最終更新日:2025/4/23

医療生協さいたま生活協同組合

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 医療機関
  • 福祉サービス
  • 財団・社団・その他団体

基本情報

本社
埼玉県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

医療と介護の事業を通して、誰もが大切にされる社会をめざしています!

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それぞれの立場で地域の医療福祉を支える3名の職員たち

埼玉県内の37の医療福祉施設を展開している医療生協さいたま生活協同組合。今回は、事務総合職、社会福祉士、介護職として活躍する3名の職員にインタビューして、現在の仕事内容ややりがい、魅力などを伺いました。

■鶴我 秀治さん(写真右)
ふれあい生協病院 医療事務課 課長
2008年入職

■灘本 悠さん(写真中央)
埼玉協同病院 総合サポートセンター
2016年入職

■松田 涼佑さん(写真左)
老人保健施設みぬま 2階本館
2024年入職

医療生協さいたま生活協同組合で働く魅力とは?

「当組合は、職員の成長につながることであれば前向きにサポートしてくださります。やってみたい業務や資格に積極的に挑戦できるので、働きがいがあります」(鶴我さん)
「役所に社会保障拡充を訴えるなど、制度やサービス創出に向けたソーシャルアクションの機会もあるのが魅力です」(灘本さん)
「職場の温かな雰囲気が魅力です。利用者様や職員と話す機会が多くいつも気にかけてくださるので、自分を大切にしてくれている感じがします」(松田さん)

【事務総合職】地域と医療を支える事務職ー患者様、利用者様の安心と利用しやすさを創ります(鶴我さん)

もともとソーシャルワーカーをめざして同組合を志望していましたが、就活のタイミングが影響して事務職に挑戦することに。直接的なアプローチとは異なるものの、組織として提供する価値は変わらないと想い、入職を決めました。入職後は、埼玉協同病院で総合受付業務や診察室に関連する業務を計6年間経験。その後、秩父生協病院に異動し、部門運営や病院全体に関わる業務を4年間担当しました。この間に副主任・主任と順調にキャリアアップをして、再び埼玉協同病院へ。戻ってきてからは地域連携部門に配属となり、従来の手書き業務を廃止するなど、率先して院内の業務改善に取り組みました。常に患者様と職員の両方が満足できる医療環境を考えて業務に向き合うことで、自分自身も大きく成長できたと実感しています。そして、これまでの経験を活かすために、医療事務課の課長として2023年開院のふれあい生協病院へ開院当初から携わることになりました。

現在は、病院全体の調整や収益構造の確認など、主に事務職が関わる業務全般のマネジメントをおこなっています。特に意識していることは、患者様が抱くストレスの環境要因をなくすことです。従来の事務システムを見直して、職員の効率化を図りつつ、患者様の利便性も上がるサイクルの構築をめざしています。たとえば、診察や会計の待ち時間を少しでも時間短縮できるように事務作業を改善。加えて、インターネット予約の導入により待ち時間を解消するなど、心理的なストレスの緩和に努めています。まだまだ過渡期で課題はたくさんありますが、少しずつカタチになってきていることが今のやりがいですね。

私たちは「無差別平等の医療」を掲げて埼玉県内の各医療機関を運営しています。経済的に困っている方など、どなたに対しても適切な医療を提供すること、それが当組合の特徴です。実際に、私たちが関わらなければ、社会とのつながりがなくなってしまう方を数多く見てきました。そういった方々とつながることのできる医療生協は、地域社会において大きな存在意義を果たしているといえるでしょう。引き続き職員全員が仕事に誇りと責任を持って、目の前の人々に手を差し伸べていく姿勢が大事だと考えています。

【社会福祉士】さまざまな想い、状況に寄り添った支援をおこないます(灘本さん)

祖母が要介護状態になったことがきっかけで、社会福祉士の存在を知り、国家試験の受験資格を得られる大学に進学。就職活動中に同組合から、インターンシップの提案があり参加しました。ソーシャルワーカーの実務に触れ、無料低額診療事業など、経済的に困っている方への支援にも力を入れていることを知り、また同組合の雰囲気の良さも感じられたため、入職を決意しました。

入職後は、介護老人保健施設みぬまに相談員として勤務。6年目を迎えたタイミングで埼玉協同病院に異動しました。主に内科病棟の患者様とそのご家族に対する退院支援相談を担当。現在の日本の制度では、当病院のような急性期病院では、病名によって入院期間が定められており、長期の入院はできません。しかし、病気をきっかけとして要介護状態になるなど、生活継続にあたり課題が発生することがあります。そこで私たちが、自宅で安心して生活できるよう、制度利用についてサポートをしたり、介護施設など、次の生活の場所を探すお手伝いをしたりしています。自宅へ戻り、介護サービスなどを利用しながら無事に生活されている様子を見ると嬉しいです。また、内科病棟では自宅でのお看取りの準備をお手伝いすることもあります。後日、ご家族から「自宅で看取ることができました」と連絡があるとホッとしますし、人生最期の時を大切な人と過ごすことが出来て良かった、と感じます。その他、「制度の仕組みが理解できた」や「話しを聞いてもらって気持ちが楽になった」と言っていただけるとやはり嬉しいですし、今の私のやりがいです。

さまざまな相談に対応していますが、内容によっては現行の制度利用だけでは支援が難しいと感じるケースもあります。そのような場合には、インフォーマルサービスの活用も含め、他ソーシャルワーカーにも相談しながら支援を考えています。事例検討の機会もあり、積極的に相談し合える職場風土なのでありがたいです。私が心掛けていることは、相手の話に耳を傾けることです。しかし、相手の話は信頼関係を築けていないと引き出すことは難しいです。信頼関係の構築に向け、私は、患者様やそのご家族と、顔の見える形でお話しできる機会を大事にしています。ご希望やご不安を打ち明けてくださった時は私の向き合う姿勢が伝わったと嬉しく感じます。今後も、自分の引き出しを増やしていき、困りごとを抱える方々と真摯に向き合っていきたいです。

【介護職】周りの温かなサポートを受けながら、利用者様と楽しい日々を過ごしています(松田さん)

昔から祖父母と話すことが好きだった私は、親戚が介護の仕事をしていたこともあり、介護職に興味を持つように。いくつか施設見学に行ったなかで、介護長と職員が楽しそうに話している当施設の明るい雰囲気が印象に残り、入職しました。入職後は、先輩職員が指導員として1対1でついてくださいました。困ったことがあればいつでも相談でき、また、定期的に面談もあったので、常に見守られている安心感がありましたね。もちろん指導員以外の先輩も、実務を通して施設内の一日の流れを丁寧に教えてくださるなど、時間を掛けてゆっくりと覚えることができました。当施設では、出勤したタイミングでその日の介助担当をチェック。時間帯ごとに詳細を振り分けられているので、時間を持て余す心配はありません。私も現在はひと通りの業務を把握し、職員として責任もって働くことができています。利用者様と会話するのが楽しくて、一部の方からは「まっちゃん」と呼んでもらえるなど、利用者様との距離が近いのもこの仕事の好きなポイントです。

当施設では1ヶ月に1回程度、運動会やお祭りなどの行事をおこなっています。特に9月は、施設全体の納涼祭が開催され、大いに盛り上がりました。私は実行委員会として参加。地元の高校生が演奏に来てくれたり、アイスやチョコバナナなどの屋台が出店したりと、文化祭のような雰囲気が楽しめました。行事の後半には、法人のマスコットキャラクターココロンの着ぐるみを着て、施設内を巡る経験も。これまでにないくらい汗をかきましたが、施設内のみんなが喜んでくれたので良かったです。来年は捨ててもいいTシャツを用意して(笑)、また実行委員として納涼祭に参加しようと思います。

当施設では「生協10の基本ケア」を導入して、利用者様の生活動作の維持・向上に努めています。私はまだ、すべてを実践できていませんが、常に念頭に置いて、利用者様を最優先に考えた職員になりたいと考えています。そして、しっかりと実務経験を積んで、介護福祉士の資格取得にも挑戦していきます。

学生の方へメッセージ

就活中は目の前の課題に集中して、先が見えない不安もあるかと思います。それでも、その大変な時期を乗り越えられると、自信になってまた新しい挑戦ができるでしょう。社会人になると、まさに就活は通過点だったなと実感できる日が必ず訪れるので、ぜひ前向きな気持ちで最後まであきらめずに進めてください。

私たちは「無差別平等の医療・福祉の実現」を掲げ、地域住民の方や患者様が心穏やかに暮らせることを第一に業務に取り組んでいます。その根底にあるのが、基本理念にある「健康で笑顔あるまちづくり」への想い。常に広い視野を持ち、私たちに何ができるのか、何を必要とされているのかを考えることが「事務総合職」です。医療や介護とは異なる学部で学んでいても、さまざまな経験に取り組む意欲がある方は当組合で活躍できます。私たちの理念に共感し、社会貢献をしたい方や地域のための事業を通して自己実現したい方とお会いできる日を楽しみにしています。
(鶴我さん)

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2023年開院の「ふれあい生協病院」では、電子カルテを導入するなど設備やシステムにも注力!医療体制を整えることで職員の業務効率化も図っています。

マイナビ編集部から

約24万人の組合員と約2,800人の職員が力を合わせて病院、診療所、歯科診療所、介護老人保健施設など37事業所を運営している医療生協さいたま生活協同組合。「人が人として大切にされる社会をめざし、保健・医療・介護の事業と運動をとおして、さまざまな人たちと手をつなぎあい、平和とくらしを守り、健康で笑顔あるまちをつくります」という理念の下、提供している。そのほかにも、病院・診療所などで身近な病気をテーマにした学習会などの健康づくりの取り組みや、医療制度や介護制度の仕組みを学ぶ「くらしの学校」、自治体と連携して高齢者を見守る「見守り協定」など地域住民を支える取り組みを推進している。人の役に立ちたい方や地域貢献したい方は活躍できる環境だ。

そんな同組合では、人と人とのつながりを大切にして業務に励む職員が多く在籍している。今回取材をした3名も、立場は異なるものの、目の前の一人ひとりに真摯に向き合い、手を差し伸べている様子がうかがえた。自分にできることは何かを常に考えて、能動的に挑戦していく姿こそが地域貢献そのものであると考えられる。医療福祉に興味のある人はもちろん、成長意欲を持って社会に貢献したい人は、ぜひ挑戦してほしい。

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「人が人として大切にされる社会」をめざし、誰もが平等に必要な医療福祉を受けられる体制をつくる同組合。地域の人々と連携しながら「平和とくらし」を守っていく。

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