最終更新日:2025/6/13

名古屋高速道路公社

業種

  • 財団・社団・その他団体
  • 設備工事・設備設計
  • 建築設計

基本情報

本社
愛知県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

身につけた専門性を活かし、名古屋の都市交通を支えていきます。

  • 理系学科系統 専攻の先輩

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”公社”だからこその安定基盤も魅力です!

「いつも近くに名古屋高速」を合言葉に、いつでも安全・安心・快適な道路サービスを提供する名古屋高速道路公社。若手職員もその信念のもと、学生時代の学びや仕事で習得したスキルを発揮し、業務に励んでいます。

★(写真左)M.Hさん/メンテナンス事業部 工事課/2023年入社
環境都市工学科卒。高専での5年間で土木系を中心に学び、大規模な修繕工事など、維持管理に興味を持ったことが入社のきっかけ。

★(写真右)R.Kさん/メンテナンス事業部 工事課/2024年入社
工学部社会基盤工学科卒。学生時代の専攻は土木系。規模も大きく、特殊な建設物である高速道路に携わりたいと入社を決めた。

★(写真中央)S.Oさん/メンテナンス事業部 施設課/2024年入社
工学部電気学科卒。大学3年生の夏に公社のインターンシップに参加。高速道路の多彩な設備で、電気のスキルを活かそうと志望した。

高速道路を“当たり前”が、私たちの使命です/M.Hさん

●多くの人や機器が動く工事現場
工事課では、高速道路のリフレッシュ工事や長寿命化に向けた高架道路の塗装、コンクリートの補修といった、メンテナンス工事を手がけています。その中でも、点検の結果をもとに、損傷の確認や修繕の必要性の判断、工事中の規制といった、安全管理を主に担当しています。
もともと高速道路パトロールカーが活躍するテレビ番組が大好きで、修繕工事を経てきれいになった道路を見たいと思って入社しました。まさに希望どおりの部署で、特にリアルな現場の様子を目にできたことは大きな喜びです。一方で、工事で大きな車両を用いたり、職人さんによる塗装を管理したりする業務は、入社前には想像もしていなかった新鮮な経験で、日々学びながら取り組んでいます

●実務を通じイチから学ぶ
これまでに、道路の舗装や鉄道上に架かる跨線橋のリフレッシュ工事、検査路からの水漏れ対策などに関わってきました。
まずは年間計画を立て、住民の方へ規制などの安全管理について説明するのが一般的な流れで、その後、点検から工事へと進めていきます。私の場合、1年目はそうした年間スケジュールや損傷の事例について学び、2年目から損傷の原因追求や管理・調整業務などを任されるようになっていきました。仕事を進める上で心がけているのは、誰に何をお願いするかを明確にし、責任の所在をはっきりさせることです。これがスムーズな業務運営のカギだと感じています。
鋼の構造などは、学生時代の学びが活かされているものの、基本的には入社後に学んだ知識が大半です。今もAIや新しい機械に関する外部セミナーに参加し、学びを深めています。

●今後もできることを増やし、地域に貢献していきたい
高速道路では、高い場所を車両が走っています。時には鳥が巣をつくっていることや、万が一コンクリートが落下すれば大惨事につながる恐れもあります。責任は非常に大きく、維持管理には大変な面もありますが、その分やり終えた時の達成感は格別。利用される方はもちろん、近隣にお住まいの方の安心・安全にもつながる仕事だと感じています。
今後は跨線橋の知識をさらに深め、延伸工事などがあれば、新しい道路をつくる工事に携わっていきたいです。

名古屋高速道路公社のココが魅力!

風通しの良さが気に入っています。部署内で気兼ねなく相談できるのはもちろん、仕事上の連携が必要となる、交通や広報の部署とのコミュケーションも万全です。

早くから任せてもらえる点が、仕事のモチベーションにつながります/R.Kさん

●積極性など、人間的にも成長した1年
私は工事課の一員として、桁と桁の間の伸縮を調整する装置の取り替え工事を担当しています。業者への発注業務に加え、道路の管理者や警察との調整なども行っています。入社前は新しい道路や設備をつくるイメージを抱いていたものの、それ以上に維持や管理がとても重要になることを、入社後に学びました
最初は何もわからず、何度も上司や先輩に質問したり、ルールを学びに現場にも何度か足を運んだりしました。上司からは「自主的に行動すること」の大切さを繰り返し教えていただき、そのおかげで引っ込み思案の性格もずいぶん変わったと思います。

●大切なのは、発注から工事へとスムーズにつなげること
仕事をする上で心がけているのは、常に逆算して考えることです。特に発注業務では、警察や道路管理者など、多くの関係者と調整を行います。どこかの段階で手間取ると工事全体が遅れてしまうため、締切を意識しながらスケジュールを組むことを意識しています。
また、私たちの仕事では、周囲との情報共有も欠かせません。以前、上司にうまく伝わっていなかったことがあったため、今では担当者同士で定期的にミーティングを開き、コミュニケーションの改善に努めています。

●連携プレーで高速道路を守る!
想定どおりに進まないケースも多々ありますが、それを見越して逆算し、余裕を持ったスケジュールで進行できた時が、一番のやりがいです。
また、高速道路は最初、大きくてどっしりと構えた建設物という印象を持っていましたが、実際は緻密で繊細な面もあることを知りました。例えば、伸縮装置から水が漏れると高架橋の下部が腐食するなど、一つの損傷がさまざまな部分に影響を及ぼすからです。そうした奥深さが、やりがいと挑戦心をかき立てています。
2年目は、できる限り先輩に頼ることなく仕事を進めていくことが目標。将来的には同期の中で、最も知識や経験が豊富な技術者を目指します。

名古屋高速道路公社のココが魅力!

私の同期は7名で、とても仲が良いです。また、部署の先輩もやさしい人ばかりで、特に席が近いM.Hさんには、よく相談しています。

設備保全を通じ、安心・安全に加えた便利さも提供しています/S.Oさん

●走行に必要な設備全般を担う
施設課では、ETCや監視カメラなど、高速道路上の設備の更新やシステムの改修を行っています。中でも、私は照明や情報板などの担当に所属しており、仕様の検討や更新計画の作成、警察や国交省との打ち合わせ、施工業者からの報告書チェックなどが主な業務です。デスクワークが中心ですが、状況確認のために現場を訪れることも少なくありません。
学生時代にインターンシップに参加し、ある程度は業務内容を把握しているつもりでしたが、実際に働いてみると、設備には電気の知識だけでなく通信系の知識も必要だと知りました

●わからないまま放っておかない姿勢を大切に
配属後は、各設備の役割や仕組みを学ぶことから始めました。設備の種類や必要な知識が多く、覚えることが難しかったです。今も完璧ではありませんが、わからないことがあれば、上司や先輩、業者の方に質問し、一つひとつ理解を深めるよう努めています。
また、1年目には情報伝達が遅れて周囲を慌てさせてしまった苦い経験があるため、報連相を特に大切にしています。
一方で、業務で使う高電圧などの基礎知識に関しては、学生時代の専攻が役立っています。ただ、法律に基づく基準が多く、不足している知識が多いため、外部研修を中心に学びました。

●利用者の立場で成果を実感
私は、消耗する設備に対して、点検や補修などのメンテナンスを行い、長く使い続けるという考え方に共感しており、それを実施できることにやりがいを感じています
そして何より、特に多くの方の目につきやすい設備を担当しており、私自身もプライベートで利用する中で、情報板などを見る際に達成感を覚えています
また、施設課は公社の中でも少数精鋭の部門です。そのため、若手であっても自分の考えや意見を言いやすい環境が魅力の一つです。
今はまだ担当を持ったばかりですが、2年目の今年はより良い工事を行うとともに、資格取得に向けた勉強にも励んでいきます。将来的には尊敬する先輩のように、多くの現場を円滑に進めるスキルを身につけることが目標です。

名古屋高速道路公社のココが魅力!

他部署の職員との距離の近さや、話しやすさが魅力です。特に工事課とは同じフロアなので、仕事だけでなく、プライベートの雑談もよくしています。

企業研究のポイント

企業研究の時期には専攻に捉われ過ぎず、企業のインターンシップなどに積極的に参加してみましょう。社会に出ると、専攻内容以外にも、仕事上で必要な知識やスキルを身につける機会ができます。少しでも興味が湧く内容なら、今の段階で自分の可能性を狭めるのはもったいないと思います。

例えば学生時代に土木を学んだ場合、その知識が活かせる業界はゼネコンや建設コンサルタント、官公庁などさまざま。建設コンサルタントであれば発注者のブレーンとして活動し、ゼネコンであれば実際の工事を担当することができます。一方、私たちのような公社では、県や市の外郭団体として、コンサルタントやゼネコンを監督・調整する役割を担っています。

どのような働き方が自分に合っているかも、この機会にぜひ探ってみてください。各業界や職種を深掘りすることも重要な学びの一つであり、やらされるのではなく、自ら考えて行動する習慣を身につけることが大切です。ちなみに当公社では、仕事体験やインターンシップを予定しています。ぜひ、ご参加ください。
(総務部 総務課 人事担当 M.T)

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「どんな仕事も、最初はわからないことばかり。だからこそ積極的に質問し、学ぶ姿勢が評価されます。一歩ずつ成長していきましょう!」と先輩たち。

マイナビ編集部から

今回の取材に登場した3名は、土木や電気を専攻していた理系学部出身者。学生時代の学びが、今の仕事にどのように活かされているかは、それぞれの話からよく伝わってきた。
そんな先輩たちが活躍する名古屋高速道路公社は、その名前のとおり、名古屋高速を中心に、都心アクセスの強化やメンテナンス、交通安全、渋滞対策、環境保全、お客様サービスの向上など、多彩な事業を展開している。

同公社は、社員数約230名の中、若手のうちから責任ある仕事を任されるほか、ジョブローテーションもあり、多くの部署を経験できるのが特徴だ。例えば施設課でデータ分析をしたり、工事課で維持点検の調整を行ったりといった経験を積みながら、自分の適性に合った仕事を見つけていける。

勤務地は名古屋市内に限られ、公益事業を担う機関として安定感も抜群。今後は、リニア開通を見据えた都心アクセス事業の推進や、愛知県が進める名岐道路の事業化に向けた計画・整備も予定されているという。今回の取材を通じて、若手職員を含め、活躍の場がさらに広がっていくことは間違いないと、期待感を強く感じた。

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同公社のキャラクター「ナコちゃん」は、名古屋高速のネットワーク図や公社の事業をイメージしたもので、平成6年に誕生。公募によって名づけられた。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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