最終更新日:2025/4/24

三協フロンテア(株)【東証スタンダード上場】

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • 空間デザイン・ディスプレイ
  • 建設
  • インテリア・住宅関連
  • 不動産
  • 機械

基本情報

本社
千葉県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

情熱的に挑戦しながら、モバイルスペースの未来を切り拓く

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経営、グローバル、広報。多角的に会社を支える社員たち

モバイルスペースという独自性の高い製品をもとに事業を展開する三協フロンテア。開発、製造、販売、施工のすべてを手掛けるだけに多様な職種の社員が活躍中だ。3人の先輩社員の挑戦にスポットを当てて話を伺った。

S.T.さん(2012年入社)
経営戦略グループ
法学部政治学科卒

T.Y.さん(2015年入社)
海外事業部 海外事業管理グループ
商学部卒

M.R.さん(2023年入社)
広告宣伝企画部 広告宣伝企画グループ
現代心理学部映像身体学科卒

先輩のお仕事拝見!

経営陣に近い場所で働きつつ、新規事業の可能性を探っているS.T.さん。地域コミュニティの醸成の場としてのモバイルスペースは、これからのテーマの一つとなっている。
世界を舞台に活躍するT.Y.さんは、今、新しい海外現地法人の設立も視野に入れている。いつかはもう一度、海外に駐在してみたいという夢を描いている。
M.R.さんは1年目から広報活動に挑戦。Webサイトのキャンペーンの構成も行っていて、自分で考えたサイトを多くのユーザーに利用していただく醍醐味を感じている。

【S.T.さん】モバイルスペースの新しい可能性を模索。経営に参画するチャンスもつかむ

モバイルスペースと関連するサービスの新しい可能性を開拓するべく、入社2年目から私が継続して携わっているのがマーケティング関連の業務で、配属直後はレンタル事業のPRを担当していました。約12年前の当時、モバイルスペースは利便性の高い空間として支持されていた反面、エアコンパネルや配電盤パネルを組み合わせることで、空間をより快適に使えるという点での知名度の低さが課題でした。そこで、ゼネコンの工事現場などに訪れてインタビューしながら、ユーザーにとって必要な機能や適正な価格帯などを探っていきました。営業や開発の先輩たちとともに行動する仕事でしたので、非常に多くの学びを得ることができました。

その数年後には会社として販売事業の推進や企画に注力。レンタルは工事現場でのニーズが圧倒的に高い一方で、販売事業では様々な用途で使われるため、お客様のニーズも多種多様になります。在来工法に比べて提供スピードが速く、将来的に増設や移設などもしやすいモバイルスペースの価値を多くのお客様に評価いただきました。実際にモバイルスペースを選んでいただいた経営者の方とお話をする機会を通じて、経営者の目線に触れることができたおかげで自分自身の視野も大きく広げることができました。

3年前からは経営戦略グループに所属しています。外部環境が変化していく中で、三協フロンテアが社会にとって価値ある存在であり続けるべく、会社としての戦略を経営陣とともに作り上げるのがその役割。私たちがまとめたレンタル・販売の既存事業の分析データを上げつつ、経営陣とともにいかなる方向に進んで行くべきかを模索しています。例えば、会社の中長期の方向性を考えるために、社内の各部署のメンバーから将来の予測を伺い、そこに経営的な予測を加味してまとめる機会があり、モバイルスペースの今後の可能性や施策に繋がる有意義な議論ができました。

今なおモバイルスペースの可能性は大きく広がっており、グローバル化はもとより、昨今は過疎化が進む地域の交流の場として活用されるケースも増えています。活動を実行するには、未来を支える人材の育成が急務。私自身、優秀な若手を育て上げて、三協フロンテアの未来を担う存在に押し上げていきたいと思っています。

【T.Y.さん】世界でのビジネスを展開。先頭に立って形にし続ける

就職活動では海外での仕事に興味を持っていたのですが、私が学生だった当時の三協フロンテアは、実は海外には事業フィールドを広げてはいませんでした。しかし、まさにこれから進出する計画を練り上げているという話を説明会で聞き、前例がないのなら若い私にもチャンスが巡ってくるのではないかと思い、入社を決意しました。

実際、2年目には早くも大きなチャンスをつかみました。その時期は民主化が進んでいたA国に日本の投資が入って建設需要が高まっていたことから、工事現場で強みを発揮するモバイルスペースの需要が拡大。現地法人を設立して本格的に海外事業に参入することになったのです。上司と先輩とともにA国に赴任した私は、法人の登記や現地での物流オペレーションの構築、雇用、顧客の開拓など多角的に仕事に臨んでいきました。

社会人2年目の私にとってはわからないことだらけでしたが、それでも今まで存在しなかったA国での新しいビジネスに価値を付け、ゼロから作り上げていくことが非常に面白いと感じる日々でした。社内ポータルサイトに個人的なビジョンとして「新しいモノをゼロから生み出したい」と書いていたのですが、まさにその想いも実現することになったのです。

新型コロナウイルスの流行直前に帰国してからは、日本国内の海外事業部の管理グループに所属しています。以来、リスクマネジメントの仕組みを作ってみたり、新しくB国に作った拠点の立ち上げを手伝ってみたりと、日本と海外の橋渡しとなる役割を担っています。

ここ最近は海外との取引実績を増やすために、提案活動に力を注いでいます。直近ではある国で恒久的に使用する事務所として本設案件を受注。仮設が中心だった海外事業に新しい可能性が生まれました。海外事業は前例のないことの連続で、毎回のように苦労していますが、できない言い訳を考えるのではなく、どうすればできるのかを考える習慣も身に付き、楽しい毎日を過ごしています。

海外事業の売り上げはまだ小さいのですが、個人的には今後10年で少なくとも当社全体の2~3割の売り上げを占めるレベルには到達していきたいですね。輸出のオペレーションのやりやすさなどの課題がありますが、国内で提供するのと同じくらいの感覚で海外にもストレスなく販売できるビジネスモデルに育て上げていきたいです。

【M.R.さん】社内初のイベント開催を担当。挑戦できるチャンスがたくさんある!

就職活動ではエンタメ業界を志望していたのですが、若いうちから裁量権を持つことができ、成長できる企業に魅力を感じていたので、それ以外にも複数社に視野を広げていきました。といっても空間デザインや建築に携わる企業で応募したのは当社のみ。それでも入社を決めたのは社員の人柄が“良すぎる”ことに尽きます。採用担当者が親身になって学生の一人ひとりに寄り添ってくれましたし、先輩との複数回の面談を通して成長できる環境が実際に整っているのが伝わってきて、ここで頑張って行こうと決めました。

約1か月の新人研修を経て広告宣伝企画グループの配属となってからは、自社Webサイトの更新や展示場の撮影、SNSの投稿などを通して三協フロンテアを少しでも多くの人に知ってもらう活動に励んでいます。中でもこの1年間で最も大きな取り組みとなったのが、11月に開催したイベント「MSオープンキャンパス」の企画・運営です。モバイルスペースを活用して作った新社屋を舞台にイベントを行い、地域のみなさんにモバイルスペースの価値を知ってもらうのが狙いです。

配属直後の6月に企画を出すとの話になり、同期と私の2人が中心となってあれこれとアイデアを練り上げていきました。その結果、キッチンカーやマルシェの出店者を募集したり、柏市のスポーツチームを招いて子ども向け体験教室を開いたりと、さまざまな企画がスタート。私は社屋のホールを使った音楽イベントのリーダーとなり、地域の音楽団体の勧誘に取り組みました。当社の社屋「MS CAMPUS」を開放するイベントは初めての試みですので、何もかもが初めてづくし。本当に成功するのか少し不安でしたが、当日の累計は3000名以上の来場となり大盛況でした。アンケートを見てもモバイルスペースを活用することに前向きな声をいただくなど、大きなPR効果を得ることができました。

入社1年目でありながらも挑戦の機会を多く設けていただき、経験を重ねたおかげで知識も増え、自分の視野が広がっている手応えを感じています。最近は物件の撮影などにもよく出かけるのですが、令和6年能登半島地震の被災地にモバイルスペースをご採用いただけたことを受け、その様子の撮影も私に任せてもらえました。どんどんチャンスをくれるのが当社の良さ。もっと成長していくために何でもトライしたいですね。今年もイベントを開催すると思いますが、前回を越える来場者を目指して頑張ります。

学生の方へメッセージ

■就職活動ではさまざまな選択肢の中から、 “好き”と思える世界を選んでください。私はモバイルスペースの価値の高さや社内の雰囲気が好きになって当社を選びましたが、社名だけを見ていたらその部分には気付かなかったかもしれません。会社の内面まで探りながら、好きと思える場所を探しましょう。社内の多様な人材と協調して働ける人、変化に対して柔軟になれる人であれば、当社では大きく羽ばたけるはずです。
<S.T.さん>

■今後、当社は海外市場で伸びていく可能性が高いだけに、グローバルに活躍したいという人は多くのチャンスがつかめると思います。学部学科やバックグラウンドなどは一切不問。私自身、語学が苦手な方でしたが、やりたい気持ちが強かったからこそ、仕事しながら克服してきました。情熱をもって本気で仕事に臨める人を歓迎します。
<T.Y.さん>

■自分に合っている会社は不思議と会話の波長が合うもので、面接官も自分自身が聞いてほしい質問をしてくれます。それだけに面接では素の自分をアピールするのが一番。変にかしこまったまま受け答えして内定が出ても、入った後に大変な思いをしてしまいます。いつもの自分で対応するのを心がけてください。当社の場合、経験ゼロからでも問題なく活躍できます。積極的に成長したいと思える学生に続いてほしいですね。
<M.R.さん>

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「開拓の精神」「不断の努力」「誠実な意志」を理念に掲げ、モバイルスペースの提案を進めてきた同社。理念を大切にする社員たちの姿勢が会社の成長に結びついている。

マイナビ編集部から

千葉県柏市に本社を構える三協フロンテアは、いわゆるユニットハウスの一つに位置付けられる「モバイルスペース」の開発・製造・販売・レンタル・施工を一貫して手掛けている。移設・増設がしやすい上に、空調や給排水などの機能も網羅されていることから、さまざまなニーズに対応している。以前は建設現場の工事事務所でのレンタル用途が多かったというが、近年は店舗や事務所でのニーズが拡大しており、レンタルと販売の両面からの提案を展開するに至っている。

海外での市場拡大が見込まれているのは、先輩たちの話にあった通り。また令和6年能登半島地震の被災地での応急仮設住宅としても早い段階で採用された。国内外の人々を支える社会貢献性の高さが社員たちのモチベーションになっていることは、3人の先輩の言葉の端々から伝わってきた。

モバイルスペースに関するあらゆる業務を一社で手掛けているだけに、社員たちの業務内容も多岐にわたっている。実際、3人の先輩の仕事内容も三者三様で、多角的にキャリアを形成できるフィールドが広がっているのもわかった。建設に興味がある人はもちろん、それ以外の業種業界の志望者であっても、活躍の場が大きく広がるはずだ。

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モバイルスペースを活用した新社屋の風景。その機能性の高さをアピールする場所としても活用している。若手が主人公となって、新しい道を開拓する企業文化も根付いている。

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