最終更新日:2025/4/25

一般社団法人 しんきん保証基金

  • 正社員

業種

  • その他金融
  • 財団・社団・その他団体
  • 信用金庫・労働金庫・信用組合

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

人とのつながりを励みに、東京にいながら全国の信用金庫の役に立てる仕事です

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自らの考えを形にしやすい環境だから、やりがいが大きい!

業務推進部
■I.W.さん(2010年入職/右)
■N.T.さん(2014年入職/中央)
■K.H.さん(2014年入職/左)

健全な個人向けローンの推進をモットーに全国の信用金庫へ保証商品を紹介するとともに、ローン販売プロモーションや人財育成の支援等、信用金庫を総合的にサポートする業務推進部。この部署で、自分の強みを生かして活躍している3名に話を聞いた。

先輩たちからのアドバイス

「私は就職活動中、金融機関の支店も見学し、現場で働く人の声を徹底的に聞きました。入念に情報を集めれば、入社後のギャップは生まれないと思います」(I.W.さん)
「金融業界の中でも当基金は、人とのつながりを重視して働きたい方にお勧めです。経営陣との距離が近く、職員同士の壁もなく仲が良いです」(N.T.さん)
「まず、いろいろと幅広く会社を見てください。そして窓口となって会う人の人柄や雰囲気、印象を大事にして選んでください」(K.H.さん)

前例のないことでも諦めず、「信用金庫さんのために」を実現していきたい(I.W.さん)

金融機関に勤める家族がいたことから、就職活動では金融業界に的を絞り、最終的に東京で腰を据えて働ける当基金を就職先として選びました。入職後は3つの部署で経験を積み、現在は業務推進部で働いています。最初に配属となった信用管理部では、コールセンター業務を経験。返済に窮する個人のお客さまの声を直接聞くという貴重な経験ができました。次に所属したのは保証審査部です。信用金庫の職員の方からの問い合わせに対応することで、傾聴力や短い時間で的確に回答する力を身に付けることができたと思っています。経営企画部では、数字と向き合う仕事を経験しました。データ分析の手法を学び、データを活用して各保証商品の傾向や将来の収益予測を行うなど、ここで身に付けた計数分析のスキルは、今も役立っています。

現部署では北海道と神奈川の信用金庫を担当しており、エリアや信用金庫ごとに異なる特徴を数字から把握して、信用金庫のローン推進に向けた提案につなげています。「信用金庫さんのために」という思いを持って、寄り添いながら課題解決に取り組めることにやりがいを感じています。信用金庫から「ありがとう」と感謝されることもあり、役に立っている実感を得られます。

この半年間は信用金庫からの要望に応えるため、他部署を巻き込んだ課題解決に注力してきました。新しい取り組みのため様々な意見がありましたが、一つひとつ課題をクリアしていき、無事実現することができました。最後まで諦めない姿勢と小さい努力の積み重ねが実を結び、手応えを得られましたね。提案の自由度が高く、自分の考えを形にしやすいことが当基金で働くうえでの大きな魅力です。また、上司がしっかりフォローしてくれるので、安心して意見を言えます。

「ローン推進」における幅広いニーズを掴み、様々なアプローチができるようになることが目下の課題です。私は「受け身ではなく、何事にも主体的に率先して動き、色々なことを経験して学んでほしい」という入職当時の上司の教えを大事にしており、自ら調べ、考え、行動を起こすよう努めています。直近では、ペーパーレス化や業務効率化、働き方改革に対応するため、営業担当者専用のPC端末導入を推し進めました。営業活動がしやすい環境を整え、属人化しているスキルやノウハウをチームでシェアできる体制を作っていくことがこれからの目標です。

各地域での人のつながりを大切に、「オリジナリティある仕事」を目指す(N.T.さん)

私は都市銀行に新卒で入行した後、当基金に転職しました。「お互いの顔が見える規模の組織で、連携をとりながら営業施策を考える業務に携わりたい」と考えたからです。保証審査部で住宅ローンの保証審査を2年間担当した後、現部署へ異動しました。営業サポートを1年ほど経験してから正式に担当を持つようになり、現在は北陸・甲信越6県で約30の信用金庫を担当しています。

自分の考えで信用金庫へ自由に提案できることが、今の仕事の面白い所です。信用金庫の要望を聞きながら、他社の類似商品なども参考にしたうえで、独自色を出すことができます。明確に期限が決められている保証審査などの業務ではスピード感を大切にしていますが、現在の業務ではスピード感だけでなく、オリジナリティを出すことを意識しています。

信用金庫は、営業エリアが明確に棲み分けできていることも多く、お互いに仲が良く、情報交換が活発に行われています。そうした関係性を生かし、6つの信用金庫が合同で行う住宅ローンのプロモーションを企画しました。認知度やブランド力の向上を目的とし、数カ月かけてWEB広告やTVCMを制作。広告代理店との調整にも奔走しました。信用金庫に喜んでいただけただけでなく、結果として各信用金庫との関係性を強化することができたと感じています。

私は前職での経験から、信用金庫の渉外係の大変さはよく理解しているつもりです。信用金庫が営業に専念できるよう、今後はデジタル化の推進も含め、業務負担の軽減につながるようなサポートを行っていきたいと考えています。また、1つの信用金庫だけでは費用対効果が出しづらい施策でも、今回のプロモーションのようにスケールメリットを生かすことで、実現できることもあるので、広い視野を持ってお手伝いできればと思います。

私にとって、当基金で働く一番の魅力は、人とのつながりを感じながら各地域の役に立てる点です。信用金庫の皆さんは、私たちを同じ業界の仲間として心から歓迎してくださるので、担当信用金庫、担当地域の発展に役立ちたいという気持ちは人一倍強くなります。近年はオンラインで接することが増えていますが、オンラインは利便性が高い一方で、Face to Faceでしか築くことができない信頼関係もあると思っています。今後は対面とオンラインをうまく使い分けながら、推進活動をしていきたいです。

他社を知っているからこそ実感する、しんきん保証基金の魅力と仕事の面白さ(K.H.さん)

私は金融機関に絞って就職活動を行い、地方銀行に就職しました。そこでは、渉外を担当していましたが、担当するエリアの特性もあり、法人と個人、両方のお客さまを担当していました。私が仕事をしていて当時一番やりがいを感じていたのが個人のお客さまの住宅ローンを扱う業務です。仕事をしていく中で、もっと住宅ローンを専門的に扱いたいという気持ちが強くなり、転職を考えるようになりました。個人のお客さまに対しては、信用金庫の方がきめ細かな対応ができるという印象を持っており、「しんきん保証基金」なら希望どおりの仕事ができるのではないかと考え、転職を決断しました。

入職後、最初の2年間は住宅ローンや個人ローンの保証審査を担当しました。地方銀行時代の審査と保証会社の審査では、見方や考え方で異なる部分があり、最初は戸惑いました。ただ、それ以上に驚いたのは役員と私たち職員が同じフロアで仕事をしているということ。自分だけでは解決できない問題が生じたら、役員へすぐに相談できる上下の距離の近さに本当に驚きました。また、職員同士の関係が良好なため、私にとってはとても働きやすい職場です。

3年目に、業務推進部に異動しました。現在は九州の信用金庫と、東京の一部の信用金庫を担当しており、九州へは2週間に1回2~3日出張に行っています。それ以外では勉強会や提案資料の作成等の業務を行っています。出張では、信用金庫の職員との交流を通じて「人の温かさ」を感じることも多く、人と人とのつながりの大切さを実感しています。出張の頻度が高くなった際は身体的にも厳しいことはありますが、出張で地方に行くことそのものを楽しみつつ、保証商品の利用促進に努めています。
また、仕事がうまくいかない時は、同僚や上司だけでなく、役員にサポートしてもらうこともあり、とても心強いです。

「営業は外へ出るから大変。」そう思う方も多いかもしれません。しかし、営業こそが信用金庫の現場の声を直に聞くことができる重要な仕事で、大きなやりがいを感じています。

学生の方へメッセージ

当基金は創立約45年と信用金庫業界の中では若い組織です。役職員数が約230名と少人数であるため、理事長をはじめとする役員および職員間の距離は近いと感じるはず。少人数だからこそ若いうちから意見も言えて、重要な仕事を任せられる環境があります。教育研修などで成長をバックアップしますが、各自がチャンスをものにできるかは自分次第です。当基金には活躍のフィールドを自分の力でどんどん広げていける環境があります。

しんきん保証基金の事業である「保証」は、カタチあるものではありません。学生の皆さんも、これまで暮らしてきた中では「保証」に接した機会はおそらくなかったと思います。しかし、私たちが豊かな生活をする上で重要な役割の一部を担っているのです。いわば、社会になくてはならない“縁の下の力持ち”的存在。まず、この事業の内容を少しでも知っていただき、興味を持ってもらえれば幸いです。

今の世の中、インターネットに代表されるように、たくさんの情報があふれている時代。その反面、就職活動では一つの企業に対する理解が浅くなりがちです。イメージだけで業界や会社を判断すると、後悔するかもしれません。限られた時間の中での就職活動は大変でしょうが、地に足のついた企業研究をして、自分にふさわしい活躍の舞台を見つけてください。

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「皆さんとお会いできることを楽しみにしています。質問があれば何でも気軽にお尋ねください」(総務部 採用担当)

マイナビ編集部から

全国約250の信用金庫と取引し、保証残高が約6兆円もある「しんきん保証基金」。保証商品としては個人ローン約6割、カードローン約5割のシェアを誇る。取引先は全国にあるが、拠点は東京の1つのみで、職員は230名ほど。一人ひとりの仕事の裁量や権限が大きく、その分責任も大きい。そして、それが職員のやりがいにつながっている。

教育環境も充実しており、例えば新人研修では、信用金庫の業界団体が主催する合同研修への参加を通じて、業界内で横のつながりを築ける。配属後はOJTを通じて知識やスキルを磨き、年次が進めば、階層別研修で役職者としての心構えやマネジメントスキルを無理なく習得できる。意欲があれば“次世代リーダー候補”として、他企業との他流試合となる選抜研修に参加することも可能だ。

職場の人間関係が非常に良く、とても働きやすい、と全員が語っていた点も印象的であった。野球やテニス、サッカーなど有志での部活動も、良好な風土の構築に一役買っている様子。サッカー部を立ち上げたI.W.さんからは、「部活のおかげで基金に馴染めた」という声をもらえてうれしかった、といった話も聞かせていただいた。

緻密な事務仕事が得意な人、コミュニケーション力を生かしてプロモーション展開で力を発揮する人など、多彩な人材が活躍していることも分かった今回の取材。入職後はジョブローテーションを通して、自身に適した仕事を見つけられるはずだ。

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全職員の顔が見える規模感で、気軽に相談し合える風土です。部門の垣根を越えて気兼ねなく改善意見を出せる「職員提案制度」も活用し、業務効率化を積極的に進めています。

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