最終更新日:2025/5/16

ウシオライティング(株)【ウシオ電機グループ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 半導体・電子・電気機器
  • 機械
  • 精密機器
  • 商社(機械・プラント・環境)
  • 検査・整備・メンテナンス

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

エンターテインメント業界を支える醍醐味!

PHOTO

プロジェクターを通してエンドユーザーに驚きを届ける

照明だけでなく、映像機器でも幅広い製品群を取り扱うウシオライティング。今回は主に海外製のプロジェクターを担当する営業職と技術職の同期2人にお話を伺った。

(写真左から)
■老松あやめさん 
映像照明事業部 映像照明営業部 映像照明営業1課
2020年入社

■小野瑞生さん
映像照明事業部 フィールドサポート部 技術メンテナンス課
2020年入社

私たちの1日

具体的にプロジェクトが動き始めると、客先との打ち合わせが多くなるという老松さん。営業として会社の窓口になるため、顧客との信頼関係を築くことに注力している。
プロジェクターの定期的な保守・点検の他、修理も担当する小野さん。「映像を見てくれるお客様の反応が嬉しい」ので、製品の性能以外に色や光の特性も学んでいるそうだ。
営業と技術という職種の違いはあるものの、同じプロジェクターを扱う社員として、情報共有する老松さんと小野さん。プロジェクトのチームメンバーという感覚に近い。

お客様との信頼関係を築くために、情報収集や勉強を怠らない(老松さん)

学生時代はメディアに特化した学部に在籍し、テレビのコンテンツをつくるサークルに所属していました。そこで扱っていた機材からエンターテインメントの照明に関心を持ち、国内でも高いシェアを誇る商材を持っている当社に決めました。

現在の仕事は業務用のプロジェクターやLEDビジョン(映像の表示機材)の営業活動です。学校の教室や企業様の会議室、公共のホールなど、常設設備として大型の映像機材を使われるようなユーザー様は数多くいらっしゃいます。私が営業活動に伺うのは、音響機材や映像機材をシステム化して提案されるSIer(システムインテグレーター)様です。既存のお客様が7~8割になりますが、新しい商材が出たときにこれまでアプローチしていなかった新規のお客様にお声がけすることもあり、こちらは2割くらいの比率になります。40社ほどのお客様を担当していますが、コンスタントに動きがあるのは10社ほどで、4~5の案件に同時に関わっていることが多いですね。

具体的な仕事の内容としては、見積書の作成や受発注の管理など、自社内で行う事務的な業務と、お客様との商談や設置現場の状況把握など、外に出る業務が半々くらいです。映像機材は実際に見ていただくことが一番なので、外部に持っていってデモンストレーションをすることもあります。
私は主に海外のメーカーの機材を担当していますので、輸入販売という立ち位置になります。そのため、海外の担当者にメールをしたり、半年に1回は来日してもらう、または自分が行ったりしながら情報交換をしています。2025年1月には工場のあるカナダに行き、エンジニアからレクチャーを受けたりしました。

お客様になるSIer様は経験豊富な年上の世代の方が多いのが特徴で、営業として独り立ちした頃は信頼関係を築くことが難しく、ときにはお叱りもいただきました。担当して2~3年経つと、そういったお客様からもお声をかけていただき、大型案件をまとめられたときはとても嬉しかったですし、これが大きなやりがいになりました。
営業としてはお客様との信頼関係を築くことが一番大切ですが、そのためには商材やシステムの知識を学び、常に真摯な態度で仕事にのぞむことを心がけています。
一般的にはあまり知られていないニッチな業界であり、その分、自分で情報収集することが難しい部分はありますが、自分なりに工夫をしながら勉強しています。

プロジェクターだけでなく光や色など幅広い知識が必要(小野さん)

コロナ禍中の入社でしたので、全体的な技術研修というものは実施されず、配属されてからデモ機を使ったり、現場で直接機材を見て触ったりしながら、技術的な知識や保守・点検などを学んでいきました。最初に配属されたのが、テーマパーク専門の部署で、ここではチームの一員としてメインのエンジニアの技術サポートという形で、プロジェクターの保守・点検、新しい機材の提案なども行っていました。

社内の技術部門の組織変更にともなって2024年から現部署に所属し、現在は主にプロジェクターや照明の保守・点検と修理を担当しています。照明はホールなどで使われる演出用のもので、プロジェクターとともに、音楽ライブや演劇などエンターテインメントには欠かせないものです。現地に行ってメンテナンスを行う場合もありますが、プロジェクションマッピングなどで使用されるものはかなり大型で部品も大きく、設置されている場所によっては私たちが立ち入れない場合もあるので、当社に送っていただいて修理をするような場合もあります。

私が担当しているプロジェクターなどは、プロジェクター本体のことだけを学んでいればいいというわけではなく、色の仕組みや光の性質、プロジェクターをどのように制御するかといったことも知る必要があります。また、設置されている現場ごとに環境が異なり、その点でも注意が必要になります。たとえば、屋外に設置される場合などは、投写距離や雨風からどうやって守るかといったことも重要になります。また、私が入社する以前に設置された機材などの場合は、上司や先輩に聞くこともあります。1人で動くこともありますが、大きな機材のために2~3人で動くときも多いので心強いです。

仕事のやりがいとして大きいのは、普段入れない場所に入ったり、プロジェクター以外にもさまざまな機材を見たり、バックヤードを見ることができることです。プロジェクターで投影するのは最終段階に近く、実際に投影して微調整するところもあるので、まだ誰も見たことのないコンテンツを見られることもあります。また、実際にリリースされた後は、一般のお客様の「すごい!」という反応を直に見られたり、SNSなどで評判がよかったりすると「苦労した甲斐があった!」と思います。

今後の目標とウシオライティングの社風について(老松さん・小野さん)

●配属されてから1年くらいかけて営業内のジョブローテーションで、幅広いマーケットを見ることができました。そこで独特の商流やセールスの方法などを先輩方から教えていただきました。
私は海外メーカーの商材を扱っている関係上、海外メーカーの文化を理解し、日本市場に落とし込むという役割も担っていますので、英語も学びながら、空き時間は常に商材やシステムの情報をリサーチしたり、技術の基礎的な勉強をしています。
入社から5年経ち、現在は1人で任される案件も増えてきました。営業職は案件のプロジェクトマネージャーのような役割も担っています。プロジェクトチームのみなさんから頼っていただけるように、知識を身につけていきたいですね。また、既存の製品以外の新しい商品の取り扱いや企画営業、マーケティングの知識も身につけていきたいと考えています。

当社は福利厚生や就業体制は整っていて、フレックス制度や在宅勤務も可能です。また、自己啓発や宿泊に利用できるポイントの付与など、仕事とプライベートを充実させる制度もあります。社員は若い世代とベテランが混在していますが、お互いに助け合い刺激しながら尊重している社風で、働きやすいと感じています。(老松さん)

●2024年には新しい製品が出るタイミングで、カナダの工場に出向いて製品についてのトレーニングを受けてきました。担当しているプロジェクターについての知見や保守・点検、修理の技術の向上はもちろんですが、関連するネットワークや色のつくり方なども勉強しています。直接業務とは関係ないかもしれませんが、光の投影方法であったり、コンテンツをどう見せるかといったことも吸収していきたいですね。
また、営業的な視点になるかもしれませんが、新しい製品が出た際に、どうやって見てもらえばお客様に驚いていただいたり、関心を持っていただけるかを考えていきたいです。技術者としてはまだまだ学ぶことが多いので、貪欲にいろいろなことを吸収していきたいですね。

仕事環境としてはフレックス制度がとてもありがたいです。現地に直行直帰の場合もありますし、電車の混雑時を避けて通勤のストレスから解放されるのは大きいです。社内では上司とも話しやすいですし、周囲もいい人が集まっている印象です。トラブルがあった場合も自分1人が抱え込むことなく、上司に相談して解決にあたっています。(小野さん)

学生の方へメッセージ

●ウシオライティングは光を軸にして、お客様からの要望を受け、それに応えてきた結果、かなり広い事業を展開している会社です。照明が好きな方はもちろん、人を喜ばせることが好きな方にも、ぜひチャレンジしていただきたいですね。専門的な知識が必要と思われるかもしれませんが、それは入社してから学べるので大丈夫です。私自身もそうですが、ライブのステージなどで目にする照明や映像の裏側がどうなっているのか。そんなところを知ることができるのも当社の仕事の醍醐味です。エンターテインメントが好きという方なら、おもしろい仕事だと思います。(老松さん)

●私は学生時代、ロボットを研究していて、当社の現在のような仕事とは接点がありませんでした。たまたま参加した合同説明会で当社を知り「エンタメを裏で支えているおもしろそうな仕事だな」と感じ、入社しました。学生時代に学んだことを活かせる仕事に就くのもいいと思いますが、必ずしも直結する仕事に就けるとは限りません。関連しているところを探すと道が広がったり、自分がおもしろそうだと感じたところへ行ってみると、視野が広がったりすることもあると思います。当社はエンターテインメントが好きだったり、いろいろなことに興味を持てる人なら、とてもおもしろいですし、入ってからでも自分がやりたいことを見つけられると思います。(小野さん)

PHOTO
あらゆる空間に「光」を用いて付加価値をもたらすウシオライティングのビジネス。あかりからエンターテインメントまで、さまざまな可能性を秘めている分野だ。

マイナビ編集部から

社名から想像する「光」や「照明」を軸に、LED電球から舞台照明や産業用照明などさまざまな機器を取り扱うウシオライティング。扱うのは自社製品もあれば海外の製品もあり、メーカーと商社・代理店機能の両方を併せもつ。今回はその中でも映像機器であるプロジェクターに携わる2人にお話を聴いた。
普段、私たちがライブや演劇などのステージ、テーマパークなどで目にしている映像は、単なる映像ではなく、プロジェクションマッピングなども取り入れられていてどんどん大がかりになっている。それを支えているのが同社が扱うプロジェクターであり、プロジェクターや音響機器を含めた全体のシステムである。一般に決して見えることはないが、同社のような企業の製品や活躍があって初めて、コンテンツを観客に見せることが可能になり、そこに喜びや楽しみが生まれる。まさにエンターテインメント業界を支える存在であることに感動を覚えた。また、若手社員2人に任されている業務範囲の広さや向上心の強さにも驚かされた。
社内の福利厚生をはじめ、社員の働きやすさやプライベートにも配慮した制度が整えられており、労働環境も良好のようだ。
照明に興味がある人だけでなく、エンタメ業界に関心がある人にも見逃せない企業であろう。

PHOTO
1つのプロジェクトのように、チームとしてさまざまな社員がリリースまで関わることになる。そのため部署の垣根を超えた密なコミュニケーションが社風として根づいている。

トップへ

  1. トップ
  2. ウシオライティング(株)【ウシオ電機グループ】の取材情報