最終更新日:2025/3/1

森永乳業クリニコ(株)

  • 正社員

現在、応募受付を停止しています。

業種

  • 食品

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

食べる楽しさを提供しながら、QOLの向上に寄与する商品で医療・介護をサポートする

PHOTO

入社7年目、同期の中堅社員が語る仕事への思いと職場の魅力

仙台の拠点をベースに、それぞれ山形県、福島県の病院や介護施設を担当する同期の中堅社員。NR(栄養情報アドバイザー)として奔走する2人に、人々の健康を支える仕事のやりがい、そして今後の目標を伺った。

田中 秀汰
東北営業部 仙台支店/2018年入社(写真右)

大山 夏実
東北営業部 仙台支店/2018年入社(写真左)

未来の後輩へのメッセージ

「営業担当としての基本的なルールはありますが、“こうしなければいけない”ということは、当社にはありません。個性を活かしながら活躍できる場があります」(田中さん)
「私が感じている当社のもう一つの魅力は、商品の味がおいしいことと、開発にあたってのコンセプトがしっかりしていること。提案の際にも強みになっています」(大山さん)
「上司も先輩も話しやすい職場ですが、同じ時に入社し、一緒に歩んできた仲間は格別。一生の宝物です!」(田中さん・大山さん)

【田中さん】お客様に満足いただき、利用者の方々にも喜ばれることが、仕事のやりがいです

私は当社のNR(栄養情報アドバイザー)という職種を担っています。病院や介護施設などに栄養補助食品・流動食・介護食などの情報を提供し、商品をご提案することが仕事です。入社から6年間、北陸営業所で富山県を担当。今年、希望を出していた仙台支店に異動となり、山形県のお客様を担当しています。私は出身が滋賀県で、大学で青森県、社会人1年目で石川県へ。その土地ならではの経験や出会いを得られたことに楽しさを感じてきました。そういった意味では、当社は全国に拠点があるため魅力的です。

それぞれのNRが担当の病院・介護施設に訪問してニーズや課題に応える、というのが私たちの業務スタイル。ご要望にスピーディーに対応すると同時に、ご期待以上の提案ができるよう、私は相手の話をしっかりと聞き、理解することを意識しています。入社して日が浅い頃、一生懸命提案したつもりが、採用に至らなかったことがあります。数年が経ち、再び同じお客様へ提案する機会があり当社の商品をご利用いただけることになりました。これまでの経験を経て相手が求めるものを引き出せるようになったと、自分自身の成長を実感しました。

介護施設のお客様から、「利用者様が、喜んで飲んでくれている」と嬉しそうに報告いただいた時のことは忘れられません。医療従事者の方に満足していただけるだけでなく、利用者様のQOLを高める一助になっているという実感が湧きました。サッカーをしていた高校時代、スポーツ栄養の話を聞き、関心を抱いたことが、今の仕事に就く原点となっています。食事に制限のある方々に食べる楽しさをお届けする仕事に就きたいと思い入社を決めましたが、その願いが一つ叶った気がしましたね。

私は今年からリーダーに昇格し、どうすればチームが円滑に動き、目標を達成できるのかと、まさに試行錯誤の真っ只中です。日々、後輩の悩みやメンバーの課題を聞き、フォローすることに力を入れています。プライベートは、1歳になる子どもが中心の生活です。忙しい毎日ですが、フレックスタイム制や直行直帰が認められているため時間的な融通がきくことと、休みが取得しやすいことがとても助かっていますし、普段から子どもの食事や入浴などができる時間に帰れるようにスケジュールを組んで動いています。仕事も家庭も、充実した毎日です。

【大山さん】お客様に合わせて情報提供の仕方を変え、きめ細かな提案を行っています

大学在学中、病院や介護施設での実習があり、そこで栄養補助食品など、医療や介護を支える食と、それを販売するメーカーのことを知りました。入院していた祖父が、少量の食事でさえ食べられずに衰弱していった昔の記憶が蘇り、こうした食を普及する職に携わりたいと考え、当社に興味を持ちました。知識面でハードルも感じていましたが、OG訪問でお話しした先輩が「大変なこともあるけど、それをフォローしてくれる先輩社員や支店の雰囲気のおかげで楽しいと感じることの方が多い」とおっしゃっていた、そのキラキラした姿に憧れ、入社を決めました。

入社当時は多様な商品や、栄養に関する知識などを覚えることに大変さを感じました。しかし、誰かの役に立つ仕事のために勉強したいという思いがあったので、自然に学ぶ意欲が湧いてきました。それには、同期の存在も大きかったです。新人のうちは、全国の拠点から同期が一堂に会して行う研修があります。同期と情報交換できる場でもあるので、等身大の自分を見せ合い、お互いの頑張りを知ることで、自分も頑張ろうという気持ちになれるのです。

私は、同期の田中さんと同じNRとして入社して3年間は宮城県、その後は福島県の病院や介護施設を担当しています。入社当時は、一方的に商品を勧めるような自分主体の提案になっており、中々製品の良さをお客様に伝えることができませんでした。その悩みを上司に相談した際に、「大山さんが来たら有意義な時間になる、と思ってもらえるには『話す』以外に何が大事か考えてみてごらん」という言葉に、相手の話に耳を傾ける『傾聴力』の大切さに気づかされました。必要な情報提供をしてくれる人、的確な提案をしてくれる人になるためには、しっかりと話を聴き、何を欲しているかを理解することが必要だと教えていただきました。

しっかりと話を聞くことと同時に、どのような病院、どのような形態の施設で誰と面談をするのかを把握し、相手に合わせて話し方や情報の内容をアレンジすることを心がけています。それが自然にできるようになると信頼関係が深まり、提案に対して納得していただくことも増え、結果もついてくるようになりました。つい面談時間が超過してしまうことがありますが、そのような時でも「大山さんとの時間は有意義だから気にならなかった」などと言葉にしていただけることが何よりも嬉しいですし、今、一番やりがいを感じています。

風通しが良く、コミュニケーションの活発な職場で、同僚たちと語り合い、それぞれが目指すこれから

【田中さん】
■風通しの良い職場です
私は2拠点で勤務してきましたが、いずれの職場も若手社員が第一線で活躍していることが特徴だと思います。各NRとも日中は外出しているので、常に一緒にいるわけではありませんが、夕方戻ってくると「ちょっと困っているんだけど、どうすればいいと思う?」などと同僚に気軽に相談できますし、先輩も丁寧に教えてくれる風通しの良い職場ですね。普段もフットサルをしたり、イベントを企画するなど、プライベートで集まって年齢に関係なく楽しむような間柄です。もっとも、いずれも自由参加。お互いに尊重し合っていることも当社の風土ですね。

■リーダーとしての目標
この4月からリーダーとなり、今、目標としているのは、チームのメンバーそれぞれが、自分の力を自由に存分に発揮できる環境を整えていくということ。全員が目標に向かって同じ気持ちと熱意で取り組んでいくモチベーションをもてる職場、体制づくりを進めるとともに、切磋琢磨して一人ひとりが成長できるチームをつくっていきたいですね。そうすることで、より大きな成果を生み出すことができると思いますし、お客様に対してより良いサービスを提供できると考えています。

【大山さん】
■誰とでも気軽に話せます
とにかく、普段から会話が活発な職場ですね。田中さんも話しているように、誰とでも話しやすい雰囲気がありますし、嬉しかったことも失敗も悩みなども気軽に言い合える環境です。出張に出ている人がいたり、時短勤務のメンバーもいたりして、支店全員が集まる機会が少ないなか、私自身、顔を合わせたメンバーとはコミュニケーションを図るようにしていますし、親睦のために行うイベントにも積極的に関わっています。

■後輩の成長を支えたい
早いもので、気がつけば私も入社7年目。中堅社員と呼ばれるようになるなか、自分自身の仕事はひと通りできるようになってきたので、後輩の指導・教育にも、しっかりと取り組んでいきたいですね。新入社員や若手社員が年次に距離を感じてしまわないように、自分自身の経験も振り返り、後輩の心情に寄り添いながら育てていければと思っています。

学生の方へメッセージ

栄養補助食品や流動食などの知識を有し、医療・介護従事者の方へ情報提供をおこなうNR。「これまで栄養学とは無縁だった私に勤まるだろうか」という不安が頭をよぎる方もいるかもしれません。でも心配はいりません。NRになりたいという強い意志さえあれば、専攻学部を問わず誰でも活躍できるフィールドがあります。

当社では社内研修制度が充実しており、NRに必要な知識は、入社後の研修で身につけることができます。新入社員は、入社後、約1カ月間の新入社員研修の中で、社会人としての意識を醸成し、ビジネスマナーを習得していただきます。新入社員研修後、5月から9月末までは、業務の流れを学ぶ現場研修を実施し実務的な知識を身につけていきます。メンター制度やOJTにより先輩から 直接指導を受けるほか、日々の営業経験を通して、クライアントである医療・介護従事者の方から教わることも多くあると思います。加えて、現場での実務経験を踏まえた上での成長支援として、年6回の新入社員フォローアップ研修を実施しており、本社と現場の双方で新入社員の成長をバックアップする体制が整っています。

社会貢献と自己成長が実現できるNRの仕事。自分で考え工夫しまずやってみようという挑戦心がある人、周囲を巻き込みながらつながりを大切にできる人を仲間としてお待ちしています。
<採用担当 片野さん>

PHOTO
これからの当社を創っていくのは皆さん自身。日々の努力を惜しまずに成長していこうとする方、食の力で社会に貢献したいという情熱を持った皆さんをお待ちしています。

マイナビ編集部から

同社は創設期、医薬品や健康食品までを含めて幅広く事業展開していた。転機となったのは1979年の国の医療機関と共同研究・開発した流動食「MA-3」の製品化。食品タイプの流動食が普及していない当時、いち早い製品化は患者の病態改善に栄養が大きく関与することを知る、医師や栄養士をはじめとする医療従事者にこぞって歓迎された。メーカーとして国の医療機関と共同開発したのも快挙といえよう。そこから同社は、森永乳業株式会社の病態栄養部門として再構築。1997年、流動食と栄養補助食品の開発・販売に特化した専門会社として新たにスタートし、2024年には「森永乳業クリニコ」へと社名を変更した。

同社の強みは幾つもあるが、1つは森永乳業グループ病態栄養部門として、安全性と品質の確保に努め、高品質な商品・サービスを提供している森永乳業と密に連携していること。そしてもう1つは、NRと呼ばれる営業職の存在だ。医療や介護の最前線の現場で、今求められるものを理解し、最適な製品を提案する仕事は、医療や栄養などの専門知識が不可欠だが、それだけに他にはない達成感が得られる。インタビューをした2名の社員からも「社風はフランクで教育研修制度も整っているので、専攻学部が異なる人でも大丈夫」との話が伺えた。同社のような働き方が、これからの時代に求められる仕事であることは間違いないと感じられた取材だった。

PHOTO
本社は東京都目黒区の森永乳業グループが入居するビルの3階にある。製品開発から製造・品質管理・物流まで森永乳業との連携体制が整っている。

トップへ

  1. トップ
  2. 森永乳業クリニコ(株)の取材情報