最終更新日:2025/6/11

社会福祉法人希望の家

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 福祉サービス

基本情報

本社
兵庫県
残り採用予定人数
3

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

障害を持つ人と深くあたたかく関わることで得られる喜びが、自分自身を成長させる

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休日休暇や賞与など働く環境も充実。プライベートも満足!

宝塚市を拠点に、身体や心に障害を持つ人の日常生活を支える事業を展開している社会福祉法人「希望の家」。新卒採用にも関わっている若手職員のみなさんが感じているやりがいやキャリアアップを紹介します。

■井上奈波さん<写真中央>
2022年入職
希望の家グリーンホーム 相談兼生活支援員
文学部 心理・社会福祉学科卒業

■尾田瑞希さん<右>
2022年入職
希望の家ワークセンター 相談兼生活支援員
保健福祉学部 保健福祉学科卒業

■橋本実季佳さん<左>
2024年入職
希望の家グリーンホーム 相談兼生活支援員
文学部 心理・社会福祉学科卒業

若手職員の活躍を紹介

「利用者さんの日常を支える仕事は、身体の状態はもちろん個性を知ることも大切です」と井上さん。「希望の家」は40代から60代まで幅広い世代の利用者さんの生活の場だ。
「わからないことがあれば、上司に聞く姿勢は変わりませんが、自分で判断ができることが多くなった2年目からは利用者さんとの会話が増えました」と尾田さん。
「利用者さんの表情や言葉から、『いまはこうしたいのだな。きっとこんな気持ちなのだな』と想像ができるようになると、この仕事はどんどん楽しくなります」と橋本さん。

支援員の仕事と施設サービス管理責任者の補佐を経験することで、利用者さんに接するときの引き出しが増えた

祖父に介護が必要になったことがきっかけで、福祉の仕事に就きたいと思うようになり、社会福祉を学べる大学に進学しました。施設見学を通して知った「希望の家」は、子どもから大人まで幅広い年齢層の利用者さんが日常生活を送っている施設です。当初は相談員をめざしていましたが、まずは支援の現場で経験を積みたいと思い、相談員の仕事も経験できる「希望の家」に入職しました。
仕事を覚えることで精一杯だった入職1年目、心強かったのはチューターの存在です。チューターの支援方法を学ぶ中で、「私も利用者さん一人ひとりの性格や特性に合った支援ができるようになりたい」と強く思いました。2年目の秋からは施設サービス管理責任者の補佐を任されるように。利用者さんのご家族へ利用者さんの状態を知らせたり、入所を希望する方に施設を案内したり、入所時の契約書の取り交わしや行政との連絡などを通して仕事の幅がぐんと広がりました。直接支援や介護を行っていたときは、「利用者さんに関わっているのは私たち支援員」と思っていましたが、いまは利用者さんのご家族や市町村、介護用品の会社など、さまざまな人や社会の仕組みが利用者さん一人ひとりを支えているのだということに気がつき、幅広い視野で介護を見つめ直すことができました。
施設内の行事は入職2年目から6年目の職員が中心になって企画をします。最近実施をしたのはメイクレッスン。化粧品メーカーに協力を求め、利用者さんが無理なく楽しめるメイクを施設内で指導してもらいました。実施するまでには、私たちがどこまで利用者さんの援助をすれば良いのかなどを化粧品メーカーの担当者さんと話し合い、準備を進めました。当日は、日頃手を動かせない利用者さんが手を動かしてメイクをする様子を見られたり、色とりどりのメイク用品にワクワクした表情を浮かべる利用者さんの姿に、私たちもうれしい気持ちでいっぱいになりました。
入職した頃は先輩の支援方法を見て真似ての繰り返しでしたが、入職3年目を迎えたいま、自分なりの関わり方を見つけられたように思います。支援員の仕事と責任者の補佐の両方を経験することで利用者さん一人ひとりに接するときの引き出しも増えました。これからも積極的に関わり、自分の中の引き出しを増やしていきたいですね。〈井上さん〉

障害も個性も異なる利用者さんへの支援を通し、多様な価値観を学べるのがモチベーションに

大学では社会福祉学を専攻していました。インターンシップに参加したとき、利用者さんと職員が明るい挨拶と笑顔で迎えてくれたことが、「希望の家」への入職を考えた大きな決め手です。
入職以来、比較的重度の利用者さんが多い「希望の家ワークセンター」に勤務しています。障害を持つ利用者さんの生活の支援は、最初はわからないことばかりでしたが、チューターや先輩たちから「わからないことがあれば聞いてね」と声をかけてもらえたことで、入職1年目を不安感なく過ごすことができました。最初は緊張しましたが、それぞれスキルや考え方の異なる先輩たちから教えてもらうことで、さまざまな考え方があることを知り、周囲のあたたかさを実感した1年間でした。2年目には施設で開催する行事の企画も少しずつ担当。新しい利用者さんも入所され、「わかること」が増えて落ち着いて行動ができるようになりました。同時に、私が主体になって進める場面も少しずつ増えてきました。たとえば、利用者さんの入浴介助。1年目は先輩の指示に従いながら行っていましたが、自分で判断をしながら介助ができるようになり、利用者さんとのコミュニケーションも深まり、自信もついてきました。
食事や入浴など日々の生活の支援は一見、同じことの繰り返しのように見えるかもしれません。実はそうではなく、常に「この方法ではどうだろうか」「こちらの方法が良いのでは」という視点を持ち、新しい方法にも挑戦しています。3年目のいま、利用者さんの状態を観察しながら、少しでも利用者さんのためになることを大切に日々過ごしています。
支援の仕事に就いて良かったと思うのは、利用者さんの楽しそうな姿を見られることと、「ありがとう」の言葉を聞けることです。身体の障害は利用者さんによって異なり、個性も異なります。「希望の家」は支援の仕事をする上で多様な価値観があることを学び、知ることができる施設です。これは私のモチベーションのひとつにもなっています。今後の目標は初心を忘れず、もう一歩を踏み込んで利用者さんのためになることに取り組んでいくこと。後輩もできたので気持ちが引き締まり、「がんばろう!」という思いが強くなりました。〈尾田さん〉

利用者さんと職員の会話を聞き、雰囲気の良さを感じて入職。プライベートを大切にできる職場環境にも満足

福祉に初めて触れたのは大学の授業でした。福祉は人の役に立つ仕事なのだと感じ、認知症サポーター養成講座を受講。福祉を深く学んでいれば、就職先にも困らないだろうという気持ちもありました。「希望の家」は就職フェアで知った法人です。「希望の家」に勤務をしていた先輩が大学を訪問してくれたとき、気さくに仕事内容を話してくれたことに興味を持ち、施設見学に行きました。たくさんの若手職員が利用者さんとコミュニケーションを取っている様子を見たとき、「いい感じの施設だな」と思い、若手職員と話す座談会にも出席しました。仕事内容や雰囲気を理解できたことや、複数の事業所を展開している法人なので、将来の選択肢が多いことも魅力でした。
新人研修は4月から11月まで実施され、実技研修では介護リフトの使い方や紙おむつの取替方法をはじめ、介護技術全般を学びました。大学は社会福祉制度全般を学ぶ学科だったので、技術を学ぶのは初めての経験。同期入職の職員とお互いに紙おむつの交換をしたのが特に印象に残っています。利用者さんの気持ちを理解でき、利用者さんの体位の交換のときは利用者さんの負担にならないようにしながらも、介護者である私たちの身体にも負担がかからないようにする技術を学びました。入職した頃は利用者さんとすぐにコミュニケーションを取ることは難しくもありましたが、積極的に話しかけ、あきらめずに挑戦することで徐々に意志疎通ができるようになったときは本当にうれしかったですね。
職場はほとんど残業がなく、私は入職以来一度も残業を経験していません。仕事が終われば、すぐに帰宅できるので、友だちとご飯に行くなどの予定を立てやすい職場です。
入職2年目になれば、私にも後輩ができます。最初は誰でも利用者さんと会話をすることに難しさを感じると思うので、自分の体験もまじえながら「こうすればスムーズにコミュニケーションを取れるよ」ということを教えてあげたいですね。自信を持ってアドバイスができる先輩になりたいと思います。〈橋本さん〉

学生の方へメッセージ

◎新卒学生のみなさんに向けた採用活動にも携わっています。学生時代には障害を持つ人と接する仕事はなかなか想像ができないかもしれませんが、利用者さんを支えることで笑顔になってくれて、私たちもその笑顔を見て楽しく働いています。企画の立案や実施など、若手職員が中心となって活躍できる。「希望の家」にはそんなフィールドがあります。〈井上さん〉
◎入職2年目になると、主体的に取り組む機会を積極的に与えてもらえる施設です。「まだ新人だから」と思わず、小さなことでも目標を持って取り組めば自然と成長につながります。心強い上司や先輩たちが若手職員を支えてくれています。〈尾田さん〉
◎「希望の家」は休日が多く、プライベートも十分楽しめます。私の趣味はバイク。生活にメリハリができ、給与にも満足しています。人と接する仕事は難しいことも多いですが、支援の仕事を通して「自分もこんなことができるんだ!」といううれしい発見があり、それは自信にもつながっていいます。障害のある人にどこまで接することができるのか、迷っている人もいると思います。「希望の家」は高い介護・支援スキルを持った先輩たちからさまざまなことを学べる環境。少しでも興味があれば、応募をして欲しいと思います。〈橋本さん〉

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利用者さんの満足を最重要方針に掲げている「希望の家」ではベテラン職員の豊富な経験を活かしながら、若手職員が中心となり企画・運営に携わる機会を積極的に設けている。

マイナビ編集部から

1961年に国際ワークキャンプの学生と宝塚市青年団などの努力により誕生した社会福祉法人が「希望の家」。宝塚市を拠点に、身体障害者支援施設の運営や発達障害者の支援などの事業を通して地域と連携を深めている、宝塚市になくてはならない法人のひとつだ。
注目したいのは若手職員の活躍ぶりだ。取材では「施設見学で利用者さんと職員が交わす会話の雰囲気が良かった」「先輩のサポートがあったから、不安なく新人の頃を過ごすことができた」などの声が聞かれ、同法人が若手職員の育成に力を注いでいることが伝わってきた。産休・育休が取得しやすく、年間休日も125日(2024年9月より)で、プライベートの充実が図れるように留意している。また、介護リフトやタブレットの導入により、職員の負担が少ない仕事環境を築き、給与や賞与においても「満足をしている」という声が聞かれた。
出身学科・学部に関係なく、「人と接する仕事に興味がある」「障害を持つ人と関わっていく仕事に興味がある」「地域に根ざした仕事がしたい」という思いを抱いた人であれば、同法人を選択肢に入れて欲しい。法人内外の研修も充実しており、無理なく着実にスキルアップができる環境が整っている。

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身体に障害を持つ人の支援を中心に、発達障害を持つ人の支援や就労支援などの事業を展開している法人。一人ひとりが明るく幸せに暮らせる地域づくりに貢献している。

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