最終更新日:2025/7/23

オリオン機械(株)【ORION】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 機械
  • 機械設計
  • 精密機器

基本情報

本社
長野県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

自社ブランドの完成品メーカー。若手が活躍、成長しています!

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研修も充実。ものづくりは、人づくりから。

酪農機械、産業機械を柱として自社オリジナル製品を作り続けているオリオン機械。新人研修やものづくりへの思いを、3人に聞きました。

会社は穏やかな雰囲気で社員一人ひとりがものづくりに挑んでいます。仕事は初めてのことばかりで不安に思うものですが、新人にも丁寧に教えてくれるので安心して働くことができます。

左:K.C/空調システム技術部 空調開発グループ 2018年入社
中:M.M/総務部 人事教育グループ 係長 2007年入社
右:N.K/電子技術部 ソフトウェアグループ 2020年入社

取材者のプロフィール

「以前、子どもの保育園のクラス役員になり、行事の企画・段取り・準備・開催する中で、仕事での経験が役立つと実感しました。(M.M)」
「会社はフォローしてくれる上司がいて、先輩も優しい。働き心地が良く、恵まれた環境にあります。地元の誇れる会社です。(K.C)」
「面接を受けた時、雰囲気がとても良くて、自分のやりたいことができそうだと思いました。私にとって長野は初めての土地でしたが、その印象で入社を決めました。(N.K)」

会社や仕事を知ることはもちろん、同期のつながりや同期同士の高め合いも大切にしながら新人研修を実施

総務部人事教育グループの係長となって1年、主に新人研修を担当しています。会社の状況によって新人研修期間は3カ月から6カ月と変動し、コロナ禍では内容にも変更がありました。新人研修の目的は、学生から社会人への意識改革です。社会人としての基本的なマナーを学び、オリオングループの社員として会社のことを知り、また今後仕事をしていく上で大切になる社会人基礎力を身につけます。その後は生産実習で実際に現場に入って製品の組み立てを経験し、そこで人脈づくりをするというのも研修の大きな目的です。研修で人を知っておくと、実際に配属になった際、他部署であっても仕事の助けになることがあります。また、製品の組み立てではそこで改善点を見つけるという、課題発見力を鍛えるような研修もあります。研修では同期のつながりを作ることも大事であり、そのために例えば研修の一部分を新人たちが役割を決めて自主運営するという仕掛けも考えています。そこで互いをさらに知っていくことでつながりも強くなり、高め合う存在になってくれたらと思っています。私自身もそうですが、仕事をしていく中では同期の存在はお互い励みになります。

入社から16年になりますが、この仕事をするにはどんな意味があるのか、その目的を知って仕事をするとモチベーションが上がるということを感じています。経験がまだ浅い頃は、新しいことが出てくると、どうしたらいいんだろうと思うことが多くありましたが、最近は年齢や経験を重ねてきて自分の軸というのがだいぶ出来てきたので、そういう意味で積み重ねというのはとても大事だと思います。また、仕事というのは課題が解決するとまた次の課題が出てきて、なかなか落ち着く時がないなと思いながら、それでも自分の限界だと思ったところを乗り越えた時は達成感を覚え、やりがいになっています。

新入社員は入社3年目までは人事でしっかり見るようになっているので、フォロー研修をしながらみんなの様子を見ています。社内報で新製品に携わった社員が掲載されますが、そこで新人の顔や名前を見ると「活躍している、頑張っている」と嬉しくなり、それは新人研修に携わる者としてやりがいにつながります。毎年、どんな新しい人たちに出会えるのかも楽しみです。
(M.M/総務部 人事教育グループ 主任 2007年入社)

以前できなかったことが、今日はできる。わからないことを乗り越えていくところにやりがいを感じます

精密空調機器の新しい機種、モデルチェンジ機の設計開発をする部署に所属しています。入社後は1年半ほど生産実習や酪農営業実習などの新人研修があったので、設計開発の配属になって実質4年目、まだまだわからないことが多く、毎日が新しいことへのチャレンジです。少しずつ図面を描いていますが、自分が描いたもので板金が出来上がったりするのは喜びです。また、空調開発グループは新しい製品を実際に組み立ててからその機械の動作も見ていますが、設計通りに仕上がり、動作が意図した通りに動く際は感動します。大学ではまったく違うことを学んでいたので、設計開発は初めてのことばかり。試行錯誤しながら、先輩に一から教えてもらいながらの日々ですが、それを乗り越えて改善できた時は嬉しいです。また、仕事をしていると、様々な部署の人たちに支えられながら製品が出来上がるのを痛感します。部品の調達から板金の加工、配線・筐体の組立など、連携がうまく行くためにも、設計者は全体を見据えて指示を出すことが大切だと感じています。

入社して、思いもよらない仕事をしていますが、だからこそやりがいがあります。わからないことが毎日立ちはだかり、その全部を上司に聞くわけにもいかないので、まずは自分で考える、そこで駄目なら上司に聞く、そうしたことを一つずつ乗り越えていく、その繰り返しです。ただ、以前はできなかったことが今はできるようになっていると思うと成長を実感して、これからも頑張ろうと気持ちも新たになります。現在はまだちょっとした設計しかできないので、一つの製品を一人で考えて作れるようになるのが目標です。
私もそうですが、仮にその分野の専門的な知識がなくても、前向きに仕事に取り組めたら上達も早いと思います。予想外の驚きと発見がある刺激的な毎日ですが、わからないことがわかるようになりたいという気持ちが成長につながっていると思います。

オリオン機械は一つのことにみんなで向かっていくというものづくりの姿勢があり、とても働きやすい会社です。就職活動をしている学生さんにも、自分の専攻にかかわらず、ぜひ興味を持って見てほしいです。
(K.C/空調システム技術部 空調開発グループ 2018年入社)

先輩方のフォローで、学びながら仕事に向かう日々。ソフトウェアが想定通りに動くのは面白いです

仕事は製品を動かすプログラム作り、ソフトウェアの開発です。大学では機械系であり、ソフトウェア開発については最初はわからないことだらけという状態でした。ただ、元々設計をやりたかったので、ソフトウェア開発の基礎を学び、確実に知識をつけながら頑張っています。周囲もみんな優しく、わからないことについては先輩たちが嫌な顔一つせず教えてくれるのでありがたいです。

9カ月間の研修を経て現部署に配属され、2年目の春から新製品の担当になりました。エアードライヤーという圧縮した空気の水分を取り除く機械、そのソフトウェア開発です。先輩に教わりながら作成を進め、その年の秋にソフトが完成したときは喜びが大きかったです。
面白いのは、プログラム通り、想定通りにソフトウェアが機能すること。製品のソフトを作ってパソコンで打ち込み、それを「基板」というものに書き込むとソフトが動きます。自分が考えて打ち込んだものがそのままその動きをするというのが面白く、やりがいを感じます。苦労しているのは、わからないことが多いというところ。職場では一日中パソコンに座って考えながら、先輩方のフォローを受け、学びながら業務に取り組んでいます。だからこそ自分で納得がいった時は嬉しいし、次への励みになります。そして、現在はわからないなりに先輩に助けられながら仕事をしていますが、10年、20年後、今度は私が後輩に教えることができるようになれたらと思います。

私は初めてのことへの挑戦という形で仕事をしていますが、実感として、専門的なことがわからなくても学ぼうという気持ちがあれば大丈夫だと思います。学びながらやってみよう、やっていこうという心持ちの人にぜひ仲間になってほしいですね。学ぼうとする人のことは周囲で助けてくれます。オリオン機械は、新しいものをつくっていこうという姿勢があり、ものづくりが好き、こんなものが世の中にあったらいいなというアイディアのある人を歓迎します。
(N.K/電子技術部ソフトウェアグループ 2020年入社)

学生の方へメッセージ

オリオン機械ならではの充実の研修があります。

最近はコロナ禍で実施できていませんが、営業実習といって酪農機械を使っているユーザーの酪農家さんを訪問し社会人マナーを実践したり、酪農家の仕事を知ったりという研修もあります。自社の製品が使われている現場を知ることは重要であり、部署配属後の仕事や心構えにも役立つものとなります。基礎研修はもちろんですが、人づくりを目的にした様々な内容があるのが、オリオン機械の新人研修です。 
(M.M)
研修は現場での実習があり、私の場合、工場に知り合いが増えたのはありがたかったです。業務のなかで「このことを誰に聞こうかな」という時、研修でお世話になった人がいたので、横のつながりがあって良かったと思いました。研修はまさに財産になりました。
(K.C)
私の年の研修は入社した年の12月までで、年明けに配属になりました。印象深いのは「ヒートポンプについて学ぼう」という研修で2グループに分かれ、みんなで進捗を報告しながらいかに成果を出していくか頑張ったこと。配属で業務に就いてしまうと同期で何かを一緒にやる機会はほぼないので貴重な機会でした。同期同士、互いに高め合える研修があるのはありがたく、嬉しいです。
(N.K)

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悩みを相談し合ったり、仕事の状況を聞いたりと、実際の業務に就いてからも同期の存在は励みになる存在。新人研修は互いを知る良い機会になります。

マイナビ編集部から

オリオン機械は創業が1946年。1957年に国産初となる搾乳機の開発に成功、自社オリジナル製品として初めてのヒット製品となった。製品の柱は酪農機械と産業機械だが、今後も自社ブランドの完成品メーカーとしてどんなものを世の中に送り込んでいくのか注目と言える。特長としては、大手メーカーが手がけていないニッチな分野にターゲットを絞り、ユーザーに合わせた製品づくりをしていること。「環境・省エネ・省力」をキーワードに、他社にはない付加価値を提案する研究開発型開発というのは、ものづくりをしたい、発想力を活かして世の中にまだないものを作ってみたいと考える若手には魅力ではないだろうか。
また、ものづくりをするには人づくりが重要という考えから、同社では研修にも力を入れている。新人研修の期間が会社の状況によって変動するとはいえ、決して短くはない時間の中で新人たちは会社を知り、各業務を知り、先輩たちを知る。単なる机上の研修に終わらないというのは新入社員の今後の仕事にとっても心強いことであり、そうした研修内容から会社の新しい人材への期待も伝わってくる。地元出身者はもちろん、ものづくりを志望する人にはぜひ知ってもらいたい企業だ。

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開発設計から生産、販売、アフターサービスまで一貫してできるのがオリオン機械の強み。「感動を呼ぶ製品をめざそう」をテーマに社員一人ひとりが仕事に取り組んでいます。

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