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最終更新日:2025/5/26
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部署名技術センター部材グループ
仕事内容ガラスの硝材開発(原料の調合レシピ、溶解、成立条件の立案)
携帯電話やデジタルカメラ等に使われる視感度補正フィルターの硝材開発を行っています。写真を撮る際に不要な赤外波長の光をフィルターによって吸収することで綺麗な写真を撮ることができる部品です。現在はお客様の要望に応えた新たな付加価値を付けたガラスを日々模索しています。開発業務は「仮説→実験→評価→考察」のサイクルを繰り返し行い、目標の特性に沿ったガラスを見つけ出します。研究テーマは異なりますが研究の進め方自体は大学の研究室と同じです。開発を進めるにつれ解決すべき課題も山のように増えていきますが1つ1つのパラメータを調査し、要因を突き止めることができる根気強さが求められます。硝材開発は優れた特性のガラスを作って終わり、というわけではありません。その後の成形~加工~成膜まですべての工程に携わり不具合がないか確認していくので広い範囲の知識が求められます。しかしながら専門的な知識をすべての工程で網羅することは難しいので知識・経験豊富な先輩を見つけ、協力していただけるような良好な人間関係を築いておくことも仕事を円滑に進めるための大切なポイントです。
お客様の要望を満たすガラスの開発を任され、目標達成のために注力しましたが、生産性やコスト等様々な理由から開発を断念した経験があります。仕事に失敗してしまったという気持ちで自分の力不足を実感し悔しい思いをしたのですが、先輩方からは予想外にポジティブな意見をたくさんもらいました。「開発は失敗の連続であること」「うまくいかなかったという経験も自分自身の成長のために大切なステップであること」「得られた結果は将来の開発の手がかりになる大切な宝であること」。開発においては必ずしも最適解が見つかるとは限らず、解が見つからないという結論も立派な結果です。もちろん開発内容を振り返って反省点を探し次に生かすことは大切ですが、一度の失敗を引きずらずに次の開発に全力で挑める切り替えの早さは大切なスキルの一つだと学びました。また、普段は営業を通じてお客様の要望を確認しますがこの時は直接お客様とお話しすることができ、依頼の背景、何を重要視しているか等、具体的にディスカッションすることができ、お客様目線で何が求められているのかを学ぶ良い機会となりました。
開発を進めるには知識力、発想力、遂行能力も大事なスキルですが、良好な人間関係の構築、そしてリーダーシップといった対人スキルがとても重要です。開発テーマに対して主軸は1~3人と少人数で仕事を進めることが多いですが、各工程で様々な部署の方に試験に協力していただいています。多くの方に協力をいただきますが全体の舵取りは自身が行わなければいけません。しかし部署をまたぐとお互いの情報が伝わりにくく、意図がくみ取れずにすれ違ってしまうことがよくあります。うまく連携をとることが難しいため、全員が同じビジョンを持って取り組めるように自分が中心となり、周りの人に呼びかけていく必要があります。また、ただ自分の理想を語って指示するだけではなく、協力者の立場、意見もくみ取りながら、お互いが納得できる案を探ること、そして「この人のためなら協力してあげよう」と思ってもらえるような信頼関係を築くことが重要です。