私が大学3年生の頃は、公務員の試験勉強に励むとともに、各業界や職種を調べるなど、企業研究も並行して進めていました。1つの道に決めつけず、自分に向いているもの、得意が活かせそうな仕事を調べることが大切です。「人と話すのが好き」でも何でもかまいません。とにかく今の時期は、広い視野で社会を見つめてみましょう(高橋さん)。
企業研究の時期に、いきなり自分の進路を考えようとしても、難しいという学生の方も多いでしょう。そんな時は得意なことに打ち込んでみるべきです。実際、私は税理士資格に向けた勉強に励み、今の職に就きました。また各社を比較する際には、新卒入社の実績などから、年次の近い先輩がいるかどうかをチェックしてみるといいでしょう(中田さん)。
私の自己分析は消去法でした。これはできないと思うものを消していく中で、簿記の資格なら活かせると思い、会計事務所が頭に浮かんだのです。ちなみに税務・会計事務所といってもさまざまですが、幅広く学ぶにはある程度の人数がいて、チームで進めていける環境がベスト。どんな得意分野を持っているかもチェックしてみて下さい(山岸さん)。