最終更新日:2025/4/25

サンユレック(株)

  • 正社員

業種

  • 化学
  • 商社(化学・石油・ガス・電気)
  • 建材・エクステリア
  • 薬品

基本情報

本社
大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

3年目までは基礎を学び、その後の製品開発に備える大切な時間!

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新製品開発のための足場を固める、2年目の先輩にインタビュー

頼れる上司、先輩のもとで経験を積み、将来の新製品開発に備えるI.RさんとT.Rさん。同じ技術部といえどもグループが違えば仕事の仕方も異なるよう。2人の仕事、やりがいからサンユレックの仕事を覗いてみよう!

■I.Rさん(右)
2021年入社
技術部 機能材料グループ
工学部 化学科卒

■T.Rさん(左)
2021年入社
技術部 ウレタングループ
理工学研究科 物質化学専攻了

サンユレックの魅力はココ!

「1年目から研究に携われる当社は大学以上に学ぶ機会が多く、恵まれていると感じます。グループも少数精鋭なので幅広い仕事に携わり、経験が積めるのも魅力です」(I.R)
「先輩との距離が近く、何かと可愛がっていただけ、教えていただけるのがいいところ。職場の人間関係がいいので些細なことも質問でき、和気あいあいと働けます」(T.R)
「若手のうちから裁量を与えられ、自分で考え、行動できる会社です。グローバル展開にも注力しているので世界で活躍したい方なら、より多くのチャンスがあると思います」

1年目から研究に取り組み、理想の樹脂開発に携われる!成長できる環境です

私は将来、大学で学んだ知識を仕事に生かしたいと化学科を選びました。大学では環境問題に取り組み、土壌汚染の改良・改質、生分解性プラスチックなどを研究。サンユレックに興味を持ったのは研究室の先輩から勧められたのがきっかけで、「化学の知識が生かせる」「早くから開発に携われる」と聞き、エントリーを決めました。特に惹かれたのは、樹脂は色々な分野で使われているのに表からはその存在がうかがい知れないこと。しかし、なくてはならない役割を担っている点に魅力を感じ、自分もそんな必要不可欠な樹脂を生み出したいと入社を決めました。

私が所属する機能材料グループは半導体材料分野と建築・土木関連材料分野に分かれており、1年目には建築・土木関連材料分野に携わりつつ、半導体材料分野も経験し、2年目からは建築・土木関連材料分野に専念するようになりました。同じ樹脂でも分野が違うと開発のアプローチも異なり、半導体向けの樹脂開発では多少コストが掛かってもより良い材料、新しく珍しい材料を使うことが多々ありました。一方、上下水道の劣化を防ぐライニング材などを扱う建設・土木関連材料分野は性能とコストのバランスが大事。一般的な材料を用いながら、配合の工夫で求められる性能、例えば割れにくさや熱への強さなどを具現化することが必要になります。入社すぐにこうした開発の違いを学べたのは、とても勉強になりました。現在はまだ上司の指示のもと、量産化までの流れを学んでいる段階ですが、日々新たなことを吸収しながらお客様のニーズに合う樹脂を開発できるのがやりがい。これからは生産や品質保証など他部署の方々との連携にも気を配り、サンユレック一丸となったモノづくりを進めていきたいと思っています。(I.R)

開発には遊び心が大事!上司からもらったアドバイスで仕事がもっと楽しくなった

大学院では新規フェノール樹脂「ポリベンゾオキサジン」の研究に取り組み、難燃性と曲げ性に富む樹脂の特性を生かし、自動車や航空機の外壁に使用できないかを追求していました。サンユレックへの入社を決めたのはこれまでに学んだ化学や樹脂の知識が生かせると感じたのと、会社の立地が自宅から通いやすい場所だったのも後押しになりました。入社後はウレタングループの配属となり、電子材料向けの開発に携わっています。私自身はまだ担当は持っていませんが、グループとして手掛けるのは白物家電に使われる防水性のある樹脂や車載向け樹脂など。現在は上司のアシスタントとして開発に携わり、求められる性能をクリアする樹脂を生み出すべく努力を重ねています。

現在、私が任されているのは放熱性のある樹脂です。特許や文献などをあたりながら実験を重ねているのですが、どんな材料をどれだけ配合すればいいのかに悩み、壁にぶつかってばかり…。ある時、上司に相談したところ、「遊び心を持ってやってみればいい」とアドバイスを受け、肩の力を抜き、楽な気持ちで開発に臨んだところ、材料の選択肢が広がり、一気に仕事が面白くなりました。発想の転換一つで視野が広がり、苦しみが楽しみになることに驚くと同時に、経験豊富な上司の偉大さを実感。この仕事の醍醐味を教えてもらったと、とても感謝しています。2年目の今はこうした試行錯誤の繰り返しですが、日々知識や経験が積み重なっていくのが現在のやりがいです。今後はスケジュール管理を徹底し、限られた勤務時間の中でも確実に成果を出せるよう、効率的に開発を進めたいと思っています。(T.R)

先輩に質問!2年目の今、どんな目標を持っていますか?

【I.R】機能材料グループは半導体材料分野と建設・土木関連材料分野に分かれていますが、実は他部署に分類できない樹脂の開発に携わることもしばしば。私も1年目の冬からフィルターに使う樹脂に携わり、試作を経て現在はお客様の品質チェックを受けているところです。このように幅広い案件に携われる環境を生かし、今後はお客様も社内の他部署も含め、関わるすべての人に寄り添い、より多くの人の役に立つ樹脂を生み出すことが私の目標。また、先輩方のこだわりが詰まった既存製品に負けない樹脂を開発するためにも、技術者として広い視野を持ちたいと思っています。

【T.R】まずは現在、与えられたテーマ(放熱性のある樹脂)をやり遂げることが先決ですが、今後は担当として色々な特性を持った樹脂の開発に携わりたいと思っています。そして、幅広い仕事を通じて知識、経験を蓄え、付加価値の高い樹脂を生み出したい。また、これは個人的な夢ですが、できれば学生時代の研究に再び取り組み、「ポリベンゾオキサジン」の用途開発を再開したいと思っています。意欲ある人材、向上心ある人材をバックアップしてくれるサンユレックならきっとチャレンジさせてくれるはず(笑)。そのためにも自分に与えられた仕事はきちんとやり遂げ、グループ、会社に貢献したいと思っています。

学生の方へメッセージ

【I.R】学生時代は受け身でもやっていけたかもしれませんが、社会人になるとそうはいきません。特に技術職は自分で「なぜ?」と考え、自分で答えを出さなければ前に進むことはできません。だからこそ学生時代から主体的に考える習慣をつけ、気づく力を養うことをお勧めします。樹脂をよく知る方はもちろん活躍できますが、そうでなくても積極性があれば周囲の人にアドバイスを求め、情報収集しながら成長できるはず。色々な部署で活躍する同期とのつながりも必ず仕事に役立つと思うので、同期との絆も大切にしてください。学部卒の私にとって院卒の同期はちょっと大人の頼れる存在!わからないことは何でも尋ね、自分の知識としてどん欲に取り込んでいます。

【T.R】「化学系の大学院卒は化学業界しか受けられない」。学生時代の私はそんな風に考え、他の業界・業種の選考に臨むことはありませんでした。私はそのおかげで当社に出会えたので後悔はありませんが、もしそんな考えに捉われて悩んでいる方がいるなら、ぜひ他の業界も見てください。専門外の業界を知るからこそ、より化学への思いが強まるかもしれませんし、もっと自分に合う業界が見つかるかもしれません。就職活動では視野を広げることも大切だと思います。最後にワンフロアに様々な部署が集まる当社は風通しがよく、ちょっとした会話を通じて情報共有できるのも魅力ですよ!

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2021年入社のI.Rさん(左)とT.Rさん(右)は同期入社。グループは違っても顔を合わせれば声を掛け合い、お互いの仕事の近況を話し合い、情報交換は欠かさないそう。

マイナビ編集部から

サンユレックの取材を通じ、改めて樹脂の用途の幅広さ、可能性に驚かされた。スマホや家電、自動車などにも多彩な樹脂が使われており、そのおかげで私たちの快適や安心安全が守られているのだ。同社はそんな合成樹脂の研究・開発・製造をワンストップで手掛け、日本国内はもちろん、世界でも知られる存在。すでに複数の海外生産拠点を有しているが、今後はさらなるグローバル展開に力を注ぎ、世界で活躍できる人材を育てていきたいと考える。

2023年3月にはイタリアで新たな生産拠点が稼働予定で、日本と同じ設備を現地に送り、若手を中心とする立ち上げメンバーが量産化を軌道に乗せる計画だ。「これからのサンユレックが求めるのは化学知識とコミュニケーションスキルを併せ持つ人材です」とは久永常務。「化学の専門知識があっても、人と接する力がなくては国籍や文化が異なる海外では活躍は難しい」と考える。しかし、これらを備えていれば活躍フィールドは格段に広がり、若くしてスタートアップに携わることも可能になる。ある意味、大きなチャンスだろう。

「仕事と家庭の両立支援宣言」を行い、育児や介護などライフスタイルの変化にも対応してくれる同社なら、末永く腰を据えて働けるはず。男女とも活躍できる環境で、ぜひ力を発揮してもらいたい。

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最新の材料に携わり、その配合を追求することでさらなる価値を見いだせるのが同社での面白み。オーダーメイドのモノづくりで顧客の期待に応えるやりがいを味わってほしい。

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