最終更新日:2024/7/24

(株)キャタラー

業種

  • 化学
  • 自動車・自動車部品
  • 輸送用機器(船舶・航空・宇宙関連など)

基本情報

本社
静岡県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

なりたい自分を目指せる世界規模の触媒メーカー

  • 化学系 専攻の先輩

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ブランドやスペックより大切な価値がきっと見つかる!

創業以来、自動車用触媒メーカーとして活動。国内外の様々なクルマに採用されるなど、抜群の実績を誇っている当社。「空気を護る技術」によって自動車産業のみならず、環境問題の解決にも取り組んでいます。

■K.S【左】
(FC電池開発部 FC触媒開発室/2020年入社)

■R.S【中央】
(総務部 総務G/2019年入社)

■R.Y【右】
(カーボンニュートラル推進部 CN利活用技術開発室/2018年入社)

当社では、ガソリン車やディーゼル車、二輪車はもちろん、草刈機やチェーンソーといった多種多様なエンジンの排気ガスを浄化する触媒を開発。さらに燃料電池の電極触媒や蓄電池用炭素材など、次世代用電池素材の開発も手掛けています。「挑戦と開発」の精神を持ち、持続的な成長を目指している当社について若手社員3名の目線を通して紹介します。

※所属・内容は取材当時のものです。

入社して実感!キャタラーの魅力

「私が入社した頃に開発センターが完成。建物自体がキレイで、研究開発設備が充実しています。開発に力を入れている事が技術者としての一番の魅力です。」(R.Y)
「学生・大学院生時代に研究していた燃料電池の触媒化学がそのまま仕事になっています。研究を頑張ってきて本当に良かったと実感しています。」(K.S)
「人事担当の方がすごく親切で先輩社員が優しく接してくれたことが印象的でした。会社全体として優しい雰囲気なのかなと感じました。」(R.S)

世界的課題であるカーボンニュートラル達成を目指して

私は、大学での研究を活かすことを軸に企業研究をしていました。当初は都心で働くことも視野に入れていましたが、満員電車には耐えられそうにないなという理由から地元である静岡県内に絞りました。できれば転勤せず、一定の場所で生活したいという思いもあり、地元に根付いた当社を選びました。同じ研究室の先輩がキャタラーに入社していたこともあり、どんな事業をしている会社なのかも知っていましたし、直接会って仕事の内容や会社の雰囲気など、実際に働いている人のリアルな情報を入手していたため、入社に当たっての不安はありませんでした。

入社後は電池関係の開発を行う部署に配属。その後、世界的なカーボンニュートラルへの機運の高まりを受け、専門部署が立ち上がったのと同時に異動し、今年で2年目になります。仕事の内容を一口で言えばカーボンニュートラルに係わる研究です。関係会社と連携し得意とする専門技術を持ち寄り組合わせることで、カーボンニュートラルを達成しようというプロジェクトに携わっています。また、当部署では海外拠点も含めた会社全体のカーボンニュートラルを達成するというミッションも担っており、同じ部署の別のグループが担当しています。簡単に言えば、製造プロセスにおけるCO2排出量を削減していく活動です。これについては技術面の課題もありますが、無駄を極力減らすといった社員個々の意識改革も重要です。技術と意識、両輪の活動でミッションクリアを目指しています。

カーボンニュートラルは世界的な関心事です。それだけに世界中の企業や研究機関が技術力を集中させているため、非常に進展が速いですし、技術的な進歩を目の当たり出来るということはそれだけでもやりがいがあり、1人の技術者として楽しみながら取り組んでいます。収益性については未知数な部分もありますが、会社をさらに前進させ、成長させられる可能性があり、私自身、新しい技術に興味があるため、それが単純に面白いと感じモチベーションにも繋がっています。
(R.Y/2018年入社)

より良い燃料電池の電極触媒を開発するために

大学・大学院を通して触媒関係の研究室に所属。自分達で触媒を作りそれを燃料電池の電極触媒にするという研究に取り組んでいました。大学院までの6年間、地元の浜松を離れていましたが、就職では地元に戻ることを優先。その上で、触媒や燃料電池の研究開発に携わりたいと考えていました。当社の場合、開発センター(アーク・クリエイション・センター)は磐田市内にあって自宅から通うことができ、仕事の内容もすべて私の希望に一致していたため、入社を決めました。

現在、私が携わっているのは、自動車に搭載される燃料電池用の電極触媒の開発です。燃料電池はカーボンニュートラルという世界的な課題を解決するための手段の1つであり、それを自分たちで研究開発しているということに面白さを実感しています。また、自分が設計した触媒が完成し、性能などを評価した時に、想定した通りの結果が出ると嬉しいですし、達成感も得られます。逆に思うような結果が出なかったとしても、どうしてそうなったのかと考えることも、この仕事の魅力の1つだと思います。仕事に取り組む上では、より良い性能、より耐久性の高い触媒を開発することに重点を置いており、環境保全に繋がる仕事でもあるという意識を高く持って取り組んでいます。ただし、会社の方針として、私たち技術者にも経営者感覚というか、コスト意識を持つことが求められています。それはコストを度外視しては商品にならず、ビジネスに繋がらないためです。従って研究開発の段階からコストや収益性を考慮して使用する素材を選定し、余分な負荷のかからない工程を考案することも心掛けています。

新卒で入社しているため、他社との比較は難しいですが、解析装置や評価装置など研究開発に欠かせない装置に関してかなり充実していると思います。もちろん特殊な解析や測定は外注することもありますが、一通りの評価や測定など、すべて自社で完結できます。評価に関しては社内で対応できるためより早く解析することが出来ます。それが当社のアドバンテージになっていますし、仕事のしやすさにも繋がっています。技術者として理想的な環境が整えられていると思います。
(K.S/2020年入社)

貴重な経験を通して成長できる社長秘書の仕事

大学では法律を専攻していましたが、子供の頃から工場などのモノづくりに興味を持っていたため、会社見学会は製造業を中心に参加していました。当社に関して、社名は知っていましたが事業内容は知らず、触媒に関しても企業研究の際にクルマに使用されている大事なパーツであることを理解。自動車産業はもちろん、環境保全にも役立っている製品を作っていることに魅力を感じ、入社を決意しました。

入社後は総務部に配属となり、社長秘書を担当しています。メインの業務は社長のスケジュール管理。これを軸に秘書としての様々な業務に対応し、加えて株主総会や取締役といった経営層による重要会議の運営にも携わっています。具体的には会議に使用する資料の作成・配布の他、会議の段取りなど非常勤の役員や監査役の秘書と連携を取りながら、滞りなく進行できるよう取り組んでいます。また、お客様が工場の視察にお見えになる場合もあるため、施設のスケジュール作成なども担当します。総務部の一員としてSDGsと、サステナビリティリポートの企画・発行の業務もあり、最近では構内の改修など、専門外の業務にも関わるように。考えることや想像することは大変な面もありますが、モノづくりの現場に携われることはとても楽しく、多岐にわたる業務をこなすことで、自分自身の成長も実感できます。

秘書の業務ではミスを起こさないことが重要です。対外的には失礼のない接遇を基本に、当社の秘書としての役割を確実にこなすことを心掛けています。また、決まっていたスケジュールに、突然イレギュラーな業務が入ってくることもあるため、臨機応変な対応も重要。何を優先すべきか、全体の状況を見て判断しています。秘書になりたての頃は、私自身が心配性ということもあり、失敗してしまわないかとついマイナスに考えていました。そのため何が起こるか分からないことを前提に、出来る限りの準備を行うことで不安を払拭しています。社長秘書という業務を通して、取引先の社長や取締役など、普段の生活では関わることのできないような方々とも接する機会が多く、大きなやりがいとなっています。また、先方の秘書の方達と連携を取る際も、秘書でなければできない業務が多く、いい経験ができていると感じています。仕事を通して刺激も受けますし、私自身の視野も拡がっています。
(R.S/2019年入社)

企業研究のポイント

まずは「自分が何をしたいのか」といった自己分析をすること。その上で幅広い分野の会社を見て欲しいと思います。そうすることで、自分の求めるものが明らかになるかもしれません。そして、可能であれば会社に何らかの方法で接触を試みることをお勧めします。会社の雰囲気などは、パンフレットやホームページだけでは分からない部分も多いと思います。現地でしか感じられない雰囲気を肌で感じることが重要です。ネームバリューやブランド力のみに惹かれてしまうと、入社後にミスマッチが起こる可能性もあります。仮に会社の規模が小さい、世間的な知名度が低かったとしても、世界に通用する技術や製品を持っている会社は沢山あります。自分の人生において、自分自身が何を重視しているのかを明確にし、しっかりと自己分析してから会社を探してみることで、自分にマッチした会社と出会える確率が高まるでしょう。

制度面に関しても会社によって内容が異なるため、題目だけでなく自分の求めるライフスタイルに合った働き方ができるのかをしっかりと調べてみることもお勧めです。そして人事担当と会う機会があったら、「自分はこういうことを求めている」、「こういう仕事がしたい」と主張し、遠慮せずにどんどん質問してください。きっとより深い情報が返ってくるはずなので事前に質問する内容などもよく考え、様々な企業について調べてみてください。

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相手の立場になって一歩踏み込んで考えられること。自分の都合を押し付けるのではなく、相手に寄り添ったコミュニケーションを取れる人材がキャタラーで活躍しています。

マイナビ編集部から

同社が製造している触媒は、国産車はもちろん世界各国で生産されている多くの車種に採用されているなど、自動車業界において確固たる地位を築いている。さらに環境に対する関心が高まる中、排気ガスを浄化する触媒はますます注目を集めると共に、カーボンニュートラルへの貢献が期待されるなど、将来性豊かな会社であることが分かるだろう。今回取材に訪れた同社のアーク・クリエイション・センターは、「持続可能な循環型社会を作る」ことを目標に設立。技術者にとって理想的な環境が整えられ、未来を切り開く次世代技術などの研究開発が進められている。

同センターには同社の研究開発に関するすべてが集中しているため、転勤がない。腰を据えて仕事に取り組みたいという技術者にとって、魅力的な職場と言えるだろう。さらに付け加えると、安くて栄養価の高い食事を取ることができる社員食堂が完備されている他、従業員一人ひとりの声を拾い上げて環境改善を図る組合もあり、様々な角度からフォローアップする体制が用意されている点から大企業と比べて決して見劣りはしない。その上で一人当たりの守備範囲は広く、チャレンジを奨励し、若いうちから重要なポジションを任されるといった中小企業ならではの魅力も備わっている。是非、実際に会社全体の雰囲気を自分の肌で感じてほしいと思った。

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2018年、大規模な触媒技術発信基地「アーク・クリエイション・センター」を新設。先進技術の開発に取り組むと共に技術者の成長と育成を促しています。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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