最終更新日:2025/4/23

ALSOK介護(株)(ALSOKグループ)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 福祉サービス
  • セキュリティ
  • 教育
  • 医療機関
  • サービス(その他)

基本情報

本社
埼玉県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

「自分らしさ」を生かしながら、介護のプロフェッショナルに成長できる会社

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若手・中堅社員たちのこれまでとこれから

ALSOKグループの一員で、安定した基盤のもとで介護福祉サービスを提供する同社。若手社員の増原さん・大港さんの入社動機や仕事内容、その先のロールモデルとして、ホーム長の三井さんにお話を伺った。

グループホームみんなの家 西尾久 ホーム長
三井 理絵さん/2012年入社

介護付有料老人ホーム アミカの郷流山 介護スタッフ
増原 久琉海さん/2021年入社

グループホームみんなの家 三郷 介護スタッフ
大港 雄介さん/2022年入社

先輩たちの職場環境

「ホーム長としての1年は、自ら提案するばかりでしたが、今後はもっと現場職員の『こんなことをやりたい』を引き出したい」と三井さん。さらに活気ある職場を目指す。
「とにかく先輩方が親切。エルダーの先輩には車椅子の移乗時など、自分が負担にならない身体の使い方も教えてもらいました。おかげで腰痛などとは無縁です」と増原さん。
「職員同士の仲が良く、気兼ねなく何でも話し合えます。新人を温かく迎えてくれるので、すぐになじめます。施設のキレイさも魅力です」と大港さん。

【三井さん】未経験からリーダーそしてホーム長へ。ご利用者さまに寄り添う10年の歩み

学内で開かれた合同企業説明会で、たまたまALSOK介護のブースを訪れたのが入社のきっかけです。それまで介護の仕事を意識したことはなかったのですが、採用担当の方の話に魅力を感じ、その後、施設を見学して「聞いていたとおり楽しそうな職場!」と、一気に気持ちが傾きました。福祉系学部の出身ではなく不安はありましたが、とりあえず飛び込んでみようと決意しました。

入社から今まで、ずっと西尾久の「グループホームみんなの家」で働いています。グループホームでよく見かけるのは一軒家タイプですが、ここはワンフロアに3つのユニットが入っています。日中のレクリエーションや体操などを通して別のユニットのご利用者さま同士が交流しやすく、職員も助け合えるのがメリットです。入社時にヘルパー2級(現・初任者研修)を取得したとはいえ、認知症の方の対応はわからないことばかりでしたが、研修や先輩方の支えのおかげで、次第に慣れていきました。

そんななか、ご利用者さま一人ひとりに適切な介護サービスを提供する計画作成担当者になりたいと思うように。入社8年目の時に、思い切ってホーム長に相談しました。実際になってみると、適切なサービスの計画を作成するために、今まで以上にご利用者さまの様子を丁寧に観察するようになり、「この時間帯に不安な気持ちになることが多い」といった情報を把握して他の職員にも共有。介護の質がさらに高まりました。2年後にはユニットのリーダーとなり、ホーム長と現場の橋渡しを行うほか、ご家族への対応も、より密に行うようになりました。

そして2021年にホーム長に就任。声をかけてもらった時、「長く勤めたここでならできる」とは思ったのですが、自分自身のスキルアップを図るために数カ月待っていただき、その間にホーム長としての仕事を学びました。新しく加わった業務は金銭面の処理や現場の職員のマネジメント。引き続きご家族対応に注力するとともに、時々は現場に入ってご利用者さまを見守っています。今の目標は、さらに働きやすい職場をつくること。私の入社時と比べて若手の職員が増え、彼らが協力しあって楽しそうに働く姿を見るのがやりがいです。もっともっと、そんなシーンを増やしたいですね。世代に関係なく、どんどんアイデアを出し合って、ご利用者さまの毎日をさらに楽しく彩っていきたいと思っています。

【増原さん】利用者さまの笑顔の暮らしを演出する。「好き」や「得意」が生かせる職場

私は舞台の上の役者さんを輝かせる仕事がしたくて、専門学校で舞台監督や演出といった演劇スタッフの勉強をしていました。しかし、コロナ禍の影響もありエンタメ業界の就職は厳しく、友人から「あなたに向いている」と勧められたのが介護です。そのなかで当社を選んだのは、採用担当の方の人柄が決め手でした。私を温かく励ましてくださったことで自信を持つことができ、面接でもありのままの自分を素直に出すことができましたね。

配属先のアミカの郷流山では、フロアごとにチームでご利用者さまのお世話をしています。介護はまさに「ゼロからの挑戦」でしたが、入浴介助や居室への誘導など、実際に体験することで自然と身に付いていきました。先輩がご利用者さま一人ひとりに合ったケアの方法をマン・ツー・マンで教えてくださったのも大きいです。ご利用者さまとの会話には毎日何かしらの気付きや楽しみがあり、日々新鮮な気持ちで向き合っています。

また、私はイベントの企画も任されていて、2年目になる今年は運動会の新しい種目を考案。牛乳箱で作ったタワーをお手玉で倒す、という競技だったのですが、皆さんとても盛りあがり、私も進行していてとても楽しかったです。特にあるご利用者さまは、それまで塞ぎ込みがちだったのですが、この競技ですごく活躍されたことをきっかけに見違えるほど明るくなり、ほかのご利用者さまとも積極的に交流されるようになりました。私は元々「人の役に立ちたい」という思いが強く、介護を勧められたのもそれが理由ですが、この出来事を通して「やりたかったことができている!」とやりがいを実感しました。舞台俳優とご利用者さま、役に立ちたい相手は違っても、人生という舞台で輝き、笑顔になってもらうことは同じ。ご利用者さまの命に関わる仕事だけに転倒のリスクなどを常に意識するプレッシャーはありますが、それでもずっと続けられると思うのは、このやりがいが原動力になっているからです。
イベント企画ではほかにも、母の日や父の日などに華やかなアイデア料理をつくるなどして「可愛い!」「おいしい!」と喜ばれています。「好き」や「得意」を生かせる職場に出会えた幸運をしみじみと感じています。

【大港さん】一人ひとりに寄り添い、介護の質が向上。ブログ係としても活躍

私は経済学部で学びましたが、就職活動はちょうどコロナ禍のさなか。多くの業種が先の見えない閉塞感にあえぐなか、長期的に続けられる仕事を意識するようになり、介護に行き着きました。「人の役に立ちたい」「お客さまとの距離が近い仕事をしたい」という自分の希望にも合っていると感じ、介護法人を研究。まず当社の「一人ひとりのお客様に誠実に寄り添い-」という理念に共感。採用担当者の私への接し方からも、“寄り添う社風”が伝わってきました。

現在はグループホームの1階担当のスタッフとして、認知症のご利用者さまの生活を支えています。配属前の新人研修では認知症についても学び、また講義の時間以外にも気軽に質問できる雰囲気だったので、介護の知識がないことによる不安はほとんどありませんでした。職場ではエルダーの先輩に一対一のOJTを受け、今は全てのシフトに入っています。介護の難しさを感じたのはご利用者さまとの会話で、当初は気恥ずかしさもあって、何を話したらいいのか戸惑ったとき。しかし、少しずつご利用者さま個々の人柄や生活を知るにつれ、自然と話ができるように。認知症のご利用者さまは会話の内容を忘れてしまうことが多いのですが、触れ合いの記憶は残っています。ある夜勤の日、精神的に不安定な状態にあったご利用者さまが、そんななかでも「いつもありがとう」と言ってくださった時、そのことに気付きハッとしました。これ以降、よりご利用者さまの立場になって考えようと私自身のマインドも変化し、介護の質が向上したと思います。

日々の業務のほかには施設のブログ作成も担当し、月に10件ほど更新。ご利用者さまのご家族もご覧になるので、なるべく写真をたくさん掲載し、文章も読みやすいように工夫しています。パソコンが得意なスタッフが意外と少ないため、大学でパソコンに慣れていた私が重宝されています。最初は先輩たちに助けてもらうばかりでしたが、こんな風に役に立って、また先輩が忙しい時にヘルプに入るなどして「助かるわ」と頼りにされることが増えてきたのがやりがいです。もっと頼られる存在になるため、介護福祉士を取得するのが当面の目標。その先は責任あるポジションで活躍したいと考えています。(大港さん)

学生の皆さんにメッセージ

私は未経験で介護の世界に飛び込みましたが、今では本当に自分に合っていると実感。日々、ご利用者さまと接するなかで、あれもしたい、これもして差し上げたいと自然に思うようになり、いつの間にかホーム長を務められるまでになりました。入社前は「大変そう」と感じた日常生活の介助も、実際に理解して行うと苦ではありません。少しでも介護に興味があれば、まずトライしてみることをお勧めします。(三井さん)

私は自分のやりたかった舞台演出が、カタチを変えてここでもできると気付きました。突き詰めると私が本当にしたかったのは、裏方となって人を支え、笑顔にすること。ですから、皆さんも「本当にやりたいこと」は何かを意識しながら、業種や職種にとらわれずさまざまな会社を見てみることが大切だと思います。この視点で自分に合う会社に出会うことができれば、やりがいを見つけて楽しく仕事が続けられます。私自身の経験から保証します。(増原さん)

介護の知識や技術の向上は当然として、ご利用者さまに寄り添う「マインド」を大切にするのが当社の介護。ご利用者さまとの心理的な距離感はどこよりも近いと思うので、心が通い合った時の喜びなど、一人ひとりに心を込めて支えるという介護の本質に根差したやりがいが味わえます。介護の仕事に期待するものは人それぞれですが、ぜひ多くの企業を研究し、自分の求める介護ができる場を見つけてほしいですね。(大港さん)

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ご利用者さまに寄り添う理念を共有し、目指す方向が一致しているから、おのずと仲間意識が生まれる。どの施設も和気あいあいとした雰囲気で、居心地の良さは抜群。

マイナビ編集部から

首都圏を中心にさまざまな形態の高齢者介護施設と、全国を拠点に訪問介護サービスを展開するALSOK介護。警備・セキュリティサービスで名高いALSOKグループだけに施設の安全面は盤石でICT設備も充実。働く職員にとっても安心の職場環境が整っている。ALSOKグループの一員として福利厚生等も充実しているほか、教育研修制度では体系的なプログラムを構築し、介護のプロフェッショナルを育成している。福祉系学部以外の出身者でも、ゼロスタートから着実に求められる知識やスキル、そして介護マインドを身に付けることができる。

今回取材した若手社員は2名とも未経験での入社だが、2年目の増原さん、1年目の大港さんそれぞれに、入社時点から段階を踏んで成長している様子が伺えた。特に「介護の質が向上した」という大港さんの言葉は印象的。また、人のために何かをしたい、役に立ちたいという思いから、異なる分野の学びを生かす増原さんの活躍ぶりは、仕事選びの参考にできるものだろう。そしてその代表格といえるのがホーム長の三井さん。ご利用者さまのために何ができるか、一途に追求することで計画作成担当者となり、さらにはリーダーとなり、家族対応から職員のマネジメントまで仕事の幅を広げてきた。 各人のヒストリーから同社の働き方と、キャリア形成のイメージが描けるはずだ。

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体操や工作など毎日のレクリエーションのほか、運動会やお花見などのイベントも満載。スタッフも一緒になって楽しむ機会が多く、家族のように親しく交流している。

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