AGCテクノグラス(株)

溶融成形後に粗削りしたガラスを製品の形まで研磨し、
表面を鏡面に仕上げる加工の工程改善を担当しています。

既に立ち上がっている量産工程の中で、課題点を発見し、
よりコストが低く、製品不良が少なく、
作業員にとって簡単・安全な作業にどうすれば転換できるかを考える業務になります。
また、開発部署から降りてきた新製品を量産展開する為、
製造への橋渡しとして工程の細かな設定を決定する仕事も行います。

新しい製品の工程フローを組み立てる仕事が、現時点では印象深い仕事です。
既に量産工程が確立している製品と似ていても、
ただ同じ工程を適用するだけでは材料性質の違いにより工程は上手く立ち上がりません。

問題点を一つ一つ解決していくために試験を重ねてデータを着実に積んでいき、
少量試験でしか成り立たなかった工程が、
量産にも通用する技術へと少しずつ昇華していく感覚に面白味を感じます。

学会で提出する要旨や報告会に使用する資料を、
いかに相手に分かりやすく作るかを意識する機会が沢山ありました。

資料の作成途中、これでも理解できるだろうと妥協した結果、
こちらが伝えたかったことが相手に伝わらなかったことが多かったです。
自分の研究・検討している内容を、全く知らない人に概要から説明するスキルは、
就職してからも活用する機会が多いスキルになります。
業務の内容や進捗を伝えた結果、他人との知識共有で重要なヒントが得られ、
滞っていた仕事が進むことも多いです。
他人との知識の共有をスムーズに行えるのは、大きな武器になると思います。