(株)ジーテクト【東証プライム上場】

スポット溶接ロボットを制御する「ティーチング」業務と、溶接設備に不可欠な治具の仕様を構想しています。新しい車種の車体部品を作る時は、それに合わせて溶接機の動きを変更しなければなりません。その作業がティーチングです。ティーチングする前には3Dシミュレーションを活用してロボットの姿勢検討を行っています。この姿勢検討を行うことで、事前に不具合を防ぎ、インストール工事の工数を削減しています。
決められた部品を決められた位置へセットできて製品精度を維持させるための設備が治具です。治具仕様を構想する時は製品精度維持する為の構造はもちろんですが、作業者の部品セットミスやセット忘れ、セット間違えを防ぐ対策が安定した品質を保つ為に必要です。

インストール工事はティーチングだけでなくメカや電気の担当者を含めたチーム仕事なので、私は常に彼らとコミュニケーションを取りながら作業にあたっています。時には問題解決まで数日かかることもありますが、それだけに工事が終わったときの達成感、やりがいは大きいです。繁忙期は毎週のように工事がありますから、その度に自身の経験値が高くなっていることを実感しています。

学生時代は主に流体力学を勉強していました。その知識を生かせることと、クルマのフォルムが好きだったことから、就職先はボディに特化した自動車関連企業を志望。ジーテクトのことは学内説明で初めて知ったのですが、既に先輩たちの就職実績があったため、安心感がありました。

これからの溶接に求められるのは、生産性の向上と新技術の開発。当社もアルミと鉄など、異材接合技術を研究中です。私自身も、そうした最先端の技術に挑戦することが将来の目標。今以上にメカや電気の知識を身に付け、チーム全体の仕事を把握し、進捗・管理をできるエンジニアになりたいです。