AGCテクノグラス(株)

最近の業務で一番メインとなっているのは、このところよく耳にするDX(デジタルトランスフォーメーション)に関したものです。
製造現場で動いている各種生産設備の情報を収集し、社内のデータベースサーバーに送り込む。そのための機器の設置からプログラム作成といった、一連の業務を行っています。
弊社では比較的、自分たちで何でもやる精神が強く、初めてやる業務は一から十まで自分たちで調べながら挑戦し、スキルUPしながら会社の利益に貢献できる体制になっています。

仕事で大切にしている事は「コミュニケーション」です。
どんなに仕事ができる人でも「一人」では仕事ができません。自部署はもとより他部署や、場合によっては外部のメーカーさんといった、たくさんの人たちと仕事をすることになります。
一般的には「報告・連絡・相談」といったものを想像されるかもしれませんが、
私の場合は、仕事の話ばかりではなく趣味の話や昨日の晩御飯といった、たわいもない話を大切にします。こういった会話を通じてお互いを知ることで人となりが分かり、円滑な業務につながると考えています。

樹脂成形の工程に導入したデータ収集システムが一番印象に残った仕事になります。
弊社では普段、1つの仕事を複数人で分業して完了させるのですが、
その案件は企画から立ち上げまでを一人で担当しました。

既存の設備から収集したいデータを洗い出し⇒
設備のレイアウトと扱うデータ量を加味した機器の選定⇒見積り取得⇒
工事計画の立案⇒工事日程の調整⇒収集プログラムの作成⇒デバッグ⇒立ち上げ。
といった一連の業務を行い、中には社内では初めてとなる、
タブレット端末との連動や無線を使った遠隔モニタ等の新しい事にも挑戦しました。

現在では無事に完了し、生産設備の稼働状況や良品・不良品の発生数、異常の発生といった
様々なデータを毎日リアルタイムで表示できるようになりました。

まず入社時に必要なスキルについては「ありません」。
全て会社に入ってから覚えることが出来るので、
学生時代は自分の好きな事を全力でやっていただければよいと思います。
入社後については、機械系ではCADや機械設計の知識、
電気系であれば生産設備を動かすプログラミングのスキルが必須で、
共通事項として各種安全に関する知識を習得していきます。

適正については、「好奇心」と「柔軟性」だと思います。
設備技術部の業務は、小さな生産設備から工場建屋の建築までと非常に多岐にわたり、
その時々で必要とされる知識やスキルが変化します。
一見必要なさそうな技術や他の人の業務にも興味をもって積極的に知識として蓄える事や、
一つの仕事にこだわり過ぎずどのような仕事でも受け入れる柔軟性が必要だと思います。