最終更新日:2026/4/22

(株)アーテック

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研修・教育について伝えたい

新入社員全員が参加!アーテック恒例の『商品開発研修』とは

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文系理系は一切不問。誰もがものづくりの醍醐味を体感できます

今回取り上げるのは、アーテックではおなじみの『商品開発研修』です。テーマを選び、自分で考え、行動し、目指す商品を形にできるのが、この研修の面白いところ。社長、先輩社員にその醍醐味を聞きました。

■藤原 悦さん(画像中央)
代表取締役社長

■中原 龍さん(画像左)
法人事業部 営業課 主任/2019年入社

■上妻 里帆さん(画像右)
教育事業部 営業課/2024年入社

自分のアイデアが形になる面白み、やりがいを体感できる『商品開発研修』を行っています

当社では入社したすべての新入社員を「研究開発チーム」の一員として迎え、9カ月間の『商品開発研修』に参加してもらっています。この制度が始まったのは10年以上前で、当時営業として入社した新卒メンバーに商品開発に挑戦してもらったことがきっかけです。その時、幼稚園向けの知育玩具(プレイブック)が誕生したのですが、これが幅広い業界から注目を集めたことに手ごたえを感じ、それ以来、すべての社員に『商品開発研修』に参加してもらっています。

研修の流れは次の通りです。最初の1カ月間は競合他社の動向、自社の事業や先輩社員の取り組みの理解、各加工工場の見学および加工体験などを行い、ものづくりの流れや原価意識を身に付けます。その後、2カ月目に10のテーマもしくは学生時代に興味があったテーマから1人3~4テーマを選び、残りの8カ月間をかけて実際の商品開発に着手。テーマに紐づく分野を得意とする先輩がサポーターとして付くので、いつでも相談することが可能です。実際に多くのアイデアが商品化されており、珍しい粘土や海外の教科書に準拠した理科学教材、プログラミング教材などが上梓されています。また、生成AI技術を使った商品開発に挑んだ先輩達も既に存在し、学校の先生や保護者の悩みの種だった発表会用ドレスを破格値でつくる仕組みを生み出しました。2025年度からは生成AIもテーマに加わっているため、先端技術を活用した商品開発にもチャレンジすることができます。

研修終了後は『商品開発研修』で生み出した商品をそれぞれの配属先で自ら提案できるやりがいに加え、手がけた商品がメディアで注目される機会もしばしば。直近では、「関西ものづくり新撰2025」特別賞を受賞したプログラミング教材『アーテックリンクス』があり、2018年には、ロボットプログラミング教材『アーテックロボ』が「経済産業省ものづくり日本大賞」特別賞を受賞しています。実際にこの研修を受けた先輩達の声を以下に掲載していますので、ぜひ読んでみてください。
(藤原社長)

学生のみなさんへひと言!

ものづくりに不可欠なアイデアも原価意識も、すべて学べるのが『商品開発研修』です。文系理系を問わず、さまざまな先輩がものづくりを楽しんでいます。(藤原社長)

当社の営業は商品開発ディレクター。研修を通じ、その醍醐味を知ることができた

当社を志望した時から店頭物販に携わる法人事業部に興味があり、入社後の『商品開発研修』でも店頭で販売される商品をテーマに選びました。他にも図工の教科書に準拠した教材の商品開発も行いましたが、ここでは店頭物販商品として私が生み出したマジックハンド工作キット『かみつきドラゴン』について、また研修を通じた学びについてお伝えしたいと思います。

当社は学校教材・教育玩具のメーカーなので、主力となるのはやはり学校向け。しかし、私は一般向けの商品でヒットを生み出したいと思い、夏休みの工作キットとして前述のダンボールクラフトの商品開発をスタートさせました。最初は世の中の動向を知るためにネット検索で動画などをチェック。再生回数の多いコンテンツをヒントにダンボールを使ったマジックハンドに目を付け、実際に自分でつくりながら改善点を模索していきました。そこでひらめいたのが先端にドラゴンの顔がついているマジックハンドです。ターゲットとする小学生男子が「かっこいい!」とより興味を持ってくれると考え、開発を続行。競合他社の商品と見比べながら、価格、パッケージ、サイズ感などを決め、さらに必要な材料やパーツを自ら調達し、完成させることができました。

『商品開発研修』とはいえ、やることは商品開発そのもの。商品自体の企画、デザイン、材料の調達、原価やコストを踏まえた売価の設定、さらにパッケージデザインまで、すべて自分がイニシアチブを取り、必要各所と連携してものづくりを進めなければなりません。私達営業はひとり立ち後、自社の各部署および社外の協力会社を指揮するディレクターとなるため、その難しさと面白さを学べたのがこの研修だったと感じています。

私は現在、法人事業部のさらなる成長を目指し、店頭物販のチャネル拡大に取り組んでいます。すでに決定している “女性向け文具の祭典”への出展に加え、カプセルトイへの進出も模索中。『商品開発研修』で学んだものづくりの原点を忘れず、当社の新たな強みを生み出す挑戦を続けたいと思います。
(中原さん)

学生のみなさんへひと言!

これは私のチームの最新作『ダイナソースナップ』で、ダンボールクラフトとスマホアプリを連動させてゲームを楽しむ商品。好奇心をくすぐる私達のイチオシです!(中原さん)

学ぶ意欲を後押しする教材をつくりたい!研修を通じ、そんな気持ちが強まった

私は教育学部で学んでいたため、将来は学校の先生になろうと考えたこともありました。しかし、企業探しをするなかで一般企業の魅力に気付き、コンサル企業や商社など業種を絞らず幅広い企業を見るようになりました。そんななかで出会ったのが当社です。学習教材・教育玩具を手がける当社のインターンシップに参加し、「私はやっぱり教育に関わる仕事がしたい」と再確認。「子ども達に学ぶ喜びを与える教材を届けたい」と思ったことが、入社の強い動機になりました。

入社後、研究開発チームの一員として私が『商品開発研修』のテーマに選んだのは、店頭物販向けのファンシークラフトや図工の教科書に準拠した教材、幼稚園・保育園向けの科学知育ブック、海外向けの理科学教材です。例えば、知育ブックではバイオミメティクス(生物模倣技術)を取り入れた折り紙を考案。鳥の絵が描かれた折り紙を折り進めていくと、いつの間にか新幹線になっているという商品を生み出しました。面白かったのは、頭で思い描いていたものがそのまま形になったことです。社内の専門チームの力を借りながらお互いにアイデアを出して一つのものをつくり上げていくのですが、何度も「すごい」「かわいい」と感動する場面があり、とても貴重な経験ができました。

また、もう一つ印象に残っているのが図工の教材です。割りばしや竹ひごを使って立体物をつくる教材を開発したのですが、注力したのが竹ひごに代わる材料を見つけること。竹ひごは扱いが少々難しく、それが先生方の課題になっていたため、解決したいと思い取り組みました。調査を重ねて籐という植物を見つけ、商品化。この教材は代理店を通じて各校に採用されており、「先生にすごく興味を持ってもらえた」「面白いと言っていたよ」などのうれしい声が届いています。

私にとって『商品開発研修』の9カ月間は濃密、かつ盛りだくさんの経験ができたとても有意義な時間でした。マルチタスクでいろいろなことに携われたことで、営業としてひとり立ちした後に自分が何をすべきかを体感できたと感じています。
(上妻さん)

学生のみなさんへひと言!

自分で材料を切って、色を塗るのはちょっと大変。でもこのキットがあれば図工が苦手な子ども達も楽しくものづくりできるはず。そんな思いで生み出しました。(上妻さん)

学生の方へメッセージ

企業研究では、自分の力を生かせる場所、また自分の力で物事を発展させられる環境に注目して企業を選んでほしいと思います。気になる企業にその可能性があるか否かを見極めるには、たくさんの事業の柱や節があるのか、さまざまな文化が醸成されているのかを見ることが重要です。

たった一つの事業や技術で成長している企業も素晴らしいですが、もしそれが淘汰されてしまったら状況が一変してしまいます。しかし、多彩な事業の柱を持ち、多様な文化を認める企業は、一つの事業がダメになったとしても他の事業がそれを補うことができますし、多様な文化があるということは社員一人ひとりの個性や技術、アイデアが認められ、企業がそれをバックアップしているということ。一人ひとりの成長を組織の成長につなげている企業は、まだまだ伸びしろがあるのです。それともう一つ、社員の頑張りを給与に還元しているかどうかも見るべきポイントだと思います。

企業研究を行う際は、ぜひアーテックもその一社に加えていただき、みなさんの厳しい目で当社のリアルを確かめてみてください。
(代表取締役社長/藤原 悦)

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自社内の専門部署、社外の協力会社の方々とタッグを組み、目指す商品を生み出すのが営業のミッション。ものづくりを指揮するやりがいが味わえます。

マイナビ編集部から

暮らしのなかで感じる「あったらいいな」を形にすべく、アイデアを駆使した幅広い学校教材・教育玩具を生み出すアーテック。1960年に創業した同社はこれまで全国約3,000社の代理店を通じ、10,000種類以上の商品を幼稚園や保育園、小中高校、大学などへ届けてきた。また、近年は店頭物販にも力を注ぎ、店舗やネット通販を通じた拡販でも存在感を発揮。さらには学習教室の運営や理科学教材の海外版を生み出すなど活躍の幅を広げている。

今回の取材では先輩社員に加え、社長にもお話を伺うことができた。特に印象に残っているのは受賞歴の豊富さだ。経済産業省や日本ロボット学会から授与された賞は数知れず、メディアを賑わすものづくりで有名。また、大手のゲームメーカーや教材メーカーとコラボして生みだした体感型ゲームは、なんとクラウドファンディングで目標金額を大幅に上回る1221%達成でフィニッシュ。同社の目の付けどころが光る結果となった。

社員一人ひとりが自分のやってみたいことに主体的に取り組み、それを形にできるのが同社の魅力。「大きな裁量権を与えられ、自分のアイデアを自ら具現化できるのが面白い」とは、ある先輩社員の言葉。マイナビ編集部が取材を通して得たワクワクを、学生のみなさんにもぜひ味わってもらいたいと強く感じた。

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八尾市の本社内にある展示ショールームには、同社がこれまでに生み出した商品がずらり。もしかしたら、学生のみなさんが子ども時代にお世話になったものもあるかも。

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