朝日インテック(株)

中学生の頃から医療機器メーカーで活躍する夢を持ち、実際にモノを作ったり実験したりする仕事に興味を抱いていました。そのため、工業の専門知識を学ぶことができ、さらに実験の授業も豊富な高専に進学し、私の夢を実現するための学びを積んできました。
しかし、高専卒の場合、多くの企業では生産や品質管理に就くことが一般的でした。そんな中、当社は技術系総合職として高専卒を募集していたことに魅力を感じました。研究開発職に就ける可能性があると感じたのです。
さらに、当社が「現場主義」を掲げており、国内拠点が研究開発・試作に特化していることから、私の夢見た職場で働くことができると感じ、当社への就職を決めました。

入社から4年間は当社ブランド製品に組み込む医療部材の設計と製品開発、新技術の研究開発に携わってきました。初めの2年間はこなすべき業務は設計と製品開発でしたが、この時お世話になっていたチームリーダーは、新技術や現状の課題解決のために技術テーマを考案し、研究開発に取り組めるようなチーム運営をしてくださっていました。チームリーダーの方針もあってかそのチームは技術志向が強く、実験に行き詰った際には相談し合いながら新しいアプローチを試みることができました。その結果、業務を楽しみながら、若手の早い段階で技術者としての力を付けられたと思います。
入社5年目からは、引き続き新技術の研究開発を主として、米国顧客向けの医療部材の設計と製品開発を行っています(業務内容は同じですが、各業務の割合が変化しました)。業務内容こそ同じですが、求められる成果の質/スピードは年々高まっており、後輩の育成にも携わる機会が増えてきました。そのため、技術者としても社会人としてもまだまだ成長できると期待しています。

初動を早くすることを心がけています。初動を早することで、問題が大きくなる前に解決にできる可能性が高まりますし、関係メンバーへのレスポンスを早くすることで信頼関係を築きやすくなると思います。また、先延ばしや時間の圧迫感を軽減し、ストレスを軽減することで良いパフォーマンスを保つことができますので、仕事の効率を向上し、成果を最大化するために重要なポイントと考えています。

何が正解か分からない研究開発では、自分なりの答えを出すために実験だけでなく、参考書や論文等からの情報収集を行います。そのため、研究開発を進めれば進めるほど専門知識が身に付き、会社内で唯一無二の技術者になれることにやりがいを感じています。また、情報収集には苦労することが多いですが、自身の力をフル活用して出した成果が評価されると、その苦労を打ち消す達成感や、自身の成長を感じることができるため、成果を出すことそのものもやりがいと感じています。

就職活動をする際には、自分がなりたい人物像や興味を明確にし、少しでも魅力を感じる仕事や業界を選んでください。仕事で苦労する場面は誰しもあると思いますので、少しでも自分が情熱を持てる仕事に就くことで、モチベーションを保つことは意外と重要だったりします。
とはいえ自分はその仕事で活躍できないかもしれない・・・と不安になるかもしれません。しかし安心してください。先輩社員は、新入社員に初めから大きな成果は求めていません。まずはその仕事が自分の実力に適しているかは考えず、入社後の学びや成長の機会を重視してもらえば良いのではと思います。
(私個人としては、新入社員には実力問わず、積極的な姿勢を持ち、分からないことは遠慮せず質問し、自ら考え行動することを期待しています。)
ぜひ自分の将来のビジョンや興味を大切にして就職活動に取り組んでください！