最終更新日:2025/4/25

(株)テレビ朝日サービス

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 商社(通信)
  • 広告
  • サービス(その他)
  • 情報処理
  • 放送

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

映像業界を支えるプロフェッショナルとして、一歩ずつ成長する社員たち

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多彩な角度から映像に関わるテレビ朝日サービス

グループ内外の放送・映像事業を多角的に支えているテレビ朝日サービス。三者三様の仕事に臨む先輩たちから、同社の業務内容、仕事上のやりがい、将来の目標などについてざっくばらんに語ってもらった。

新宮 航さん(写真右)
デジタルサービス部
理工学部物理学科卒/2017年入社

高橋 直杜さん(写真左)
レンタル事業部
人文学部社会学科卒/2019年入社

哲翁 愛さん(写真中)
ネットワーク推進部
経済学部総合経済学科卒/2022年入社

先輩から一言

「一つの業務に特化するのではなく、多角的に仕事したい人にはぴったりの会社です。希望すれば異動にも柔軟に対応してくれるので、積極的に挑戦してください」(新宮さん)
「知らないより、知っている方が有利になることが多いだけに、興味のアンテナを広げていくと、就職活動はもちろん、働く上でもプラスに働くと思います」(高橋さん)
「テレビに関する専門知識がなくても大丈夫。少しでも興味があれば働きながら自分を高めていけるので、思い切ってトライしてください」(哲翁さん)

【新宮さん】報道用システムを通して、“伝える”を支える

入社以来、私は一貫してテレビ朝日と系列局の放送システムの導入・構築・運用保守に携わってきました。最初の7年間はテレビ朝日本体の報道局を担当。ニュース速報配信システム、災害時に情報をL字型に表示するシステムなどに関わってきました。システム担当といっても自分でプログラムを構築するのではなく、実際に開発をするのは外部のベンダーです。当社ではテレビ朝日の要件に合うシステムをスケジュール通りに形作るべく、プロジェクトをマネジメントしていくところに深く関わっています。

当初はITについても、ましてやテレビについても専門知識がなかった私。手探りで仕事を始めましたが、頼りがいのある先輩たちがいたおかげで、次第にプロジェクトマネージャー(PM)として責任ある立場を担うようになっていきました。集大成となったのは6年目頃に始まったニュース速報システムの切り替え案件。1年がかりの大掛かりなプロジェクトながら、経験の浅い私がPMに抜擢されました。

学んだことは自分の中に溜め込まないこと。上司をはじめ相談ができる人が周囲にはたくさんいますので、積極的に声をかけながら解決策を導き出していく重要性を実感しました。完成後、ニュース速報が流れた瞬間は、視聴者に重要な物事を伝えるという自分たちの使命の大きさに気持ちが引き締まりました。

現在は系列局の担当となり、報道用の原稿や進行表を制作するシステムの導入・保守を手掛けています。20数局ある系列局に対して段階的にシステム導入を進めており、ときには現地に出張をしながら調整をかける日々を送っています。なんとかシステムが無事に稼働して、各局の報道番組がスムーズに放映されている様子にやりがいを覚えています。

昨年2月に第一子が誕生したのを受け、結婚/出産休暇と有給休暇を合わせて1カ月の休暇を取りました。周囲を見ると産後パパ育休を取る人も増えていますし、時短勤務する男性社員も増えるようになり、多様な働き方ができる会社になったと改めて感じています。福利厚生面で言えば、会社が費用を負担してくれる社員主導の親睦会もあります。希望者を7~8人のチームに分け、チームごとに好きな場所で好きなことをして親睦を深めるというもの。他部署の社員からの話を聞くのも大きな刺激となっています。

【高橋さん】レンタル機材の活用を促し、華やかな舞台を彩る

就職活動ではIT企業や広告代理店などを視野に入れていましたが、メディア系の企業で受けたのは当社のみ。広告まわりのメディアプランニングを事業の一つにしていたので興味を持ちました。実際に話を聞いてみるとテレビを支える多彩な事業を営んでいるのが魅力的だと実感。何よりも面接官のみなさんから社風の良さが伝わってきたことから、当社で頑張っていきたい気持ちがおのずと強まっていきました。

入社後は1カ月間の研修で、各部署をローテーションでまわった結果、レンタル事業部が面白いと感じて希望し、配属が決定しました。LEDディスプレイやプロジェクターなどの映像機材をレンタルするとともに、使用する現地での設置・撤収を行うのが当事業部の業務となります。レンタル先にはテレビ朝日はもちろん、美術会社、イベント会社なども含まれており、私はコンサートやライブ会場を担当するケースが多くなっています。

最初はテレビの収録現場で少しずつ知識と経験を得ました。並行して大規模なコンサート現場にも携わるようになり、自身の成長を実感しました。テレビとコンサートの両方に関わることができるのはレンタル事業部の強みです。担当業務は、自分の希望と適性から決めることができます。また、それぞれの現場で映像オペレーションをする機会も増え、演出の中枢に身を置くことで、さらなるやりがいを感じています。

同じようなLEDディスプレイに見えても、お客さまによって使い方はまったく異なっていますので、現場では想定外のトラブルが発生することもよくあります。トラブルはどうしても起きてしまうというのは事前に頭に入れていますので、あらかじめ次の手段を複数、用意して仕事に臨むことを心がけています。最近のコンサートでは映像とリンクした演出が増え、より丁寧な作業が求められます。だからこそ無事に映像が映し出され、観客からの歓声が聞こえてきたときのやりがいは格別です。

現在は5人の後輩を教える立場になりました。作業のやり方だけを教えるのではなく、その背景にある細かい部分まで伝えていくことで、業務を根本的に理解できるように促しているつもりです。私自身もさらなる成長を目指すべく、前工程である見積もりや人員確保などにも関わりながら、より総合的な視点からレンタル事業を支える力を身につけたいと思っています。

【哲翁さん】テレビ朝日の映像コンテンツを、広く世の中に届ける

就職活動を始めるにあたって、まずは自分が好きなモノを考えたのですが、昔からテレビを見ながら食卓を囲んで楽しんでいたため、テレビ局や制作会社などを重点的に見ていくようになりました。その中で出会ったのがテレビ朝日サービス。先輩社員との座談会に参加したとき、楽しそうに仕事について話してくださった姿が強く印象に残り、私も先輩のように自らの仕事に誇りをもって働いていきたいと思うようになりました。また、テレビ朝日に関わる企業の間に立つ事業が多く、人と人とをつなぐ役割を担えるという部分にも共感を覚えて入社を決めました。

所属するネットワーク推進部では、テレビ朝日の番組・映画などを他局に販売していく仕事に臨んでいます。私の担当はBSやCS各局で、1年目の頃は2時間ドラマやサスペンスなどの依頼対応が中心でした。実はテレビ朝日で放送した作品であっても、権利が制作会社に移行しているケースも少なくありません。その調整にはどうしても時間がかかりますし、原作者や脚本家、出演者の方々へ二次使用料の支払いなども行わなければならず、最初はやるべきことの多さに戸惑ってばかりでした。その中でも先輩がいつでも質問ができる環境を作ってくださったおかげで次第に土台となる知識が身に付いていったのだと思います。

2年目以降はテレビ朝日が出資した映画の販売を手掛けるようになりました。BS・CS局からの依頼に応じるばかりではなく、各局の視聴者層や編成などを分析した上で、私から適切な作品を提案する機会も増えてきています。自分で作品の購入を行い、資料を作って紹介して、販売まで行うというすべての流れに携わっているからこそ、自分自身の成長を日々実感することができています。

毎回、頭を悩ませながら提案をしているだけに、関わった番組や映画が新聞のラテ欄に掲載されているのを見ると、多くの人に作品を届けられたとの充実感に包まれます。SNSなどで作品の感想に触れられるのも、この仕事をしていく上での喜びのひとつです。部署内を見渡すと、テレビ朝日系列局や系列局以外のテレビ局などへの販売を担当している先輩たちもいます。私自身、さまざまな角度からキャリアを築きたいので、今の仕事をしっかりと形にできる力が身に付いたら、まずは異なる角度から番組販売にトライしてみたいですね。

学生の方へメッセージ

当社はテレビ朝日グループの中核企業として、放送・映像業界で幅広い事業を展開しています。今後は新しい事業を手掛けることもあるでしょう。そういった意味では、自分のアイデアで事業を生み出せる可能性もゼロではありません。

当社の事業は、それぞれが別々の会社の事業といっても過言ではないぐらい異なっています。当社では少なくとも2つの部署を経験し、そこから自分のキャリアを設計するのが望ましいと考えています。

昨今はテレビ離れが進んでいるといわれており、テレビをあまり観ない学生の方もおられるでしょう。そんな状況でもテレビ業界に飛び込んで、新しい何かを作り出したいと思う方、自分からアイデアを出し、新しい価値のあるものを作っていく気持ちがある方と一緒に働きたいと考えています。

当社はいろいろな考え方を持った人たちに興味を持ってほしいと思っています。首都圏はもちろん、地方に在住の方も検討してみてください。テレビ好きな方、放送・映像業界で何か面白いことをやってみたい方のご応募をお待ちしています。

(大場 康之さん/人事労務部長)

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「各部署で多様な経験をしながら、キャリアを構築していけます。就職活動でいろいろな職種を考えている方にも検討していただきたいですね」

マイナビ編集部から

映像機材のレンタルやテレビ番組販売、各種システム開発、広告代理業務など実に多彩な機能を持つテレビ朝日サービス。テレビ朝日グループはもちろん、放送・映像に関わるエンターテイメント業界を幅広くバックアップしている。社員たちには多角的な視点を身にまとってほしいからと、基本的には入社10年以内に複数部署をジョブローテーションしてもらう形を取っている。異動すれば転職したかのような“違い”のある事業が揃っているからこそ、ビジネスパーソンとして厚みある人材に成長を遂げられるはずだ。

取材に応じてくれた3人の先輩も、それぞれが全く異なる仕事に挑んでいたが、異口同音に語ってくれたのは社内のチームワークの良さだ。事業が多彩な上に、いずれも専門性が極めて高いからこそ、お互いに支え合いながら仕事を進める文化が自然と醸成されている。相談しやすい先輩が横にいるから、経験が全くない新人たちも思い切って挑戦できる。新卒入社8年以内離職率は0%だというが、それも支えてくれる仲間がいるからこそ成し遂げられた数字だといえる。

テレビ業界の一翼を担う同社ではあるが、事業を調べていくと必ずしもテレビに直結しない仕事も少なくない。メディア志望の学生も、そうではない学生にも多くの可能性が広がる一社である。

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ソリューション事業、メディアコンテンツ事業を有するテレビ朝日サービス。グループのお膝元の六本木にオフィスを構えており、大多数の社員は本社で勤務している。
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