信工学科卒

安田さんの一日

プログラマーからSE、リーダーへ着実に成長した安田さん。社内外様々なチームと連携を取り、スケジュール調整の上に設計、プログラミング、テストまでをリードしている。
入社後3年目頃からリーダー的な仕事を任されることが多くなった。メンバーの困りごとや作業の進捗をチェック。親身に指導する中で、後輩の成長ぶりもまたやりがいに。
ミーティングでは顧客の要望をチームに落とし込み、開発を先導していく。安田さんの趣味はバイクとロックバンドのライブ鑑賞で、休憩時間は趣味の話で盛り上がることも。

車が好きで陸運への興味も生かせる。充実した研修で、良き仲間と共に社会人生活をスタート

大学時代は通信工学科で情報やネットワーク、電波まで幅広く学んでいました。C言語を使ったプログラミングも経験し、研究室では暗号化など情報を守るセキュリティ対策も追究。これらの学びを生かせるような安定感ある規模のIT企業を調べていたところ、SGシステムが佐川急便など身近な物流企業から一般企業まで、幅広い企業のロジスティクスをITで支援しているということを知りました。もともと車が好きで陸運にも興味があったため、物流業界に貢献するイメージもつきやすく、ここで未来をリードするシステムに関わりたいと思い、SGシステムを志望しました。
入社後は約3カ月間、京都本社で新入社員研修があり、配属部署に関係なくシステム開発の基礎を皆で学びました。一番の思い出は、5人のチームに分かれて「会議室予約システム」をつくる課題に対応したこと。ただ単につくるのではなく、皆で会社の未来を想定して効率良く人が集えるシステムにするように工夫するなど、実際の業務にも役立つ内容でした。チームには理系のプログラム経験者もいれば文系のIT未経験者もいましたが、役割分担し教え合う中でその差も小さくなり、互いを知ることで同期との絆も深まりました。研修期間中には、休日にバーベキューなどで交流したことも良い思い出になっています。
配属は、東京オフィスのソリューション開発部でした。当社は基本的に佐川急便をはじめとするグループ企業向けのシステム開発から保守・運用の対応が多いですが、ソリューション開発部はグループ外の企業向けにも販売できるシステムやパッケージ製品をつくっています。
1年目の後半は大手家具店向けプロジェクトに参加し、当社の製品の一つである「Biz-Logi API」というシステムをお客さま用にカスタマイズし、当社サーバーと連結させたうえで納品・稼働したことが印象的。これは、送り状に関する住所・氏名などのデータをもとに、送り状発行までの流れをスムーズにするソリューションで、先輩OJTのもとで、専門用語に苦戦しながらも初めてJava言語でプログラムをつくり、レビューとテストを繰り返しながら完成しました。プロジェクトを通じてお客さまの物流効率化に貢献できたと感じましたし、当社営業から「お客さまが喜んでいた」という話を聞いて達成感も得られました。

「飛脚国際宅配便」などのシステム開発を推進し、社会への貢献を実感。リーダーとしての能力も開花

入社2、3年目頃には、お客さまとの折衝から要件定義・設計といった上流工程も担当するように。つまりシステムエンジニア(SE)の仕事が多くなり、案件の進行に責任をもつプロジェクトリーダーとしての仕事も徐々に増えていきました。1~2年目の上司との面談時にプログラマーからSEそしてリーダー的な仕事もしていきたい、そんな話をしたところやりたい仕事に携わる機会をもらえました。このように意欲的に成長できる環境が励みとなっています。
3年目すぐの頃に携わったグループ企業向けプロジェクトでは、佐川急便の「飛脚国際宅配便」というサービスにシステム開発面でSE兼チームリーダーとして関われたことが思い出に残っています。グローバル化が進む中で、輸出入がますます活発化。そうした時代に対応し、世界220以上の国・地域に、ドアツードアで荷物を届ける際の送り状を発行するシステムをつくるプロジェクトでした。
プロジェクトマネジャーの上司と一緒に佐川急便などのグループ企業の意向をくみ取りながら、自分を含め6人チームを束ねて進捗を管理していくというのが私の役割でした。要件定義や上流設計をしつつ、プログラミング開発でもメンバーに範を示していく必要がありました。
ゼロからシステムをつくる経験は初めてだったうえ、メンバーのうち2人は新入社員でしたので教えることも多く、納期を見据えてのスケジュール管理は大変でした。ただその過程を通して新しいモノをつくる苦労と醍醐味の両方を味わい、リーダーとしての能力も養えたのではないかと思います。システムの完成までに約半年間かかりましたが、その間メンバーのスキルアップも、目に見えるくらいに感じられました。また信頼して任せられるほどの成長ぶりを見せてくれたことで、リーダーとしてのやりがいも得られました。
「飛脚国際宅配便」のシステムに登録されたお客さまは、入力フォームから打ち込めば自動的に送り状発行がスムーズにできます。小包や書類に関して以前より効率よく配送できるようになり、SGホールディングスグループだけでなく国際的に事業を展開するメーカーや小売業、商社など、多様な業界のお客さまに貢献できるようになりました。

社内外からの感謝の声に、メンバーとも喜びを共有。今後はプロジェクトマネジャーを目指したい

入社5、6年目には、新規サービスとして営業に販売してもらえるシステムの開発に着手。それはクラウド型送り状発行システムで、お客さまの運用状況に合わせて、複数の出荷拠点における業務を一元管理できるようにしたシステムです。プログラミングは、中国の合弁会社によるオフショア開発で行われました。中国側では日本語ができるリーダーが窓口になり、やり取りをしたものの、微妙な言葉のニュアンスが伝わりにくいために想定した通りにならないもどかしさがありました。ただ海外メンバーとのやりとりは新しい学びになりましたし、社内外とどのように協調していけばいいのかコミュニケーションや業務のコツを掴むことができ、視野が広がったように思います。とても良い経験となりました。
また自分たちが手掛けたシステムが、社会にも着実に拡がっている手応えを実感しています。例えば、ふるさと納税を推し進める自治体のお客さまからは「返礼品を送る際にとても便利になった」などの声が届いています。佐川急便のドライバーや営業所の所長からは「仕事がスムーズになった」と喜ばれるなど、グループ内外に役立っていると感じます。営業からの反響も大きく、ここまで頑張って良かったなと思いますし、メンバーにもそれらの声をフィードバックすることで仕事のやりがいを実感してもらっています。
入社からこれまでの約6年間を振り返ると、当社には成長のためにチャレンジできる機会が非常に多いと感じます。基本情報技術者やITパスポートなどの資格取得や経営に関する学びの機会も充実していますし、3年目や5年目のフォローアップ研修、さらに管理職向けの研修もあります。また毎年、次はどういう仕事をしたいかを申告できるので、SEからリーダーへのキャリアアップはもちろん、営業からITエンジニアへ、またはその逆の挑戦も可能です。
今後はプロジェクトリーダーとしてスタッフの指導・管理だけでなく、お客さまへの提案力や経費を含めた予算管理の能力も高め、大型プロジェクトすべての工程をマネジメントできるプロジェクトマネジャーを目指していきたいです。また物流企業グループゆえに宅配システムが注目されがちですが、例えば倉庫内業務を一元管理するシステム(WMS)や現場で求められるロボット化推進、コールセンターにおけるWebシステム管理など、さまざまなシステムに着手してみたい気持ちも強いです。

学生の方へメッセージ

就職活動において「こういうことがやりたい」というものが明確な方は、その方向に突き進めばいいと思います。目標がまだ定まらない方は、まず自分の興味や趣味から周りを眺めてみて、それに関する会社を調べてみてください。
一方でIT企業に興味がある方は、教育研修体制が充実していれば未経験でも一から学び成長していくことは可能です。SGシステムは理系やプログラミング経験があればなじみやすいですが、文系からでも基本情報技術者試験などに合格して目覚ましい成長を見せる人もいるので心配は不要です。誰かのためにモノづくりがしたい、そんな気持ちさえあれば必ずや成長していけるでしょう。また当社は総合物流企業グループの一員として、脱炭素化やSDGsを意識した開発が多いのも特徴。これらに関する社会課題にも、当事者意識を強く持って取り組んでいます。その点で社会問題解決のために、AIやロボティクスなど最先端技術を応用してみたい、そんな方もぜひ一緒にシステム開発をしていきましょう。
面接では自分をよく見せる必要は全くないです。言葉はつたなくても、熱意・意志を自分の言葉で語れればいいのです。前向きな気持ちでエントリーしてみてください。

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「当社の仕事は、システム開発の最先端に触れる機会が多いと思います。皆さんもぜひ、物流の未来を変革する一翼を担ってほしいと思います」(採用担当)

マイナビ編集部から

社会がどのような状況変化を迎えても、物流が私たちの生活に欠かせない重要なものであることを実感したのが、世界がコロナ禍に苦しんだ2020年だったのではないだろうか。そして、その物流が滞りなく流れるよう、各種システム開発や保守業務でがっちり支えているのが、SGシステムだ。

同社の特徴は、先見性と実行力にある。来たるIoT時代にいち早く対応するだけでなく、その先を見据えており、単なる効率化にとどまらない「攻めのIT」によるビジネスの新たな価値創造を目指している。その一つが、AI活用システムの開発だ。これまでは伝票に手書きで記載された荷物のサイズと重量を人が入力し、その情報を使って顧客への配送料を算定していた。そこでAIが数値判定を行い自動入力するシステムを開発し、作業工数を大幅に削減した。さらに、不在配送問題の解消に向けて、電力メーターの稼働状況から在宅予測を行い、AIが効率的な配送ルートをはじき出すという試みも産学共同研究で行っている。

デジタルトランスフォーメーション(IT活用によるビジネス変革)の分野での実績が認められ、SGホールディングスは経済産業省と東京証券取引所が選ぶ『IT経営注目企業』(2019年)、『DX注目企業』(2020年)、『DX銘柄』(2021年、2022年、2024年)に選定された。その立役者がSGシステムなのだ。これからの社会の変革を担う人材となれる、そんな職場環境が待っている。

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開発センターは東京および京都市内にある。年間の開発件数も多く幅広いため、安定感と将来性は抜群。上流工程である分析、企画、設計などに早い段階で携わることができる。

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