最終更新日:2025/4/11

社会福祉法人南風会

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  • 既卒可

業種

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東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

「ラブ・ユア・ネイバー」を実践する日々。理想の障がい福祉サービスを形にできる!

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生活支援員のキャリアパスとワークスタイル

青梅市と新宿区の障がい者支援施設の運営を通じて、生活支援・就労支援・自立訓練などのサービスを手がけている社会福祉法人南風会。今回、リーダー・チーフ・コーチそれぞれの職員の働き方について話を伺った。

<シャロームみなみ風(新宿区)で働く皆さん>
■写真左から
高野 沙由梨さん/生活支援員リーダー/2015年入職

布施 歩さん/生活支援員チーフ/2015年入職

大貫 江麻さん/生活支援員コーチ/2015年入職

職員の皆さんから一言

仕事を通じて、人それぞれ考え方が違うこと、相手の話を否定せずに傾聴することの大切さを学びました。思いやりを持って人と接する大切さを痛感しています。(高野さん)
福祉の専門学校で介護福祉士と社会福祉士の資格を取得しました。さらに精神保健福祉士の資格も取得し、現在は3つの資格を生かして働いています。(布施さん)
私の職場は、後輩も先輩も相談しやすいフラットな雰囲気です。各職員の意見を尊重し「やってみたい」という気持ちを応援する文化が根付いています。(大貫さん)

「ラブ・ユア・ネイバー」という言葉通り、目の前の人を大切にする温かい雰囲気が溢れている場所です。

これまで別の福祉施設で生活支援員を2回経験したのち、視野を広げるために前職は福祉と異なる飲食業界で働いていました。その中で「やっぱり自分は福祉の仕事が好きなんだ」と改めて気づいたのです。当法人に出会ったのは、別の施設の面接を受けた際に「高野さんの考え方ややりたいことは、うちの施設では実現できないけれど、南風会なら可能かもしれない」と教えていただいたことがきっかけです。私は24時間を通して生活支援が行える、利用者さんにとって「家」と感じられる施設で働きたいと思っていました。同じような考え方を持つ当法人が新宿にシャロームみなみ風を新たに設立するとのことで、面接を受けて入職にいたりました。

入職して9年目になりますが、チーフを3~4年経験し、今年の4月から生活支援員リーダーを務めています。生活支援員として、食事の介助や入浴、排泄のサポートなど、利用者さんが日常生活を送る上で必要な支援を行っています。リーダーとしては、支援を行う3つのグループのまとめ役になり、チーフやサブチーフ、コーチ、アドバンスといった役職を持つ部下への指導やアドバイス、会議の進行などを任されるようになりました。シフト作成や利用者さんの病院受診に関する記録作成なども私の業務です。今後は「人に対しての教え方」を教えることにフォーカスをあてて部下へアドバイスできるようになりたいと思っています。

当法人の一番の魅力は、理念である「ラブ・ユア・ネイバー」を体現するように、目の前の人を大切にする温かい雰囲気が溢れているところ。「福祉は性格の優しい人が就く仕事」とイメージされるかもしれませんが、生活支援員はそれだけでは務まりません。利用者さん、ご家族、職員一人ひとりと真剣に向き合い、それぞれの立場を尊重しながら働いています。シャロームみなみ風は、いい意味で施設っぽくない家庭的な雰囲気で、職員も若い世代が多く、誰もが同じ空間で和気あいあいと過ごしています。

人材育成にも力を入れていて、資格取得や研修制度も充実しており、スキルアップを目指せる環境です。役職はルーキー→レギュラー→アドバンス→コーチ→サブチーフ→チーフ→リーダーと明確に設定されているので堅実に段階を踏んでキャリアが築けます。昇進は年功序列ではなく、仕事ぶりや能力を評価するフェアなシステムです。入社年次に関係なく上のポジションを目指すことが可能です。(高野さん)

「仕事も育児も楽しめる」働き方を実践。後輩職員のロールモデルになるべく奮闘しています。

福祉の学校に通っていた私は、在学中に障がい者支援に関わる楽しさを感じていたことから、将来はその道に進もうと決めていました。いくつかの施設を見学した中で、タイミングよく新宿区に新しくできるシャロームみなみ風の存在を知ったのです。一から施設づくりに携わることができる点にも大きな可能性を見出し、入職を決めました。

私は通所する利用者さんのグループを担当しており、業務としては散歩やレクリエーション、学習支援などを行っています。また5年ほど前から昇格してチーフも務めています。チーフ業務では、グループのメンバーをまとめる役割を担っています。利用者さんや職員の悩みを一緒に解決したり、職員が実現したいと考えている支援方針に対するアドバイスなどに取り組んだりします。

これまでのキャリアを振り返ると、チーフとなってからは発言する機会が増え、自信を持って意見を述べられるようになった点に、大きな成長を感じています。私はもともと自分の考えを述べるのが苦手でしたが、いつも職員の皆が私の意見を否定することなく耳を傾けてくれるんです。安心して発言できる環境の中で、いつしか積極的に発言ができるようになりました。

仕事でのやりがいは、利用者さんの笑顔を見られた時や、困り事を解決できた時に、心から「頑張って良かった」と思えること。また子どもを持つ母親としては「子どものために仕事に励もう!」というのもモチベーションになっています。子育てと仕事の両立は簡単ではありませんが、職場では仕事に集中し、家に帰れば子育てに専念するといったメリハリのある生活を送ることがリフレッシュにもつながります。子どもが体調を崩してしまえば、予定していた業務が後回しになることもありますが「できる時にやる」「思いついたらすぐに行動する」ことを心がけ、仕事もプライベートも効率を考えて工夫するようにもなりました。

今後は仕事と子育てを両立させている自分の姿を通して「仕事も育児もどちらも諦めずに、楽しく充実した日々を送ることができる」ということを、後輩職員の皆に伝えていきたいと思うようにもなりました。産休・育休制度を利用し、職場復帰後は時短勤務制度を利用させてもらうなど、周りの理解と制度のおかげもあって、公私ともに充実した日々を過ごせています。(布施さん)

職員にも利用者さんにも「大貫さんなら安心」と思ってもらえる存在になりたい。

私は保育の大学に通っており、将来は保育士になるつもりでした。とはいえ保育に限定せず、大学2年生の時から自分に合う職場はどんなところなのかを見極めるために、福祉も含めて意識的にたくさんの施設でボランティアをしていたんです。そんな中で出会ったのが障がい者支援の仕事でした。障がい者の方々が私に向ける笑顔に強く心を動かされ、保育ではなく福祉の道を志すことにしました。当法人との出会いは大学で行われた説明会。職員の方から、新しく新宿にシャロームみなみ風がオープンすることを聞き、興味が湧いたのです。説明会では実際に働いている先輩職員から話を伺う機会もありました。その方が私と同じように保育の仕事から障がい者支援の道に進んだことを知り「ここなら安心して働くことができる」と安心感を覚え、入職を決めました。

現在の業務としては、生活支援員として入所されている利用者さんの生活面での支援を行っています。具体的には、食事や入浴、排泄などの介助、レクリエーションやイベントの企画・運営などです。また役職としてはコーチでもあるので、後輩職員からの相談対応やOJT指導なども担当しています。特に多い相談内容は、利用者さんとのコミュニケーションの取り方や身体介助の方法です。いま私が所属しているのは車椅子を利用する方たちのグループなので、身体介助にもノウハウがいるんです。慣れていない職員が身体介助を行うと腰を痛めてしまうこともあるため、丁寧に指導するように心がけています。

入職後しばらくは、自分の意見を伝えることに遠慮してしまう場面もありました。しかし、コーチになってからは後輩を指導する場面が増え「自分の意見をしっかり伝えなければ」と積極的に意見するようになりました。後輩の悩みに対して、少しずつですが適切なアドバイスや対応ができ成長を感じています。後輩にアドバイスした時に「ありがとうございます。助かりました!」と感謝の言葉をもらえると素直に嬉しいです。

今後は生活支援員としてレベルアップして、上のポジションを目指したいです。私の理想は、職員にも利用者さんにも、私がいることで「安心できる」と思ってもらえる存在になることです。(大貫さん)

学生の方へメッセージ

可能な限り企業見学や就業体験にも参加してみてください。私は「自分がどんな仕事をして、どんなことを実現したいのか」という点と、企業の理念や事業内容が一致しているかどうかを見ながら参加しました。職場の雰囲気や仕事内容を具体的に知ることができるとともに、職員の方々が仕事に対してどのような思いでいるのかを感じ取れるからです。(高野さん)

興味を持った施設や会社があれば、積極的に見学に行くことをおすすめします。職員の方々がどのような口調で話しているのか、他の職員や利用者さんとどのように接しているのかなど、実際に見てみないと分からないことはたくさんあります。ホームページやパンフレットだけでは伝わらない雰囲気を肌で感じ、自分に合う職場かどうかを見極めることが大切です。(布施さん)

企業研究では職場の雰囲気をよく見ておくことをおすすめします。ボランティアやインターンなどに参加して、職場の雰囲気や相談しやすい環境かどうか、自分に合っているかどうかなどを確認しておくと良いでしょう。実際に働いてみないと分からないこともありますが、少しでも不安な点は研究段階で解消する意識を持つのも大切だと思います。(大貫さん)

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私たちが企業研究でポイントにしていたのは「職場の雰囲気」。実際に足を運んで肌で感じることで、自分に合った職場かどうかを判断できます。

マイナビ編集部から

職員のスキルアップとキャリアアップを積極的に支援するのも社会福祉法人南風会の特色。研修制度を整え、資格取得費用を積極的に補助しており、介護福祉士の資格取得を目指す場合は、自己負担がほぼゼロになる。また独自の役職制度を設けており、入職年次に関わらず、頑張り次第でキャリアアップが目指せる環境でもある。個人の頑張りを正当に評価する仕組みが整備されている。

同法人の運営する「シャロームみなみ風」や「青梅学園」「かすみの里」では、入所支援・生活介護・就労支援・自立訓練など、同じ施設内で複数の事業を運営しており、自身の興味や適性に合わせてさまざまな業務に挑戦し、多様なキャリアを積むことができるのも魅力の一つ。今回取材した皆さんも自身の仕事について楽しそうに話してくれた。2027年には板橋区に新しい障がい者施設の開設を予定しており、新施設の立ち上げに携わる貴重な経験を積むこともできる。

同法人は仕事とプライベートの両立がしやすい環境づくりにも力を入れている。産休・育休制度の利用率も高く、2人目、3人目を出産後も職場復帰して働いている職員も。月平均残業時間も3~5時間程度と少なく、ワーク・ライフ・バランスを重視した働き方ができる。さらに服装や髪型も基本的には本人の自主性に任されているそうで、個々の個性を尊重する文化がある点もお伝えしておく。

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社会福祉法人南風会は複数の施設を運営し、生活介護・就労継続支援B型・相談支援事業所など、幅広いサービスを提供している。

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