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最終更新日:2025/3/1
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部署名報道局 福島報道部(現在 コンテンツ局営業部)
勤務地福島県
社会の問題を切り取り、世の中に問いかける。社会部は、事件・事故や裁判などの「司法」のほか、「災害」や、働き方改革で注目される「労働問題」など、政治以外の広い分野を担当します。日々それぞれの担当が集めた情報を、ニュースセンターのデスクと相談してオンエアにつなげる、これが社会部キャップの仕事です。他にも、独自に継続取材したものを、特集やドキュメンタリーとして放送します。日々の積み重ねでようやく放送に結びつく仕事で、決して派手な仕事ではありません。しかし、社会の問題を切り取り、世の中に問いかけるこの仕事に、私はやりがいを感じています。
報道に携わる中、記憶に残った一言があります。津波で家族を失った女性のもとへ通い続け、取材を受けていただいた時のことです。なぜ取材を受けてくれたのかを伺うと、女性はこう言いました。「自分の置かれた状況を、たくさんの人に伝えてほしい」。苦しい状況の人にマイクを向けることは簡単ではありません。しかし、自分の仕事は、声なき声を聴き、その声を多くの人に伝えることなのだと、この時、気づかされました。
入社4年目の時、原発事故から5年目に再開した「楢葉町・木戸川のサケ漁」についてドキュメンタリー番組を制作しました。取材先の方々と初めて出会ったのは、入社1年目の秋。当時は避難指示がでている町、住民もいない、苦しい環境の中で、1歩ずつ1歩ずつ再開に向けて励む、漁協の皆さんの姿に胸を打たれ、その姿を応援し、復活するまでを見届けたいと思いました。サケ漁が再開した時の皆さんの嬉しそうな笑顔、初めて食べた木戸川のイクラの味、決して忘れることはありません。頑張っている人を近くで応援できる、そして、その姿を、たくさんの人に届けられる、この仕事の醍醐味だと思います。