最終更新日:2025/3/1

NECソリューションイノベータ(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 情報処理
  • ソフトウエア
  • インターネット関連

基本情報

本社
東京都

取材情報

研修・教育について伝えたい

理系・文系ともにスタートは同じ!多彩な研修を通してオーダーメイドのキャリアを描く

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新入社員研修や技術研修の内容を公開

1万2000人を超える社員が在籍しているNECソリューションイノベータ。同社の特徴のひとつに研修制度の充実がある。多彩な研修の内容とそこから得たものは何か。3人の先輩社員の声を紹介しよう。

■J.Fさん(写真左)
1998年入社
HR戦略室 タレントディベロップメントグループ


■I.Hさん(写真右)
2019年入社
デジタルビジネス推進本部 DX推進グループ


■M.Nさん(写真中央)
2020年入社
社会インフラソリューション事業部 第一グループ

※取材時の所属情報となります。

一言メッセージ

「ビジネスの基礎を学ぶ新入社員研修では顧客訪問の疑似体験も行います。お客様の部屋を想定した臨場感あふれる研修は実践の場で役立ちますよ」とFさん。
「DXを実現したいお客様であれば、業種にかかわらず、横断して関わります。お客様とともに悩み、解決に向けて一緒に走る。手応えはダイレクトです」とHさん。
「就活も仕事も挑戦したもの勝ち。学生のみなさんはトライ&エラーでがんばって欲しい。入社してしまえば、後は学びながら突き進んでいくのみ!」とNさん。

「教える・教えてもらう」の大切さを経験する開発演習。濃密な2週間でコミュニケーションの基礎を学ぶ

学生から社会人へと大きく環境が変わる4月から、約3か月間の新入社員研修でビジネスマナーや文章作成スキルの習得、プログラミングなどSEを目指す上での基礎技術を学びます。その中で、ジョブシミュレーションでお客様への提案演習を行い、提案資料完成後に代表者がプレゼンテーションし、クラス対抗で成果を競います。また技術基礎研修後の開発演習では、ここまで学んだことをフル活用してシステムの企画から開発まで行います。そして新入社員同士が投票し1位を決定。ただし重要なのは順位よりも、システム開発を最後までやりきり、完成させ、楽しさを知ること。「自分でもできるんだ!」という実感が得られる研修です。

チームは理系・文系出身を交えたメンバーで構成されているため、完成までには様々なことが起こります。教える・教えてもらう場面も発生するため、積極的に聞くスキルが身に付くようになります。これは基本的なコミュニケーションスキルの醸成につながり、実際の業務でも役立ちます。開発演習は約2週間あり、研修後は「自分なりにやりきった」人もいれば、「力を出し切れなかった」と感じている人も。それぞれの思いが交錯する、とても濃密な2週間です。

入社前にも様々な研修があり、内定者研修では多様なバックボーンを持った学生が集まります。まずはPCの基本知識やデータベースの知識など、IT全般に関する知識を習得し、システムエンジニアとして取得しておきたい「基本情報技術者試験」の合格を目指します。また、アプリ開発を通してプログラミングを学び、システム開発の楽しさを経験できる研修も用意。スキル面だけではなく、入社後の働き方やキャリア構築の方法など、質問をする時間をもうけ、入社後のキャリアイメージをふくらませてもらえるように工夫をしています。

新入社員期間中は様々なコミュニケーション方法に慣れるために対面型とオンライン型と2種類の研修を受講できるハイブリッド型の研修を導入しています。その中でグループワークを通じて知識を深めたり、知見を広げてほしいですね。入社後の5年間は初期キャリア形成期間と捉え、あたたかく、強く、みなさんの成長を支えていきます。〈J.Fさん〉

システム開発の全体像をつかみ、チームをつくる楽しさを経験した研修「ハッカソン」

私は、プログラミングが好きで、IT業界への就職を希望していました。入社の決め手になったのは先輩社員数人が参加した当社の座談会です。その様子から、技術者が生き生きと仕事を楽しんでいることが伝わり、興味がわき入社を決めました。

新入社員研修では、名刺交換の方法など社会人として働く上での土台となるマナーを学びました。楽しかったのはシステムを自分たちで企画し、実際につくってみるという実践型のプログラム「ハッカソン」。5~6人で1チームを編成し、アイデアを出し合いアプリケーションを企画します。私のチームが作成したのはユーザーを社会人に設定したタスク管理アプリです。仕事の締め切りのリマインド機能とタグ付けによる分類機能を搭載したもので、企画の視点は「自分たちも使ってみたいと思えるもの」。社会人になってすぐの時期だったので、身近な課題を扱うことにしました。この体験を通してシステム開発全体の流れを把握でき、単にアプリを完成させる達成感だけではなく、仲間と一緒にゴールに向かって進むことの楽しさと難しさを実感しました。メンバーの得意や不得意を活かし、補完しながらチームをつくり上げる経験は今の仕事にも生かされています。

現在は、DXの視点を入れた仕組みづくりを提案する上流工程のコンサルタントとしてシステムの提案・設計を担当しています。お客様に一番近い存在としてDXの相談に乗れることがうれしいですね。日々のスキルアップにはオンラインIT講座を活用中です。気になるIT用語があれば、この講座で検索し、知識を身に付けるようにしています。プレゼンの講座はプレゼン内容を組み立てるときの参考にしていますし、デザイン思考はDXを推進する上で必要な考え方ですので、今の仕事に直接役立っています。今後はアーキテクトやサービスデザインの知識を身に付け、より専門性の高い提案につなげていきたいですね。〈I.Hさん〉

知識ゼロからのスタートで「Javaとは何か」から学ぶ研修に参加。今は海外ユーザー向けアプリの構築を担当

「人の役に立つ仕事がしたい」これが就職活動のテーマでした。観光業や金融業などジャンルを問わず展開していましたが、ITはあらゆる課題を幅広くカバーできる業界だと気づき、IT業界に興味がわきました。NECソリューションイノベータは全国に拠点が広がっているIT企業。旅行業界をまわっていたので、「どこでも行ける」という気持ちがあり、入社後の選択肢の広さも決め手になりました。

新入社員研修のシステム開発の基本を学ぶカリキュラムでは、プログラミングなど情報系の学習経験の有無でクラスを分けて実施されました。私は文系出身でプログラミング経験が無かったため、「Javaとは何か」という基本を学ぶところから学習をはじめ、コードを書き動かす演習を行ううちに少しずつ複雑な動きもできるようになりました。基本知識を習得した後の開発演習では、学習経験がある社員も加わり仮想サイトを構築する実習を行いました。私のグループでは花屋の通販サイトを作成したのですが、わからないことを教え合うことで最終的には互いの知識を共有しスキルが平準化されたように思います。

現在は、海外ユーザー向けの顔認証アプリの構築に携わっています。海外向けの案件に参加したいことを社内に発信していたので、このプロジェクトに参加が決定したときはうれしかったですね。入社2年目は実地研修として、研修センターでセキュリティカメラの調整も経験しました。顔認証アプリがどのような場面で使用されているのかを知るため、パラメーターの調節も体験。顔認証の専門知識を持つエンジニアが講師となり、活用されている現場の話やレアケースについての話を聞くことができたことは楽しかったですし、今後の知識を深める上で大きなプラスになりました。

研修は一回受けて終わりではなく、会社から定期的に研修が案内されるので、目標を立てやすいですね。入社前はITの基本すら知らなかった私ですが、いまでは社内の会議にも参加し、海外のITパートナーと協力しながら案件を進められるほどのスキルを得ることができました。海外向けの案件に携わることで、大学時代に学んだ英語を生かす機会もあり、意欲を持って取り組んでいます。〈M.Nさん〉

学生の方へメッセージ

入社後の5年間を当社では初期キャリア形成期間と捉え、きめ細かく育成をしています。まず入社1年目は年齢の近い先輩社員がサポーターとして、仕事の悩みや会社員としての過ごし方などの相談に乗ります。テレワークでWebの画面を通してでは聞きづらいことも、サポーターがいれば聞きやすいこともありますよね。気軽に相談できる環境をつくることで、社会人としての第一歩をすこやかに乗り切って欲しいと思います。

入社2年目は少しずつ自身のキャリアビジョンについて考える時期。多岐に渡るIT分野の中から興味のある分野や深めたい技術などを毎月1on1で上司と相談しながら、少しずつキャリアの方向性を見つけていきます。希望すれば、社外のキャリアコンサルタントにも相談が可能です。また、プロジェクトマネジメントやデザイン思考など、システムエンジニアとして成長を続ける上で必要な実践的スキルやヒューマンスキルを学ぶ研修を幅広く用意しています。

学生のみなさんはどのような知識と人間性を備えたシステムエンジニアになり、どのようにITを使って社会に貢献したいと思っていますか。知識は学んで終わりではなく、実際のビジネスの場で生かすことで初めて身に付きます。当社が用意している多彩な選択肢の中から、ぜひあなたが最も輝ける道を見つけて下さい。
〈HR戦略室 タレントディベロップメントグループ〉

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研修は「なんとなく」受けるのではなく、積極的な姿勢で受けることで初めて自身の力として身に付く。ITの基礎から学び、徐々に実践に向けたスキルを習得できる。

マイナビ編集部から

従業員数1万2000人を超えるNECソリューションイノベータ。多彩な個性と強みを持ったエンジニアが集まっているスケール感のあるSIer(システムインテグレータ)だ。今回の取材では研修にフォーカス。新入社員研修はもちろん、経験年数やエンジニアの希望に合わせた各種研修の充実度に驚いた。「ITの基本のキも知らない状態で入社した」と新人の頃を笑顔で振り返るNさんは、今では海外の協力会社と連携し、海外向けアプリの構築に携われるほど順調にキャリアを重ねている。

その同社が求めるのは「積極的かつ自発的に行動できる人」「責任を持って粘り強くやり抜くことができる人」だ。どれほど多くのIT知識を得ても、それを駆使し顧客にITサービスとして提供するのはシステムエンジニア自身だ。同社はその重要性に着目し、新入社員研修を通して「チームでものづくりをする楽しさと最後までやり抜くことの大切さ」を体感できるように留意している。

また、キャリアを重ねる過程で専門分野において高い知見を備えたベテランエンジニアから直接知識を得る機会もある。これは多くの業種において高度なITを追求してきた同社が誇れる無形の財産であり、強みともいえるだろう。ほかにも福利厚生の充実度や働く環境の良さという点でもぜひ注目して欲しい。

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NECグループの社会的価値の創造をICTで担う中核企業であり、企画からシステムの実装、運用まで担う同社。官公庁・自治体などのほか、多岐に渡る業種の顧客企業を持つ。
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