最終更新日:2025/4/11

SBS東芝ロジスティクス(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 物流・倉庫
  • 陸運(貨物・バス・タクシー)
  • 空輸
  • 専門コンサルティング
  • 情報処理

基本情報

本社
東京都

取材情報

研修・教育について伝えたい

2025年から「TLOGアカデミー」を始動。物流の未来を担う人財を育成しています。

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物流戦略のプロフェッショナルを育成するための教育制度を紹介

1974年に総合電機メーカーの機能分社会社として設立されたSBS東芝ロジスティクス(株)。2020年にSBSグループに参画し、さらなる躍進を目指しています。そんな同社の人財育成戦略を人財開発担当者から伺いました。

人事総務部 人財開発担当グループ長
関口さん

SBS東芝ロジスティクスは、こんな会社です!

「人柄の良い社員が多く、和やかな雰囲気のある会社です。新入社員の質問にも丁寧に答えてくれますので、安心して成長していくことができます」(関口さん)
3カ月間の新人研修で物流の基本から倉庫での実務までを経験。ロジスティクスの最適化を担うための広範な知識を学ぶことができる。
配属後はそれぞれの業務分野についての深い知識を身に付け、物流のプロフェッショナルを目指していく。各部署が積極的な協業を行うことで、物流改革を実践している。

物流事業に必要な基礎/専門知識の習得を目指し「TLOGアカデミー」を始動。

私たちが担っているのは、物流のプロフェッショナルとして、安全・正確・確実に、なおかつ適切なコストで製品を運ぶための「物流システム」を立案し、提案・実行すること。そのため当社には、顧客のサプライチェーンの最適化を担う部署、庫内作業や輸送の効率化を図る部署、超重量物や精密機器の搬出入を専門にする部署、物流技術や情報技術の開発を担う部署、国際物流を専門に扱う部署などがあり、様々な分野でプロフェッショナルが活躍しています。

こうした業務で大きな成果を出すためにも、これまで階層別研修やフォローアップ研修、物流の専門教育などを実施しておりましたが、「挑戦する人財」「グローバル人財」「幅広い知見の習得と専門性のバランスのとれた育成」を人財育成方針とし、2025年から若手社員を中心に「TLOGアカデミー」を始動させることとしています。(※「TLOG」とは当社の略称であり、「ティーロジ」と読みます)

「TLOGアカデミー」では、物流の専門教育だけではなく、業務に必要となる様々な資格の取得を支援し、確実にスキルアップできる環境を整えています。また、オンライン学習プラットフォームも併せて提供し、物流DXを推進するための人財育成も強化しております。

また、経営幹部を含む全社員が物流の基礎を学べるカリキュラムを提供し、全社員が共通知識を持てるようにしています。専門業務以外の知識の習得はどうしても疎かになりがちですが、物流専業者として当社が発展するためには、営業力の強化が必要であり、そのベースとなる当社業務の理解や物流基礎知識の習得は非常に大切なことだと思っています。
「TLOGアカデミー」を通じて、より魅力的なロジスティクス人財として成長していただくとともに、当社の発展に貢献できる人財が増えていくことを願っています。

物流の基本から現場業務までを学ぶ新人研修

当社では、入社後の3カ月間にビジネスマナーをはじめとして、ロジスティクスの基礎やビジネススキルを学ぶ新人研修を実施しています。物流現場での実務体験も実施しておりますが、物流現場があってこそ我々の業務が成り立っていることや、改善業務の難しさも学んでもらっています。現場の実務を体験することで、現場で働く人たちの負担軽減や業務の効率化など、今後自分たちが持たなければならない視点を養いますが、実践の場として、実習最終日の成果発表会では早速改善提案を行います。効果のある提案については実習先でも取り入れており、新入社員にとってもやりがいのある実習となっています。

また、入社時に配属先が決まっていないことに不安を抱く学生さんも多いことは理解しておりますが、配属先は、研修期間中に面談などを通して決定します。必ずしも自分が希望した部署になるとは限りませんが、将来的に本人が希望する分野で活躍してもらうためのキャリアパスと理解してもらいたいと思います。最初の配属先は、各ステップで知識や経験を積むステップの第1段目。物流のプロフェッショナルへと成長するために、前向きに幅広い知識を学んでほしいと思っています。

配属後にもフォローアップ研修を実施し、それぞれが業務の中で学んできたことを同期の仲間と共有するとともに、今後求められる役割やスキルを学んでおりますが、配属後の社員が成長していく様子を見ると、やはり嬉しいですね。1年目は先輩や上司から指示されたことを必死にこなしていても、2年目にもなると自分の業務内容をきちんと理解し、責任を持って業務を進めていることを感じます。もちろん本人の努力も大きいですが、風通しが良く、若手社員の声にも耳を傾けるなど、一人ひとりが大きく成長できる環境があるからこそとも思っています。

学生の方へメッセージ

これから就職活動を行う皆さんにアドバイスしたいのは、まずはしっかりと自己分析を行い、等身大の自分で臨んでほしいということです。なかなか自分の方向性が決まらない場合は、いろいろな人と話すことで、自分が何をやりたいのかが明確になり、進むべき方向が分かるかもしれません。会社説明会などで企業を訪問する際には、積極的に質問をしてみて、どんな企業かを探ってみましょう。他人のコメントにも左右されがちですが、自分なりの考えを持って、企業選びをしてほしいです。会社は、これからの人生の中で長い時間を過ごす場所です。企業と対等の立場で、偽りのない自分で向き合い、自分に合うかどうかを確認することが大切だと思います。

人生というのは、偶然の積み重ねによって生み出されていくものだと思っています。時には自分が決めたライフプラン通りに進まないこともあるでしょう。しかし、自分が希望しない部署や職種で働くことになったとしても、それが後々に大切な経験として生きてくることが少なくありません。「なりたい自分」を大切に持ち続けながら、その時々に与えられた場で前向きに挑戦してみる。それがきっと、自分の将来のキャリアアップにつながると信じていれば、多少の失敗や挫折にもくじけることなく、成長し続けることができると思います。ぜひ就職活動という今しかないこの時期を思い切り楽しんでみてください。
<関口さん>

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同社は創業50周年を迎え「物流を、超えていけ」というブランドステートメントのもと、さらなる進化を目指し、物流の未来を担っている。

マイナビ編集部から

「物流」という言葉を聞くと、荷物を自宅に届けてくれる宅配便のドライバーや、街を走るトラックの姿を想像する人も多いのではないだろうか。しかし、SBS東芝ロジスティクス(株)が手掛けているのは、そうした物流システムの構築だ。企業のサプライチェーンを最適化するにはどのような改善が必要か、発電所や変電所などに設置する超重量のプラント設備をどのように運ぶか、ワールドワイドに輸送するためにどのようなフローを構築するかなど、物流戦略の立案と実行を担っている。

こうした技術とナレッジの原点になっているのが、長きに亘り培ってきたメーカー物流子会社としての大きな実績だ。2020年にSBSグループに参画し、物流専業の企業となった今、その実力をさらに進化させようとしている。そのビジネスは日本国内のロジスティクスの最適化はもちろん、世界各国での倉庫の運営など、幅広く展開している。今回の取材を通して、創業50周年を迎え「物流を、超えていけ」というブランドステートメントを掲げる同社は、充実した研修のもと、今後も力強く成長を遂げていくのだろうと感じた。物流業界に興味のある人はもちろん、戦略立案やコンサルティングといった仕事に魅力がある方には、ぜひ注目してほしい企業だ。

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東京都新宿区の本社を中心に、国内外に数多くの拠点を有する。ワールドワイドなロジスティクス網を展開し、取引先からの高い信頼に応え続けている。
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